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2016年10月

デンマークの移民の話は書いていませんでしたが。】

【デンマークの移民の話は書いていませんでしたが。】
デンマークは治安が良く、落とした財布も日本のように戻ってくると聞いていたのですが…。
世界初の歩行者天国で有名な「ストロイエ」を散策する時、コーディネーターさんから「ルーマニア人の窃盗団が横行しています。彼らはプロですからとにかく気をつけてください。」と注意を受けました。コペンハーゲン空港でもビジネスクラスのカウンターにスリが多いとのこと。彼らはスーツ姿だけど足元は逃げやすいようにスニーカー。どんな人混みの中でも犯行に及ぶそうです。
デンマーク人ではなく、外国人の窃盗団。
こんな状況ですが、お話を伺ったフォルケフォイスコーレ・インターナショナルピープルズカレッジの校長先生は「移民の受け入れを辞めるのは多様性を認めて共存してきたデンマークらしくない。デンマークの難民受け入れはまだ人口の10%。他国では25%受け入れている国もある。まだまだ大丈夫。」と語り、「日本は1%しか受け入れてないじゃないか」と批難されました。
多様性の支援に向けて取り組む団体「クビンホ」のスザンヌ氏も「今までは、移民や難民の方々にデンマークを理解して早く馴染んでもらえるような施策を展開してきたが、それは違うような気がしている。移民の人達とも対等であるべき。これからは彼らのありのままを受け入れ、彼らからも学ばなければならない。」と語りました。
一方で昨年の選挙では、移民排斥を唱える右派「デンマーク国民党」が躍進し、連立を組む中道右派の「自由党」が四年ぶりに政権奪回を果たしました。
日本でも移民問題が表面化した時(既に表面化しつつあります)、キチンと選挙で民意が示される必要があります。が、日本にはデンマークの「デンマーク国民党」やフランスの「国民戦線」のような右派政党が国民の支持を得ません。(このような党が躍進する時にはもう手遅れ状態ということかもしれませんが)
先日の討論会でご一緒した元ウクライナ兼モルドバ大使の馬渕睦夫先生がおっしゃいました。
「自民党が移民を推進すると言ったら、一体どの政党が反対してくれるのだろう?」
http://www.sankei.com/smp/affairs/news/161031/afr1610310002-s1.html

デンマークから帰国しました。

デンマークより、無事帰国しました。成田空港に着いて、そこからバスで羽田空港に移動。これから伊丹空港に飛びます。
デンマークは凄い国だなぁと思いました。
デンマーク人が、「デンマークに生まれて良かった」「デンマーク人で良かった」「だから、子供達や孫達に素晴らしいデンマークを引き継ぎたい」との思いで、何十年もかけて作ったシステムです。それでも未だにデンマークにも社会的格差はあります。生活困窮者もいます。コペンハーゲンには寒空の下路上で寝るホームレスもたくさんいました。まだまだ課題はあるのです。移民問題など新たな悩みの種も。それをまた、国民を巻き込んでなんとかしていこうという意志のある国でした。
残念ながらというか予想通りというか、日本が学べることはそう多くありませんでした。「北欧の福祉や社会システムは素晴らしい!日本も真似るべきだ!」という人々を今ならしっかり論破できます。やはり、実際に行って見てくることは大事だなぁと思います。
日本がデンマークに学ぶこととしたら…。
他国になんと言われようと、「日本に生まれて良かった」「日本人で良かった」「だから子供達や孫達に素晴らしい日本を引き継ぎたい」という思いで、どれだけ日本独自の福祉や社会的システムを作れるか?だと改めて感じました。
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【デンマーク視察5日目〜「中間管理職の7割以上が外国人!」の優良企業】

【デンマーク視察5日目〜「中間管理職の7割以上が外国人!」の優良企業】
視察最終日の昨日は、起業家を支援する団体でお話を伺い、その後インシュリンのシェア世界一の企業・ノボノルディクス社の研修施設を訪問しました。
デンマークでも起業家は大変。一般のサラリーマンが受けられる失業保険などが受けられないなどの課題があるそうです。その為に、横の繋がりは大切です。それを支援する団体が行政ではなく、民間で行われているところがユニークでした。
ノボノルディクス社ではアメリカ人の女性役員の方が人事についてお話しくださいました。ノボノルディクス社では、現場の課長、係長クラスは外国人が7割を占めていて、ダイバーシティを実現しつつあるそうです。日本の企業では考えられないことですが、うまく運営できているとのこと。また、詳細は後日書きたいと思います。とにかくおしゃれな研修施設でした。
夕刻はデンマークで一番美しいと言われるフレデリクスボー城を見学し、暫し観光気分を味わいました。
今日午後の飛行機で帰国します。
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【デンマーク視察4日目〜不法占拠の無法地帯の不思議】

【デンマーク視察4日目〜不法占拠の無法地帯の不思議】
昨日はデンマークの国会議事堂に行き、アストリッド・クラウ議員にお話を伺いました。(中道左派の社会民主党所属。前保健大臣で三児の母)
・国会議員に女性を増やす為には、政党が如何に優秀な女性を選ぶかにかかっている。国民が男性を選ぶか女性を選ぶかはわからないから。
・2025年、デンマークは高学歴人材がい7万人不足する。一方で失業者も7万人になるという予測がある。
・まだまだ育休を取る男性国会議員は少ない。経済関係の委員会は男性が多く、保健関係は女性が多いという実態。これだけやっても男女差はなかなかなくならない。
・男性の育児休暇は「女性ばかり休めて、ずるい」と男性国会議員が言い出したことから始まった。
・結局、女性が活躍できるかどうかは選ぶパートナーにかかっている。(彼女の旦那さんはこちらでは有名なラップシンガーなのだそうです)
ここでも本音トークでした。彼女は大臣をやりながら、出産、育児をこなしたそうですが、その時の旦那さんの献身的協力の仰天エピソードをお聞きしました。これはまた後日に(笑)
午後からは非常識でピースなエリア、クリスチャニアに行きました。
軍の跡地を当時のヒッピーや外国人が不法占拠をしたことが始まり。様々な物議を醸し出しましたが、今は自治区と存在しており、観光名所となっています。大麻やマリファナといったソフトドラッグがOKされていたり、「犬は繋いではいけない」といった独自のルールがあったりと日本では考えられない場所。いわば「不法占拠の無法地帯」ですが、デンマーク人の反応は「いいね!」なんだそうです。
性善説と信頼の国であるデンマークにこんな地帯があることがとても不思議です。
中はアクセサリーや衣類を売るお店、レストラン、幼稚園まであります。約850人の人が居住していて、居住区には木造のユニークな家(建築基準法反応適応されない。全て手作り)が立ち並んでいます。ピースでフリーダムなエリアということでしたが、個人的にはこの地区を歩くときは妙に気が抜けなくて、外に出てホッとしました。写真撮影禁止の場所がほとんどなので、写真はありません。
夕方は少しのんびり、王宮の近くを散策しました。
今日は最後の視察。頑張ります!
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子育ても家事も介護も全部行政が担うデンマークで「家族」とは一体何なのか?〜デンマーク視察3日目

【デンマーク視察3日目〜子育ても家事も介護も全部行政が担うデンマークで「家族」とは一体何なのか?】
視察3日目の昨日は三ヶ所を訪問。先ず始めはKVINFO(クビンホ)と呼ばれる平等と多様性のビジョンに向けて取り組む団体を訪れ、女性の社会進出についてお話を聞きました。「男性の収入に頼って生活している女性はいない」という説明があったので、「デンマークには専業主婦はいないのですか?」と質問すると、一部のセレブにはいる。これは個人的見解だが、これだけ頑張って女性の社会進出の基盤を整えてきたのに、専業主婦になりたいという女性がいるとはっきり言って困る。」との回答で、実際には専業主婦も専業主婦になりたい女性もいるとのことでした。デンマーク人のいいところは、こう言った本音を語ってくださるところですね。
また、女性は自治体など公的な職場で働く人が大多数で、逆に男性は民間の職場で働く人が多いとのこと。すごく合点がいきました。
介護についても説明がありました。デンマークでは18歳で自立する(学費はタダ、生活費とお小遣い(月10万円程度)も国から出る)ので、親との同居はほとんどない。介護は行政の仕事。子育ても家事も介護も女性が全てをできるはずがない。できないことは行政に任せれば良い。という方針です。
「子育ても家事も介護も行政がやるデンマークで、「家族」とは一体何なのか?」と訊ねました。
「家族とは楽しい時に集うもの。それ以外の時間はそれぞれ別々。すごく親しい友人に近い感覚」という答えが返ってきました。
その後はKL(コーエル)という地方自治体を管轄する団体を訪問しました。ここは日本の総務省のような役割と自治体の労働組合の役割の両方を担う組織です。クビンホで、自治体で働く女性が多い話を聞いていました。保育士や介護士、保健師、先生などの職種で女性が多いのは日本も同じですが、驚いたのは行政職員の8割が女性だということ。日本でいうと、市役所や県庁にいくと女性だらけということです。ただ、管理職の割合はまだまだ低いそうで、「制度に欠陥はないのに増えないのは何故か?」が課題だそうです。
夕刻は原子力情報組織NGO(OOA)の元幹部の方々にお話を伺いました。テーマは脱原発でしたが、社会運動のやり方、人々の巻き込み方など、とても勉強になりました。よく、「左翼のやり方を保守派も見習わないといけない」と言われますが、具体的に何をどうすれば良いのかわかりませんでした。昨日のお話はかなり勉強になりました。これもまた、詳しく報告したいと思います。
月曜日のベネディクテ・キエア ヘルシンギョア市長訪問の記事が、ヘルシンギョアの地元紙に載ってました。
今日はデンマークの国会に行きます。まだまだ勉強は続きます。

http://sn.dk/Helsingoer/Se-foto-Japanske-kvinder-fik-karriereraad-af-Benedikte-Kiaer/artikel/609860
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