石灯篭(とうろう)庭園造園・神社寺院用石製品 墓石の老舗石屋
㈱杉田石材店

【創業190余年の老舗石屋】 国内最大級の在庫展示数 石灯篭(とうろう)水鉢など庭用石製品をはじめ、石製品全般取り扱っております。
本格こだわりの手作り石灯篭(とうろう)をお探しの方は実際に見比べてください。展示場と併設の工場では職人の制作風景もご覧いただけます。
~心のかよう石づくり~をめざし見る人の心が豊かになるよう心を込めて造っております。これからも技術を絶え間なく積み重ねてまいります。
当ブログでは石彫刻品 記念碑 石像 モニュメント等の製作過程や設置事例をはじめ石屋の日々をお伝えしております。

亀山駅前にあった能褒野神社の石鳥居が亀山市歴史博物館(三重県亀山市)に展示保存されました。能褒野神社と彫刻された扁額をメインに柱、貫、ツメも設置し実物大のサイズを出来る限り残し保存展示しています。
亀山市歴史博物館|亀山駅前旧石鳥居の保存展示
亀山駅前に建っていた能褒野神社一の鳥居は駅前の再開発工事に伴い今年3月に解体されました。道路の拡張などで過去に2度移設をし当初より南へ南へ移動され1986年からは駅前ロータリーに建っていました。この大きさの石鳥居を移設してまで大切にしてきた亀山の人たちの思い入れを感じます。
亀山駅前石鳥居
大正十五年に建てられた石鳥居は岡崎産でした。
亀山駅前石鳥居
割った断面を見ると100年経っても変わらず白い雲母がキラキラときれいな岡崎の白みかげ石です。
亀山駅前石鳥居|岡崎産白みかげ石
解体前の打ち合わせの帰り道に伊勢名物の赤福というお菓子を買ってみました。中に入っている『伊勢だより』というカードには伊勢や三重の名所や文化などが紹介されています、365日異なる絵柄が入っていて総数は400とも500とも言われています。そんな中入っていたのは能褒野神社!なんとも偶然。(2021年8月20日の伊勢だより)
能褒野神社 (1)伊勢だより
能褒野神社 (2)伊勢だより
ヤマトタケルは能褒野で亡くなったとされ日本武尊能褒野御墓は現在も宮内庁に管理されています。このお墓に隣接して建てられた神社が能褒野神社です。
鳥居の柱に彫刻された文字の中から『日本武尊』の部分を残すことになりました。
能褒野神社石鳥居柱加工
カットした断面も側面と同じようにノミで仕上げました。直径58cmの柱
能褒野神社石鳥居柱加工
中貫という鳥居の柱の間に渡っていた石は長さ4800㎜あり、現地で3つに割ってからトラックへ積み込みました。工場で1800㎜の長さにカットしカット面にノミを当てます。
能褒野神社石鳥居柱加工
カットした中貫は展示区画背面の土留めとして再利用しています。
亀山市歴史博物館|亀山駅前旧石鳥居の保存展示
柱を両脇から挟んでいたツメは、土留めとして再利用している中貫の上に置いてあります。これは本来の配置と同じなので中貫とツメは同じ厚みに揃っています。
亀山市歴史博物館|亀山駅前旧石鳥居の保存展示
今年3月に解体工事をしたときの様子。大型のレッカークレーンを使って作業しました。
亀山駅前石鳥居解体工事
額のサイズは133cm×95cm 重量300㎏ありました。
亀山駅前石鳥居解体工事
額の文字は浅い彫刻でも十分に文字が見やすく手書き文字が素敵です。手で触れ当時の職人の仕事が今も昔も変わらないことや100年経ち岡崎の地に戻ってきていることを思い眺めていると、やはり石は「残る」というのが石屋のやりがいの一つと感じました。台石の合わせ加工をしたら再び亀山へ戻します。100年前に岡崎で作られものが亀山で二度の移転を経て、解体後再び岡崎へ戻り、再度亀山で設置されるとは、ずいぶん稀な石です。このような石には、関わった人たちの思いが宿っている気がします。
能褒野神社扁額文字
展示用台石の加工を紹介します。
額の形に合わせて波型の溝を作ります。
台石の加工 (2)
額と台石の合わせ|額の展示台
額の底面のカーブに合わせて溝を彫りました。
額と台石の合わせ|額の展示台
額を支える背面の台石も、額の背面のカーブに合わせて石を削りました。
支え石の加工
額と台石はピンを入れ固定しました。
額と台石の設置工事ピン
亀山市歴史博物館の玄関横に展示されています。
保存展示していただけることは石を扱うものとしても嬉しい限りです。
亀山市歴史博物館|亀山駅前旧石鳥居の保存展示
展示の後ろに見えている石は亀山城の石坂門石垣と側溝を移設復元したものです。
亀山城石垣移設復元内看板|亀山市歴史博物館
石垣には刻印のある石もあり、石を積んだ後も刻印が見られるものが3個あるとのこと
こんな刻印を見つけました。
亀山城石垣刻印|亀山市歴史博物館
亀山城石垣復元案内看板|亀山市歴史博物館
矢を使って石を割った跡が残っていました。
亀山城石垣矢跡|亀山市歴史博物館
亀山城石垣矢跡|亀山市歴史博物館
石垣の内側に入っていた裏込めに使われた石も敷地にありました。
亀山城石垣移設復元内看板|亀山市歴史博物館
またお出かけの際には亀山の歴史に触れてみてください。(N)




 

石像、台石完成後の設置写真です。    製作の様子はこちらから
象の石像設置工事|笠寺観音(笠覆寺)
象の石像設置工事|笠寺観音(笠覆寺)
象の石像設置工事|笠寺観音(笠覆寺)
象の石像設置工事|笠寺観音(笠覆寺)
象の石像設置工事|笠寺観音(笠覆寺)
象の石像設置工事|笠寺観音
石像周りの工事も終わり最終完成です。
象の石像彫刻|笠寺観音(笠覆寺)
象の石像彫刻|笠寺観音(笠覆寺)
笠寺観音(笠覆寺)様の由来は、雨ざらしでびしょぬれだった観音さまを見て、自分がかぶっていた笠をかぶせた女性が、京からやってきた青年貴族・藤原兼平(ふじわらのかねひら)公にみそめられ、長者の家で仕えていたところから、京に召され、兼平公と結ばれた事から笠の模様が有名です。
石像の背中部分にこの模様がございますが、原型を少し変えて隠れミッキーのように他のどこかにもこの模様がございます。
実際に石像をご覧になった際は探してみてください。

笠寺観音様は尾張四観音の一つで、地域や電車の駅名になる有名な寺院です。
名鉄本線本笠寺駅から徒歩三分で、縁結びのお寺でもございますので是非お出かけください。(毎月6日16日26日は青空市18日は縁日がひらかれます)

 

笠寺観音再整備事業の一環で、本堂西会館前に象さんのお像を、弊社製作及び設置いたしました。
象の石像制作|笠寺観音(笠覆寺)
御住職の依頼で、原型を植野のぞみ様(造形作家)、石彫を弊社佐藤が製作致しました。
原型と完成品|オリジナル石像の製作(オーダーメイド)
原型が石でなく彩色もあるので、石材に細かな彫刻が必要な為、石像の原石は(岡崎産)牛岩石を使用しました。
牛岩石は日本のみかげ石で3番目に高価な石ですが、彫刻している時に角が欠けにくい事と、石目が細かいので石彫に適した石です。
石の採石所(牛岩青石)|愛
象の石像製作過程(牛岩原石)|笠寺観音(笠覆寺)(牛岩原石)
石像の台石は(豊田産)花沢石を使用いたしました。
台石(花沢石)|笠寺観音(笠覆寺)
佐藤は石職人ですが、芸術大学大学院を卒業しており芸術作家でもございます。
職人としては今回のような依頼も得意にしています。
象の石像製作過程|笠寺観音(笠覆寺)
象の石像製作過程|笠寺観音(笠覆寺)
象の石像制作過程|笠寺観音(笠覆寺)
象の石像製作過程|笠寺観音(笠覆寺)
笠寺観音(笠覆寺)での設置工事へ続きます。↓



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