この新型コロナウイルスの影響で私がコンサルティングしている旅館さん達は、休館を強いられました。

売上ゼロで大した補償もない中、どこの旅館さんもその時間を無駄にしまいと本当によく頑張ったと思います。

その姿勢は、お世辞抜きに尊敬に値するものだと思っています。

私はそうした方たちを成功させることが仕事です。

そのため、それぞれの会社の取り組みを観ながら、この間に何をしておいたら良いのかをずっと考えていました。

すると、観ているうちに何となくスッキリとしないものを感じてきたのです。

各社がやっていることは間違っていないし、本当によく頑張っています。

それなのにこのスッキリしないものは何なのか?

その答えがやっとわかった気がします。

それは、その経営者の癖です。

人は誰にでも生き方の癖があり、その癖の通りに生きた結果が今の状態(人生)だと思います。

非常事態宣言が長期化する間に徐々にその状態に慣れてきた結果、自分たちの癖が出てきたと思うのです。

私は「人生を拓く鍵」の中で「欠点の中にこそ人生を拓く鍵が隠されている」と書きましたが、結局、自分自身の欠点と向き合うのではなく、外に成功の鍵を求めている気がするのです。

例えば、ひとつのことをキチンとやり切らない人が、いろいろなことを学んだとしても、何一つものにはならないと思います。

「人生を拓く鍵」では、たくさんの良い食材があっても、お皿の数以上の食事は提供できないという例で説明しましたが、自分の癖で行動していると食器ではなく、また食材を買い始めてしまうのです。

昨日のブログでゲームと人生の違いを考えましたが、ゲームではクリアーするための鍵を「武器(アイテム)」という形で表現しています。

それを手に入れることでパワーアップするわけですが、人生はそこが違うと思います。

昨日のブログでも書いたように、ゲームではお金を出せばすぐに武器が手に入り、その武器が効果を発揮するのでしょうが、実際の人生の場合はお金を出してもすぐにムキムキにはなれません。

講演を聞いたり、講習を受けても、それがすぐに身につくことはないのです。

学んだことをやってやってやり続けないと、それが自分の血や肉になることはないと私は思っています。

それなのに外に成功の鍵を求めている人が多い気がするのです。

仮に、新しい旅館を建て、素晴らしい社員を揃えたとしても、結局、その旅館はその経営者の色になっていきます。

その旅館(会社)の未来を決めているのは、新しい建物でも素晴らしい社員でもなく、その会社を経営する経営者自身なのです。

私が伺うことで会社が変わるとしたら、それは経営者のやり方に私のやり方が加わるからです。

このところいろいろな会社を見ていて感じたモヤモヤは、「成功を外に求めていないか?」ということだったと思うのです。

そうすると結局、興味のあることや、したいことをするだけになってしまうと思うのです。

私たちはつい「新しい武器(魅力)が手に入ったら、強くなれる(成功できる)」と思いがちですが、人生にはそんな近道はないと思います。

自分と向き合い、自分を磨いて輝くこと以外に、人生や会社を良くする方法はないと思うのです。

しかし、そうするよりも新しいものを手に入れるほうが楽しいから、いつまでたっても自分を磨こうとしないのです。

いくら新しいドレスを買っても、着ている人が変わるわけではありません!

私は決してたくさんのことを学んで、今の人生を得たわけではないのです。

自分の欠点と向き合って、一つひとつのことを深く、徹底して身に着けてきたから、今の人生になったと思うのです。

もし面倒なことが続かなかったり、自分で自分がコントロールできないとしたら、新しいことを学ぶよりもまずCL(建設的な生き方)をしっかり身に着けたほうがいいと思います。

皆さんがほめられたいのは、着ている服ですか?

それとも中身(あなた自身)ですか?

今日のひとこと
「上っ面なものを集めれば集めるほど、より薄っぺらくなっていくものです!」


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