2009年04月

2009年04月30日

1,000円で海を渡る

908d7f12.JPG昨日T君と飯野山から降りた後、車で瀬戸大橋を渡って岡山へ走りました。GWに突入して、ETC休日割引で「千円」で通行できます。ETCなしの通常料金だと3,550円です
この割引制度がなければ、高い料金を払ってわざわざ橋を渡ることもありません。天気もよくて、色々な「穴場めぐり」ができました。

割引制度にはETC搭載の問題はじめ、環境悪化の促進、フェリーやJRへの悪yoshima影響などが言われています。定額給付金とともに「景気効果」があるのかは不明です???
しかし制度のおかげで、満喫した時間を過ごせたのも事実です

帰りに「与島パーキングエリア」へ寄りました。駐車場はすごい車の数でした。ナンバープレートを見ても「大阪・神戸・姫路・和歌山・福山・広島・北九州」など、ほとんどが県外で、中には「三重・富山・浜松」などの名前も目にしました
千円乗り放題」の効果なのは確かです。PAから本線に戻るゲートへの道は、数珠つなぎの車で時間もかかりました〜



2009年04月29日

新緑の山登り

e4d3d116.JPG若い友だちのT君と2人で、飯野山(いいのやま)へ登りました。今年10度目です。今日は祭日で、登る人も普段より多めでした。新緑がまぶしく輝く、木漏れ日の中を登りました

急な傾斜の「直登りコース」を取って、狭い道を今日はT君が先に歩きましたが、とにかく足取りが速くて、ペースを落とすように頼みました。途中で水分補給の休憩もしました
これを「齢の差」と言うのかと、つくづく感じました〜

頂上へ上がると満ち足りた気分になります。涼風に当たりながら、コンビニのおにぎりの昼ごはんです
生ある事のありがたさを、ひたすら感謝するのみです(^∀^)

2009年04月28日

横浜開港150周年

eb273229.jpg横浜市では「開港150周年」を記念して、今日から9月27日までの間、みなとみらい地区をメイン会場に「開国博Y150」を開催する。「未来への出航」をテーマに、いろいろなイベントがおこなわれるそうだ

ペリー黒船で浦賀にやってきて日本は大騒動になった。ペリーはアメリカ大統領の要望書を渡していったん帰るが、翌年ふたたびやってきて横浜に上陸し話し合いの結果、日本の「鎖国政策」が終わった
当時の横浜は、家も100戸ほどの小さな漁村だったそうだ。

akarengaその4年後の1858年に「日米修好通商条約」が結ばれて、横浜・函館・長崎・神戸・新潟の5港が開かれることになった。横浜はもっとも早い1859年に開港されたが、江戸に近く海が深いという地形も影響したようだ。

その後横浜は港町として発展し、今や人口では大阪市を抜く日本第2の都市になった。海辺のスポットは中華街と並んで若者にも人気の観観光名勝だ
港町はどこも郷愁を誘うノスタルジーにあふれている(*^・ェ・)ノ



2009年04月27日

秘密の「隠れ道」

iwasakitonneru38b2058b.JPG先週麺法師さん(コチラから)・T君と山へ登ったあとに、寄り道をしました。46年前に廃線になった私鉄電車の線路のあとが今は道路になっています。
しかしこの道は出入り口がわかりにくく、またすぐ近くを国道が並行しているので利用する事もない、あまり知られていない「隠れ道」なのです。この道をたどってみました

途中にはトンネルもありました。入り口天井のアーチ部分はレンガが組まれていて、レトロな雰囲気でした。「岩崎隧道(ずいどう)」という名称の刻銘版は右から書かれていて、戦前に造られたことが分かります
長い年月を経た今も使われているトンネルに、土木技術の高さを感じました。小さな発見があった文字通りの「寄り道」でした〜


sugisugi69 at 20:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!日常生活 

2009年04月26日

川越の「ご当地検定」に思う

73af04dd.jpgkawagoekaigisyo埼玉県川越市の歴史や文化の知識を問う「ご当地検定」の2級試験がおこなわれたが、受験者694人に対して合格者は3人で、「問題が難しすぎる!」などの苦情が出ているという(゚皿゚メ)
小江戸川越検定」と呼ばれるこの試験は、去年2月に3級試験がおこなわれたが、合格率が94.5%と高かったので、今度の2級試験を難しくしたとの話しだ。結果、合格率は0.43%になり、「京都観光文化検定」の合格率などと比べても異常に低い「難関検定」になった

しかし「検定の合否」は、必要とされる知識があるかどうかで決められるもので、合格率や合格者数で決めるべきではないと思う(・ε・)ノ
川越を知るレベル水準を「どの程度に置くか」は、求められる知識に基づいて試験実施者(川越商工会議所)が決めればよく、その結果試験の合格者がゼロだったり、全員が合格しても良いんじゃないのか

世の中の試験にはすべて「定員」というものがあるので、「ふるいにかける」仕組みになるのは仕方ないが、この種の検定は違ったあり方でもいいと考える。何より自分たちのまちに、関心や愛着を持った市民が増えるのは結構なことだ



2009年04月25日

「心柱(しんばしら)」というもの

b51f2c09.jpg奈良の薬師寺は、興福寺とならぶ法相宗(ほっそうしゅう)の大本山でユネスコの世界遺産にも登録されています。特に金堂手前の東西の塔は、他所では類を見ない優美な仏塔建築です

西塔は焼失したのち再建された新しいものですが、東塔は奈良時代の建築と言われ、国宝に指定されています。この東塔が今年の夏から10年におよぶ解体修理工事に入るそうです。
薬師寺に限らず五重塔などの「塔建築」は地震に強く、京都の大地震の記録でも本堂や庫裏(くり)などが倒れても、塔は残るという例が多くあるようです(゚ロ゚;)

今回の薬師寺東塔の大修理では、塔建築独特の中央を貫く「心柱(しんばしら)」とこの土台の「心礎(しんそ)」にも手が加えられるようですが、地震に強く千年を超えて立ち続けられるのも、この心柱と心礎によるところが大きいと思われます。

建物に「」の文字を使っているのも、宮大工など職人の思いを感じます。10年間の工事中は東塔には覆い屋が建てられ、対を成す東西の塔の光景は見られませんが、日本文化の奥深さと技術水準の高さに感心するとともに、人の体も姿勢を正してまっすぐな心柱を持たねばと思わされました



2009年04月24日

さっぱりわからん〜

aacc1896.JPG財務省が全国各地域の今年1〜3月の「経済動向」を発表した。ところがその表現が、さっぱりわからない
北海道・中国・四国は「悪化している」、沖縄は「厳しくなっている」で、ここまでは理解できる

しかし「急速に悪化」(東北)、「さらに悪化」(関東)、「依然として悪化」(北陸)、「一段と悪化」(東海・九州)、「かなり悪化」(近畿)と、それぞれ表現している。
いったいどこがどう違うのか、どのように悪いのか、さっぱりわからない???

優秀な財務省役人には分かるのかも知れないが、自分のような凡人には理解不可能だ。もっとわかりやすく伝えてくれないだろうか(*・ω・)ノ



2009年04月23日

関西弁に見る難解な日本語

b764d062.JPG神戸市にある流通科学大学で「留学生のための関西弁講座」が開かれたそうだ。この大学では年々留学生が増えているが、彼らは母国で「標準的な日本語」を学んで来日して来るため、関西圏の神戸の大学で「関西弁」がわからず、戸惑う学生が続出したためとの事だ

あかん」とか「ちゃう」「してはる」など、独特の抑揚と文法の関西弁を勉強しているという。しかし「ぼちぼちでんなぁ〜」などの意味不明なものや、「もうかっとりまっか?」などの他人様に失礼な言葉も学んでいるのだろうか
特に関西では、「オマエあほか」とか「けつかるねん」「どついたる」「おんどれ」などのガラの悪い下品な言葉も多く、これに恐れをなして留学生が帰国しないか心配だ(・Д・)

しかし日本語とは実に難解で奥の深いものだと改めて思う。「真の関西弁」は、日本人でもよその地域の人間にはなかなか「分からへん〜


2009年04月22日

山から山へ

45d5af08.JPG麺法師さんと歳の離れた友だち3人で、飯野山(いいのやま)へ登山しました。知り合いの人とも途中で合流して、あれこれお喋りに夢中になって、気がつくと頂上でした。
今年9度目の山登りです

しかし今日は、上で昼食も取らずにすぐ下山しました。
県内の単独峰で一番高い大麻山(おおさやま)には車で登れますが、頂上の尾根一帯は「私有地」になっていて、普段は道の途中に柵(サク)が立てられています
ところが、頂上に桜が咲く今ごろに限ってサクが開けられます。一年の中でこれを逃すと車で行くチャンスはなく、幸い今日は天気も良くて本日2本目の山登りです
DSC07879上の臨時駐車場は「700円」いると聞いていたので、麺法師さんの車に乗って向いました。自分もここは20年ぶりの場所です(*^・ェ・)ノ
駐車場からずっと傾斜の尾根の桜の道を歩きました。桜は八重で遅咲きですが、昨夜からの大風でだいぶ散っていました

しかし標高616メートルの頂上からは、讃岐平野の大パノラマが広がっていて、先ほど登った飯野山も見えました。景色をながめながら昼ごはんをいただきました。山道へ入っても楽しいのでしょうが、詳しい人からこの辺りは「ヘビが多い」と言われていたので止めました。
車で行ったものの、尾根のそこそこの距離を歩きました。ここちよい疲れをおぼえました(^0^)





2009年04月21日

阿修羅(あしゅら)のごとく

9c94b1e4.jpg奈良・興福寺に国宝「阿修羅像」があります。阿修羅は「戦いの神」で、人の持つ恨み(うらみ)や嫉み(そねみ)の感情を表現しています。私たち人間は自分や他人と戦い続けるという、逆巻く渦の中に生きています(=゚ω゚)人
sarusawanoike台湾で飛行機事故で亡くなった作家向田邦子さんの作品に「阿修羅のごとく」がありますが、様々なものと戦って生きる人間模様を描いています

今回この阿修羅像が半世紀ぶりに奈良を離れ、東京上野の国立博物館で「阿修羅展」として開かれています(コチラから)。
展示では、阿修羅像とともに造られた仏に仕える「八部衆像」や「十大弟子象」、そして法隆寺の国宝「阿弥陀三尊像」などが一堂にそろうという、これまでにない豪華な内容になっています。東京の展示では、興福寺では見ることのできない「阿修羅の背中」も拝めるそうです

阿修羅はじめ八部衆像は、それぞれ違った独特の表情と眼をしています。天平の仏教美術は、今に生きる私たちに何を語りかけているのでしょうか。




2009年04月20日

選挙は闇の魔界

d58d221c.JPG昨日と先週の日曜日は「地方選挙」のピークだった。昨日の青森市長選挙では、「コンパクトなまちづくり」を唱えていた現職落選した
ウチのまちでも昨日、市長選挙の投票がおこなわれ、現職と新人の一騎打ちになった。自分は死んだジイさんが「他人の保証人になってはイカン!」「選挙に関ってはイカン!」という遺言を残していて、この齢になるまで「選挙」の手伝いは一切してこなかった

しかし今度の選挙は、まちの将来を決める大事なものだと考え、微力ながら新人候補の応援をさせてもらった。昨日の深夜に「落選」という結果が出た。接戦の末の僅差だった・・・
選挙運動ではいろんな経験をさせてもらい、また色々な人とも逢(あ)った。自分の仕事を放って純粋に携わる人が大勢いれば、支持を表明しながらまったく何もしない人間や、陣営に加わりながら裏で相手候補と通じたり、「勝ち馬」を見極めて動こうとしたりと、醜い人間模様も目にした。

NHKの大河ドラマで見る「戦(いくさ)」と同じことが、現代社会でも繰り広げられているんだと思ったφ(..)


2009年04月19日

お江戸・日本橋に思う「まちの景観」

74f840c6.JPG東京の日本橋は、江戸時代にここを出発点に東海道・中山道など「五街道」が整備されましたが、今でも「日本国道路元標」が埋め込まれている日本の道路網の始点です
現在のルネッサンス様式の御影石の橋は、1911年(明治44)に完成したもので、ランプ柱・青銅製の装飾が施された構造物は、国の重要文化財にもなっています。

この歴史と由緒ある橋の装飾灯すれすれに「首都高速道路」が覆いかぶさったのは、東京オリンピックの前年1963年(昭和38)のことでした
当時の京都造形芸術大学学長は「オリンピックのためとはいえ、よくも平気であのような野蛮にして醜怪なものをつくったものだ。よくもあのような歴史否定文化破壊の蛮行を容認してしまったものだ」と、冊子「日本橋4百年」(発行:建設通省東京国道事務所)に寄稿しています

この言葉は今の時代に見事に当てはまる内容だと思います。これからの日本社会は「20世紀型の高度経済成長」の発想を捨て、環境や景観や人の優しさ・思いやりに重きを置く「まちづくり」をすべきじゃないのでしょうか???



2009年04月18日

お寺でフラメンコショー

6469798f.JPG今日、檀家になっているお寺で「春季永代経法要」というのがあって行ってきました。お念仏を唱えご住職の話しを聞いたあと、なんと本堂でフラメンコショーが披露されましたΣ('◇'*)エェッ!?
ご住職は前々からお寺を「文化発信の場所にしよう!」と言われていて、これまでにも「管弦楽五重奏」などの催しをしてきました

しかし浄土真宗の寺でスペインの芸能をするのは、例えればキリスト教会で「落語寄席」をやったり、神社の境内で「賛美歌合唱」をするようなもんです。
ご本尊の阿弥陀さんも、さぞかし仰天したことと思います(つд⊂)

しかし「違ったものを受け入れ許容する」心は大切なものだと思います。また寺のお堂でのショーは不思議なコラボレーションが造られていて、素晴らしい雰囲気でした
激しい音と音楽とリズムに引き込まれたひと時を送って、いいものを見せてもらいましたパチパチパチ〜

2009年04月17日

路上喫煙の「吸い逃げ」が横行

52074f97.JPG「非煙草」の時代をむかえ、東京千代田区を皮切りに大阪の御堂筋・京都の河原町など全国各地で「路上喫煙」の禁止区域が増えている。これらの地区では、自治体が違反者から1千〜2千円の過料(違反金)を徴収している
ところが違反者が「現金がないのであとで払う〜」と言って、そのまま支払いを逃れるケースが相次いでいるという(-ε-)

違反者がウソの住所や電話番号を申告しているため、徴収不能になっているケースが多いようだ。このような「吸い逃げ」は、各地で横行している様子で、このままでは「キチンと払った者がバカをみる」ことになる(・ε・)ノ

現金を持ちあわせていない場合は、免許書など本人証明書の確認や持っている携帯電話番号の掌握を制度化し、最悪の場合は連行やたばこの没収などもやむを得ないかも知れない
処罰をむやみに乱用するのは問題だが、「まわりへの健康被害」や「まちの環境」を考えると、一定範囲での運用はやむを得ないと感じる。「タバコを吸う行為」に対しては格段に厳しい世の中になったと思う




2009年04月16日

桜の花道

3d1b95ed.JPGきのう飯野山(いいのやま)登山をした時、山道の所々は散った桜の花で、一面が敷きつめられていました。落ちたばかりのピンク花は、まだ鮮やかな色どりを残し、やさしい春の木漏れ日が射していました。
これらの花びらは、人の足に踏まれたり雨に打たれたり時間の流れの中で朽ちたりして、に戻っていくのでしょう

そしてその土はまた樹木を育む栄養の基になり、新しいを生んでいくのでしょう。輪廻転生(りんねてんしょう)という言葉が頭に浮かび、自然の理(ことわり)を思いました


2009年04月15日

ぜいたくな昼ごはん

fb51cb85.JPGinarizushi友人の子どもと今年8回めの「飯野山(いいのやま)」登山に出かけました。一面の青空のいい天気で、汗ばむ陽気で半袖でOKでした
頂上は乾いたさわやかな風が吹き抜けて、山桜も散り始めていました

置かれているテーブルで昼ごはんにしましたが、散る桜の花びらが次々と舞い降りてきました。
いい汗をかいたあとの昼食に、今日はこんな「添え物」がありました。コンビニで買った3個178円の「いなり寿司」でしたが、僕には最高にぜいたくな食事でした

2009年04月14日

雀の涙

ec541aae.jpg日本国内のスズメの生息数が1800万羽にとどまることが分かった。この数は半世紀前に比べて90%の減り方で、ここ20年の間では80%も減少したとの話しだ
えさ場になる田畑や、巣を作る木造家屋が減ったのが原因のようだが、農家には大敵の雀も日本の源風景に生をはぐくむ身近な鳥だ

環境破壊が減少の原因だとすれば一考の必要がある。ドジョウやザリガニなど、自然破壊でいなくなった生き物は数多くいる。それは巡り巡って、自分たち人間が生きていく問題にもなると思うφ(..)
90%減って1800万という数は、最近までは人間より雀が多かったという事だ・・・

ごくわずかな量のことを、小さな体の雀が流す涙にたとえて「雀の涙」と言うが、小さな涙でも無視はできない〜

Photo by(c)Tomo.Yun


2009年04月13日

駅のデザイン

572ce468.JPGJR京都駅ビルは「ホテル・グランヴィア京都」や「伊勢丹百貨店」などが入る大きな施設ですが、外観をはじめ大屋根・空中径路・171段の大階段などがあるユニークな建築物です
コンペの結果、建築家・原広司(はらひろし)氏の案が採用され建てられました。2つのタワービルに空中庭園を渡した「梅田スカイビル」や「札幌ドーム」の設計でも知られています。

古都京都の玄関にふさわしいデザインなのか、いろいろ議論もあったようですが、今では「古さと新しさ」がマッチした、京都の景観に溶け込んだ存在になっていると思います
駅前の「京都タワーホテル」に泊まったとき、部屋の窓から見える駅ビルはなかなかの光景でした。特に夜には様々な配色がビルに施され、幻想的な雰囲気が漂っていました(^0^)

駅ビルは都市の大小を問わず、まちの玄関の顔とも言えるもので、日本のまちの風景が同質化されている中で、建築デザインがとても大切だと感じます(。・ω・)ノ゙



2009年04月12日

花を惜しむ

sakura桜の花が散っています。季節の移ろいを正直に映して咲き、そして散っていきます。

久方のひかりのどけき春の日にしづ心なく花のちるらむ

古今和歌集」巻第二にある紀友則(きのとものり)の歌です。
「光が空から降りそそぐ、のどかに続くこの春の日中(ひなか)なのに、どうして桜はこうもあわただしく散っていくのだろう〜」と詠んでいます

散っていく花への哀惜を余すことなく表現しています。しかし桜に限らず人の命をはじめすべての万物は「いつかは散る」のが、この自然界の定めと言えます(-д-)ノ



2009年04月11日

麻生総理の「誤読事件」

asousouri-nigaoec2bcf668.JPG昨日皇居宮殿の「松の間」で、天皇・皇后両陛下の結婚50年の祝賀行事がおこなわれたそうだ。3権の長を代表して麻生総理がお祝いの言葉を述べたが、繁栄を意味する「弥栄(いやさか)」を「いやさかえ」と言い間違えたそうだ

麻生総理の、漢字の「誤読」は国際会議をはじめあちこちで披露している。未曽有(みぞう)を「みぞうゆう」、踏襲(とうしゅう)を「ふしゅう」、怪我(けが)を「かいが」、参画(さんかく)を「さんか」、決然(けつぜん)を「けんぜん」など、日本語は世界の言語の中でも難しい言葉だが、「国語力」は極めて低いと言わざるを得ない

今回首相は紙を持たずに述べたというが、難しそうな文字は事前に事務方が注意して教えておくなど配慮が必要だろう。今度のことは事務方の職務怠慢と言われても仕方ない(@ε@)ノ


2009年04月10日

国家破綻への道

eebb0f72.JPG政府・与党は深刻な経済危機に対応するために、15兆円にのぼる補正予算を組む方針を打ち出した。過去に類を見ない巨額の数字だ
この財源は10兆円近くの赤字国債の発行もやむを得ないとしている。

経済危機に対応するための財政出動も分かるが、自民党の「選挙対策」なのは否めない。
今や国の負債は850兆円にせまり、先進国の中でも最悪の借金大国になっている。これで財政健全化はますます困難になったばかりか「国家破綻」の恐れすら出てきたと感じる(・ε・)ムー

今でも債券の「だぶつき」で国債価格は下がり気味で、長期金利は上昇傾向にある これにアメリカの巨額な国債発行が重なって、日本の金融機関はもはや国債を引き受ける体力を持っていない。

やむを得ず日銀が国債を買うことになるが、これは「タコが自分の足を食べて命をつなぐ」禁じ手だ。こうして日米の国債価格は暴落し、これを大量にかかえる金融機関は壊滅的な打撃を受け、金融恐慌が再燃する

そして市中にバラ撒かれたお金は、恐ろしい「インフレ」を引き起こす。「大根1本が100万円」になって市民生活は大混乱し、治安も悪化して無法状態になる
こんなシナリオが現実に起こる可能性は十分にあると思う(。・ω・)ノ゙


2009年04月09日

金毘羅さんの「桜馬場」の光景

daimon-konpira昨日「こんぴら歌舞伎」を見たあと、天気もよくてせっかくの機会なので麺法師さん(コチラから)と一緒に、金毘羅宮に参拝してきました。
石段が名物の金毘羅さんですが、365段のぼったところに「大門」があります。ここから先は「神域」になり、大傘をさして飴を売る「五人百姓」だけが唯一商いを許されています

「大門」からはしばらく階段もないなだらかな傾斜の石畳が続きますが、ここはsakuranobaba-konpira桜馬場」と呼ばれていて、まさしく桜並木が続いています
ここの桜は早咲きなのか陽あたりがいいのか、すでに散り始めて青葉の葉桜になりつつありました。初夏の陽気の中、汗をかきながら785段の階段を昇り、御本宮に参拝しました。
いい運動になりました


2009年04月08日

「こんぴら歌舞伎大芝居」を観劇

konpirakabuki-nakakonpirakabuki-sotoきのうから讃岐の春の風物詩「四国こんぴら歌舞伎大芝居」が、現存する国内最古の芝居小屋「金丸座」で始まりました。今日、麺法師さんほかいろいろな方々と行って観劇してきました

今年は25回目の節目になり、この公演を始kanamaruza-zumenめた一人の中村勘三郎さんが16年ぶりの出演になるほか、長男の勘太郎さん・次男の七之助さんとの親子共演も実現しました(^∀^)
こんなわけで、前評判の人気がとにかく高くてチケットも手に入れにくい状態だったのが、幸運にも今日訪れる機会ができました

海外でも高い評価を得ている近松門左衛門の名作「俊寛(しゅんかん)」はじめ、「新口村(にのくちむら)」「身替座禅(みがわりざぜん)」の3つの出し物で、江戸時代そのままの芝居小屋で、奥の深い日本文化の歌舞伎を心から味わった充実したひと時でした(・∀・)




2009年04月07日

人間が犯した過ち

chichibu-zyoukuu東京へ飛ぶシップの窓から、雲の切れ間に中国地方の山野が望めた。しかし川と谷に囲まれた山はどれもゴルフ場だらけで、開発できる場所はすべてゴルフ場にしていると言っても過言ではなかった。熊手で削り取ったような無残な光景を空から見た
chyuugokuchihou-zyoukuuこれらは昔、日本が「バブル景気」に踊って造成したもので、ゴルフ場会員権も値上がりして次々と売れた。しかし間もなくバブルは崩壊して会員権も暴落し、そしてゴルフ場は次々と破綻した
このゴルフ場を外国の投資銀行・ファンドなどの「外資」が、超安値で買い叩いていった。そして今、その外資が金融恐慌に陥り破綻を続けている。

人口も少ない地方にこれだけの数のゴルフ場があって、そして不況が日本を襲い人々は節約に走っている。経営が続くはずがない(゚皿゚メ)
金融市場主義が田舎の山野に残したのは、こんな痛々しい自然破壊の傷跡だった・・・


2009年04月06日

「定額給付金」の受け取り申請を

42c2361b.jpg役所から「定額給付金」の受け取り申請の書類が送られてきた。今日あれこれ記入して必要書類のコピーも貼って郵送した
「金は欲しい。もらえるものはもらう〜」というのが、人間の正直な本性だろう。「寄付する」という奇特な人は自分も含めて、まわりでは知らない
しかしこのカネは、若者や子どもたちや老いた時の自分らが、将来返済しなければいけないものだ。そう思うと何だか釈然としなかった・・・