DSCF0001私がイタリアに行っている間に、日本はずいぶん寒くなりましたね!

今日は早朝から箱根を散策してきたので、その写真でお楽しみください!

先日のブログで「教養(リベラルアーツ)」について書いたところ「教養についてもう少し説明してほしい。」というメールがありました。

そこで今日は「教養」についてもう少し書いておきます。

今の時代はSNSも発達して、ものすごく便利になりました。

しかし、その反面、いろいろなことが簡略化されて頭を使うことも減った気がしています。

その中で特に問題だと感じているのはコミュニケーション能力です。

例えば、若い人の会話を聞いていると、何か食べると「これヤバイ!」、きれいな景色を観ても「ヤバイ! ヤバイ!」。

DSCF0009「お前は出川か!!(笑)」とツッコミを入れたくなるくらい、自分の感じていることを言葉にできない人が増えています。

LINEでは言葉の代わりにスタンプを使ったり、インスタグラムなどでは「いいね」を押せば、とりあえずコミュニケーションはとれている感じにはなりますが、何を伝えたいのか、どこがいいと感じたのかはわかりません。

それでいて「私の気持ちを分かってくれない!」と言われても困ってしまうと思うのです。

経営者も同じで、違う環境、違う価値観の中で育ってきた人たちに協力してもらうためには、皆に理解してもらえる説明が必要です。

それなのに、それをしないで「私が経営者だ!」「私の言う通りにしろ!」ではうまくいかなくて当たり前だと思うのです。

「自分は何を言いたいのか?」

「それを言ったら相手はどう思うのか?」

DSCF0011「相手に協力してもらうにはどうしたら良いのか?」

これを考える力が「教養」だと思うのです。

以前、「人の不幸は教養のなさから始まります。言葉で自分の言いたいことを表現できないから、子供のように感情を爆発させたり、不快な態度をとるのです。」という話を聞いたことがありますが、まさにその通りだと思うのです。

今では小学校から外国語を勉強しているようですが、自分の言いたいことを日本語で伝えられなければ、どんなに外国語を勉強しても意味のある会話はできません。

それなのにそのベースとなる教養が落ちてきていのです。

私が「ブログを読んでコメントをしてごらん」「ハガキを書いてごらん」と言っているのは、自分の考えを整理して伝えるという基礎的な教養を身に着けるのに役立つと思っているからです。

昨日のブログで「いろいろな勉強に行くよりも、社員さんと一緒に働き、社員さんの声を聴いた方が会社は良くなる」と書きましたが、人手が足りなくて社員さんの労働時間が延びている状況で、所属する団体の会合に出かけている経営者を見かけます。

DSCF0015もしそれを社員さんがしていたら、皆さんはどう思うでしょう?

私なら「会社から給料をもらっているのなら、会社の仕事を優先してくれ!」と思います。

こう言うと「役職を受けているのに、会に行かなかったら迷惑がかかるじゃないですか!」と言う人がいると思いますが、その人はまだ役を受けていい状況ではないと思うのです。

私もこれまでいろいろな役職を受けてきましたが、私は最初から「私はまだそうした役を引き受けられる状況にありません。もしどうしてもやってほしいというのでしたら、仕事の方を優先させてもらいますが、それでも良いでしょうか?」と伝えています。

そのため青年会議所に在籍していた間も、委員会や例会のあとにメンバーと飲みに行ったのは片手で数えるほどで、それ以外は会社に戻って社員さん達と仕事をしたり、食事をしていました。

DSCF0025社員さん達は、「何を言っているか?」で経営者を見ているのではなく、「何を優先しているか?」で見ているのです!

私は「経営者の仕事」は割いた時間で計られるものではなく、仕事の中身で計られると思っています。

ところがCL手帳の「今日の重要課題」をキチンと書けない経営者が意外と多いことに驚かせられます。

そういう人たちは、自分では経営者の仕事をしているつもりかもしれませんが、実際には経営者としての仕事をしていない可能性が高いのです。

「自分が優先しなくてはいけないことは何なのか?」「どうしたら社員さんがやる気になるのか?」を考えられないとしたら、「どうしたらお客様が買う気になるのか?」もわからないと思います。

そうした相手の視点から見る力は教養から得られるものだと思うのです。

「教養」の意味を分かってもらえたでしょうか?

今日のひとこと
「学歴と教養はまったく関係ありません! 人の気持ちがわかる人は教養の高い人です。」


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