歯周病専門医サイトブログ

歯周病専門分野のブログです。 横浜市 大船駅徒歩3分、大船駅北口歯科

2010年02月

骨再生治療:その1

2/22(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、『骨再生治療(GTR法、エムドゲイン法)』になります。

当医院を受診される方の中には、歯周病で失った骨の再生治療(GTR法、エムドゲイン法)をご希望されて来院される方が多くいらっしゃいます。
まず、こうした骨再生治療とは どのような治療であるのか?
という話から始めたいと思います。

歯周病により失った骨は その原因である汚れ(プラークや汚染組織)を除去すれば再生しようとします。
汚れを取り除く治療が 前回のシリーズでも解説してきましたルートプレーニング 『歯周外科処置(フラップ オペレーション)』 です。
こうした治療により、歯肉内部の汚れを取り除くことができれば、吸収した骨は自然と回復(再生)するのです。
骨には再生能力があり、高齢者であっても自然に骨の再生は行われるのです。
そのため、理論的には、歯周病で失った骨(吸収した骨)も 原因となる汚れさえとれば、骨は自然と再生するのす。

しかし これは理論上の話であって 現実的には骨の再生はほとんど起こりません。
その理由として、原因を除去した後(汚れを取り除いた後)、そのままであると
治ってほしい骨や歯肉繊維が再生する前に “ 別の組織 ” がそこに入り込み、治ってくれません。
この “ 別の組織 ” とは、歯肉です。
歯肉の再生 と 骨の再生を比較すると圧倒的に歯肉の再生の方が早いのです。

例えば、指を切ったとします。
健康な方で 多少の傷であれば、数日すれば、傷口は治りますよね。
つまり、皮膚や歯肉のような粘膜は治りが早いのです。
これは、傷口が早く治らないと傷口から感染が起こります。
生体は、この傷口は早く閉じることで、外部からの感染を防止しようと働きます。

それに対し、骨の再生は遅いのです。
例えば、骨折をした場合、ギブスをし 数ヶ月待ちますよね。
骨折が2〜3日で治ることはないことは分かるかと思います。
つまり、骨の治りは遅いのです。

こうした 再生の早い粘膜(歯肉)と 再生の遅い骨 が同じ環境にある場合には、
先に歯肉が治ってしまうのです。
つまり、骨が再生するためのスペース(場所)を歯肉が埋めてしまうのです。

そこで 歯石 等の除去後に “ 別の組織(歯肉)” が入り込まないように 歯肉と骨の間に “ 特殊な膜 ”を置きます。
歯肉と骨を遮断することになります。
この“ 特殊な膜 ”は、歯肉の侵入を防止する役目になります。
歯肉が侵入しない間に骨はゆっくりと再生をすることが可能なのです。

なんか難しい話で分かりずらいですね。

まずは、図解で解説したいと思います。
gtr1

gtr2


次に模型でGTR法について解説します。
gtr3

左側の写真ですが、*の歯に骨の吸収が認められます。
(両隣の歯の骨の位置と比較すると骨の吸収があるのがわかると思います)
このままでいると この吸収した穴に再生の早い歯肉が入り込んでしまいます。
結果的に吸収した穴は、歯肉で埋まってしまうのです。

この吸収した部位に対してGTR法を行ったのが、右側の写真です。
GTR膜を骨の上(吸収した穴の上)に置き、骨吸収部を覆います。
歯肉は、この膜の上になるのです。
つまり、骨と歯肉の間に“ 特殊な膜 ”が設置されたことになります。
骨の上に膜を置くことにより骨が吸収した部位に歯肉が入り込まない状態をつくります。
数カ月後、この膜の下で骨が再生しているのです。

それでは、この“ 特殊な膜 ”を使用すれば、骨は必ず再生するのでしょうか?
どこまで再生(治る)のでしょうか?
以下の参考例で GTR法の再生メカニズム と 骨再生の限界について解説します。

まず、腕 や 足 を骨折したとします。
ギブスをし、安静にしていれば、骨はくっつきますよね。
数ヶ月かかりますが…
それでも全身的に問題がない方であれば問題なく骨はくっつきます。
つまり、骨が折れた部位には骨が再生するのです。
骨が再生するには、『骨の細胞』が必要です。
『骨の細胞』が増殖することにより骨は再生するのです。
大切なのは、『骨の細胞』が再生するための場所や条件が必要だということです。
例えば、『コップ』があるとします。
そして、この『コップ』の中に『血液』を入れます。
『骨の細胞』は、この『血液が満たされたコップ』の中で再生(増殖)することができます。
しかし、『骨の細胞』は、『コップ』の外に出て、骨を再生(増殖)することはできません。
『骨の細胞』は、血液で満たされたコップの中でしか生存できないのです。
この『コップ』を骨に置き換えてみます。
骨の吸収と言っても、骨の中に穴があいているような状況であれば、骨の中に血液が溜まる場所があります。
血液が溜まることができれば、その中で骨は再生することが可能になります。
しかし、骨が水平的に吸収してしまっている場合、骨の上方へは、血液が溜まりません。
平な板の上に血液を溜めようと思っても流れてしまうのと同じ現象です。
血液が留まるための堤防がないとダメなのです。

また、歯周病で骨が水平的に吸収してしまい、歯肉が退縮している場合、
歯肉に押しつぶされてしまい、骨が増殖するスペースが存在しません。
そのため、歯肉が退縮している場合、GTR法を行っても歯肉が上に盛り上がってきて、骨が再生することはできません。

それでは、GTR法で どこまで骨の回復は可能なのでしょうか?
元の状態にまで骨が回復するのでしょうか?
答えとしては、適応症さえ合えば、骨の再生はある程度は可能です。
しかし、多くの症例では、GTR法によって十分骨の再生が可能と思われるケースの方が圧倒的に少ないのが現状です。
GTR法は、魔法の治療ではありません。
どのような進行した歯周病であっても 元の状態に回復できるわけではありません。
その理由は先程の項で説明したとおりです。
時々当医院に来院される患者様の中で、歯周病の再生治療を希望されて来院される方がいらっしゃいます。
特に他歯科医院にて抜歯と診断され、
抜歯が嫌で『どうにかならないか』
とインターネット等で検索され、GTR法があることを知り、
『骨が再生できるのではあれば、抜歯にならない!』と期待を込めて来院されるわけです。
しかし、いくら歯周病専門医と言っても全ての症例でGTR法を行っているのではありません。
もし、適応症でない場合、GTR法を行っても効果がないばかりでなく、逆に悪化してしまうことさえあります。
GTR法を行う場合には、術前にきちんとした適応を守ることが重要です。

前項で解説したように骨が再生するためには、血液が留まる場所が必要であることを解説しました。
骨の再生のためには、『骨の細胞』が必要です。
そして、『骨の細胞』が生存できる場所が必要なのです。
『骨の細胞』が生存する場所が確保できなければ、決して骨は再生しません。


次回のブログではもう少し この話について解説していきます。
次回のブログは、3月1日(月)になります。



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歯周病治療は大変なの?:その4

2/22(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

今日も『歯周病治療は大変なの?:その4』になります。

さて、本日で4回目のこのシリーズですが、
このテーマの目的は、
『なんとか歯を失わないでいてほしい!』
『歯周病であった場合、早期で対処すれば 十分治ることを分かってほしい!』
といった思いがあるからです。

どんな病気もそうですが、早く発見されれば、治る確立も高くなりますし、
治療も簡単に終えるのです。
こうしたことは分かっていながら できていないのも事実です。

例えば、糖尿病という病気があります。
日本の糖尿病患者は、900万人とされています。
その中で糖尿病の合併症である『失明』される患者様は、年間4000人います。
また、『足を切断』される患者様は、年間3000人います。
もっともっと早い段階できちんとした対応をとっていれば、このようなことにならなかったのです。
手遅れの状態で受診しても全てを治すことはできないのです。

歯周病も生活習慣病ですから、歯磨きを始め、口腔内環境の改善と生活習慣の改善により
かなりの歯周病を予防することが可能です。

また、歯周病の検査 自体は、非常に簡単なものです。
検査費用もレントゲン撮影も含めて約2.000〜3.000円(保険3割負担の方の場合)程度です。
1回検査を受けて まったく問題がない方であれば、その後 1年に1回の検査で十分な場合もあります。
また、歯周病の検査の結果、多少の問題がある方であった場合には、歯周病の治療回数 自体もさほどかかるものではありません。
歯周病の検査にかかる時間も歯周ポケット やレントゲン検査 等の一般敵な検査であれば、10分程度あれば十分に終了します。
検査結果の説明を受けても特別な問題がないかぎり30分程度で終了します。
事前に予約をとっていけば、本当にあっという間に終わってしまいます。
仕事帰りでもいいでしょうし、休みの日に行ってもそんなに手間がかかることでもありません。

また、歯周病の検査は、基本的にどこの歯科医院でも受けることができます。
『歯周病の検査希望』
と言っていただければ、受けるこができます。

こんな簡単な歯周病検査 なのに 当医院に来院さる患者様の多くは、
『今まで 歯周病の検査を受けたことがない!』という方がいらっしゃいます。

歯がグラグラ して始めて来院される方も多いのです。
歯周病が進行すると歯を支えている骨が吸収します
歯周病が進行した場合抜歯 となることもあります。
もっともっと早く来院していれば…
という方が多いのも事実です。
先程の糖尿病で 失明する方 や 足を切断する方 が後を絶たないのと同じです。

先程ご説明したように 歯周病の場合、どこの歯科医院でも検査 が行えますし、時間もかからず、費用も約2.000〜3.000円(保険3割負担の方の場合)程度です。

早期に歯周病が発見できれば、もし歯周病であっても通院回数も少なくてすみます。
治療費も最小限で抑えられます。
そして、歯を抜歯する確立が低くなります。

今回のテーマである『歯周病治療は大変なの?』ですが、
歯周病が進行すれば するほど大変になります。
逆に早く発見できれば、楽に治療が行えます。

歯周病で悩んでいるのであれば、とにかく早く歯科医院で歯周病検査 を受けることです。

さて前置きはこれくらいにして、本日の本題になります。
歯周病の基本的な治療であるルートプレーニング については、このテーマの最初で十分説明してきました。
ルートプレーニング は、歯周病治療の最も最初に行う治療です。
ルートプレーニング を行った後には、再度歯周病検査 を行います。
これを 再評価 と言います。
再評価の結果、治っていればそこで歯周病治療は終了です。
一般的に 初診時に歯周ポケット が6ミリ程度であれば、このルートプレーニング で十分治る確立は高いのです。
ただし、個人差はかなりあります。
初診時に8〜9ミリ程度の歯周ポケット であったとしてもルートプレーニング で治る方もいらっしゃいます。
逆に初診時に歯周ポケット が5ミリ程度であっても 再評価 の結果、治っていない方もいらっしゃいます。
この差は、患者様ご本人の口腔清掃指導の程度(どれだけ歯磨きができるか)や 全身的問題(糖尿病 等の全身疾患の有無)、喫煙 の有無、生活習慣…等さまざまな要因があります。
この再評価の結果、治っていない場合には 次の治療段階に進みます。
この治療を 『歯周外科処置(フラップ オペレーション)』 と言います。
再評価の結果 問題(歯周ポケットがある)があるということは、
まだ歯肉の内部に汚れや歯周病細菌が残っているということです。
細菌を残したまま、治療を終了すると必ず再発してしまいます。
『フラップオペレーション』とは『ルートプレーニング』では取りきれなかった 深い部分に存在する汚れ や 歯周病細菌を取除くことになります。
『ルートプレーニング』と違うところは歯肉に切開を加えることです。
切開をすることにより、歯肉の深い部分まで直視することが可能になります。
治療自体は麻酔を行いますので、痛みがあることはありません。

治療本数にもよりますが、ルートプレーニング より時間がかからない方が多いです。
ルートプレーニング という治療は、見ない歯肉の内部を手探りで汚れを触知して 取り除く治療です。
そのため、少しずつ確認しながら行うため、時間がかかってしまうのです。
当医院では1回のルートプレーニング で約7歯分程度行います。
全ての歯がそろっている方の場合、上下顎合計で28歯が存在しますので、1回で7歯分を行えば、トータル4回で治療を終えることができます。
歯周病の進行状態 や 歯石等の付着状態 にもより違いますが、7歯程度で約30〜60分程度です。
これに対し、 『歯周外科処置(フラップ オペレーション)』 は、それよりはかかりません。
『歯周外科処置(フラップ オペレーション)』 前にルートプレーニング によりほとんどの歯石は取り除けているからです。
部分的に取れなかった汚れを 見える状態で確認し、取るだけなのです。
当然麻酔もしますので、治療中の痛みはありません。
ただし、治療後には多少腫れたりする方もいらっしゃいます。
腫れの程度には、個人差がかなりあります。
治療の難易度にもよります。
まったく腫れない方も多くいらっしゃいます。

こうした 『歯周外科処置(フラップ オペレーション)』 は、重度の歯周病に対して行う治療ですので、軽度から中程度の歯周病の方は、ルートプレーニング で終了することがほとんどです。

歯周病の治療とは、
ルートプレーニング
『歯周外科処置(フラップ オペレーション)』
になるのです。

先にも解説したように 『歯周外科処置(フラップ オペレーション)』 の大きな目的は、歯肉内部に残っている感染物質を徹底して除去することです。
この 『歯周外科処置(フラップ オペレーション)』 の中には、単に汚れを取り除くだけでなく、積極的に吸収した骨を回復(再生)させる治療法もあります。
次回のブログでは、こうした再生治療について解説し、
再生治療は大変なのか?
という話をしたいと思います。
お楽しみに!!


次回のブログは、3月1日(月)になります。



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歯周病治療は大変なの?:その3

2/15(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、『歯周病治療は大変なの?:その3』になります。

前回と前々回の2回に分けて歯周病の基本的な治療(ルートプレーニング) は大変なのか?
という話をしてきました。
当たり前ですが、大変な治療は誰でも嫌ですよね。
痛みもなく、
通院回数も少なく、
簡単に治療ができればいいですよね。

『歯周病治療は、年々進化しているのか?』
『将来的には飲み薬で歯周病を治せるようにならないのか?』
というようなご質問もよくあります。
実際にはどうなのでしょうか?

歯周病治療は、何十年も前から 治療内容はほとんど変わってはいません。
歯周病治療が大きく変わった時期として
1990年代になると骨再生治療(GTR法) が臨床応用され、
さらにその後、骨再生治療(エムドゲイン法) が臨床応用されてきました。
ここ10年で大きく変わった歯周病治療はこの2つです。
ただし、どちらの治療も歯周外科処置という治療の中の一部であり、簡単な処置ではありません。

歯周病は、歯周病細菌による感染症 です。
歯ブラシで取りきれなかった汚れが、歯周ポケット 内部に侵入していくことから始まります。
歯周ポケット 内部に侵入した汚れは、歯ブラシでは取ることが不可能なのです。
こうした汚れを取るのが前回解説したルートプレーニング という治療法です。
ルートプレーニング の術式を簡単に説明します。
まず、歯肉に麻酔をし、『キュレット』と言われる器具を歯肉の中に入れて、歯肉内部に存在する汚れ(歯石 等)を除去する治療です。
他の例えとして説明すると
『耳かき 』をするようなものです。
ルートプレーニングの際には、歯肉に麻酔をしないとできません。

この麻酔が嫌な方が多いのです。

それでは、こうした方法以外で歯肉内部(歯周ポケット内部)に侵入した汚れは取れないのでしょうか?

結論から言いますと
ルートプレーニング等の治療以外で 歯周ポケット内部の汚れを取ることはできません!

毎年のように『歯周病に効く薬(?)』というようなものは、いっぱいでてきます。
病気と薬の関係は きりがなく
『これを飲めば ガンに効果がある』というような薬も数えきれないくらいいっぱい販売されています。
もちろん、それなりに 意味があるものもあるでしょうが、
末期のガンに そのような薬を服用しても完治するわけではありません。
逆にきちんとした治療を行えば、十分治るガンでも
治療をせず、効果が分からない薬ばかりにたよったあげく、ガンが進行してしまうことも十分考えられます。

歯周病もまったく同様です。
『歯周病に効く薬(?)』というのは、山のように いっぱいあります。
しかし、そうした薬を服用しても、うがい薬を使用しても
歯肉内部に侵入した汚れや歯周病細菌がなくなることはありません。
確かに 抗菌性のあるうがい薬を使用すれば、口腔内の歯周病細菌を減少させることは可能です。
例えば、グルコン酸クロルヘキシジン という 含嗽剤 は 歯周病細菌 に対して効果が高いことが科学的にも実証されています。
しかし、このグルコン酸クロルヘキシジン 含嗽剤を使用したからといって歯周病が治ることはありません。
グルコン酸クロルヘキシジン含嗽剤 はあくまでも予防薬です。
先程も説明したように 口腔内の歯周病細菌は減少しますが、歯周ポケット内部 へは届きません。
これは、どのようなうがい薬(洗口剤)でも同じです。

また、歯周病に効く薬も私が知っているだけでも 相当の数存在します。
例えば、ビタミン剤配合であったりするものもあります。
ビタミン剤等は、もちろんのことながら身体には良いものです。(適量はありますが…)
しかし、いくらこうした薬剤を服用しても歯周ポケット内部 に存在する汚れや細菌が消滅することはありません。
こうしたことは確実にないのです。

そのため、本来適切な歯周病治療を行えば、十分治る範囲の歯周病であっても
歯周病に効く薬 や 歯周病に効果があるうがい薬(洗口剤)だけにたよっていた結果、
歯周病が悪化してしまうことがあります。
当医院に来院される患者様の中にもこうした ことが良くあります。
テレビコマーシャルで放映されていた『○○歯磨き剤』をづっと使用していたのに 歯周病になった!
という方もいらっしゃいます。
効果のない民間療法にたよった結果、歯周病はどんどんと進行し、多くの歯を失う方は多いのです。
私達歯周病専門医 からすれば、『もっと早く歯周病治療を行っていれば、このようなことにならなかったのに…』と思います。

歯科治療(歯周病治療)に通院するのは、大変だから…
と考えられている方は、結果的に状況が悪化すれば もっとももっと時間もかかる治療になってしまいますし、
抜歯となる可能性も高くなってしまいます。
現状として、歯周病で歯を失った方は、骨の吸収が大きいため 次の治療を非常に困難にさせます。
抜歯後にインプラント治療を希望されても 骨吸収が大きくインプラントができない! とか
抜歯後に義歯(入れ歯)にしたとしても 入れ歯が合いにくい! ということが起こってしまいます。

病気というのは、早い段階で治療を行えば、治る確立も高くなります。
逆に言えば、病状が進行すれば治すことも難しいだけでなく、
治せないこともあります。

病気で倒れ病院で検査したところ、病状が進行しているがわかったが、すでに手遅れで治療が行えない状態であり、
余命数ヶ月 ということも稀な話ではありません。
私の周囲でも ガンが発見され 若くして命を落とす方も見て来ました。
もっと定期的にきちんと検診を受けていれば…
と思います。

私自身は、1年に1回は必ず、まる一日かけて人間ドックを受けます。
朝早くから夕方まで胃カメラ、大腸カメラ、脳の検査から、ガン検診まで可能なかぎりの検査を受けています。
しかし、これだけ検査をしてももちろんのことながら 100%大丈夫 ということはありません。
しかし、早い段階で発見されれば それだけ 治療も楽に行えますので、
結果として 治療費の削減や通院(入院)期間の短縮にもつながります。

本日のブログは、歯周病の話とはだいぶ違ってしまいましたが、
早く治療を行えば、それだけ歯周病治療は簡単に終えることができるのです。

心配するより先に検査です。


次回のブログは、2月22日(月)になります。



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歯周病治療は大変なの?:その2

2/8(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

先週は、歯周病ブログを休みましてすみませんでした。

今日のテーマは、『歯周病治療は大変なの?:その2』になります。
前回のブログではルートプレーニング は、炎症がない状態で行えば 痛みはほとんどない ことを解説しました。
また、ルートプレーニング 中は、麻酔をしますので痛みを感じることはありません。
しかし、ルートプレーニング 中は、歯肉内部の汚れを取るため、ガリガリと響くことがあります。
これが、嫌と感じる方もいらっしゃいます。
例えてお話すると
虫歯を削る時に ガリガリする感じがあるのと近い状態です。
当医院では、通常 1回のルートプレーニング の治療時間は、30〜60分程度です。
1回に1歯のみ行うのではありません。
1回の治療で7歯程度行います。
上顎を左右 2回に分けて、下顎も左右 2回に分けて行いますので、
口腔内を4分割して行うことになります。
欠損がある方では、1回に7歯分ではなく 3歯とか4歯分になることもあります。
治療歯数が少なければ1回の治療時間も短くてすみます。
基本的にルートプレーニング という治療をご心配することはありませんが、
始めての治療であり、どうしてもご心配という方は、始めの治療本数を少なくすることも一つの方法かと思います。

また、先程ルートプレーニング の1回の治療時間は、30〜60分程度であることをお話しましたが、治療時間は単に歯の数で決まるものではありません。
歯周ポケット が深く、歯石 等の汚れが大量に付着している場合には 時間がかかります。
治療の大変さというのは、痛みだけではありません。
治療時間というのも大きく関係してきます。
長時間お口を開けているのが辛い方は、治療前に担当医にご相談するといいでしょう。

当院では、
1回のルートプレーニング の時間を30〜60分かけて行います。
また、治療間隔は1週間に1回以上行うことをお勧めしています。
つまり、ルートプレーニング は、できるかぎり短期間で行うことが重要なのです。
このことには理由があります。
歯周病は感染症 なのです。
例えば、部分的に細菌を除去(ルートプレーニング)しても、
他の部位が治っていないと 歯周病が残っている場所から、菌を除去した部位に次々に感染してしまうからです。
ルートプレーニング の治療目的は、歯周ポケット内部(口腔内)からの歯周病細菌の除去ですから 治療を行う場合には徹底して 短期間に行うことが重要なのです。
そのため、少し大変かもしれませんが、
できるかぎり1回の治療時間を十分とり、
1週間に1回以上行い、
再感染しないように早期に歯周病細菌を取り除くことが重要なのです。
こうしたことも 歯周病治療が大変なことの一つになります。

歯周病は感染症 ということを きちんとご理解してから治療を進めることが大切です。


次にルートプレーニング以外の歯周病治療について解説します。
ルートプレーニング を行った部位は、処置後1ヶ月して再検査を行います。
この再検査の結果、歯周病が治っていれば、歯周病の治療は終了です。
それでは、どの程度であれば、ルートプレーニング で治るかと言いますと、平均的ですが 初診時に6ミリ程度の歯周ポケット であれば、十分治る可能性が高いのです。
しかし、初診時に歯周ポケット が9ミリとか10ミリとかあった場合には、ルートプレーニング を行っても完全には治らないことが多いのです。
再検査の結果、まだ問題があるということは、まだ歯肉の内部に汚れや歯周病細菌が残っているということです。
細菌を残したまま、治療を終了すると必ず再発してしまいます。

再検査の結果治らなかった場合に行うのが、歯周外科処置(フラップ・オペレーション)です。
『フラップ・オペレーション』とは、歯周病の初期治療である
『ルートプレーニング(歯周病細菌除去療法)』の後に行う治療です。

歯周外科処置というとちょっと恐い感じがしますが、治療自体は
『ルートプレーニング』とさほど変わるものではありません。
『ルートプレーニング』と違うところは歯肉に切開を加えることです。
切開をすることにより、歯肉の深い部分まで直視することが可能になります。
治療自体は麻酔を行いますので、痛みがあることはありません。
しかし、個人差はありますが、治療後に腫れる可能性があります。
状況により 多少大変なところもありますが、この『フラップ・オペレーション』を行わないと歯周病は治りません。


次回のブログではもう少し この話について解説していきます。
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2/1のブログはお休みします。

2/1(月)です。
今日は、朝から急用ができてしまいました。
すみませんが、今日の歯周病ブログはお休みさせていただきます。
livedoor プロフィール

日本歯周病学会歯周...

     院長履歴

1993年 神奈川歯科
      大学卒業
1993年 同大学歯周
      病学講座
      入局
1999年 日本歯周病
      学会
      専門医取得
1999年 東京都にて
      杉山歯科
      医院開業
2003年 I.T.Iメンバー
      認定
2005年 国際口腔
      インプラント
      学会認定医
      取得
2006年 大船駅北口
      歯科
      インプラント
      センター開業

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