カテゴリ:経営 > MG(経営戦略ゲーム)

DSCF0186昨日はホテル松本楼のマネージメント・ゲームの1日目と、採用セミナーでした。

リクルートキャリアが発表した2019年10~12月期の「転職時賃金変動状況」によると、接客業や宿泊業の賃金が一番上がっています。

つまり、接客業や宿泊業の人手不足が深刻になって、とうとう求人する際の給料の金額が上がり始めているのです!

これだけ聞けば社員さんにとってはいい話に聞こえるかもしれませんが、本当にそうでしょうか?

DSCF0187同じ経営をしていて給料だけを上げれば、当然、利益は減ります。

その結果が社員さんの労働条件に影響を与えないはずがありません。

まして、再来年からは大学を卒業する学生の人数が激減します。

これまでも少子化していましたが、大学進学率が上がっていたため大学を卒業する学生の数はほぼ横ばいでした。

しかし、いよいよ卒業する学生の数が減り始めるのです!

その人達が魅力のない会社に入ろうとするでしょうか?

DSCF0183企業は、お客様に対する魅力を準備するだけではなく、急いで学生たちに「この会社に入りたい!」と思ってもらえる魅力を作る必要があるのです!

今回の松本楼さんのマネージメント・ゲームには、今年と来年卒業予定の学生さんたちが多数参加してくれています。

ホテル松本楼さんは、この四月に10人の新入社員が入る予定ですが、この時代にたくさんの学生が「入りたい!」と言ってくれているのです。

金の卵を産むガチョウと、金の卵があるとします。

DSCF0181皆さんは、どちらを大切にしますか?

私は金の卵を産むガチョウを大切にします。

私はその金の卵を産むガチョウが、「社員さん」だと思うのです。

それなのに金の卵(利益)を大切にして、金の卵を産むガチョウ(社員)に良いエサ(給料)や手入れ(教育)をしていない会社がたくさんあると思うのです。

皆さんの会社には意欲のある人が「入りたい!」と思ってくれるでしょうか?

農業では、いい苗を手に入れることが勝負の肝で、悪い苗でいい作物を作りあげるのは至難の業だと言われています。

DSCF0185もし儲けたいと思うのなら、いい苗が手に入る会社を作ることが先だと思うのです。

今日のひとこと
「物事には順序というものがあるのです!」


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20200202_1638572020年最初の静岡経営塾マネージメント・ゲームは、さかえやの古橋幹大君の優勝で幕を閉じました!

第4期終了時には、沼津電話工事の小野社長が自己資本533でトップに立ち、第2位はいむら建築の伊村社長の424、第3位はまるたか農園の鈴木社長で431、古橋君は自己資本418で第5位でした。

20200202_163932しかし、そこから猛烈な追い上げを見せ、売上2101で自己資本610の小野社長を抜いて自己資本619で優勝したのです!

経験者が多く、8卓のMGはさすがにすごい迫力でした!

今回の特徴は何と言っても親子2組の参加と夫婦での参加があったことが挙げられますが、もう1つの特徴は会社ごとにちゃんとマトリックス決算表などを練習して参加してくれたことが挙げられると思います。

20200202_163924そのため初心者が多かったにもかかわらず、講義をする時間が十分にとれたのは、各社が事前に勉強をして研修に臨んでくれた結果だと思うのです。

今回の講義で私は物事が起きないうち(目に見えないうち)に対処しておけば何の努力もいらないけれど、ことが起きてから(目に見えるようになってから)対処すると手間がかかる。

しかし、それを放置しているとものすごく大変な苦労をすることになる(手に負えなくなる)という話をしました。

20200202_164002私がCL手帳などで「やっておくべきこと(重点改題)」を考えるように言うのは、やらなくてもいいけれどやっておくと後々が楽になる「目に見えないこと」を見つけるためです。

優勝した古橋君の話の中にも「今回は細かなことを徹底して大切にしようと思って臨んだ」という内容がありましたが、古橋君は他人が脱いだスリッパも直していました。

「微差大差」「神は細部に宿る」と言う言葉がありますが、古橋君のこうした細かな気遣いの積み重ねが勝利をつかみ取る要因になったと思うのです。

20200201_202548お客様の見ているところでは、誰だってそれなりの応対をするものです。

問題は人が見ていないときで、そうした時に細やかな気配りをしても効果がないと思う人が多いと思いますが、実はそうした行動の積み重ねが大きな差を生むものなのです。

社員全員が人が見ていなくても細やかな仕事をしていたらすごい会社と思いませんか?

20200201_202421さかえやさんが「じゃらんの口コミ」で4.9がとれたのは、決して他の旅館さんよりもすごいサービスをしているからではないと思います。

ただ社員さんの下駄箱や、社員が使う休憩室など、お客さまには直接見えないところの整理整頓が微妙な差を生んでいると思うのです。

皆さんは、人が見ていないところを丁寧に片付けているでしょうか?

MGも上級者になるには、席を立つとき椅子を戻したり、在庫をキチンと並べることが重要になりますが、皆さんはそうしたことを大切にしているでしょうか?
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そういう文化が「強い会社」を作ると私は思うのです。

ところで、私は厚志さんの息子さんも海野さんの息子さんも小さい頃から知っていますが、もう息子さんの方が大きくなってしまったのですね。

それがうれしいのが父親だと思うのです。

今日のひとこと
「本当にオシャレな人は見えないところに気を使うものです!」


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20190416_150038今回の「さかえやMG」は、ホテル松本楼さんの庄司君が、自己資本部門、計数部門、人間性部門のすべてで1位をとって、見事三冠を達成しました!

三冠を達成したのは、10年ぶりくらいだと思います。

庄司君は、両親が離婚して、引き取られた父親から育児放棄のような生活をさせられ、高校時代には自分でアパートを借りて妹と生活していました。

そのためほとんど学校にも行けず、就職先もなかなか決まらなかったようですが、ホテル松本楼さんに入社して、今ではホテル松本楼の姉妹店「ぴのん」で支配人代理をしています。

彼の辛かった過去は、堀内君同様に多くの人を勇気づけると思うのです。

このように私たちの辛かったことや弱点は、それを乗り越えた時に「強味」になります。

堀内君の場合は、勉強が苦手でもコツコツ葉書きを書き続け、経営の勉強をしたことで「さかえや」を日本一の宿に導きましたし、庄司君の場合は引きこもっていて対人場苦手だった青年が、接客業で支配人代理となり、経営判断でも、経理でも、人間性でも経営者たちに勝ったのです!

スゴイと思いませんか?

こういう人たちは特別な人なのでしょうか?

私はそうは思いません。

なぜなら、今回のマネージメント・ゲームに参加していた若者たちの中には、堀内君や庄司君を超える可能性を持つ人たちがたくさんいたからです。

そこで問われることは、その人たちが自分の人生にどのくらいの期待を持つかだと思うのです。

先日の「この自分を認める」でも書いたように、高い理想を持つと現実の自分との間に差が生じて苦しくなります。

そのため多くの人は楽に流されて、自分の可能性を捨てていってしまうのです。

今回のマネージメント・ゲームでも、「優勝したい!」と思ってどれだけの人が取り組んだことでしょう?

ほとんどの人は「初めてだから今回はルールを思えよう」とか「まだ初心者だから」と考えて本気で優勝を狙いません。

優勝を狙って参加した人も、少し成績が悪くなると「今回は自己資本300を超えればいいか」と優勝をあきらめていってしまうのです。

しかし、人間の脳は「こうなりたい!」という行き先をセットしないと、「どうしたらそうなれるか?」を考えないように出来ているのです。

その結果、ゲーム(人生)をこなすことになるのです。

誰だってこの人生は初めてです!

しかも、実際の人生はみんなと同じ条件で始められないハンデ戦なのです!

状況が不利になったくらいで優勝をあきらめるようでは、とても思い描く人生は手に入らないと思うのです。

誤解があるといけないので書いておきますが、私は優勝することに価値を置いて、優勝できるかどうかを言っているのではありません。

優勝を狙っても優勝できるかどうかはわかりませんし、実際の人生も思っていたようにはならないものです。

しかし、「こうなりたい」に向かって努力したり工夫することに、人生の面白みがあると思うのです。

私は自分の可能性を捨て、人生を流してしまうことをもったいないと思います。

辛いことがあったり、弱点のある私たちが人生を楽しめるようになることは、あとに続く人たちに希望を与えると思うのです。

そうなったら、私たちが生きた甲斐があるのではないでしょうか?

今日のひとこと
「与えてもらった能力なら、全部使ってお返ししましょう!」


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20190310_164230(0)昨日の静岡経営塾のマネージメント・ゲームは、服部農園の高須部長が自己資本部門で優勝し、人柄部門でも服部農園の服部社長が優勝しました。

ルール説明してくれた森井君も合わせると、毎年二回マネージメント・ゲームを主宰してきた服部農園の底力がいかんなく発揮された結果となりました。

しかし、服部農園さんがマネージメント・ゲームを最初から強かったわけではありません。

社長の服部さんが初めてマネージメント・ゲームに参加したときは、人間のクズでした!(笑)

まったくルールが理解できず、カードすら他人に読んでもらうありさまでした。
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高須部長も、毎回計算が合わず、マトリックス決算表が出来るのはいつもビリの方でした。

今回ルール説明してくれた森井さんは、最初からゲームもできて、計算も早かったのですが、その能力の使い方が下手だったために、ルール説明をするはずだった一年半前のマネージメント・ゲームを直前で降ろされた過去があります。

そんな人たちが、ゲームで優勝したり、人柄部門で優勝したり、ルール説明をするようになるのです!

人は変われば変わるものだと思って見させてもらいました。

DSC_7778今回初めて参加した人たちにしたら、「この人たちは、自分とは違って最初から出来る人たちだったのだろう!」と思ったかもしれませんが、そんなことはまったくないのです!

自己資本部門で第二位になった「あんしんサービス」の天野社長も、土色の顔をしてマトリックス決算表に取り組んだ過去がありますし、今回日本農業大賞の大賞を受賞した京丸園の鈴木社長などは悔し涙でマトリックス決算表に穴が開いたほどでした。

それでも続けてきて、社員100人、NHKホールで日本農業大賞を受賞する会社を作ったのです!

20190309_211437あんしんサービスさんも保険の年間MVPを二年連続で受賞していますし、服部農園さんも昨年農林水産大臣賞を受賞して、今年天皇杯に挑戦しています。

おそらく今回初めて参加した人たちには、こうした先人たちのうしろ姿が、何よりの勉強になったと思うのです。

私は父親の借金を返すために会社を継いだので、「何とか儲かりたい」と思って経営をしてきました。

京丸園の鈴木社長が、負けても負けてもマネージメント・ゲームを続けられたのは、「何とか儲かる会社を作りたい」という思い(欲)があったからだと思うのです。

20190309_211456しかし、ゲームを見ていると、たった二日間だけでも「儲かりたい!」という意欲を維持できる人は少ないようです。

社長が本気で「儲かりたい!」と思っていないのでは、会社が儲かるわけがないのです。

多くの人は儲かっている会社に入りたいと願っていて、有名な会社に入ると「いい会社に入ったね」と言われます。

しかし、鈴木社長が最初からいい会社に入社して、その会社が受賞したとき、今回ほどの喜びを感じられたでしょうか?

高須さんが最初から優秀だったら、ゲームで優勝したときこれほど喜べたでしょうか?

20190309_211119私は無名の小さな会社に入って、それを有名にした方が得るものが大きいと思うのです。

旅館甲子園のように思いがけない結果になる場合もありますが、そもそも本気で狙わなかったら勝つ可能せいもありませんし、人生が充実することもないと思うのです!

私はこれまで本気でいい会社を作ろうとしてきたつもりです。

その結果、それなりの収入も得られるようになりましたが、それ以上に自分の人生が充実したことが何よりも大きなことだったと思うのです。

鈴木社長は、これだけ成功してもハガキの写真をやめてもう一度ハガキと向き合うことにしたそうです。

DSC_7785どうせ一度の短い人生なのですから、本気で挑戦してみてはどうですか?

そう思うと不利な状況ぐらいの方が、やり甲斐がいがあると思うのです。

今日のひとこと
「あなたの武勇伝を描いてみませんか?」


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DSCF0003-2昨日の服部農園のマネージメント・ゲームは、MGインストラクターの宮本正和さんが自己資本部門で1位(757)、辻敏充さんが自己資本部門2位(640)計数部門1位で終了しました。

二人ともMGのインストラクターだけあって、さすがに強かったです!

一緒の卓でゲームをやらせてもらったメンバーは、なかなか観れないゲームを観れて、とてもいい経験ができたと思います。

参加してくれた宮本さん、辻さん、本当にありがとうございました。

今回、服部農園の社員さんやルール説明を聞く必要のない経験者たちは、仕事をもらって1,000円稼いで来る「サバイバル研修」に行きました。

小学生の1ヶ月のお小遣いの1,000円であっても、稼せごうと思うと本当に大変なことです。

そうしたありがたみを知っているかどうかで、お金や仕事、人に対するありがたみもまるで違うと思います。

言い換えると、そうしたことを知らないから、私たちは不幸になっていると思うのです。

私はいろいろな会社を見てきていますが、どこの社長も自分の会社を良くしたいと願っているし、社員さん達にやる気を出してもらいたいと思っています。

しかし、そうした会社を見てきて思うことは、意外にもそう願っている社長さんたちが会社が良くなることを止め、社員さんたちのやる気を削いでいたりするのです!

しかし、そのことに社長さん達は気づいていません。

すべて「善かれ!」と思ってやっているので、自分の言動が社員のやる気を削いだり、会社の成長を止めていることに気づいていないのです。

どうしてそんなことになってしまうのでしょう?

DSCF0004その理由を一言でいえば、「無神経さ(無知)」だと思います。

社長と社員さんとでは立場も違い、見ているところも違います。

それなのに、その差を埋めないまま自分の意見を言っていてるから、社員さんのやる気が削がれているのです。

例えば、社長が少しでも経費を削減して、その分を給料に反映してあげたいと考えて「これよりも安い商品はなかったの?」と言ったとしましょう。

ところが、そんな意図を知らない社員さんは、「いろいろあたってこれを選んだのに、そうした苦労も知らずに何を言うんだ! だったら自分で探せばいいじゃないか!」と思うかもしれません。

これに対して、「早速、購入してくれてありがとう! 少しでもみんなの給料を増やしたいから、面倒だと思うけれど、これからもなるべく安いものを探してね!」と言えば、「社長は会社の利益のためにケチケチしているのではなく、私たちのために少しでも利益を出そうとしているんだ」と伝わると思うのです。

多くの経営者は、こうした手間を省略しているから、社員さんたちとの距離が開いていると思うのです。

では、こんな場合はどうでしょう?

「給料を増やしてあげたいからもっと経費を抑えろ!」と言いながら、経営者が外車に乗っていたら?

社員さんたちは、経営者が本気で「給料を増やしてあげたい」と思っていると受け取るでしょうか?

自分がもらった給料でどんな車を買おうと自由なのですが、社員さんにすると「社員のお給料よりも自分のことを優先している」と見えると思うのです。

社員さんは、いつまでこの会社にいるかわからないから、今貰える給料を第一に観ます。

しかし、まともな経営者ほど、自分が退いたあとのことまで考えて今の舵取りをしているのです。

そこに大きな違いがあるのに、そのことに気づいていない経営者がとても多いと思うのです。

だから、社員さんにもマネージメント・ゲームをやってもらって、「利益とはどういうものか?」「社長はどんなことを考えているのか?」を一緒に考えていく必要があると思うのです。

たくさんの会社を見てきて、会社が一丸とならない一番の理由は、社長の社員さんへの配慮のなさです。

ですから、社員さんは自分(経営者)とは違った視点で物事を見て、意味を理解しているのだということを頭において、自分の意図を丁寧に説明していく必要があると思います。

それと同時に、部下にも「利益とはどういうものか?」「強い会社にするためには、どうしたらいいのか?」を一緒に考えてもらう必要があると思うのです。

今回は長野の匠電舎さんが若手社員と一緒にマネージメント・ゲームに参加してくれましたが、こういうことがいい会社を作る方法だと思うのです。

ぜひ「さかえや」さんや「服部農園」さんのように続けていってほしいと思いました。

今日のひとこと
「自分の言動が、社員さんにどう伝わるかわかっていますか?」


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