DSCF0735ヨーロッパでは11月の後半になるといろいろなところでクリスマスマーケットが始まり、町全体がクリスマスの飾りつけ一色になっていきます。

私はこの雰囲気がとても好きで、少し寂しい気持ちと共に心があたたかくなる不思議な気持ちになります。

よく覚えていないのですが、この感覚は子供のころに感じていたものと同じような気がするのです。
DSCF0214
私の家は貧乏でしたから、みなさんの家のような贅沢はできませんでしたが、それでも家にサンタクロースが来てくれていました。

大したものはもらえませんが、家が貧しかった分、サンタが来てくることがとてもうれしかったのを覚えています。

DSCF0941そんな体験をしてきたからか、会社を経営するようになってからはオオカミのサンタクロースに扮して地域の幼稚園や親のいない子供たちの施設にキャンディーを届けに行くようになりました。

社員さんたちにもサンタクロースになってキャンディーを届けてもらいましたが、私の会社に勤める社員さん達には、サンタクロースのような人になってほしいなぁとずっと願っていました。

DSCF0928当時は経営状態も厳しかったため、園児ひとりにペコちゃんのキャンディー1個しかあげられなかったのですが、子供たちはキャンディを渡すと目を輝かせて「サンタさん、ありがとう!」「ありがとう! サンタさん!」と言ってくれるのです。

その言葉が私の胸の中で広がって、なぜか涙が出てきます。

子供たちの純粋さがうつくしいガラス細工のようにキラキラ輝いて、私の胸を内側から締めつけるのです。
DSCF1686
私はみんなが持っていた、そういう純粋さをなくしてほしくないと思っています。

もし生きることや大人になることでそうした大切なものが失われていくとしたら、それは進歩ではなく劣化だと思います。

人の痛みや悲しみを感じなくなったり、人を愛おしく思えなくなったら、どんな知識を身につけても、どんなにお金持ちになっても人生は灰色だと思います。
DSCF0173
そう思うと、私の人生の原点は貧しかった子供のころのクリスマスにあるように思うのです。

私は今も年末にガンの子供たちのための募金活動をしていますが、募金してくれた方にはキャンディーを差し上げています。

DSCF0923ある時、初めて募金に参加してくれた方から「1円入れてくれた人にもキャンディーを渡すのですか?」と聞かれたことがありますが、私にすると募金はキャンディーを渡すための口実に過ぎません。

以前、「一人の100歩よりも、100人の一歩」にも書いたように、私にすると一人でも多くの方にキャンディーをお渡して「どうぞ良いお年をお過ごしください!」と声をかけることが大事なことなのです。

今の世の中は契約とかルールとかで物事を決めたがりますが、私はそういうものがあまり好きではありません。

DSCF0913出来る限りルールは少なくして、お互いの心遣いでやっていったほうがやさしいと思うのです。

皆さんはルールで決まっているからゴミ出しをしてくれるのと、ルールで決めてなくてもゴミ出ししてくれることのどちらの方がうれしいですか?

どちらもしてくれている事実は同じですが、私はその気持ちがうれしいのです。
DSCF0136
だから、私の会社や家庭ではそうした喜びを減らしたくないと思っているのです。

皆さんは今年、どんなクリスマスを過ごす予定ですか?

レイモンド・チャンドラーの言葉に「強くなければ生きていけない。やさしくなければ生きていく資格がない。」という言葉がありますが、私は「やさしくなければ生きる喜びがない。」と思うのです。

仕事の方も多いと思いますが、キャンディ1個でもあたたかいクリスマスが手に入るかもしれません。
DSCF0157
子供のころの純粋さややさしさを思い出す日になったら素敵だと思います。

今日のひとこと
「やさしくなければ生きる喜びがない!」


人気ブログランキングへ
ブログランキング参加中です。クリック応援をお願いします!