2010年01月09日

次男

 今日も寒いねっ!

 おいらは次男です。二人兄弟で、まあ末っ子ということもできますが。兄貴はおいらの田舎、愛媛県は松山市で開業してるお医者さんです。幼稚園、小学校、中学校、高校と同じ学校に行きましたが、大学だけは兄貴のほうが優秀だったのでいい学校に行きました。

 おいらが中学校の時に父親を亡くしました。その時兄貴は高校三年生、あと2週間後に共通一次試験(懐かしいですね)を控えていた大変な時期でした。兄貴と僕は今わの際の父親の手を握りました。その時兄貴が“お父さん、僕、一発で国立、受かって見せるけんね”と泣きながら言ってたのを今でも鮮明に覚えています。普段、おいらに負けず劣らずへらへらしてる兄貴ですが、あんな兄貴を見たのは後にも先にもあの時だけですね。お通夜の時もしょんぼりしてるおいらをお勝手まで引っ張っていってくれて、“知らん人ばっかり来て疲れるなぁ。栄作はここにおってなんか食いよれや。おまえはなんか食ってないと元気も出んのやろ”と気遣ってくれた兄貴。そして宣言通りその年に国立大学医学部に入学し、父親が歩んだ泌尿器科医として今も元気に働いています。わがままに東京に出てきて、親の期待とは関係なく脳外科、耳鼻科と渡り歩いたおいらとは大違い。いつも自分で道を切り開いてきた兄貴。その後ろをただついて歩いてきたおいら。

 幸いなことにおいらには、立派な父親、兄貴が居てくれて、いつも道標を示してくれていました。そしてそれをいつも支えてくれていた母親。おいらにとってかけがえのない家族。

 自分の子供を見るにつけ、自分を育ててくれた親兄弟に感謝するばかり。おいらはあんなふうに立派に父親を務めあげられるんだろうか、とても心配です。そしておいらのかわいい息子たち。今はかわいいだけだけど、将来の道を模索する時が来るんだろうなぁ。苦しみ、悩んだときにおいらの生き様は彼らの支えとなり得るんだろうか?そう考えると手を抜いて生きることは許されないことと思い知りますねぇ。

 もうすぐ父親の命日がきます。なんとなくこの時期はこんなことを考えますね。49歳で亡くなった父。まずは元気にそれを超えないと。毎日毎日、一所懸命!これからも頑張ります!

sugiura_ent_clinic at 14:30│Comments(0)TrackBack(0)

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