昨日は、小林花卉さんの社員研修と木曽福島のおん宿蔦屋さんの採用面接でした。

先日のブログ「面接の仕方、面接のされ方」でも書いたように、普通の面接で観られているのはマナーや身だしなみ、積極性などです。

と考えると、「見かけ(外見)で人生が決まる」と言っても過言ではないと思います。

事実、女性の場合、美人の方が平均的な容姿の人よりも収入が多くなる傾向が顕著です!

ですから、「外見を変えれば、未来も変わる」かもしれないのです! 

「外見を変えるだけで未来が変わるのなら、誰も苦労しない!」 「もし未来が変わるとしても、それには驚くような費用がかかるに違いない」と思うかもしれませんが、決して驚くような費用がかかるわけではありません。

なぜなら表情や姿勢を変えることで、外見から発信される「情報」が変わり、それによって周囲の人たちからの印象や評価が変わって、人生も変わるからです!

表情や姿勢を変えるのに、お金はいりませんからね!

私たちの未来は、「周囲からどのように考えられ、どのように感じられるのか」によって決まる部分がとても大きいと思います。

つまり、望む成果や未来を手に入れるためには、周囲の方々からそれを実現できるような評価や感情を得る必要があるのです!

そうした印象を、外見から発信される「情報」によって伝えていけばよいわけです!

その一例として、アメリカ大統領選挙を見てみましょう。

アメリカの科学誌『Science』に発表された、プリンストン大学の心理学者アレクサンダー・トドロフ博士らの研究によると、選挙では、有権者が候補者の外見から能力を判断して投票していることが分かりました。

博士らは、2000年、2002年、2004年に行われた、米上下両院の選挙候補者2人の写真をペアにして被験者に見せ、「どちらが有能な政治家か」という判断をさせたのです。

被験者が写真の候補者を知っている場合は、知らない候補者のペアに変えて行うことで、この実験の被験者は「見た目」のみから候補者の有能さを判断したことになります。

そして、被験者の回答結果と、実際に行われた選挙の当選結果を比べてみたところ、2000年の選挙では73.3%、2002年は72.7%、2004年は68.8%という、高い割合で被験者に「見た目が有能そう」と判断された人が当選していたのです。

もちろん選挙の当選者が必ずしも有能という訳ではありませんが、この実験は、いかに「見た目のイメージ」が大切かということが分かる実験です。

有名な例として上がるのが1960年の米大統領選挙時のテレビ討論です。

民主党のジョン・F・ケネディ候補、共和党のリチャード・ニクソン候補が激しい選挙戦を繰り広げていました。

世論調査ではニクソン候補がケネディ候補をわずかにリードしていました。

ニクソン候補は8年間の副大統領経験があり、政治家としてのキャリアも長く、演説も巧みだったからです。

それに対して、ケネディ候補は当時、年齢が若く政治経験も少ないため、多くの政治評論家はニクソン候補の勝利を確信していました。

しかし、このテレビ討論会で流れが一変したのです!

ラジオで聴いていた人々は、ニクソン候補が討論に勝利したと思っていましたが、8000万人が視聴したテレビ討論では、視聴者の多くがケネディ候補の勝利を確信し、事実ケネディ候補が選挙に勝利したのです!

ケネディ大統領誕生の裏側にはケネディ陣営の明確な「外見戦略」がありました。

それに対して、ニクソン陣営は討論内容には力を入れましたが、「外見戦略」を怠っていたのです。

歩き方から姿勢、表情、握手の仕方、反論のタイミングに至るまで、ケネディ候補の「ハツラツとした若いリーダー像」と、ニクソン候補の「顔色が悪く余裕がない、昔気質の政治家像」との対比が出る討論会だったのです。

蔦屋さんの採用面接は、旅館にお客様として一泊してもらうため私服で来てもらっています。

皆さんが持つ持ち物や服装は、皆さんがどんな人かを表す情報です。

自分の好みで選ぶだけではなく、「どんな人として生きたいか?」を考えて選ぶ必要があると思うのです。

今日のひとこと
「表情、姿勢、遣う言葉を変えれば、人生は変わります!」


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