【学童保育の問題は根が深い】
髙廣 海さんの数日前の投稿に学童保育の指導員が政治的ビラを掲出したという産経新聞の記事がありました。
http://www.sankei.com/smp/west/news/150904/wst1509040079-s.html
学童保育の問題は本当に根が深いです。
保育所と違って学童保育はちゃんとした法律がありません。
児童福祉法第6条3の第2項
法的根拠はこの一文のみです。

2  この法律で、放課後児童健全育成事業とは、小学校に就学しているおおむね十歳未満の児童であつて、その保護者が労働等により昼間家庭にいないものに、政令で定める基準に従い、授業の終了後に児童厚生施設等の施設を利用して適切な遊び及び生活の場を与えて、その健全な育成を図る事業をいう。

そもそも「学童保育」という言葉は共産党用語。(「全国学童保育連絡協議会」は、共産党支持団体)なので、各自治体は「放課後児童クラブ」とか「留守家庭育成センター」といったバラバラの名称を使用しています。

運営形態は、社会福祉協議会や社会福祉事業団などの外郭団体がやっているところが多く、自治体直営の場合でも、正規職員ではなく、嘱託職員が指導員をしているのがほとんどです。

外郭団体の指導員は、公務員ではないので、自治労や自治労連などの公務員労働組合には入れません。ので、多くは「全日本建設交運一般労働組合(建交労)」という共産党系の労働組合に所属しています。建設や交通系の労働組合なのに、なぜか学童保育指導員部門というのがあります。
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構造改革の時に「指定管理者制度」というのができました。これまで、外郭団体がやっていた施設などの運用を民間でできるようにする〜〜実はこれは、税金を食い物にする共産党をはじめとする左翼を一掃する大きなチャンスだった訳です。

私の市でも、この制度を導入し、運営する団体を公募しました。
当然、共産党の地方議員や組合などの凄い抵抗に遭いました。
今の沖縄と同じように全国から活動家が集まります。保護者説明会には所属する児童の倍以上の人数が押し寄せ、連日、午後7時から夜中の2時、3時まで(学童保育の保護者説明会なので、保護者は働いていることが前提です。なので、夜に行われます。)激しい交渉が繰り広げられました。
彼らの手口はヤクザと同じです。恫喝→誉め殺し→泣き落としのサイクルが延々と繰り返されます。
今のデモのように、真夜中の交渉なのに子供たちを前面に出し、土下座させたりします。
「普通の職員なら3日でおかしくなる」と言われていましたが、私は何日も戦い続けました。
我々がターゲットにした学童保育は、コミンテルン史観に支配され、家族から子供を取り上げて、カリキュラムを遂行するといった常識では考えられない所だったからです。保護者から苦情があるにも関わらず、事勿れ主義から、見て見ぬ振りをして人事異動すら20年以上せずに放置していました。
担当になって、私は真っ向勝負を挑んだ訳です。
その結果、最後は良識ある保護者を味方につけ、勝つことができました。

この記事を見て職員時代のことを色々思い出しました。これは氷山の一角です。
こういったことをやっと表に出して言える時代になったのだなあと感じます。
でも、戦いはこれからです。
できれば皆さんに拡散、お願いいたします。
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