経営者

2018年11月17日

他力を集める経営

DSCF0105今日の堀内さんの講演が心配で、とうとう長野まで来てしまいました!

今日の堀内さんの講演内容はとても好評でした。

これで堀内さんも講師の一員ですね。

今日は堀内さんの講演内容を紹介します。

1.「さかえや」にヘッドスライディング!

DSCF0053私は小学校から勉強がついていけなくなり、高校では「バカ男」と呼ばれていました。

しかし料理が好きだったことから、板前になりたくて「さかえや」の採用試験を受けました。

ところがあまりにも試験ができなかったので、社長はずいぶん採用を迷っていたようです。

しかし、希望者の少ない調理場を志望したことと、高校時代3年間アルバイトしていたセブンイレブンの「恵方巻」の売上が3年連続で長野県で一位だったことから「さかえや」に採用してもらえました。

2.入社当時の「さかえや」は倒産寸前で、とても荒んでいました。
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従業員室に行けばみんなが社長や会社の悪口を言っていました。

会社がお金を出してくれる飲み会も「それは残業代がでるのですか?」と聞いたり、懇親のためのボーリング大会の出欠席の紙に、大きな文字で「参加を強制するのは止めましょう」と書かれる会社でした。

3.他力を集める

DSCF0032んな時、トイレ掃除の研修で杉井さんと出会いました。

最初は社長に指示をしたりしていて「偉そうな、掃除のオジちゃんだな」と思っていました。

その人が「もし幸せになりたかったら、他力を集めることだよ。そうしたら奇跡が起こるから!」と教えてくれたのです。

しかし、どうしたら他力が集められるかわからずにいると、

DSCF0067(1)一生懸命に取り組むこと

(2)人の支えを認めて、感謝を示していくこと

(3)人のために少しだけ損を引き受けること

が大切だと教えられました。

教えられた通りにこの3つを実行すると、たった3年で倒産寸前だった「さかえや」が1600社の頂点に立ったのです!

DSCF0079本当に奇跡が起きたと思いました。

4.誰にもできることを、誰にもできないくらい

杉井さんから「弱者は差別化が大事だ」と教えてもらいましたが、人がやっていないことや、人ができないことなど私には一つも思いつきませんでした。

すると、杉井さんは「箸よく盤水を回す」という言葉を教えてくれました。

私のように細い箸でも、手を向かずコツコツ水を回し続ければ、次第に盤の水全体が回るという意味です。
DSCF0089
そのとき「人がやっていないことや、人がやれないことをやろうとするのではなく、誰にもできることにでいいから、誰にもできないくらい一生懸命に取り組んでごらん」と言われた気がしました。

そこで7年間、一日も休まずハガキを書き続け、月に一度、朝5時に起きて駅のトイレ掃除を続けてきました。

DSCF0001-3おかげで7年間で書いたハガキは、すでに5000枚を超えています。

その結果、二度目の旅館甲子園も優勝し、とうとう社長さんたちに話を聞かせてくれと言われるようになりました。

まさに奇跡です!

5.風化しない差別化

DSCF0098杉井さんは、「テクニカルなことはすぐに真似されるけれど、コツコツ積み上げた努力は簡単には抜かれない。

それどころかテクニカルなことでうまくいけばいくほど、人は地味な努力を嫌うようになる。

だから地味な努力を積み重ねた人のほうが強いんだよ」と言っていました。

DSCF0006-2私のようなカメがウサギに勝つには、地味な努力を積み上げることが一番だと思うのです。

これからも、カメに生まれたのならカメの戦い方をしていきたいと思います。

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この床のワックスを見てください!

堀内さんの話はほとんどが私から聞いた内容でしたが、それを7年間実践し続けてきた「さかえや」さんの重みがありました。
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彼はまだ若干25歳ですが、人生の約3分の1を積み上げた言葉は、経営者の人たちの心に強く響いたようでした。

昨日は堀内さんと一緒に入社した両角日香里さんのご両親も泊まりに来てくれていました。

娘さんの太鼓をたたく姿は、とてもいい思い出になったと思います。

今日のひとこと
「カメをなめるなよ!」


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sugiiyasuyuki at 10:30コメント(110) 

2018年11月16日

世代交代

20181115_190716昨日は浜松市立細江中学校区のPTA講演会でした。

PTAの講演会というと、以前は私よりも年上の方ばかりだったのに、今では自分の子供くらいの父兄もいて、つくづく人生はあっという間だと思います。

私も来年で60歳になるので、学生に対する講演はそろそろやめるつもりです。

その理由は、子供のころ歳の多い人が講演するのを見ていて「あなたに何がわかるの?」と思ったので、年寄りがわかったようなことを言うよりも、若い人が夢を与える話をした方がいいと思うのです。

20181115_194126そう思っていると、ちょうど「さかえや」の堀内君に講演の依頼が舞い込んできました。

損保ジャパンの代理店さんの一泊研修会で、成功している代理店さん、コンサルタントの先生の後(研修の最後)に、25歳の堀内君が1時間半講演するのです!

凄いと思いませんか?

これまでに堀内君はマネージメント・ゲームのルール説明や旅館甲子園でスピーカーをやっいますが、違う業種の、しかも経営者に1時間半話をするというのは大変なことです。

PB150044それも25歳の青年が行うのですから、本当に凄いことだと思うのです。

もちろん原稿は私もチェックしていますが、彼が講師に選ばれたのは「知識」があるからではありません。

倒産しかけていた旅館に料理人の見習いとして入り、その旅館を二度の日本一に輝かせた実績(経験)があるから講師として依頼されたのです。

きっとその間には不合理なことや、投げ出したくなることがあったと思います。

それでも7年間、毎日ハガキを書き続けたり、朝5時に起きて駅のトイレ掃除を続けてきたから、年配の経営者も一目置いて話を聞いてくれるようになったと思うのです。
PB150043
私はこれまでにたくさんの人を指導してきましたので、堀内君よりも優秀で器用な若者はたくさんいたと思っています。

しかし、そういう人の多くはまだ未熟なのにいい気になって、偉くなったり、気分に流されて努力が続かなかったのです。

結局、ウサギと亀のウサギになってしまうのです!

私は昨日、ある青年に休館中の旅館に行って、旅館の掃除を一人でやってもらいました。

PB150037誰もいない旅館を一人で掃除するのはつらいことだったかもしれませんが、彼は一生懸命に掃除をしていました。

(サボっている証拠写真を撮りに行ってもらったのですが、それを察して彼は掃除をし始めてしまったのです! 失敗!!)

先日紹介した坂村真民先生の詩ではありませんが、こうしたひたむきさがなければ人生は拓かれないと思うのです。

今日のひとこと

「愚かなゆえに
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コオロギのように

一つのうたをうたいつづけてゆこう

それよりほかに

自分を救う道はない」


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sugiiyasuyuki at 10:30コメント(109) 

2018年11月11日

社員が幸せになる会社

今日は11月11日ですね。

1111です!

別に意味はないのですが1が4つ並んだ日曜日って、何かいいことがありそうな気がしませんか?

今日は天気もいいので、散歩でもしたくなる気分です。

私は昨日、湯本社長に同行して長野のある会社に伺いました。

湯本社長の講演について行っただけだったのですが、湯本さんがいきなり私に「話をしてください!」と言うではありませんか!

こういうのを専門用語で「無茶ブリ」と言います!

全く何も準備していないし、講師料だってもらえそうにないこの環境で、皆さんだったらどうしますか?

私は「もっと幸せになろう! もっといい人生にしよう!」という話をさせてもらいました。

私たちは、単にお金を得るためだけに働いているのでしょうか?

私は「いい人生にしたい!」「幸せになりたい!」と思ってその会社を選び、仕事をしていると思います。

それなのに幸せになるという目的を忘れて、ただ仕事をしている人が意外と多いと思うのです。

それはとてももったいないことです。

もし幸せになりたいのなら、幸せとはどんなもので、どうしたら幸せになれるのかということを、真剣に考えたほうがいいと思うのです。

仮に、仕事でたくさんのお金を手に入れたとしても、いい人生になるとは限りませんし、有名大学を首席で卒業しても幸せになれるとは限りません。

逆に言うと、そんな特別は人にならなくても、私たちは幸せになれるのです!

誰でも幸せになれるのに、幸せについて真剣に考えないのはもったいないと思いませんか?

私はいろいろな会社に呼ばれて経営の指導をさせてもらっていますが、私は儲かる会社を作ろうとは全く考えていません。

私はそこで働く人たちの人生がいいものになることを真剣に考えています!

そこで働く人たちが、自分の人生を大切に思い、いいものにしようと思ったら、いい加減な仕事などせず、人に喜ばれるいい仕事をすると思います。

みんながそうした仕事の仕方をすれば、自然と業績もついてくる思うのです。

ところが多くの経営者は、社員さんを幸せにすることよりも儲けることを追ってしまいます。

その結果、人が離れていき、業績も落ちてしまうのです!

だから、私は「もっと働きなさい!」とか「もっと業績を上げなさい」などと言わず、「いい人生にしよう!」「もっと幸せになろう!」と言うのです。

皆さんは「もっと売上を上げてこい!」と尻を叩く会社と「いい人生にしよう!」「あなたの魅力を発揮して!」という会社のどちらで働きたいと思いますか?

結局、人は求めるものにお金を使うのです。

そうだとしたら、売ろうとするよりも、まず人が求めているものを理解することが先なのではないでしょうか?

今日のひとこと
「商売とは、結局は人の理解なのです!」


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sugiiyasuyuki at 10:30コメント(116) 

2018年11月09日

ブルーオーシャン

今日は「設計図を作ろう!(3)」で紹介した「差別化」についての説明です。

私たちは、その人の人となりや、その会社の理念を知ろうとするとき、

・一貫性(他のことは続かなくても、これだけは大切に続けているというものは何か?)

・弁別性(他のことをさておいても、優先していることは何か?)

・コンセンサス(他の人がやらなくても、自分一人でもやることは何か?)

の3つを通して判断します。

私を例に挙げて言うと、私は掃除やブログ、募金活動やハガキなどを20年以上続けています。

仕事が忙しかったり海外に行っても、寝る時間を削って続けています。

他の人が誰もやらなくても、私一人でやってきました。

そうすると、私という人間は20年以上も目先のお金や遊びよりも、掃除やブログ、募金活動やハガキを大切にしてきた人ということになります。

そのことから「多少のことがあっても態度が変わらない人=信頼できる人」となるのです!

それとは逆に、せっかくハガキを書いたりブログにコメントしていても、やったりやらなかったりだったらどうでしょう?

「その時は、たまたま暇だったんだな」「意志の弱い人」「信頼できない」という評価を作ってしまうのです。

だから私は「キチンと続けてごらん。そうするとそれ以上のものが手に入るよ!」と言うのです。

「設計図を作ろう!(3)」で書いた9万円の事例も、9万円を受け取らないことで「お金よりも私を大切にしてくれる人」という印象を与えることができます。

そのことによって、台風の中、用事をしてもらった感謝の意味だけではなく、「この人に頼めば、私たちのためにいい仕事をしてくれるだろう」という信頼から仕事が来るようになるのです。

この心理は高額のサービスほど「失敗したくない」という心理が起きるので、間違いがないと思うところ(信頼できるところ)に仕事が集中するのです。

こうしたことがわかると、たった9万円の広告費が、ものすごい効果の期待できる広告であることがわかると思うのです。

私のようにハガキや掃除、ブログなどを20年も続けている人はそんなにいません。

それだから明らかな「差別化」になるのです!

たとえ「他社がやっていないから、これをやろう!」という思い付きで始めた差別化が当たったとしても、他社はすぐに真似してきます。

その点、面倒だったり時間をかけた差別化は、真似できないし真似しようとも思わないのでブルーオーシャンなのです。

これが私の「戦わずして勝つ」作戦です。

皆さんは、自分のブルーオーシャンを作っているでしょうか?

それとも価格競争の激しいレッドオーシャンで戦っていくつもりでしょうか?

今日のひとこと
「お金にセコイ人は儲からない! ラクをして差別化しても、すぐに真似されるだけ!」


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sugiiyasuyuki at 10:30コメント(114) 

2018年11月08日

優秀でなくていい!

DSCF2518-2昨夜は伊香保温泉の河鹿橋に行ってきました!

今日は伊香保の河鹿橋の写真でお楽しみください。

昨日紹介した建設会社の社長さんが、先日の静岡経営塾で次のような感想文を書いています。

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10月の富山での経営塾では、課題の「道は開ける」の感想発表のとき、私は手を挙げて発表しませんでした。

DSCF2522-2感想文を発表している先輩方の内容を聞いているうちに、私の内容と違っていて「私の書いてきた感想文を発表したら、何か言われるのではないか?」と怖くなって手をあげるのをやめました。

正直なところ、あたりさわりなく終わらせようと、その発表することから逃げたと思います。

入社して間もない社員さんたちの前で、先生から指導をいただくのが恥ずかしいという気持ちもありました。

DSCF2528-2しかし、自分のやり方でうまくいかず、困って経営塾に入れてもらったのに、発表もせず、意見も言われないのでは何も変わらないと思いました。

恥ずかしいという感情が出るときもありますが、自分を変えるためにも発表して、自分のズレを教えていただきたいと思い、今回は質問することにしました。

講義の中で、経営計画を作るときには「計画を発表することで、社員さんが夢を見るようでなければダメだよ!」とアドバイスがありました。

ただ家づくりをするのではなく、その過程で社員さんと関わり、社員さんの夢を応援したいと思います。

DSCF2531-2来年の計画が社員がワクワクし、夢を見れるようなものになるように取り組みたいと思います。

ありがとうございました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私は経営者が優秀である方がいいと思っていますが、優秀であることよりもひたむきさや熱意があることのほうが何倍も価値があると思っています。

立派な理屈では、人はついてきてくれないからです。

DSCF2539-2この社長が優秀かどうかはわかりませんが、社員さん達の前で少しでも成長しようという姿を示せたことは、とても大きなことだと思います。

会社や人生は、言っていることや思っていることで作られるのではなく、自身がやっていることで作られるのです。

リーダーたちには、こうした取り組みをぜひ参考にしてほしいと思います。


今日のひとこと
「やっていることが、教育です!」


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sugiiyasuyuki at 10:30コメント(111) 
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