昨日のブログで「手品のタネがなければ手品は出来ないけれど、本当にお金を生むのは手品タネではなく、手品の見せ方だ」ということを書きました。これってものすごく大事なことだと思いますよ!
例えば、社労士や税理士、宅地建物取引士などは、資格がないと仕事ができません。
だから、キャリアをつけるためにそうした資格の勉強をする人がたくさんいますが、たくさんの時間をかけて資格をとっても、仕事をもらえなければ増収にはなりません。
私がお金に困らなくなったのは、資格を取ることに力を注いだからではなく、仕事をもらえること(人からの信頼を得ること)に力を注いだからです!多くの方から信頼されて仕事がいただければ、何も自分で資格を取らなくてもそうした資格のある人を雇えばよいだけのことです。
つまり、手品のタネは買えばいいけれど、自分のネットワークや信頼は売っていないのです!
事実、マネージメント・ゲームのインストラクターには誰でもなれます。
しかし、それで儲けられる人は極々少数です。同じことをやるにしても、それをどう使うか、誰がやるかによって差が生まれるのです!
サン・テグジュペリの書いた「星の王子様」にも「本当に大切なものは目に見えないものだ」と書いてありますが、ほとんどの人は売上や資格のような目に見えるものばかり追って、本当に大事なものは何かを考えていない気がするのです!
私は、父が始めた消毒の仕事を継いだ時に、仕事をいただく工務店さんから嫌と言うほど値段を叩かれました。
仕事を終えてから「予算がない!」と言って金額を変更してくるのですから、たまったものではありません。最初は「何て人だ!」と思いましたが、そんな人と仕事をしなければよいだけのことです。
それなのにそんな人に頭を下げて仕事をもらいに行くのは、私が仕事をいただけないからです。
だから私は「仕事をいただけるようになって、その工務店に仕事を出す側になってやろう!」と決めました。
目に見える売上や仕事を追うのではなく、その元である「人」を抱え込むのです!私はこれを「川上戦略」と名付けました!
そのおかげで、人に頭を下げてお金を追う必要がなくなったのです。
私は社員ゼロ、自宅の居間が仕事場という消毒の仕事に就いたときに、「これをやってはいけないな!」ということをたくさん学ばせてもらいました。
一旦決めた金額を後から変更すること、支払い期限日に遅れること、連絡をキチンとしないこと、人を待たせること、そうしたことをしていたら敵は作れても、絶対にファンは出来ません。それなのに、今でもそういうことをしている会社がまだまだあるのです。
それで敵を作りながら儲かろうと思うのは無茶だと思うのです。
でもこれは経営者に限ったことではありません。
お勤めの方の中にも、頑なな人はいますし、人を不快にする態度をとる人がいます。それで人からの応援が集まり、豊かになれると思っているのでしょうか?
確かに自分が疲れているときに、他人の仕事を手伝うことは損に見えるかもしれません。
しかし、人から好かれ、人から信頼されることと比べたら、絶対に損なことではないと思うのです。
その証拠に、私は二度と会わないと思う営業マンさんにも応援のハガキを書いてきましたし、講演を聞いてくれた人全員にハガキを書いてきました。
それは森のどこに咲いているかわからない、たった一本のクローバーを探すような空しい努力に思えるかもしれませんが、そのくらいの覚悟で臨んだから幸運の女神から信頼してもらえたと思うのです。それなのに多くの経営者は、得のある人にはヘコヘコするのに、自分よりも立場の弱い人には雑な扱いをしがちです。
その二面性を見て、人が信頼すると思っているのでしょうか?
社員さんの中にも、機嫌が良くてやる気がある日と、不機嫌そうでやる気のない日のある人がいますし、お客様にはニコニコしているのに、同僚には不愛想な態度をとる人がいたりします。

そうした波(二面性)があったら、人からの信頼は得られないと思うのです。
先日の静岡経営塾のブログでかしまハーベストの宮本さんが「信頼を築くには」を書いてくれました。
そこにも書かれていますが、今度私の30年前の講演をCDにする企画が進んでいるのですが、30年前の私が言っていることと、今の私が言っていることにズレがないというのです!
(それって「進歩がない!」ってことかい!!)
この30年間を振り返ると、私は間違いなく人よりもたくさんの無駄をしてきたと思います。ハガキや掃除だけでなく、無料で通信を発行したり、ガンの子供たちにお金や海外旅行をプレゼントしたり、私が引きこもりや非行少年を預かる必要はなかったかもしれません。
しかし、この歳になると、星の王子様の「あなたのバラの花を、あなたがとても大切に思えるのは、そのバラの花のためにたくさんの時間を無駄にしたからだよ」という言葉がよくわかるのです。
私はもうすぐハガキを書き始めて30年になります。

これまでに書いた枚数は10万枚(600万円)を有に超え、「こおろぎ」という通信の送料には1億円も使いました。
しかし、そうしたたくさんの無駄によって、私のような人間でも少しは人のことを大切に思えるようになり、ずいぶんいい人生になったと思うのです。
若い頃の私は、最小限の努力で最大の効果を出す人を優秀な人だと思っていましたが、その考え方には大きな落とし穴があると思います。
皆さんは、目に見えるものを、簡単に手に入れようとしていないでしょうか?今日のひとこと
「せっかくの努力も、あれをやったりこれをやったり、やったりやらなかったりしていたら、人からの信頼は得られません!」
30年前の講演CDの予約受付中です
コロナ感染拡大によって自社の経営に大きな影響を与えないためにも
年末年始に勉強するため、また大切な方への贈り物としてもいかがでしょうか。


































