昨日の離島視察の内容を書き留めておきたいと思います。
百島は尾道から船で30分弱のところにある離島です。昔は3000人近い方がお住いでしたが、現在の人口は400人を切っています。
島は3つの地域に分かれています。今回はその中の泊地区の区長さんのお話を伺いました。
・行政のデータと我々が調査したデータに開きがある。人口や世帯数、高齢化率など。正確なデータ無しで行政は地域を見据えた計画が立てれるのか?もっと地域を見てほしい。
・現在は60歳で定年、65歳から年金がもらえる。その人達が地域を支えている。働き方改革でみんながみんな75歳まで働くことになると地域を担う人が居なくなってしまう。75歳以上の高齢者が地域をまとめることは難しい。
・地域の担い手がいなくなるということは、社会福祉協議会や消防団も立ち行かなくなるというのと。地域は消滅してしまう。
・耕作放棄地が多くなり、荒地に木が生え森になる。住宅地のすぐ裏が森になるとイノシシなどの被害が酷い。
・上手く若者を呼び込んでいる事例がある。ぜひそれを学びたい。が、年金生活ではそこを視察に行くこともままならない。行政に支援してほしい。
私が今まで日本中を回って見てきた中で参考になりそうな事例をいくつかお話し、その上で行政との関わり方について具体的なアドバイスをさせていただきました。
続いてIターンで百島に来られた若者3人にお会いしました。その方々が作った美味しいイチゴやミカンもいただきながらお話を聞きました。
・イチゴ農家を募集した。10人が島に来たが、今残っているのは二人だけ。
・過疎地へのIターンは、その地域の方々との人間関係が全て。事業に対するやる気があっても、地域の人に受け入れてもらえないとダメ。たが、そういうのが(地域に出て行って人の輪の中に入る)苦手な若者が多い。結果、すぐに帰ってしまう。
・子供を産み育てて行く中でやはり同年代の子供がいないことが気になる。
・1番の問題は空き家。家をそのままにしてみんな島を離れる。家電や家具もそのまま。その家がシロアリや動物に荒らされ、廃墟となり最後には倒壊してしまう。(区長さんのデータによると空き家は50%を超えている。)そんな環境ではますます人が寄り付かなくなる。行政はもっと空き家対策に力を入れて欲しい。
少なくとも今年島で生まれた子供達が後20年、ここで生活できるようにしなくてはいけません。中には「過疎化を解消できるのは移民だけ。日本も移民難民をどんどん入れるべき。日本のような単一民族の国は世界でももう少なくなった。他国のように多民族国家になるべき」という意見もありました。
それについては時間の関係で詳しくはお話できませんでしたが、移民を受け入れた国々が失敗していること、治安やテロの問題、昨年視察した群馬県大泉町の話(外国人労働者を受け入れ続けた結果、外国人が30%を超えている地域がある)をして、また、今度ゆっくり話しましょうということになりました。
いずれにせよ、課題は山積です。また、百島のような地域は日本にたくさんあります。東京にいるだけではわからない地域の実態。しっかり伝えて今後の政策に反映させたいと思います。
さて、鳥取駅では、故郷に帰省する方々を出迎える鳥取しゃんしゃん祭りの傘踊りが出迎えてくれます。おかえりなさいキャンペーンなのだそうです。なんだかとても心暖まります☺️
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