2016年6月13日(月曜日)です。


このブログは「大船駅北口歯科 歯周病専門サイト」です。

今日のテーマは、
『歯周病を治すためには:歯周病治療を成功に導くための第一歩』になります。

歯周病専門医として 長年歯周病治療を行っていると
重度歯周病であっても
問題点を全て治療し、
患者様の適切な口腔内管理(毎食後の十分な歯磨き)や
適切な生活習慣(食生活、禁煙、適度な運動、適切な睡眠 、ストレス レス…等)
が達成され、
治療後適切なメインテナンス(定期検査)を行うことにより、
長期的に維持できる症例も多くあることを経験します。

しかし、どうしても治らないケースも存在します。
難知性の歯周病と言われる状態です。

ただし、本当の意味での難知性の歯周病は、そう数多いわけではありません。

専門的には、侵襲性歯周炎と言います。
しんしゅうせいいしゅうえん と読みます。

歯周病の方の10〜15%がこの病状と言われています。


多くの症例では、先程記載したような適切な治療 と 適切な生活習慣、メインテナンスにより維持可能であると考えられます。

特に治りにくい歯周病のタイプとして
噛み合わせが関与した状態は非常に治りが悪いですし、
継続的に定期管理(メインテナンス)を行なったとしても
ダメになっていきます。

侵襲性歯周炎 や 噛み合わせに問題のある歯周炎の場合には、
長期的に維持させることが難しいです。

こうした特殊なタイプの歯周病は除いても
歯周病が治らないこともあります。

本来、適切な治療 と 適切な生活習慣、メインテナンスが達成できれば十分治るようなケースであってもです。

なぜ 治らないのでしょうか?

まず、第一に歯周病治療に対して患者様の理解を得られなかったことがあります。

当医院では重度歯周病を治療する場合には、
現在の歯周病の状態を理解していただくことから始めます。

このことは非常に重要なのです。

まず現在どのような状態(病態)であるのかを理解されないと
治療は適切に進んでいきません。

そのため、当医院では歯周病治療開始前に
「歯周病治療計画書」という20〜30ページに渡るプリントをお渡しして
現在の歯周病の状態 や 治療方針等を説明致します。

歯周病治療を行う前に
患者様ご自身がおかれている歯周病の程度 や 原因、治療方針が十分に理解されていないと
歯周病治療は決して成功しないと考えているからです。

歯周病は、生活習慣病である 糖尿病 等とかなり似ています。

糖尿病が進行した方の場合、
単に病院で薬を処方すれば治るのかと言いますと
そうではありません。

これは十分ご理解いただけると思います。

食生活 や 運動、睡眠、ストレス 等
さまざまなことがあります。

そのため、重度糖尿病の方は、
病院で処方される薬だけ使用していれば
治る(悪化しない)ということではありません。

当然ですよね。

さて歯周病の話に戻ります。

重度歯周病の場合、さまざまな問題が起こっています。

私のような歯周病専門医であっても 全ての歯を残すことはできません。

そのため、完全に保存が不可能は歯は 抜歯の必要性があることを説明致します。

ほとんどの患者様は、診断結果を理解していただけますが、
患者様の中には、抜歯と聞いただけで 強い不信感をもつ方がいらっしゃいます。

そうした患者様の考えには、
 抜歯 = 悪いこと
という図式があるのです。

患者様の中には
「絶対に抜歯は嫌!」という方がいらっしゃいます。

歯周病は歯周病細菌による感染症です。

そのため、歯周病の治療は感染を除去する治療が必要です。

しかし、あまりにも歯周病が進行してしまった歯の場合には、
この感染を取り除くことが不可能になります。

例えば、ガン(癌)という病気が発見された時に、
薬(抗ガン剤)で治療するのか?
放射線療法で治療するのか?
外科的に切除するのか?
という判断がでてきます。

当然のことながら切除(摘出)しないと治らない状態もあります。

外科的に切除しないと 他の臓器に転移してしまうからです。

進行を停止させないと結果的に、手遅れになってしまいます。

歯周病も細菌感染ですから、口腔内から歯周病細菌を排除し、感染を防ぐことが重要です。

歯の根が全体的に感染してしまっているような状態では、治療することはできません。

こうした歯を抜歯せずに残すということは、
歯の根が感染している状態でそのまま放置するということです。

感染が取り除けないのですから…

感染を残した状態の歯は、周囲の歯へ感染を拡大させてしまいます。

転移したのです。

そのため、最初の治療計画でも
「感染を取り除けない歯なので抜歯です。」
と説明させていただくわけです。
抜歯しないと感染が治らないからです。

ここで抜歯することは、当然のことながら歯周病を治す治療の一つなのです。

本日の最初の話しに戻ります。

重度歯周病であっても
問題点を全て治療し、
患者様の適切な口腔内管理(毎食後の十分な歯磨き)や
適切な生活習慣(食生活、禁煙、適度な運動、適切な睡眠 、ストレス レス…等)
が達成され、
治療後適切なメインテナンス(定期検査)を行うことにより、
長期的に維持できる症例も多くあることを経験します。

と最初に書きました。

しかし、感染が取り除けない状態で歯周病治療を続けても
当然のことながら 良い結果になることはありません。

感染は他の歯におよび 結果的に長期的に維持されることは不可能になります。

今日のブログのテーマは、
「歯周病治療を成功に導くためには…」
ということですが、
まず、歯周病がどのような病気であるかをきちんと理解していただくことから始めていかないと
治療は成功しません。

歯周病は感染症ですから、感染を取り除かないと治らないのです。


この点を十分にご理解いただくことが必要です。

もちろん歯周病治療により歯を保存できる場合には、
徹底した治療を行なうことで歯周病の進行を停止させることが可能です。

歯周病で失った骨をある程度ですが、再生させる治療もあります。

保険診療は適応されませんが、
エムドゲイン法 や 骨移植 を行なうことで
骨の再生をある程度達成させることができます。

そのために現状をきちんと理解していただくために
20〜30ページにもおよぶ「治療計画書」があるのです。

歯周病治療の第一歩は
歯周病を理解していただくことからです。

また、生活習慣も非常に重要です。

重度歯周病の方を治療する際に
喫煙されている方がいらっしゃいます。

喫煙者の歯周病の進行は 6倍以上も早い という結果もあります。

実際に重度歯周病の方の場合、喫煙者は非常に治らない(再発が高い)ことを感じています。

来院される患者様は、当然のことながら
「歯周病を治したい!」
と思って来院されます。

治したくない と思って歯科医院を受診される方はないと思います。

そのため、私としても なんとか治したい と思っています。

そのため、喫煙者には、禁煙を勧めます。
病気を治す立場である歯科医師としては当然のことです。

例えば、糖尿病を治療する内科の先生が 糖尿病の患者様を治療する際に
「高カロリー制限する必要はありません。なんでも食べていいですよ!」
なんて言うわけありません。

同じように進行した歯周病を治すにあたり、
禁煙は当然のこと(喫煙者は歯周病が治らない!)なのです。
(もちろん禁煙だけで歯周病は治るわけではありません)

喫煙者は歯肉を見るを分かります。
歯肉の色、性状…等
非喫煙者と比較すると違いがあります。

歯面にもタバコの成分からなる色素沈着がついている方もいらっしゃいます。

歯周病は生活習慣病でもありますから
患者様の理解と努力なくしては治りません。

特に重度歯周病の場合は、相当の努力をしないと
長期的な維持は難しいと言えます。

そのために治療開始前に「治療計画書」が重要になってくるのです。

これが 歯周病治療を成功に導くための第一歩なのです。



次回も本日の続きを解説したいと思います。


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