歯周病専門医サイトブログ

歯周病専門分野のブログです。 横浜市 大船駅徒歩3分、大船駅北口歯科

歯周病を治すためには:歯周病治療を成功に導くための第一歩:その2

2016年6月9日(月曜日)です。


昨日、一昨日ともに院長不在で、
私の予約の患者様にはご迷惑をおかけしました。


この2日間は、インプラントと審美の勉強会に参加してきました。

丸々2日間 診療ができないと
その日の患者様のご予約にご迷惑がかかるだけでなく、
次週以降の予約も取りにくくなってしまいます。

しかし、こうした勉強会は本当に重要なことであり、
新しい知識を得たり、
自分自身の臨床を見つめ直す良いきっかけとなります。

今回の勉強会は10名程の少人数で、
大きな学会とは違い、
少人数ならではの内容の濃い 時間を過ごすことができます。

今回も朝から 晩まで 長時間に渡る勉強会でしたが、
とても為になることばかりでした。

今回は、歯科技工士ととも参加してきました。

歯科医師、歯科技工士ともに学べる良い機会でした。

IMG_0635



勉強会後の帰り道で
一緒に行きました歯科技工士と
今回の勉強会で得たことや
今後の診療についてディスカッションをしながら帰宅しました。

本当にためになる2日間でした。


患者様にはご迷惑をおかけしましたが、
実は、来週の土曜日、日曜日も
オールセラミックの勉強会に参加するため、
院長は不在となります。
私以外の3名の歯科医師は、いますので診療は通常通りです。



それでは本日のテーマです。


このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、
『歯周病を治すためには:歯周病治療を成功に導くための第一歩:その2』になります。

歯を失う原因で最も多いのが歯周病です。

当医院に来院される患者様の多くは、歯周病で悩んでいる方です。

歯がグラグラしたり、
歯が欠損していたり、
ブラッシング時に出血があったり、
歯肉が腫れていたり、
歯肉が退縮してきたり、
歯がしみたり、
歯並びがどんどんと悪くなってきたり、
痛みがあったり
と歯周病による症状は、さまざまなことがあります。

そして、多くの患者様は、
『なんとかしたい !』と思っていらっしゃるでしょう。

当然のことです。

歯周病を治したいと思っているのですから
歯周病専門医を受診するわけです。

しかし、この通院が難しくなる方が多くいらっしゃるのも事実です。

それは、
『通院する時間がない』
『治療は、痛いのではないのか?』
『抜歯になったら嫌』
『本当に治るのか?』
『治療費はどれくらいかかるのだろう?』

等多くのご心配ごとをかかえているからです。

そのためには、
まず、歯周病について理解していただくことが重要です。

歯周病は、放置していても決して自然に良くなったりはしません。
悪化するだけです。

病状が悪化すればするほど、抜歯する確率は高くなりますし、治療は大変になります。

治療が大変ということは、治療期間もかかりますし、治療費もかかることになります。

確かに悩むことは多いかと思います。
しかし、放置しておいて、良いことは一つもありません。

歯周病は、感染症です。

歯周病細菌という菌が口腔内で繁殖することにより病状が悪化するのです。

そのため、歯周病を治すためには、単に歯科医院で治療を受けるだけでなく、
ご自身での管理が重要になります。

歯周病は、生活習慣病です。

糖尿病や高血圧を同じです。

糖尿病や高血圧は、単に病院で処方された薬を使用していれば治るということではありません。
食生活や運動、睡眠等の生活習慣の改善が重要ですし、
ストレスのない生活習慣、禁煙も大切なことです。

歯周病も全く同じです。

毎食後の徹底した歯ブラシを始め、生活習慣が非常に重要です。

歯周病の治療を受ける前に
『歯周病とはどのような病気か?』
『歯周病の原因は?』
『歯周病の治療はどのようなことをするのか?』
『歯周病は治るか』
きちんとご理解していただきたいと思っています。


歯周病への理解は、歯周病を治す第一歩なのです。


また、歯周病の検査や治療自体は、基本的にどこの歯科医院でも行えます。
非常に簡単な検査です。

軽度から中程度の歯周病であれば、歯周病の専門医でなくても十分対応は可能です。

しかし、進行した歯周病の場合には、歯周病の専門医を受診した方が良いでしょう。

もし、歯周病専門医がどこにいるのか?

どこの歯科医院を受診したら良いのか?

とお考えの方は、以下のサイトをご覧になって下さい。

歯周病専門医は、日本歯周病学会のHPに記載されていますので、参考になさって下さい。
日本歯周病学会ホームページ(歯周病認定医掲載ページ)
   日本地図がありますので、ご希望の都道府県をクリックして下さい。


歯周病治療は時間との勝負です。

現実問題として、
いくら歯周病専門医であっても あまりにも進行した歯周病(重度歯周病)であった場合には、
治すことはできませんし、
病状が改善したとしても将来性は著しく低いです。

歯周病専門医であれば、、
どんなに進行した歯周病であっても治すことができる
と思っていらっしゃるかもしれませんが、
そうはいきません。

歯周病を治すには、
早期発見、早期治療が重要なのです。


当医院に重度歯周病で来院される患者様の中には、
歯周病発症から10〜20年以上経過していると考えられる方が多くいらっしゃいます。

そうした方の多くは、
「最近 歯がグラグラしてきた」
「1年くらい前から歯肉から出血があった」
という比較的最近から問題が起こったという体験を話されることが多いです。

そのため、まさか抜歯するような状況になっているとは思ってもいません。

しかし、症状は最近あったのかもしれませんが、
発症から10〜20年以上経過していると考えられる状況も非常に多いのです。

歯周病は、軽度の状況であれば、十分治ります。

中程度であっても適切な治療と管理により、
将来的に維持することは可能です。

しかし、あまりにも進行してしまうと治すことは難しいのです。

こうしたことは、他の病気にも言えることです。
風邪のような病気は、
発熱があったり、咳がでたり…等 の症状が起こるため判断しやすいですが、
多くのガン(癌)は、自覚症状ができにくことはご存知のことです。
そのため、定期的に人間ドック(ガンドック)等を受けて、
検査を行い、早期発見をすることが重要なのです。

歯周病も同じです。
早期検査で病状を発見することが可能です。

歯周病検査自体は、なにも難しいことではありません。

最も一般的に行われる 歯周ポケット検査という歯周病診断は、
非常に簡単で
5分程度で終了します。

健康保険も適応されます。
歯周病ポケット検査自体のみであれば、
1.000円もしません。
  *上記の費用は健康保険3割負担の方です
   レントゲン や 他の検査 、指導料 等の費用は含まれていません

こんな簡単な検査であれば、受けていただきたいと思います。

そして、可能であれば検査結果の説明を受けた後に
検査結果データ(歯周ポケット検査表のコピー)をもらっておくことが良いでしょう。

例えば、
血圧が高い人や
血糖値が高い人は、
必ずと言っていいほど ご自身の検査データを知っています。
あたり前のことです。

しかし、歯周病を主訴として 当医院を受診される方のほとんどで
ご自身の歯周病検査データをしっている方はいません。
過去に歯周病検査を受けたことすら知らない患者様も多くいらっしゃいます。

歯科医院で歯石を取ったりする際には、
健康保険診療では、歯周病の検査を行うことが必要となりますので、
歯周病検査はおこなっているはずです。
これは、健康保険では、病名をつけることが必要となりますので、
病名をつけるためには、検査を行わないといけないのです。

そのために歯石除去前に
通常、歯周病検査を行っているはずなのです。

今まで歯科医院で歯石除去を受けたことがある方は、
ほとんどの場合で歯周病検査を行っているはずです。

本来は、検査結果を患者様に説明することが必要なのですが、
現実問題として、
当医院を受診される歯周病患者様に対して、
歯周病検査を行い、ご説明すると
「始めて聞きました!」
という患者様が非常に多いです。

しかし、定期的に歯科医院を受診し、
歯石除去も何度も行っているようです。

それでも始めて「歯周ポケット検査の説明を受けた」
という患者様が圧倒的に多いです。

何度も話ますが、
歯周病検査(歯周ポケット検査)自体は、非常に簡単な検査です。
虫歯1歯治療するより治療費も安価で行えます。
そのため、歯科医院を受診される場合には、
歯周病の検査を希望し、受けていただきたいと思います。
そして歯周ポケット検査データのコピーをもらって下さい。

先ほども説明しましたように高血圧の方は、ご自身の血圧のデータ(値)を知っています。
糖尿病の方もご自身の血糖値を知っています。

せっかく歯科医院を受診するのであれば、
歯周病の検査データを知っておくとは、大切なことです。







最新インプラント症例ブログは下記をクリックして下さい。
最新インプラント症例ブログ

インプラント基礎ブログは下記をクリックして下さい。
インプラント基礎ブログ

口臭外来ブログは、下記をクリックして下さい。
口臭外来ブログ

メール無料相談は こちらをクリック                          歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下さい。基本的に、当日に回答させていただきます。

インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。


大船駅北口歯科サイトは、以下をクリック              
インプラントなら横浜の大船駅北口歯科

歯周病を治すためには:歯周病治療を成功に導くための第一歩

2016年6月13日(月曜日)です。


このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、
『歯周病を治すためには:歯周病治療を成功に導くための第一歩』になります。

歯周病専門医として 長年歯周病治療を行っていると
重度歯周病であっても
問題点を全て治療し、
患者様の適切な口腔内管理(毎食後の十分な歯磨き)や
適切な生活習慣(食生活、禁煙、適度な運動、適切な睡眠 、ストレス レス…等)
が達成され、
治療後適切なメインテナンス(定期検査)を行うことにより、
長期的に維持できる症例も多くあることを経験します。

しかし、どうしても治らないケースも存在します。
難知性の歯周病と言われる状態です。

ただし、本当の意味での難知性の歯周病は、そう数多いわけではありません。

専門的には、侵襲性歯周炎と言います。
しんしゅうせいいしゅうえん と読みます。

歯周病の方の10〜15%がこの病状と言われています。


多くの症例では、先程記載したような適切な治療 と 適切な生活習慣、メインテナンスにより維持可能であると考えられます。

特に治りにくい歯周病のタイプとして
噛み合わせが関与した状態は非常に治りが悪いですし、
継続的に定期管理(メインテナンス)を行なったとしても
ダメになっていきます。

侵襲性歯周炎 や 噛み合わせに問題のある歯周炎の場合には、
長期的に維持させることが難しいです。

こうした特殊なタイプの歯周病は除いても
歯周病が治らないこともあります。

本来、適切な治療 と 適切な生活習慣、メインテナンスが達成できれば十分治るようなケースであってもです。

なぜ 治らないのでしょうか?

まず、第一に歯周病治療に対して患者様の理解を得られなかったことがあります。

当医院では重度歯周病を治療する場合には、
現在の歯周病の状態を理解していただくことから始めます。

このことは非常に重要なのです。

まず現在どのような状態(病態)であるのかを理解されないと
治療は適切に進んでいきません。

そのため、当医院では歯周病治療開始前に
「歯周病治療計画書」という20〜30ページに渡るプリントをお渡しして
現在の歯周病の状態 や 治療方針等を説明致します。

歯周病治療を行う前に
患者様ご自身がおかれている歯周病の程度 や 原因、治療方針が十分に理解されていないと
歯周病治療は決して成功しないと考えているからです。

歯周病は、生活習慣病である 糖尿病 等とかなり似ています。

糖尿病が進行した方の場合、
単に病院で薬を処方すれば治るのかと言いますと
そうではありません。

これは十分ご理解いただけると思います。

食生活 や 運動、睡眠、ストレス 等
さまざまなことがあります。

そのため、重度糖尿病の方は、
病院で処方される薬だけ使用していれば
治る(悪化しない)ということではありません。

当然ですよね。

さて歯周病の話に戻ります。

重度歯周病の場合、さまざまな問題が起こっています。

私のような歯周病専門医であっても 全ての歯を残すことはできません。

そのため、完全に保存が不可能は歯は 抜歯の必要性があることを説明致します。

ほとんどの患者様は、診断結果を理解していただけますが、
患者様の中には、抜歯と聞いただけで 強い不信感をもつ方がいらっしゃいます。

そうした患者様の考えには、
 抜歯 = 悪いこと
という図式があるのです。

患者様の中には
「絶対に抜歯は嫌!」という方がいらっしゃいます。

歯周病は歯周病細菌による感染症です。

そのため、歯周病の治療は感染を除去する治療が必要です。

しかし、あまりにも歯周病が進行してしまった歯の場合には、
この感染を取り除くことが不可能になります。

例えば、ガン(癌)という病気が発見された時に、
薬(抗ガン剤)で治療するのか?
放射線療法で治療するのか?
外科的に切除するのか?
という判断がでてきます。

当然のことながら切除(摘出)しないと治らない状態もあります。

外科的に切除しないと 他の臓器に転移してしまうからです。

進行を停止させないと結果的に、手遅れになってしまいます。

歯周病も細菌感染ですから、口腔内から歯周病細菌を排除し、感染を防ぐことが重要です。

歯の根が全体的に感染してしまっているような状態では、治療することはできません。

こうした歯を抜歯せずに残すということは、
歯の根が感染している状態でそのまま放置するということです。

感染が取り除けないのですから…

感染を残した状態の歯は、周囲の歯へ感染を拡大させてしまいます。

転移したのです。

そのため、最初の治療計画でも
「感染を取り除けない歯なので抜歯です。」
と説明させていただくわけです。
抜歯しないと感染が治らないからです。

ここで抜歯することは、当然のことながら歯周病を治す治療の一つなのです。

本日の最初の話しに戻ります。

重度歯周病であっても
問題点を全て治療し、
患者様の適切な口腔内管理(毎食後の十分な歯磨き)や
適切な生活習慣(食生活、禁煙、適度な運動、適切な睡眠 、ストレス レス…等)
が達成され、
治療後適切なメインテナンス(定期検査)を行うことにより、
長期的に維持できる症例も多くあることを経験します。

と最初に書きました。

しかし、感染が取り除けない状態で歯周病治療を続けても
当然のことながら 良い結果になることはありません。

感染は他の歯におよび 結果的に長期的に維持されることは不可能になります。

今日のブログのテーマは、
「歯周病治療を成功に導くためには…」
ということですが、
まず、歯周病がどのような病気であるかをきちんと理解していただくことから始めていかないと
治療は成功しません。

歯周病は感染症ですから、感染を取り除かないと治らないのです。


この点を十分にご理解いただくことが必要です。

もちろん歯周病治療により歯を保存できる場合には、
徹底した治療を行なうことで歯周病の進行を停止させることが可能です。

歯周病で失った骨をある程度ですが、再生させる治療もあります。

保険診療は適応されませんが、
エムドゲイン法 や 骨移植 を行なうことで
骨の再生をある程度達成させることができます。

そのために現状をきちんと理解していただくために
20〜30ページにもおよぶ「治療計画書」があるのです。

歯周病治療の第一歩は
歯周病を理解していただくことからです。

また、生活習慣も非常に重要です。

重度歯周病の方を治療する際に
喫煙されている方がいらっしゃいます。

喫煙者の歯周病の進行は 6倍以上も早い という結果もあります。

実際に重度歯周病の方の場合、喫煙者は非常に治らない(再発が高い)ことを感じています。

来院される患者様は、当然のことながら
「歯周病を治したい!」
と思って来院されます。

治したくない と思って歯科医院を受診される方はないと思います。

そのため、私としても なんとか治したい と思っています。

そのため、喫煙者には、禁煙を勧めます。
病気を治す立場である歯科医師としては当然のことです。

例えば、糖尿病を治療する内科の先生が 糖尿病の患者様を治療する際に
「高カロリー制限する必要はありません。なんでも食べていいですよ!」
なんて言うわけありません。

同じように進行した歯周病を治すにあたり、
禁煙は当然のこと(喫煙者は歯周病が治らない!)なのです。
(もちろん禁煙だけで歯周病は治るわけではありません)

喫煙者は歯肉を見るを分かります。
歯肉の色、性状…等
非喫煙者と比較すると違いがあります。

歯面にもタバコの成分からなる色素沈着がついている方もいらっしゃいます。

歯周病は生活習慣病でもありますから
患者様の理解と努力なくしては治りません。

特に重度歯周病の場合は、相当の努力をしないと
長期的な維持は難しいと言えます。

そのために治療開始前に「治療計画書」が重要になってくるのです。

これが 歯周病治療を成功に導くための第一歩なのです。



次回も本日の続きを解説したいと思います。


最新インプラント症例ブログは下記をクリックして下さい。
最新インプラント症例ブログ

インプラント基礎ブログは下記をクリックして下さい。
インプラント基礎ブログ

口臭外来ブログは、下記をクリックして下さい。
口臭外来ブログ

メール無料相談は こちらをクリック                          歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下さい。基本的に、当日に回答させていただきます。

インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。


大船駅北口歯科サイトは、以下をクリック              
インプラントなら横浜の大船駅北口歯科

歯周病細菌を実際に見てみる

2016年 5月30日(月曜日)です。


このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。


先日は鹿児島で日本歯周病学会が開催されました。
IMG_2395



やはり 学会はいろいろなことを得ることができる非常に良い機会です。

始めて日本歯周病学会に参加したのが1993年の春でしたから
もう23年にもなります。

学会に参加される方も知っている先生が多くなり、
学会後の夜は、同窓会のような感じです。

今回得たことを早速臨床にいかす準備を進めています。


また最近は、ブログのアップが遅れることが多くなっています。
現在毎月大学病院で講演があり、
その資料作りで日々追われています。
WIN_20160525_20_30_02_Pro
WIN_20160525_19_03_41_Pro



講演スライドを作製するために
毎日数時間かけて1ヶ月まるまるかかりますので
まあ大変です。

そんなこともあり、
ブログの更新が頻繁に行なえない状態です。

これが1年間(12回)ありますので
それなりに大変な1年になりますが、
参加されている先生達に少しでも勉強になればと思い、頑張っています。


さて今日のテーマです。

今日のテーマは、
『歯周病細菌を見てみよう』になります。

口腔内には、細菌がウヨウヨしています。
以下は歯周病細菌の動画です。


このような細菌の動画を見るとビックリしますよね。

しかし、口腔内に細菌がいることは普通のことなのです。

口腔内細菌を顕微鏡でみることは、
患者様の治療に対するモチベーションを高めることには非常に効果的です。

しかし、単にインパクトを与えることのみであると
細菌を見た本当の意味がなくなってしまいます。

どのような細菌がいるのか?(いたのか?)
治療によりどのようななるのか?(なったのか?)
等が分からないと顕微鏡によって細菌をみた意味がありません。

それでは口腔内細菌について簡単に説明します。

人間は一生の中で無菌の状態でいられるのは胎内で過ごす期間だけです。

出生するとすぐに細菌感染を起こし、生体の各所で菌の増殖が始まります。

一度細菌感染した部位は一生排除されずに定着するものも少なくないのです。

つまり私達の生体は細菌と共存している状態なのです。

そのため、口腔内に細菌が存在することは、当然のことであり、
口腔内に細菌が存在しない人はいないのです。

ここで問題なのは、
いても問題を起こさない細菌
多く存在すると問題を引き起こす細菌
が存在するということです。


歯周病細菌はどこから感染すると思いますか?

例えば、
侵襲性歯周炎(しんしゅうせいししゅうえん)
の原因菌とされるAa菌(Aggregatibacter actinomycetemcomitans)は、
大人から大人へと感染することはなく、
まだ 永久歯が生えそろわない
10歳頃に大人から子供へ感染することが研究により分かっています。
          * Slos J:Scand J Dent Res,1976

これは子供の口腔内はまだ細菌のグループが安定していないため、
外来から感染を起こします。

また、抗生剤を長期服用していた場合などは、
口腔内の健康な細菌グループがいったんいなくなるため、
新たに細菌の環境がそろう前に細菌に感染する可能性があります。

* 細菌の名称はよく変わります 上記は2011年時点での名称です。
  旧名は、Actinobacillus actinomycetemcomitansです。
* 1999年以前に思春期前歯肉炎、若年性歯周炎、急速進行性歯周炎と
呼ばれていたものを まとめて侵襲性歯周炎と分類しています。

その他の歯周病細菌についても
夫婦間 や 親子間 で感染していることが多くの研究で明らかにされています。
             * Greenstein G, et al:J Periodontol,1997
             * Petit M D A,et al:J Periodont Res,1993


口腔内には500〜700種類の細菌が生息しています。

全ての細菌が問題なのではありません。

歯周病に関しては、スピロヘータという細菌が問題となる細菌の一つです。

これは上記の動画で ウヨウヨと動いている ほそ長い らせん状の細菌のことです。

このスピロヘータは、
歯周病が進行した歯周ポケット内部では大量に認められるため、
歯周病の活動度や重症度と関連される細菌です。

治療後にもこの細菌の割合が高いと再発が早いとされ、
この細菌の水準が治療効果の指標として有効とされています。

口腔内に細菌が存在することは当たり前のことです。
問題となるのは、細菌のバランスと種類なのです。

問題となる歯周病細菌として、
嫌気性菌(けんきせいきん)という存在があります。

口腔内の細菌を理解するためには、
好気性菌(こうきせいきん)
嫌気性菌
という2つの細菌を知ることが必要です。

好気性菌は、
酸素が存在する部位でのみ生きることが可能な細菌です。

嫌気性菌は、
酸素が存在する部位では生きるのが困難な細菌です。

嫌気性菌は、酸素が嫌いなのですね。

それでは、どこで歯周病細菌(嫌気性菌)は繁殖するの?

酸素が届かない場所ってどこなの?

ということになります。

私達が生活している地上での酸素濃度は約21%とされています。

口腔内には、酸素濃度が非常に低い場所があります。
それが深い歯周ポケットなのです。

歯周ポケット内部の深い部分の酸素濃度は1%以下です。

深い歯周ポケットは、
酸素が嫌いな嫌気性菌(歯周病にとって悪い菌)にとっては
とても住み心地が良い場所なのです。
図1



歯周病治療の検査で必ず行うことは、
この歯周ポケット検査 です。

歯周ポケット が深いと
その内部で嫌気性菌が繁殖するのです。

そのため、歯周病治療 は、
歯周ポケット を浅くすることが大きな目的です。

歯周ポケット が浅ければ、
嫌気性菌が繁殖しにくいからです。


ちなみに
喫煙者は、非喫煙者と比較して、歯周病の進行は6倍以上も早いという論文データがあります。

この理由(原因)の一つとして喫煙者の歯周ポケット内部の酸素濃度は
正常状態(非喫煙者)の半分程度だからです。

こうしたデータからも喫煙者は嫌気性菌が繁殖しやすい環境であることが分かります。



最新インプラント症例ブログは下記をクリックして下さい。
最新インプラント症例ブログ

インプラント基礎ブログは下記をクリックして下さい。
インプラント基礎ブログ

口臭外来ブログは、下記をクリックして下さい。
口臭外来ブログ

メール無料相談は こちらをクリック                          歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下さい。基本的に、当日に回答させていただきます。

インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。


大船駅北口歯科サイトは、以下をクリック              
インプラントなら横浜の大船駅北口歯科

喫煙と歯周病の関係

2016年 6月16日(月曜日)です。


始めに休診案内です。

5月20日(金曜日)
5月21日(土曜日)
は日本歯周病学会参加のため休診となります。

休診中の予約は以下よりご予約下さい
24時間インターネットオンライン予約


このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。


今日のテーマは、
『喫煙と歯周病の関係』になります。

喫煙は、不適切な食生活 と 同様に 病気を起こす最大の原因の一つと言えます。

日本肺癌学会 では、以下のように禁煙を勧めています。

「喫煙は わが国のような先進国において 疾病や死亡の原因の中で防ぐことの出来る 単一で最大のものであり、禁煙は 今日最も確実にかつ短期的に大量の重篤な疾病や死亡を劇的に減らすことのできる方法です。(日本肺癌学会HPより抜粋)


2005年の厚生労働省のデータによると
癌(がん)による年間死亡者の数は32万人となっています。

その中で肺ガン(癌)による死亡者数は、6万人最も多くなっています。

男性の肺ガン(がん)による死亡率は、人口10万人あたりに換算して73人となり、
2005年のデータでは、胃がんよりも高くなっています。
(2016年時点ではこのデータは変わっていますが…)

女性では、大腸がん、胃がん についで 肺ガンの死亡率は3番目に多く、
人口10万人あたりに換算して26人となっています。

これだけ多い肺ガンの大きな原因として喫煙があります。

つまり、禁煙すれば、
死亡率を大きく減らすことが可能となるのです。


歯周病についても喫煙は非常に大きな影響となっています。

喫煙と歯周病の関係は、歯周病の学会において 数多く報告されています。

ある報告によると、
喫煙者は、
非喫煙者と比較して、
歯周病の進行は 6倍以上も早い という結果もあります。

私自身の臨床経験の中でも歯周病は喫煙者では、
本当に治らないと感じています。

もちろん全ての喫煙者が治らないということではありませんし、
治る程度にも個人差はあります。

しかし、歯周病は非喫煙者と比較して圧倒的に治りにくいのは確かです。

特に重度歯周病者では、絶対に禁煙していただきたいのです。

最近は、
喫煙できる場所が少なくなったり、
タバコ料金の値上がりがあったり、
禁煙運動が盛んに行われていることもあり、
喫煙者が減少傾向にあると言われていますが、実情はどうなのでしょうか?

たばこ産業の「平成21年全国たばこ喫煙者率調査」によると、
成人男性の平均喫煙率は38.9%でした。

これは、昭和40年以降のピーク時(昭和41年)の 83.7%と比較すると、
43年間で44.8ポイント減少したことになります。

年代別にみると、
急激な喫煙率の減少傾向が見られる60歳以上は27.8%で、
ピーク時(昭和41年)より50ポイント以上も減少しました。

また、平成21年の喫煙率が一番高い年代は
30歳代46.9%でした。

つまり、30歳代男性の2人に1人は喫煙しているということになります。

いまだに こんなに多くの若い人(男性)がタバコを吸っているのですね。

びっくりです。

成人男性の喫煙率は、この18年間、減少し続けていますが、
諸外国と比べると、未だ高い状況にあります。

これに対し、成人女性の平均喫煙率は11.9%であり、
ピーク時(昭和41年)より漸減しているものの、ほぼ横ばいといった状況です。

平成21年の喫煙率が一番高いのは30歳代16.8%
最低は60歳以上の6.2%です。

つまり、30歳代女性の6人に1人は喫煙しているということになります。

先にも説明しましたように
喫煙者は、
非喫煙者と比較すると
圧倒的に歯周病が治りません。

特に進行した重度歯周病では、歯周病の治療を行ったとしても多くの場合、
歯周病は再発していきます。


私は、歯周病専門医ですから、当医院に来院される患者様の多くは重度歯周病の患者様です。

当然のことながら「歯周病を治したい!」
と思って来院されます。

当たり前ですが、歯周病を治したくなくて来院されるわけではないのです。

そのため、当然ですが、喫煙者に対して禁煙を勧めます。

これがなかなかうまくいかないのです。

喫煙されている患者様の多くは、喫煙した状態のまま歯周病の治療を受けることを希望されます。

これは無理なことです。

それでも喫煙者の重度歯周病患者様は、
「歯周病の治療を行って 現在の状態より 少しでも良くなればいい!」
と考えられている方もいらっしゃいますし、

「喫煙しながらでも 歯周病治療を行えば、なんとか良くなるだろう!」
と考えられています。

これは明らかに間違いです。

私は歯周病治療を開始して約20年経ちますが、
初診時に重度歯周病であった場合には、
喫煙者ではほとんどの場合 治ることはありません。

病気は患者様ご自身のことです。
どのような病気でも 基本は生活習慣です。

食生活、睡眠、適度な運動、ストレスのない生活…等です。

歯周病もそうですが、後で後悔しないように禁煙されていただきたいものです。

本日は喫煙者にとっては非常に厳しい話になりましたが、
歯周病を治したいと真剣に考えられている方には、
なんとか改善したいただきたいと思っています。

そのためにも患者様ご自身にも治るための努力をしていただきたいのです。




最新インプラント症例ブログは下記をクリックして下さい。
最新インプラント症例ブログ

インプラント基礎ブログは下記をクリックして下さい。
インプラント基礎ブログ

口臭外来ブログは、下記をクリックして下さい。
口臭外来ブログ

メール無料相談は こちらをクリック                          歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下さい。基本的に、当日に回答させていただきます。

インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。


大船駅北口歯科サイトは、以下をクリック              
インプラントなら横浜の大船駅北口歯科

デンタルリンスは歯周病に効果があるか?

2016年  5月 9日(月曜日)です。


このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、『デンタルリンスは歯周病に効果があるか?』になります。

この話は、よくブログで取り上げる話の一つです。

日常の診療の中で
患者様から質問を受けることとして
「リステリン 等のデンタルリンスは効果がありますか?」
ということがあります。

マウスウォッシュは効果があるのでしょうか?

本当に歯周病を予防できるのでしょうか?



この答えを答える前にバイオフィルムについて解説しないといけません。

バイオフィルムとは
『細菌などが集まってできたヌルヌル、ネバネバした塊』
のことです。

そう言ってもピンとこないと思いますので、
私達が生活する上で存在するバイオフィルムの話しをします。

台所 や 風呂場 の清掃を少ししないでいるとそこは、
ヌルヌルとしてきます。

そのヌルヌルを除去しようと思っても、
塩素系の薬剤等を使用しない限り、
ブラシのみではなかなか取除くことは困難であると思います。

この除去しづらいヌルヌルがバイオフィルムです。

歯の表面 や 歯周ポケット 内部にも同様のバイオフィルムが形成されます。

歯周ポケットについてお分かりにならない方は以下を参考にして下さい。
歯周ポケット

  
歯周ポケットがお分かりのこととして続けます。

バイオフィルムの内部には複数の細菌が生息しています。

バイオフィルムという家の中で複数の細菌が共同生活をしていると思って下さい。

問題なのはバイオフィルム
薬剤 や 殺菌剤 などの外敵から身を守るためにバリアとして
働いていることです。

かなりの高濃度の薬剤でもない限り、内部の細菌を殺すことは困難です。

では
どうしたらバイオフィルム内部の細菌を除去できるのでしょうか?

答えは簡単です。

歯ブラシ や フロス 等で機械的にこすり、除去することです。


しかし、歯ブラシだけで完全にバイオフィルムを除去することはできないと言われています。

特に 歯周ポケット の内部には歯ブラシは届きませんので
バイオフィルムの内部の細菌を除去することはできません。

歯周病を治すには単に消毒だけしたり、その部分に薬を入れるだけではなく、
このバイオフィルムを専門的に除去していく必要性があります。

それではバイオフィルムによる歯周病の進行を止めるにはどうすれば良いのか?

ここでは歯周病や虫歯の予防方法であるP(M)TCについて説明します。


P(M)TCとは?

P(M)TCとは
Professional(Mechanical)Tooth Cleaningの略で、
歯科医師 や 歯科衛生士 のように特別に訓練を受けた専門家が
器具 や ペースト(フッ素入り歯面清掃剤)を用いて歯面に存在しているバイオフィルムを機械的に除去することを言います。

P(M)TCは大きく分けて、
治療としてのP(M)TC と
定期検査としてのP(M)TCがあります。

先に説明したように 歯ブラシだけでバイオフィルムを完全に除去することは非常に困難とされています。

そのため 歯科医院にてバイオフィルムを定期的に除去することは
非常に重要なことで、
虫歯 や 歯周病の予防の第一歩になります。

そのためにはメインテナンス(定期検査)を受けられるのは非常に有効なことです。

定期的にバイオフィルムを除去(フッ素の併用も必要)することで
虫歯の予防と歯周病の管理ができます。

それでは、具体的なバイオフィルムの除去の方法です。

まず、『スケーリング』です。

『スケーリング』とは歯石を除去することです。

方法は『キュレット』(下写真)で取り除く方法と
pmtc1

『超音波スケーラー』(下写真)と言う マイクロ振動 と 水圧 により歯面や歯根面に付着している歯石とともにバイオフィルムの除去を行う方法があります。
pmtc2


『キュレット』と言われる器具を用いて、歯肉内部の 歯石 および 感染物質 を取り除く治療を『ルートプレーニング(SRP) 』と言います。

ルートプレーニングに使用する『キュレット』の先は 刃のようになっており、
根面に強固に付着している感染物質(歯石)を除去するのに適しています。
pmtc3



次にポリッシングです。

『歯石』や『バイオフィルム』を除去した表面は
“ ザラザラ ” しています。

“ ザラザラ ”している状態は 再度汚れが付着しやすいので
表面を 器械 や 歯ブラシ等で “ ツルツル ” に磨き、
『歯石』や『バイオフィルム』が付着しにくいようにします。

また、ポリッシング時 や 虫歯予防のために フッ素人りペーストを歯面に塗り込みます。

このようなことを行うことによりバイオフィルムを取り除き、
歯周病の再発を防ぎます。
pmtc4



以下はルートプレーニングの動画です。

以下は抜歯した歯についている歯石を超音波で取っている動画です。







最新インプラント症例ブログは下記をクリックして下さい。
最新インプラント症例ブログ

インプラント基礎ブログは下記をクリックして下さい。
インプラント基礎ブログ

口臭外来ブログは、下記をクリックして下さい。
口臭外来ブログ

メール無料相談は こちらをクリック                          歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下さい。基本的に、当日に回答させていただきます。

インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。


大船駅北口歯科サイトは、以下をクリック              
インプラントなら横浜の大船駅北口歯科
livedoor プロフィール
     院長履歴

1993年 神奈川歯科
      大学卒業
1993年 同大学歯周
      病学講座
      入局
1999年 日本歯周病
      学会
      専門医取得
1999年 東京都にて
      杉山歯科
      医院開業
2003年 I.T.Iメンバー
      認定
2005年 国際口腔
      インプラント
      学会認定医
      取得
2006年 大船駅北口
      歯科
      インプラント
      センター開業

メール無料相談
歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下さい。基本的に、当日に回答させていただきます。

インプラントオンライン見積もり
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

オンライン予約
オンラインで予約が行えます。

診療時間:9:30〜18:00
休診日 :月曜日、木曜日、祝日
電話  :045-891-3334
メール :info@
     sugiyama-d.sakura.ne.jp
最新記事
記事検索
QRコード
QRコード
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

  • ライブドアブログ