今日は一昨日の山中湖CL(建設的な生き方)を学ぶ会で出た質問に対する私の意見を書いておきます。

(質問の内容)

会社で決めたことが、なかなか徹底しないことが気になっています。

例えば、代理店から来た書類は担当部署に送ることになっているのですが、自分で確認して代理店に連絡をしている人がいます。

親切と言えば親切なのですが、ルール通りやっている人が『不親切』と見られてしまったリ、本来やるべきその人の仕事が時間に遅れがちです。

今のところ大きな問題は起きていないので様子を見ているのですが、その人に注意をした方が良いのでしょうか?

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皆さんは、この相談にどのように答えるでしょうか?

私はその質問に対して「一見小さな問題に見えるかもしれませんが、それは小さな問題ではないと思いますよ! 

それは会社にとって『蟻の一穴』となる問題です。

そうした問題を放っておくから、いろいろな大きな問題が繰り返されると思うのです」と答えました。

そして、経営者は自分がやってほしい仕事があるから、給料を払って人を雇用しているのです。

その仕事をしないで、自分のやりたいことをしている人には給料は払えません。

そんな基本中の基本が理解されていない会社では、「そんなことしたくない!」「何でそんなことをしなくてはならないんだ!」という私見(わがまま)が横行するようになって、会社の舵が効かなくなってしまうのです。

そうなってしまったら、業績を上げることなど到底出来るはずがないのです!

以上のように伝えると、「『みんなの総意で決めたことだから、みんなで守っていきましょう!』と言えば良いでしょうか?」という質問が出ました。

私はそれに対して「『みんなで決めたこと』というやり方でリーダーは責任から逃げてはいけないと思います。

みんなが賛成する意見というものは、総論のように具体性に欠けるものか、楽なことに決まっていでます。

例えば、『戦争のない平和な世界にしましょう!』と言えば、誰もが賛成するでしょうが、そのために『核を放棄しましょう!』とか『関税を撤廃しましょう!』と言ったら反対意見が出るものです。

総論は賛成でも、各論となれば反対が出るものなのです。

また、『週休を3日にしましょう!』『給料を上げましょう!』という意見には誰もが賛成するでしょうが、『そのために早朝出勤をしてください!』と言ったら、なかなか全員の賛成は得られないと思います。

それが普通だと思うのです。

しかし、休みを増やしたり、給料をあげるためには、今よりも質を高め、利益を出す必要があります。

そのために、リーダーは部下が嫌がることをお願いしたり、面倒なことを依頼しなければいけないのです!

そういう意味で、経営者はいつも少数派だと思うのです。

それでも部下に支持してもらわなければいけないのです!

そこがリーダーの難しいところだと思うのです。

それだからこそ「みんなで決めた」などという誤魔化しを言ってはいけないと思うのです。

私なら「私が責任をとる(給料を補償する)ので、これでやってください。

やってみてうまくいかなかったらそのときは他の方法をまた考えますが、やってもらえないとこのやり方のどこに問題があるかもわかりません。

それでは意味がないので、私が決めたようにやってください!」とお願いします。

社長が決めたことが行われない会社は、コントロールができない車のようなものです。

皆さんはハンドルが効かない車を、危険だと思いませんか?

今日のひとこと
「痛みの大きな問題よりも、見逃されがちな問題の方が、実は大きな問題なのです!」


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