杉本木工々房

まな板削り直しでお馴染みの杉本木工々房です

2016年01月

<材種紹介 10/11>


まな板によく使われる材種の紹介つづき。
これを含めて残り2種類となりました。


さて本日紹介するのはヤナギ(柳)です。
ヤナギはおそらく木製まな板の中で最も高価なまな板だと思われます。
その理由はその希少価値と包丁当たりにあると思われます。
ヤナギは護岸強化のために川沿いに植えられることが多く、その性質通りに木材の粘りや組織復元力が高く、ゆえに包丁痕が付きづらいのです。
そしてヤナギは驚くほど亜種が多く、まな板によく使われる種としては “ねこ柳” や “ばっこ柳” などが特に有名です。

筋状に不規則に入る模様が特徴的ですね。

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<材種紹介 9/11>


まな板によく使われる材種の紹介つづき。
いよいよ紹介する材種の残り3種類になりました。


さて本日紹介するのはベイヒバです。
ベイヒバはわが国では米ヒバと称し、その名の通りアメリカ産出の材です。
具体的にはアラスカからオレゴンにかけての太平洋岸の材です。
別名アラスカヒノキ、又はイエローシーダーとも言います。

米ヒバは日本産のヒノキよりも安定的かつ比較的安価に取引がされているので、
ヒノキの代用としてお寺・神社の建て替えや改修工事に良く使われる材です。
香りもとても良く、芳香が強いので”ひば”の名を付けたのかもしれませんが、
ベイヒバはひばの類ではなくヒノキの類になります。

ベイヒバも榧と同じように黄色の色合いがとても綺麗ですよね♪
ベイヒバ・アラスカヒノキ・イエローシーダー

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<材種紹介 8/11>


まな板によく使われる材種の紹介つづき。
本日紹介するのは榧(カヤ)です。本榧とも。


榧材は将棋盤や碁盤に使われることで知られている通り、
とても貴重な材で国内の蓄積量はかなり少なくなってきています。

そして何と言っても香りが最高です。
実は私の一番好きな木の香りがこのカヤです^^

黄色の色合いがとても綺麗ですよね♪

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<材種紹介 7/11>

材種紹介以外の投稿が続きすぎましたが、まな板によく使われる材種の紹介つづき。
本日紹介するのは椹(サワラ)です。花柏とも書きます。
当たり前ですが魚の鰆(サワラ)とは関係ないです^^;


サワラは見た目がヒノキによく似ていますが、持った感じが、あれ?と思うほど軽いのが特徴です。
そしてヒノキのような芳香もありません。
サワラは水湿に強く古来からまな板や桶、障子の組子などに使われてきた材です。

サワラ

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<材種紹介 6/11>


まな板によく使われる材種の紹介つづき。
本日紹介するのは銀杏(イチョウ)です。
いちょうはプロの料理人からも幅広く支持されており、
まな板として定番の材種です。当工房にもよく届きます。


イチョウのまな板の特徴は何と言っても包丁の当たりが良いという点が支持されている所以だと思います。
また、木に多くの油分を含むので食材の水分が染み込みにくいという点もあげられると思います。


デメリットとしては、油分が多いのでその油分がまな板の表面に染み出てくることもございます。
まな板削り直し完成後にクレームで、”食材の油が取り切れていない”、といった勘違いも実は多いです^^;

また、イチョウはギンナンのなる木でも有名ですが、特に雌木の匂いがかなり独特です。
私自身もメスの木のニオイは臭いと感じ、あまり好きではありません。

木材の一長一短を的確にご判断の上、まな板をお選びいただけたら幸いです。

<参考>
イチョウの葉の形(
ズボン型、手のひら型、扇型)で、オスとメスが判別出来るという説がありますが、
これは実は俗説のようです。
葉の形では全く見分けられないとのことです。


いちょう

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