2015年11月9日(月曜日)です。

始めに休診案内です。

11月14日(土曜日)
11月15日(日曜日)
はCAD/CAMという器械の学術セミナー参加のため休診となります。




このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。



今日のテーマは、『歯周病細菌検査の話』になります。

以前話たことがありましたが、
テレビ情報番組で歯周病についての特集がありました。

その特集では、
歯周病細菌を患者様にみてもらい、
「歯周病細菌がいっぱい いますよ!」
という検査を行なっていました。

「顕微鏡による歯周病細菌検査」と言われるものです。

この顕微鏡による歯周病細菌検査は当医院でも行なっている検査ですが、
この検査だけで歯周病を説明するのには疑問があります。

このブログでよく話すこととして、
「科学的根拠のある治療」
という話をします。

科学的根拠というのは非常に大切なことであり、
テレビ や インターネット 等で過剰な広告のような情報もあり、
本当に正しい情報が伝わっていないことも多くあります。

先の話にありました
テレビで報道されていた歯周病の内容も
基本的には正しい情報なのですが、
ある程度は誇張された内容でもあり、
全ての患者様に適応されることではないのも事実です。

テレビ や インターネット 等で過大に提供されている情報を
歯周病を例にとってみると
「歯周病が1回で治る!」
「歯周病は飲み薬で治る!」
「どんな歯周病でも治る!」
…等
という内容を見ることがあります。

それでは、本当に
「歯周病が1回で治るのでしょうか?」
「歯周病は飲み薬で治るのでしょうか?」
「どんな歯周病でも治るのでしょうか?」

答えは違います。
上記の内容は事実ではありません。

1回で治る歯周病もあります。
実際に初診1回で治療が終了する方もいらしゃいます。

話は変わりますが、
例えば、高血圧 や 糖尿病 といった 生活習慣病 の方が病院に行った時に
本当に軽度であれば、通院回数も少ないと思います。

しかし、重度であれば入院も必要になるかもしれませんし、
何度も通院が必要になり、症状が安定した後にも定期管理による通院が必要になります。

歯周病もまったく同じなのです。

重度であれば、1回の診療で治療が終了することはありませんし、
治療後の定期管理が必要ないということはありません。

重度の方は、比較的短い間隔でのメインテナンス(定期検査) も必要です。

全ての歯周病を同じに考えてはいけません。

しかし、重度の歯周病の方がこうした情報をみると
「1回で歯周病が治る!」
ということのみを信じて行ってみると
「全然違った!」
ということが多々あります。

また、飲み薬で治る歯周病も存在します。

ただし、この方法の正しい言い方は、
飲み薬だけで治るのはなく、
歯周病治療 と 歯周病細菌に効果のある飲み薬を併用することにより効果が高まる
ということが正しい内容です。

テレビで時々報道されている歯周病の情報は、どうしても時間の関係もあり、
一部分の情報しか伝わることがなく、
視聴者にインパクトを与えるため、
「最新治療」、
「画期的な治療」
ということを誇張するため、本当に正しい情報が伝わっていかないのです。

毎年流行する「ダイエット法」はよく見ますよね。

「今までのダイエット法ではまったくダメだった私がこのダイエット法を行ったら、劇的に痩せた!」

「食事制限はいりません。この食品を飲むだけで効果があります!」

「このダイエット器具を使用すると1ヶ月で10キロも痩せた!」

というような明らかに誇張されたコマーシャルをよく見ます。

テレビに出ている体験者も綿密にリハーサルされたような意見をしゃべっています。

そして、テレビの端に小さく
「体験者個人の感想です」
というような逃げ道とも言えるテロップが表示されます。

そして、「このダイエット法」はなくなり、
また来年新しいダイエット法が報道されます。

「画期的なダイエット食品」

「今までどんなことをしても痩せられなかった方も これで痩せられます」
というようなコマーシャルが繰り返されるのです。


当たり前ですが、
お金になることには、多くの人が飛びつきますし、
正しくないと分かってても繰り返されます。

歯周病治療にも「適応症」というのがあります。

本日の最初に説明したような歯周病の治療方法が全て間違っているということではありません。

実際に1回で治る歯周病も存在しますし、
歯周病専門医 であれば、一般的に治療不可能と言われる状態の歯周病でも改善させることが可能なケースも存在します。

しかし、歯周病専門医 は、魔法を使うわけはありませんので、
全ての歯周病を治すことはできません。



また話はズレますが、癌(ガン)という病気は、
日本人であれば、だれがかかってもおかしくない病気です。
事実、2人に1人は、ガンにかかりますし、
3人に1人は、ガンで亡くなります。

そのため、「ガンに効果のある食品」というようなものが多く出回っています。

先ほどと同じように使用者の体験談もでている広告もあります。

「医者に見放されたガンだったが、この食品を使用したらガンが治った!」
というような内容です。

別にこうした内容を全て否定するわけではありません。

ただ、あまりにも誇張した情報 や 場合によっては間違った伝え方もあります。

問題なのは、患者様が悩んでいる病気をうまく利用して
利益を追求しようとする姿勢です。

前置きが長くなってしまいました。
本日の内容は、「顕微鏡による歯周病細菌検査」でした。
写真4
写真3


歯周病の方で治療前に顕微鏡で歯周病細菌を見るとたしかに見られます。

そして、治療終了後に再度顕微鏡を見ると細菌は少なくなっています。

以下のようにです。
始めに治療前の歯周病細菌がウヨウヨいるところです。

細長いネジネジ(螺旋状:らせんじょう)したものが、歯周病細菌の中も問題のある菌です。

口腔内には500〜700種類の細菌が存在していますが、全てが悪い細菌ではありません。

問題となる細菌がきちんと分かっていないと
単に顕微鏡で細菌を見せて驚かせるだけになります。

次に治療終了後に歯周病細菌が少なくなったところです。

先ほどの細長いウヨウヨした(らせんじょう)細菌はいなくなっています。

まだ、動いている小さい細菌はいますが、こうした細菌は歯周病に関して問題ないと考えて下さい。


しかし、ここで問題があります。

始めに見た細長いウヨウヨした(らせんじょう)細菌は問題なのですが、
当然のことながら採取する場所により大きく変わってきます。

また、一度歯周病治療を行ったとしても、必ず歯周病細菌は増えていきます。

当然のことながら治療直後にこうした顕微鏡検査を行えば、細菌の減少は認められるものなのです。

大切なのは、裏付け(科学的根拠)です。

きちんとした根拠をもって治療にのぞまないと
単にインパクトを与えるだけのものでしかありません。


話が長くなりましたので、この続きは次回となります。

歯周病細菌をみる方法は、
こうした顕微鏡もありますが、
歯周病細菌のDNAを調べる方法もあります。

こうした検査方法についても以前からブログでも紹介してきました。


このような検査方法についても次回以降に解説します。





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