2018年05月

ポルト(33)空港で雑誌を見ていると「お金を稼げる人になりたかったら心がけたいこと」という記事が載っていました。

そこには、「お金を稼げる人になりたいと思ったら、集団の中にいる時間よりも、ひとりの時間を大切にしたほうがよい!」と書かれていました。


その理由は、自分の人生を考えるには、一人で自分と向き合う時間が必要だからです!

皆さんが私のことをどう思っているかわかりませんが、私は基本的に群れません。

ポルト(30)組織や団体にも属さないようにしています。

若い頃、青年会議所に入っていたときも例会や委員会が終わればすぐに戻って、家で勉強したりハガキを書いていました。

例会の後、一緒に飲みに行かないことを悪く言う人もいましたが、そのときに集まって飲んでいたで人たちは、いまだに同じことをしているようです。

それを悪いと言うつもりはありませんが、もし私がその人たちと群れていたら、私もその人たちと同じような人生になっていただろうと思うのです。

ポルト(32)誤解がないように書いておきますが、私は「群れの経営」を説いているので、群れることを一概に悪いことだと言うつもりはありません。

ただ、自立していない人たちが群れてもプラスはないと思うのです。

私はこれまでいくつもの共同経営を見て来ましたが、ダメな経営者が集まると黒字になるどころか、舵が効かなくなって問題が起きるだけでした!

皆さんも若者の集団を見て「幼稚だな」と思ったことがあると思いますが、人は群れると周囲への配慮を失い、利己的になりやすいのです。

ポルト(20)集団になると、ひとりの時には働く「理性」や「洞察力」が機能しなくなりがちです。


そんな状態で、目に見えないビジネスチャンスや市場の変化に気が付くでしょうか?

自分ではそのつもりがなくても、「誰かが気付いてくれるだろう」という甘えが湧いてしまうものなのです。


また、集団の中にいると「皆も同じだから」という安心感が湧きます。

これがとても怖いことなのです。

ポルト(21)以前、ある組合で講演した時に、「組合に入ると同じ営業時間、同じサービス、同じ価格で経営することになります。

そうなると『みんなと同じことをしているのだから儲からなくても仕方がない!(俺は悪くない!)』という気持ちになるので気を付けてください!」と話したことがあります。

儲かっていない経営者は、儲かっていない経営者と群れたがります。

給料が安い人は、給料が安い人とよく遊んでいますし、ヤンキーはヤンキーとつるんでいます。

ポルトの夜景(1)その理由は、それがラクだし、自分が肯定されるからです!

だから、昨日の「世界は動いた」を読んでも、周りの人が何もしないでいたら、自分も何もしなくていいと思ってしまうのです。

まさに「赤信号、みんなで渡れば怖くない!」の心理です!

先日のCL(建設的な生き方)基礎講座には15名の方が参加してくれましたが、15万円もの参加費を出して参加するのに、CLを本気で身に着けようとする人が少ないのはなぜでしょう?

ポルトの夜景(5)私はCL(建設的な生き方)を学んで大きく人生が変わりましたし、収入だって15万円×15人ですから、5日間で225万円も(新卒者の年収分くらい)お金を集められるようになりました。

目くじら立てて「権利を使わなければ損だ!」と言うくらいなら、真剣に勉強してこうした資格をとった方が利口だと思うのですが、本気で身に着けようとしないのは、今が何とかなっていて、周りが変わっていないように見えるからではないでしょうか?

皆と一緒にいるとき、今の自分は肯定されます。

ポルトの夜景(3)しかし、それは自分の目指す目的地がないということでもあるのです!

いろいろな団体に入って、そこで役職がつくと偉くなった気持ちになる人がいますが、そうやって自分を誤魔化すのはやめた方がいいと思うのです。

人と群れていると、自分で考えないから人間が薄っぺらになり、没個性化しがちです。

それに対して、自分の目的に向かって歩いていくと、いろいろな現実と向かい合うため人間としての深みや個性が出てくるものです。

ポルトの夜景(6)自分のために入った団体のはずなのに、団体のために時間をささげている人がどれほどいることでしょう。

そういう生き方をしている限り成長はないと思うのです。

今日はポルトの朝日や夜景の写真です!

今日のひとこと
「一人で自分を深める時間を大切にしましょう!」


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ポルト(1)私は今、ポルトガルのリスボンに続く第二の都市、ポルトに来ています。

旧市街は急な坂が多いですが、とても狭いエリアですので十分に歩いて回れる範囲です。

今日はポルトの写真でお楽しみください!

ポルトガルの面積は、日本の国土の4分の1しかないということを先日書きましたが、人口はどのくらいだと思いますか?

ポルト(6)たった1000万人です!

日本の人口は約1億3000万人ですから、日本の13分の1しか人がいないのです!

しかも仕事がないので若者はブラジルやカナダに出て行っています。

ポルトガルからブラジルまでは、飛行機で5~6時間です!そのため更に人口が減る傾向にあるのです。

ちなみに隣の国スペインの面積は日本の1.3倍ですが、やはり人口は5000万しかいません。

ポルト(3)ヨーロッパでは人口が1億人を超す国はないのです!

ポルトガルに来て一番ありがたいことは、ワインなどの飲み物が安いことです。

レストランでもグラスワインは300円くらいですし、酒屋では750mlのワインが200円くらいで売っています。

大卒の給料が12万円を切るほど安いので、生活に必要なものはとても安くなっているのです。

ポルト(31)そんな国ですから国が経営している病院に行けば医療費はタダです。

しかし、国の病院では一日中待たされることを覚悟しなければなりません。

そこでお金がある人は個人病院に行きます。

そうすれば設備のいい病院で、すぐに受診してもらえるのです。

このように、ここポルトガルでも「貧富の差」が開いてきています!
ポルト(22)
私はいろいろな国に行って、その国の教育や経済状態、社会保障のあり方などを見て回っていますが、世界中どこに行っても貧富の差は確実に開いていっています。

こうしたことがイギリスのEU脱退や難民の受け入れ拒否などに繋がっているのです!

日本にいると、世界で人口が爆発していることや、貧富の差が凄い勢いで開いていっていることがわかりにくいかもしれませんが、世界ではこれらのことがすごい速さで進んでいて、不満を抱えた人たちが急増しています。

トランプさんがアメリカの大統領になったのは、そのひとつの表れなのです!

皆さんは、そうした動きに気付いているでしょうか?

ポルト(24)そんな中で間違いなく勢力を拡大しているのは中国です!

ここポルトガルでも中国人の進出は凄まじく、中国人観光客が増えているだけでなく、中国人が経営するお店が世界中に増えています。

昨日行った日本料理店も、経営者は中国人でしたが、シェフは日本で修行したインド人でした!(笑)

このように中国の人は、どんどん世界に進出しているのです!

ポルト(9)第二次世界大戦以降、世界は平和に向けて動いてきました。

しかし、世界を回っていると、ここ数年で潮目が変わり始めた気がしてなりません。

日本にいると、そうした流れの変化が分からないと思うのです!

ポルトガルは「EUの優等生」と呼ばれていている国です。

ポルト(5)それはEUがなかったらとっくに経済破たんしている国だからです。

ヨーロッパには、そんな国がいくつもあるのです。

イギリスが実質的にEUを抜けるのは2023年くらいになるだろうと言われていますが、それ以降、こうした国々はどうなっていくのでしょう?

来月は、ぜひそのイギリスに行ってみようと思います。

ポルト(8)ロイヤルウエディングとエリザベス女王の誕生日に湧くイギリス国民が、どんなことを考えているのか聞いて来ようと思うのです。

5000社の経営者を指導したと言われる一倉定先生は「穴熊社長になるな!」と言われていましたが、今、多くの日本人はより内向きなり、「穴熊」になっている気がしてなりません。

日本では2020年のオリンピックのことばかり見ている人が多い気がしますが、イギリスがEUを抜ける2023年まであと5年です。

ポルト(10)今夜の夕食の話も大事でしょうが、近づいてくる津波の方もぜひ見たほうがよいと思うのです。

皆さんは「貧富」どちらの船に乗るのでしょうか?

今日のひとこと
「総中流社会は、もう崩れ始めているのです!」

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オビトス(1)昨日は、リスボンから城壁に囲まれた町オビドスとバターリャを観光して、ポルトに入りました。

オビドスは「谷間の真珠」と呼ばれるかわいらしい町です!

ここオビドスの砦は、ローマ時代に海から来る敵の侵略を防ぐために築かれたのが始まりだそうです。

一方、バターリャはポルトガル語で「戦い」を意味していて、1385年に王位を狙って攻め入ってきたカスティーリャ軍をポルトガル軍が打ち破ったことを記念してつけられた地名です。
オビトス(2)
この戦いはスペインに対してポルトガルの独立を守るうえでとても重要な戦いだったことから、勝利の感謝を聖母マリアに捧げるためにバターリャ修道院が造られました。

バターリャ修道院は1983年に世界遺産に登録されています。

今日はオビドスとバターリャの写真でお楽しみください!

オビトス(5)さて、ポルトガルのリーダーの過ちと日大のアメフト部のリーダーの対応を昨日と一昨日のブログで紹介しましたが、双方のリーダーの対応が重なって見えたのは私だけでしょうか?

もし二つのリーダーシップが似ているとしたら、時代にかかわらず私たちが気を付けなくてはならないポイントがそこにあると思うのです。

そこで先日書いたリーダーの留意点をもう一度考えてみましょう。

オビトス(14)1.自分が苦しい時に、人の意見が聴けるか?

私はこれまでたくさんの会社の相談を受けてきましたが、経営状態が悪くなったときにコンサルティングを辞める会社が何社かありました。

苦しくなるとやり慣れたやり方、やり易いやり方でやりたくなるのです!

しかし、そんな姿勢でコンサルティングを受けていても効果がでるわけがないと思います。

オビトス(4)コンサルティングというものは、自分のやり方の矛盾や自分の気づかないところを指導してもらい、自分のやり方を変えるためのものです。

もし自分のやり方でうまくいくのなら、最初から受ける必要のないものなのです。

皆さんは、苦しくなった時に人の助言が聴けるでしょうか?

2.今、したいことよりも、将来のことを優先しているか?

バターリャ(1)多くの経営者は、社員さんに大変な用事を任せて自分は楽な仕事をしていたり、仕事中に社員がやったら怒られることをしています。

例えば、人手が足りず社員さん達が大変な思いをしているのに自分は楽な仕事をしていたり、家の用事や子供の用事をしている人がたくさんいます。

自分ではそれを正当化していますが、それを社員さんは観ています。

それで社員さんが「この人について行こう!」と思うでしょうか?
バターリャ(6)
社員さんの問題行動に対して、「今、辞められると困るから」という理由で注意をしない人も同じです。

そういう人は今のこと(利益)を優先して、長期的に良くなるための努力を惜しんでいると思うのです。

それで会社が良くなるのでしょうか?

3、自分のことよりも、人のことを考えているか?

バターリャ(4)私はこれまでたくさんの経営者を見てきましたが、ほとんどの経営者は経営理念などなく、自分が儲かることを目的にしています。

「今期の利益」が目的だったら、長期的に見て社員さんがどうなるかなど関係ありません。

社員さんは利益を上げるための「道具」なのです!

しかし、「人は城、人は石垣、人は堀」と武田信玄公が言ったように、私は社員さんは船のようなものだと考えています。

バターリャ(5)その船が痛めば、自分が溺れるのです。

船乗りが船を大切にするように、飛行機乗りが飛行機を大切にするように、自分の身を案じるのなら、社員さんの人生を真剣に考える必要があると思うのです。

皆さんは、本当に部下や仲間の人生(幸せ)を本気で考えているでしょうか?

自分さえ良ければ、人はどうでもいいと考えていないでしょうか?
バターリャ(9)
私は決算書の数字や仕事の進捗状況は見ても、部下のこと(人生)などほとんど見ていない上司がたくさんいると思うのです。

それではポルトガルのリーダーや日大のリーダーと同じではないでしょうか?

これらが出来ていたら、きっと人からの応援が集まると思うのです。

バターリャ(10)今日のひとこと
「私も含めて、日大のことをとやかく言える人は意外に少ない気がします」

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DSCF0421昨日のブログでリーダーシップについて書きましたが、日大と関学のアメフトの問題でもリーダーのあり方が問われているようです。

私はまったく事実を知りませんので監督が指示したかどうかについて語る立場にありませんが、リーダーの「危機管理」ということにおいては日大側は対応を誤ったと思っています。

試合後の監督の発言や謝罪の遅れ、大学の対応の甘さと謝罪にならない謝罪会見は被害者の神経を逆なでするもので、世論を敵に回してしまったと思います。

DSCF0759こうした対応を見ただけで、日大という組織が指導者を頂点とするピラミッド型の組織で、上下関係によって築かれた封建的な組織であることが透けて見えます。

このことは、日大選手の「監督と話す機会はほとんどなかった」という発言や、日本代表には行くなと言われて「なぜですか、と言えるような関係ではなかったと思います」という発言からもうかがい知ることができます。

しかし、結果を出しているすべての運動部(体育会)がそういう組織というわけではありません。

DSCF0494例えば、帝京大学ラグビー部は、昨年度の大学選手権を制して9連覇を達成した名門チームですが、この部の特色は4年生が最も責任を負い、1年生の負担がいちばん軽いことだと言えます。

そのため、帝京大学ラグビー部では「雑務」と言っていいような細かな作業を最も担うのは最上級生で、下にいけばいくほど軽減されるシステムになっているのです。

つまり、上が下の者に用事を言いつける(押し付ける)といった上下関係とは無縁の組織なのです。

DSCF0741これは、「自分で考えられて、自分の思いを自分で話せるようになってほしい」「それが各人の成長のために大事なことなのだ」という岩出雅之監督の考えから出たもので、監督は「率直な意見を話せるようになってほしい。そのためにも学生の話に耳を傾ける」と言っています。

事実、他のチームの選手からアドバイスを求められたときにも、帝京大学ラグビー部の選手は快く答えているそうです。

高校女子バレーボールの強豪に下北沢成徳高校があります。

DSCF0783何度も全国制覇を成し遂げ、ここの卒業生には、大山加奈、荒木絵里香、木村沙織といった日本代表選手が多数います。

この部を指導するのは小川良樹監督ですが、監督は「『選手たちに一生懸命やらせている!』と言う時点でもうだめなんです。なぜなら、こっちが主体になっているわけですからです」と言っています。

「指導者はつい『今日の試合のお前は一体なんだったんだ!』ってなりがちです。でも、その言葉は感情をぶつけているだけなんです。

だから練習で何かを言うときも、気づいてほしいという思いから問いかけるようにしています。

DSCF0507現在の日本代表の冨永こよみ選手は、以前、高校時代を振り返ってこう語っています。

「主将として行き詰っているとき、監督から『もっとわがままでいいんじゃない』と声をかけてくれて、それで楽になったことがありました。

『成徳は(練習が)やさしい、ゆるい』と周囲から言われることもありましたが、あらためて考えると、選手の先々を考えて指導してくれていたんだなと気づくことがたくさんあります」と、選手の将来を考え、選手の自立を促す指導を語っています。

この2人の監督に共通するのは、選手の主体性を重んじる姿勢です。

DSCF0682それは「今の勝利」以上に、「選手の将来」を思うことから出ていることです。

岩出監督は「学生は卒業してからの人生のほうが当然長いわけです。今はそのためのステップの期間なのです」と小川監督はこう語っています。

これまでの華々しい実績が物語るように、両チームともに勝利を追求する姿勢はもちろん持っています。

ただ、同時に選手の将来を考え、選手の自立を図っているのです!

チームというものを考えれば、そこにはさまざまな個性を持った選手が在籍しており、指導者が選手を好きに選べるわけではありません。

DSCF0547それでも、選手たちを導いていかなければならなりません。

そこで求められる指導者(リーダー)の資質とは何なのでしょう?

ラグビー日本代表で早稲田大学などの監督として知られる名指導者、大西鐵之祐さんは著書『知と熱』(文春文庫)の中で、コーチに最も必要な資質を尋られたときに即座に「そこにいる人間を愛する能力だ」と答えています。

「愛」というと、感傷的なイメージを持つか人がいるかもしれませんが、ここで言う「愛」というのは、選手たちの将来を考えて、自分に対して真摯に向かう姿勢だと私は思うのです。

DSCF0550-2皆さんは、苦しい時に人の意見が聴けるでしょうか?

今、したいこと(儲けること・楽をすること)よりも、将来のこと(部下の成長)を優先しているでしょうか?

部下よりも、自分のことを守っていないでしょうか?

昨日書いたポルトガルのリーダーの失敗は、日大の指導者たちにも当てはまるように思えるのです。

お互い、他山の石にしましょう!

DSCF0818最後の3枚の写真は、ユーラシア大陸の最西端、ロカ岬の写真です!

今日のひとこと
「人と真摯に向き合うためには、自分への厳しさが必要です!」


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DSCF0520今回、ポルトガルに来ようと思ったのは、第二次世界大戦期、ポルトガルが中立を守ったことに興味を持ったからです。

中立を守ったおかげで戦火を免れ、リスボンなどの町並みがきれいに残っているのです!

しかし、あの時代に中立を保つことは簡単なことではなかったなずです。

DSCF0617「どうして中立を選んだのか?」「どうやって中立を守ることが出来たのか?」を知りたいというのが、今回の旅の一番の目的です。

大航海時代にスペインと世界を二分する権勢をもったポルトガルが、なぜ第二次大戦期に中立の道を選んだのか不思議だと思いませんか?

これにはリーダーのあり方が、大きくかかわっているのです!

DSCF0437大航海時代が始まると、すさまじい勢いで世界中にポルトガルは数年のうちにブラジルやインドのゴアを占領しました。

その後、マラッカ海峡を掌握したことによって、世界中の富が集められました。

しかし、そうした繁栄とは裏腹に、人材の海外流失や地方の農村の荒廃などを招き、海外依存の経済体質を作ってしまいました。

DSCF0443-4まさに「禍福は糾える縄の如し」という言葉の通りです。

その時の国王ドン・セバスティアンは、周りの進言も聞かず強引にモロッコ進軍を始めます。

ところが、こともあろうにその厳しい戦いの中、ドン・セバスティアンは姿を消したのです!

当然、リーダーを失ったポルトガル軍は混乱し、壊滅してしまいます。

DSCF0466この進軍がポルトガルの歴史を大きく変えたと言って過言ではないと思うのです。

これがポルトガルにおけるリーダーの最初の失敗です!

ドン・セバスティアン国王に子供がいなかったことから、その後、スペイン王が王位を継承し、ポルトガルはスペインに統治されます。

簡単に言うと「乗っ取り」です!

DSCF0542ここから60年間のスペイン統治が続きますが、この間の国力が弱体化して、これまで手にしてきた多くの植民地を失うことになります。

そんなポルトガルもブラジルでの金とダイヤの鉱脈の発見によって、また繁栄をとり戻します。

しかし、このときも手に入れた膨大な富は国内産業(青チップ)に投資されませんでした。

富はすべて宮殿の建設などに浪費されてしまったのです!
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これがポルトガルにおけるリーダーの第二の失敗です!

この結果、イギリスやオランダといった新興国に、経済力で後れを取ることになってしまうのです!

その後、ボンバル候という人が王の信任を得て大改革に臨みます。

学校の建設、奴隷制の廃止、産業の奨励など、ボンバル候によってポルトガルは奇跡の復興を遂げます。

DSCF0672-2ところが、当時ヨーロッパを席巻していたナポレオン軍がポルトガルに侵攻すると、不利を悟ったジョアン6世とその王族たちは財産を持ってブラジルに逃亡してしまうのです!

これが第三の失敗です!

これによってフランスの支配下となったポルトガルは、植民地からの富の流入が止まり、経済がひっ迫してしまいます。

DSCF0657-2それでもイギリスの支援を受けてなんとかナポレオン軍を撃退することに成功しますが、そこからのポルトガルは政治も不安定になり内政的にも外交的にもガタガタになってしまうのです。

その結果、1910年のクーデターによって王政は倒れ、ポルトガルは共和国になります。

それでも財政の赤字体質は変わらず、それから25年も政権交代とクーデターが繰り返され、世界的に民主主義が広がる中でポルトガルはサラザール独裁制に走って行きます。

DSCF0481サラザールは植民地からの搾取を続けるため、植民地の独立を阻止するための予算を増やしていき、結果として国家予算の4割をつぎ込みます。

そしてついに1974年4月25日に無血革命(カーネーション革命)が成功するのです。

こうやって見ていくと、リーダーのあり方が組織に大きな影響を与えていることがよくわかりますね!

歴史を振り返えれば、私でもこうやって偉そうなことを言えますが、その時のリーダーにすればそれなりに真剣に考えての判断だったはずです。
DSCF0640
それだけにリーダーの判断力や民心からの人望が重要だと思うのです。

皆さんは苦しい時に人の意見が聴けるでしょうか?

得た富を、今のためではなく、先々のために活かしているでしょうか?

部下のことよりも、自分のことを先に守ってはいないでしょうか?

美しい町並みを見ながら、考えさせられる旅になっています。

今日のひとこと
「もう一度自分のあり方を見つめ直しましょう!」


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