経営者

2018年09月18日

「儲ける」と「儲かる」

DSCF0005-2昨日と一昨日、お金の使い方について書いてきましたが、それは商売の仕方や生き方にも関係することだと思っています。

だから私は、無駄遣いはしないほうがいいけれど、ケチになるのはやめた方がいいと思っています。

無駄遣いしていると、お金が本当に役立つところに使えなくなるからです!

商売でも、お客様が喜ぶお金の使い方が出来ればお客様が来てくれます。

社内でも、社員さん達が喜ぶお金の使い方ができれば、社員さん達がやる気になります。

つまり、人が本当に喜ぶお金の使い方ができれば、その人は豊かになると思うのです。

ところが、多くの人は「お金を使うこと」よりも「お金を得ること」ばかり考えているのです。

それでは豊かになれないと思うのです。

相田みつをさんの言葉に「うばいあえば足らぬ わけ合えばあまる」という言葉がありますが、まったくその通りだと思います。

それなのに私たちは、逆なことをしている気がするのです。

若い頃の私は、人より優秀になったり、人との競争に勝ったら幸せになれると思っていました。

だから、自分と人を比較して、自分より出来る人を羨み、自分よりも劣る人間を低く見ていた気がします。

しかし、会社を経営するようになってわかったことは、勝てば勝つほどより強い相手と戦わなければならないということです。

世の中には私よりも優秀な人がゴロゴロいます。

そんな人たちと戦ったら、いつか負けると思うのです。

そこで私が思ったことは、人に勝とうとするのではなく、人を応援することです。

そうすると、自分が頑張って儲けなくても、人から応援されて儲かるようになるのです。

力の強い虎は、自分で餌をとらなければなりませんが、力の弱いウサギにはいろいろな人が餌をくれるのです。

私が増収増益を続けられたのは、力の強い虎になることではなく、餌をもらえるウサギになろうと思ったからです。

このところパワハラ問題が表面化して、力の強い虎たちが世間から袋叩きに遭っています。

自分がやったこと(オーダー)が自分に返ってくるのですから、そうなることは当たり前なことなのに、どうしてそんな愚かなことをするのか私には不思議でなりません。

皆さんは、人に勝とうとして必死になっていませんか?

それよりは、人から応援される人になった方が、気分もいいし、楽だと思いますよ!

静岡経営塾の「いむら建築さん」が書いたブログも参考にしてください!

今日のひとこと
「人生は人を幸せにした分だけ、豊かになるのです!」


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sugiiyasuyuki at 10:30コメント(112) 

2018年09月17日

人の品格

私は30年以上会社を経営してきましたが、もし商売で儲かりたいと思うのなら「お金を得ること」を考えるよりも「お金を使うこと」を考えるべきだと思っています。

ところが儲からない経営者ほど、数字を見てケチケチするのです!

経営者がケチケチすると、社内もケチになります。

そうすると会社に魅力がなくなるのです!

私は商売をわかりたければ、人間を知ることが大事だと思っています。

そうしてよく人を見ていると、人間というものは無駄なものにお金を使う生き物なのです!

例えば、生きていくことに必要な水やご飯よりも、生きていくのに必要のない宝石やブランドの時計の方が金額が高いのはそのためです。

ところが人の気持ちをわからない人は、「1円を笑うものは1円に泣く」という言葉を額面通り受け取って、何でもかんでも倹約してしまいます。

そうすると会社が貧乏たらしくなって、社員の意欲が失われ、お客様から見て魅力がなくなってしまうのです。

今年の春の税務調査の時に税務署の人にも言いましたが、私一人の出張なら私はカプセルホテルに泊まりますが、社員さんとの出張の時はそれなりのホテルに泊まりますし、新幹線が混んでいればグリーン車にも乗ります。

毎年、海外に社員旅行に行ったり、現場に行って作業する会社なのにオシャレな自社ビルを建てたのも決して無駄なことではないのです。

大事なことは、使ったお金が生きるかどうかということなのです。

私は良いサービスは、セコさからは生まれないと思っています。

だから、社員さんにもセコセコしてもらいたくないし、プライドを持ってもらいたいと思っています。

そのために一番大事なことは、金払いをきれいにすることだと思うのです。

社員や会社のためにお金を使うことは、結果として自社の利益(得)につながるのでしやすいことです。

それに対して、下請けや仕入れ先に良くすることは、自社の利益を減らすのでしにくいことです。

しかし、そうした人たちのことを気遣えるようでないと、社員さんからの本当の信頼は得られないと思うのです。

仮に、経営者が値段を叩くような商売をしているとしたら、そこで働く社員さん達は何かあったときに経営者が自分たちを守ってくれると思うでしょうか?

業績をあげているときは大切にしてくれるでしょうが、業績を上げられなくなったら、今度は自分が切り捨てられると考えると思うのです。

昨日紹介したホテル松本楼の会長が「安心してください。ホテル松本楼は絶対に社員を解雇しません。

もし会社をたたむことになったとしても、みんなで伊香保で最後の宿になるまで頑張り続けましょう!」と言ったときに、社員さん達がその言葉を聞いて奮い立ったのは、単にその言葉だけではないと思います。

それまで取引先を大切にしてきたり、「土地を買ってほしい」と頼まれたときに「絶対に安く買いたたくようなことはしません。入用もあるでしょうから高く買わせてもらいます」という生き方をしてきた人が言ったから、その言葉を信頼できたと思うのです。

自分に得が返ってくるところにお金を使うことは簡単なことです。

しかし、人が見ているのはそうではないところにキチンとお金を使えるかどうかなのです!

私は、会社が小さい時から売り上げの一定金額を指定寄付したり、支払いの三原則(「価格交渉はしても、決まってからは絶対に値引きを求めない」「支払日よりも早く支払う」「振り込みは満額振り込む」)を守ってきたことが、20年以上増収増益を続けられた原因だと思うのです。

たまに会社の備品でさえケチケチして買わない経営者がいますが、それで会社が良くなるのでしょうか?

私は経費を抑えることよりも、魅力的になることを考えた方が、人も入ってきて儲かると思うのです。

皆さんは、ケチケチしている人が好きですか?

所詮、お金は人のためにあるものなのです!

今日のひとこと
「自分の得にならないところに、キチンとお金を使えるかが問われているのです!」


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sugiiyasuyuki at 10:30コメント(113) 

2018年09月16日

お金の勉強

私は自宅の居間で、社員ゼロの状態から会社を作ってきました。

その中でお金にはその人の人格が表れるということを学びました。

特に私が20代で、会社が小さかった頃は、ずいぶん嫌な思いをしたものです。

例えば、営業に行って「ぜひうちでやらせてください」と頭を下げるたびに値段を叩かれたり、見積もりを出して承諾したのに、あとから価格交渉してきたり、集金に行ったら「端を切ってくれ!」と言われたりしたものです。

そういう会社に限って、「そこは端じゃないでしょ!」というところを「端」と言うのです!

中には、何度集金に行ってもお金をくれないところもあり、「だったら集金日を指定しないでよ!」と思いながら帰った記憶があります。

当時の私は借金の支払いに追われていたので、1円のお金も大切でした。

そのため、「集金に行く」と伝えてあったのに振込されて、振込手数料を引かれていたことが辛くて仕方ありませんでした。

こうして商売を始めた最初からお金で惨めな思いをしてきたので、自分は絶対にそういう人間にはなりたくないと思ってきました。

ですから「価格交渉はしても、決まってからは絶対に値引きを求めない」「支払日よりも早く支払う」「振り込みは満額振り込む」ということを実行してきたつもりです。

自分にも社員や家族がいるように、取引先にも社員や家族がいます。

経営者だったら、そういう人たちが困ったり、卑しい気持ちにならないように気を遣わなければいい会社は作れないと思うのです。

ところが、いろいろな会社に行くと「そこはケチっちゃダメでしょ!」「社員さんがどういう目で見ていると思うの?」というお金の使い方をしているところがあります。

社員さんにはケチなのに、自分にはいいものを買っていたりしている経営者がいますが、社員さんに買わないものは、経営者も買ってはいけないのです。

そんな当たり前のことができていない経営者が意外にも結構いるのです!

そういう経営者ほど、売上や経費ばかり見ていて、社員の気持ちを把握していません。

ただ数字で一喜一憂しているのです。

確かに社員さんもお給料をもらえないと困るので、その場では「社長!社長!」と言いますし、取引先も会えば「いつもありがとうございます」と頭を下げますが、心の中では「こんな会社潰れればいいのに」と思っている場合がよくあるのです。

私は「もしいい会社を作りたいのなら、まずお金にきれいになりなさい!」と言っています。

私がホテル松本楼の会長を尊敬しているのは、お金よりも人を大切にしているからで、それだから多くの人がついて来たし、会社も大きくなったと思うのです。

「お金の勉強」と言うと、お金を手に入れる方法ばかりを思いがちですが、きれいなお金の使い方を学ぶことの方が私は何倍も重要だと思うのです。

お金の稼ぎ方以上に、お金の使い方にはその人の人間性が表れます。

そしてそれが、その人の会社や人生を作っていくのです!

今日のひとこと
「お金には、その人の人格が表れます!」


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sugiiyasuyuki at 10:30コメント(111) 

2018年08月31日

先ず隗より始めよ

20180830_165215昨日は、東京でマネージメント・ゲーム(MG)でした。

今回の方たちはMG初心者の方ばかりでしたので、時間的に相当タイトになるかと思っていましたが、予定通り午後7時から懇親会を始めることが出来て良かったです。

私はこうしていろいろな会社にお邪魔しますが、そこで思うことは「部下に育ってほしいのなら、どうしてその部下に合った働きかけをしないのか?」ということです。

「なかなか部下が育たない」という上司のほとんどは、自分のやり方に部下を合わせようとしています。

しかし、自分の予定している開花時期に合わせるために、花の芽を指で引っ張っても芽は伸びません!

その花の状況をよく観察して、その花に合った水や肥料を与え、その花が咲くのを待つしかないのです。

それなのに、自分のペースで水や肥料を与えている上司がたくさんいると思うのです。

まるで、引き戸を押して開けようとしているようなものです。

ですから、「部下が成長しない!」と思ったら、まず「自分の働きかけは、部下に合っていないのではないか?」と考えるのがまともだと思うのです。

ところが、多くの上司は「部下が育たないのは、部下が悪い」と考えているのです。

スタンフード大学の「成功する人と成功しない人の違い」の研究によると、成功する人は、成功した原因を外に見て、失敗した時の原因を自分に見る傾向があり、成功しない人は、成功した原因を自分に見て、失敗した原因を外に見る傾向があると書かれています。

まさに、「上手くいかないのはアイツのせいだ」「部下が悪い!」と考えること自体が、成功しにくい考え方なのです。

「水を注ぎたかったら、まずグラスを上に向けるべきだ」という当たり前のこともしないで、自分の言いたいことばかり言っていても、部下は「頑張ろう」という気にならないのです。

この時期、人を採用することは大変なことです。

費用をかけてもなかなか人は来てくれませんし、来てくれた人も、決してこちらが希望するような人ではないと思います。

それだからこそ、人を育てる力には価値があり、自分が作業するよりも高い収入が得られるのです。

こうしたことを書くと、部下に食事をおごったり、部下を注意しなくなる人がいますが、それは部下に迎合しているに過ぎません。

そうした態度は、部下から馬鹿にされることはあっても、尊敬されることはありません。

このブログを読んでいる人の中にも、私に厳しく指導された人がたくさんいると思います。

問題は、それによって意欲をなくすか、それによって成長するかだと思うのです。

誤解がないように書いておきますが、私が言いたいことは「部下にゴマを擦れ」とか「部下の意見を伺え」と言っているのではありません。

自分のペースで働きかけるのではなく、こちらの希望に沿ってもらえる働きかけをしていきましょうと言っているのです。

皆さんは、相手に合わせた働きかけをしていますか?

今日のひとこと
「相手を変えたいのなら、まず自分が変わりましょう!」


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sugiiyasuyuki at 10:30コメント(111) 

2018年08月18日

足りないパーツは?

昨日、ある方から次のようなメールをいただきました。

「杉井さん、いつもブログをありがとうございます。毎日楽しみに読ませていただいています。

私は今45歳で、父が営んでいた文房具店を継いでいるのですが、ネット通販などが台頭し、毎年売上が落ちています。

私は元々音楽が好きだったので、本当はそちらの世界でやっていくつもりだったのですが、杉井さんと同じように親が病気で倒れてしまったため家業を継ぐことになりました。

そのため、どうしても文房具店の経営に力が入らないのですが、杉井さんだったらどのように考えるでしょうか?」

皆さんだったら、どのように回答しますか?

私もこの方と同じで、父が病気で倒れたため、父の作った借金を返すために警察を辞めて、やりたくもない消毒の仕事をすることになりました。

だから、この方の気持ちはよく分かります。

ただ、私がツイていたことは、借金取りがヒドイ取り立て方をしてくれたので、何とかお金を用意しなければなりませんでした!

ここがこの方との違いだと思うのです。

私は夢のために努力できる人は限られた人だと思っています。

しかし、怖いお兄さんが怒鳴り声をあげて取り立てに来ると、意外と頑張れるものなのです!(笑)

先日の「夏休み本番!」で、社員さんに「どうする?」「やってみる?」と聞く経営者はバカだと書きましたが、人は自分で自分を追い詰めることはなかなかできないものです。

だから、上司が決める必要があるのです!

それと同じで、もし借金取りが来ないで生活できていたら、私もこの方と同じようになっていたと思うのです。

しかし、「どうしてもやらなければならない!」となると道は2つしかありません!

1つ目は「どうしたらできるのか?」を考え、生活を変える方法。

もうひとつは、頭を抱えたまま昨日と同じ今日を生きる方法です。

もしこの方が後者なら、経営に適さない人ですから、借金で家がなくなる前に勤め人になることを勧めます。

もし前者なら、何かが足りていないだけですから、この方の足りないパーツを補うことをアドバイスします。

具体的に言うと、

・数字が読めるか? 経営計画が作れるか?

これが出来ない人は、自分の寿命がわからない人です。もしかしたらすでにゾンビなのかもしれないのです!

・経営(儲けるということ)がわかっているか?

頑張るということと、儲かるということは違います。

私がマネージメント・ゲームを勧めるのは、この2つが学べるからです!

・自社の付加価値(青チップ)は何か? 戦略が立てられるか?

儲けるということが分かっていなければ無理なことですが、商売は趣味ではありません。

だから、好きか嫌いかは二の次で儲かる方を選ぶべきだと考えています。

先日「ご褒美は後で」を書きましたが、まず儲かる会社を作って、そこから好きな形に変えて行けばいいのです。

先に好きな方をとってしまうと、それで満足してしまって、儲かる会社を作りにくくなると思うのです。

・営業力があるか? 人がついて来るか?

たくさんの会社を見てきて、商売が儲からない一番の理由は「営業力の欠如」です!

そういう人には社員もついてきません。

だから、CL(建設的な生き方)や子育てセミナーなどで、自身の営業力や人望を高める必要があるのです。

・生き方の指針(美意識や価値観)を持っているか?

これがない人は損得ばかりに目が行って、人からの支援が集まりません。

私が静岡経営塾で教えていることも、実際はこの5項目なのです。

たった5つのパーツですから、一年にひとつ身につけても5年ですべてが揃います。

経営者として問われているのは、それに本気で取り組むかなのです!

皆さんの足りないパーツはどれですか?

私の経験から言うと、「好きな仕事」よりも「借金取り」の方が成功できると思いますよ!(笑)

今日のひとこと
「何かが足りないから上手くいかないのです! 足りないパーツを手に入れましょう!」


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