昨日は、ホテル松本楼の管理職の方たちと食事会をしました。

その席でとても興味深い話が聞けたので、今日はその話を紹介したいと思います。

ホテル松本楼さんのある伊香保温泉には日本でも屈指の温泉街です。

そのためたくさんの温泉旅館がありますが、この20年くらいのうちに繁盛店が大きく入れ替わったというのです!

テレビでもCMを流していた旅館さんがすでになくなってしまったり、その旅館の従業員の食事を作っていた民宿が、今では伊香保温泉屈指の有名旅館になっていたりしているというのです。

旅館業は、設備投資に大きな金額がかかるため、強いところが強く、弱いところはなかなか太刀打ちできないだろうと思っていましたが、実際にはたった20年のうちに下剋上が起きていたのです。

そうした違いはどこからくるのでしょう?

私は、良い時にいい気になって油断しないことと、悪い時にジタバタしないことだと思っています。

会社を経営していると、業績が伸びなくて、何とかして売上を伸ばしたくなる時が誰にもあるものです。

そのときにどのように対応するかで、その後の展開が大きく変わると思うのです。

若い頃の私は、社員さんに向かって「今、会社は大変な状態にあります。このままだとボーナスも出せませんし、給料も減らさなくてはなりません。だから本気で営業してきてください!」と険しい顔で言っていました。

皆さんが社員さんだとしたら、こう言われてやる気になるでしょうか?

皆さんの会社にはやる気になってくれる社員さんがいるかもしれませんが、私の社員は求人誌を読み始めました!(笑)

それはそうですよね。

今だって頑張って働いているのに、それでもボーナスもなく、給料が減るかもしれない会社にいたいわけがありません。

それなのにこんな愚かなことを真面目に言っていたのです。

ところが、先日行った会社で、営業成績の良くない社員さんに「君と一緒に入ったA君は、今月も過去最高の成績だよ! 彼は成績だけではなく、気もきくし素直だ。それに対して君はどんな努力をしているんだ? ずっと業績が良くないのだから、同期のA君にやり方を教えてもらうなりして、本気で取り組まなければダメだぞ!」と言っていました。

皆さんは、こう言われて頑張ろうという気になるでしょうか?

言っている上司は、その社員さんのために言っているつもりかもしれませんが、これでは逆効果です。

皆さんなら、どのように言ってあげるでしょうか?

私なら「B君、この間は〇〇の件、本当に助かったよ! ところで、このところ成績が上がらなくて苦戦しているようだね。でも君がお客様を大切にしていることは私が一番よく知っているつもりだ。だから焦るなよ!

君の感性を発揮して一人ひとりのお客様を大切にしていけば、必ずスランプは抜けられるさ。

幸運の女神は、スランプの時にどんな努力をするかを見ているから、私はお世話になった方たちにお礼のハガキを書いたりしたものだ。もし良かったら君も書いてみたらどうだ!」と言うかもしれません。

この対応で私が意識した点は、相手の出来ているところに光を当てて希望を持たせることと、具体的な方法を無理強いせずに提案することです。

商売をしていると、つい相手に求めてしまいがちですが、商売の秘訣は「与えること」です!

これは教育や人生でも同じで、相手にいい刺激を与えた人に良いことが返って来るようになっていると思います。

ですから、「幸せになりたい」「儲かりたい」と思うのなら、自分が得することを考えるのではなく、相手が元気になったり、喜ぶことを考えればよいと思うのです。

私は、部下の業績が悪くても何も言わない上司より、何とか成績を上げさせようと関わる上司を尊敬しています。

それだけに「かかわり方」を上達させてほしいと思うのです。

子育て・社員育成セミナーで学んでいる「建設的な対応」を、ぜひ普段から意識していってください!

今日のひとこと
「人生を良くするために学ぶべきことは、どう与えるかです!」


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