昨日は、「さかえや」さんのリーダー研修でした。

「さかえや」さんのリーダー研修は社外の方にも公開されていて、今回も11名の方が外部から参加してくれました。

私は、4月10日の
「良い職場とは?」にも書いたように、リーダーはその職場で一番仕事ができる必要はないと思っています。

メンバーをまとめて、総生産性を最も高められる人がリーダーになるのが一番だと考えているのですが、ほとんどの会社では仕事の一番できる人がリーダーになっています。

それで総生産性が上がれば何の問題もないのですが、名選手が名監督である確率は意外に低い気がします。

それは、自分よりも優秀な人を使えないようでは、大した成果は上げられないからです!

おそらく、仕事が一番できる人がリーダーになるのは、そういう人でないとメンバーがまとまらないからだと思います。

しかし、「さかえや」のように誰がリーダーであっても、メンバーがまとまって、そのリーダーを支える関係が出来ていると話は異なります。

そのため「さかえや」では、昨年入社したばかりの中村光輝君でもフロントのマネージャーをやれるのです。

今回、部外から参加してくれた方が驚いていたのは、それまでフロントのマネージャーをやっていた堀内君が、掃除を担当するハウスキープに異動して、無役になったことでした。

知らない人が聞いたら、堀内君が何か問題でも起こしたと思うかもしれませんが、「さかえや」では厨房で一番仕事のできる宣さんも、今は無役で山本料理長をを支えてくれています。

私は、誰もがリーダーを経験したほうが、「どう動いたらリーダーが助かるか?」がわかると思いますし、同じ人がリーダーを続けていたら、その組織は固まってしまって活性化しないと思うのです。

人間というものは弱いもので、上司を長くやっていると知らず知らずのうちに自分を偉い人間だと勘違いしてしまうものです。

それによって組織が形骸化していくのですが、それよりも深刻な問題は、そのリーダーが方輪になってしまうことです。

リーダーもでき、フォロワーもできたらまともな人ですが、リーダーしかできなかったり、フォロワーしかできなかったら、それは片輪だと思うのです。

そんな人に、いいリーダーが務まるわけがないと思うのです!

「さかえや」では、堀内君は先輩核ですし、リーダーとしての実績もあります。

それだからこそ、早いうちに無役に下りて、若いリーダーを支える経験をしておいたほうが、長い目で見たとき堀内君のためになると思うのです。

私は、堀内君にリーダーを下りてもらうときに、「会社を良くしたいと思うと、つい自分の意見を言いたくなるかもしれないけれど、極力、若いリーダーのやり方を応援してあげてほしい」と伝えました。

それが会社を良くする一番の近道だと思うのです。

リーダーをやっていた人には、自分なりのやり方があって、新しいリーダーのやり方に不満を持ちがちですが、変なプライドが邪魔して新しいリーダーを応援できないとしたら、その人は絶対に「会社のため」を考えていない人だと思うのです。

私がコンサルティングに行っている伊香保温泉の「ホテル松本楼」さんには、及川さんという参与がいます。

その方は社員100人の総支配人をされていた方ですが、今は若い社長夫婦を支えて、何の意見も言わずにお掃除や布団敷きをされています。

私はそういう方こそ、信頼のできる人で、会社のことを思っている人だと思うのです。

皆さんは、リーダーを下りて、新しいリーダーを支えることができるでしょうか?

私がハガキを書いたりトイレ掃除をするのは、なかなか下座ができなくてずいぶん遠回りをしてきたからです。

「さかえや」の社員さん達には、私のような方輪にはなってほしくないと思うのです。

今日のひとこと
「下座ができる人こそ、ついて行くに値するリーダーです!」


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