歯周病専門医サイトブログ

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歯周病

日本の喫煙状況

10/17(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、『日本の喫煙状況』になります。

喫煙は、不適切な食生活 と 同様に 病気を起こす最大の原因の一つと言えます。

日本肺癌学会 では、以下のように禁煙を勧めています。

「喫煙は わが国のような先進国において 疾病や死亡の原因の中で防ぐことの出来る 単一で最大のものであり、禁煙は 今日最も確実にかつ短期的に大量の重篤な疾病や死亡を劇的に減らすことのできる方法です。(日本肺癌学会HPより抜粋)

2005年の厚生労働省のデータによると
癌(がん)による年間死亡者の数は32万人となっています。
その中で肺ガン(癌)による死亡者数は、6万人最も多くなっています。
男性の肺ガン(がん)による死亡率は、人口10万人あたりに換算して73人となり、
胃がんよりも高くなっています。
女性では、大腸がん、胃がん についで 肺ガンの死亡率は3番目に多く、
人口10万人あたりに換算して26人となっています。
これだけ多い肺ガンの大きな原因として喫煙があります。
つまり、禁煙すれば、死亡率を大きく減らすことが可能となるのです。


歯周病についても喫煙は非常に大きな影響となっています。
喫煙と歯周病の関係は、歯周病の学会において 数多く報告されています。
ある報告によると、喫煙者は、非喫煙者と比較して、
歯周病の進行は 6倍以上も早い という結果もあります。

私自身の臨床経験の中でも歯周病は喫煙者では、本当に治らないと感じています。
もちろん全ての喫煙者が治らないということではありませんし、
治る程度にも個人差はあります。
しかし、歯周病は非喫煙者と比較して圧倒的に治りにくいのは確かです。

特に重度歯周病者では、絶対に禁煙していただきたいのです。

最近は、
喫煙できる場所が少なくなったり、
タバコ料金の値上がりがあったり、
禁煙運動が盛んに行われていることもあり、
喫煙者が減少傾向にあると言われていますが、実情はどうなのでしょうか?

たばこ産業の「平成21年全国たばこ喫煙者率調査」によると、
成人男性の平均喫煙率は38.9%でした。
これは、昭和40年以降のピーク時(昭和41年)の 83.7%と比較すると、
43年間で44.8ポイント減少したことになります。
年代別にみると、
急激な喫煙率の減少傾向が見られる60歳以上は27.8%で、
ピーク時(昭和41年)より50ポイント以上も減少しました。

また、平成21年の喫煙率が一番高い年代は30歳代46.9%でした。
つまり、30歳代男性の2人に1人は喫煙しているということになります。
いまだに こんなに多くの若い人(男性)がタバコを吸っているのですね。
びっくりです。

成人男性の喫煙率は、この18年間、減少し続けていますが、
諸外国と比べると、未だ高い状況にあります。

これに対し、成人女性の平均喫煙率は11.9%であり、
ピーク時(昭和41年)より漸減しているものの、ほぼ横ばいといった状況です。
平成21年の喫煙率が一番高いのは30歳代16.8%、最低は60歳以上の6.2%です。
つまり、30歳代女性の6人に1人は喫煙しているということになります。

先にも説明しましたように喫煙者は、非喫煙者と比較すると圧倒的に歯周病が治りません。
特に進行した重度歯周病では、歯周病の治療を行ったとしても多くの場合、歯周病は再発していきます。

私は、歯周病専門医 ですから、当医院に来院される患者様の多くは重度歯周病の患者様です。
当然のことながら「歯周病を治したい!」
と思って来院されます。
当たり前ですが、歯周病を治したくなくて来院されるわけではないのです。
そのため、当然ですが、喫煙者に対して禁煙を勧めます。
これがなかなかうまくいかないのです。
喫煙されている患者様の多くは、喫煙した状態のまま歯周病の治療を受けることを希望されます。
これは無理なことです。
それでも喫煙者の重度歯周病患者様は、
「歯周病の治療を行って 現在の状態より 少しでも良くなればいい!」
と考えられている方もいらっしゃいますし、
「喫煙しながらでも 歯周病治療を行えば、なんとか良くなるだろう!」
と考えられています。
これは明らかに間違いです。
私は歯周病治療を開始して約20年経ちますが、
初診時に重度歯周病であった場合には、
喫煙者ではほとんどの場合 治ることはありません。

病気は患者様ご自身のことです。
どのような病気でも 基本は生活習慣です。
食生活、睡眠、適度な運動、ストレスのない生活…等です。

歯周病もそうですが、後で後悔しないように禁煙されていただきたいものです。


次回のブログは、10月24日(月)になります。



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歯周病は早期治療が本当に重要

10/10(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、『歯周病は早期治療が本当に重要』になります。

最近は 歯周病が非常に進行した状態で来院される方が多くいらっしゃいます。
歯を指で軽く触るだけで グラグラ で取れてしまいそうな状態の方が本当に多いです。
重度歯周病の患者様です。

本日の話しは、以前アップした内容ですが、
重度歯周病の患者様にはきちんと見ていただきたい内容ですので
再度お話させていただきます。

歯周病に患者様に対しては、初診時に歯周病検査 を行い、
診断結果を説明し、治療方針について説明させていただきます。

もちろん 私は、歯周病専門医 ですので、
可能なかぎり グラグラの歯 であっても徹底した 歯周病治療 を行い、保存することを行います。
しかし、全ての歯を残すことはできません。
当然のことですが…
そのため、完全に保存が不可能は歯は 抜歯の必要性があることを説明します。

ほとんどの患者様は、診断結果を理解していただけますが、
患者様の中には、抜歯と聞いただけで 強い不信感をもつ方がいらっしゃいます。
そうした患者様の考えには、
 抜歯 = 悪いこと
という図式があるのです。
そのため、抜歯という言葉は、絶対に聞きたくない言葉なのです。

その中でも実際にあった症例についてお話します。

A さんのケースです。
Aさんは、初診時 多くの歯がグラグラ している状態でした。

Aさん は、グラグラしている歯をなんとか残したいというご希望がありました。
しかし、あまりにも骨吸収が進行しすぎているため、多くの歯は、抜歯になってしまう状態でした。

ただし、すぐに歯周病治療を開始すれば、何本かの歯は歯周病の進行を停止させることが
可能な状態です。

そのため、Aさん には、
『完全にダメな歯は抜歯をして、残る可能性がある歯を徹底して治療しましょう!』
とお話させていただきました。

しかし、Aさん は、
『絶対に1本も抜歯したくない!、抜歯するくらいなら このままにしたい!』
また、『ダメもとで歯周病の治療を行ってほしい!』との希望もございました。

私は、 歯周病専門医ですから、毎日のように重度歯周病の患者様が来院されます。

そして、進行した歯周病であっても治療を行うことにより、改善させることも可能です。

しかし、全ての歯周病が治療できるわけではありません。
あまりにも進行しすぎてしまった状態では、治療は不可能です。
この場合には、抜歯になります。

もし、治療を行っても治せない状態の歯を 無理に治療しても 治らないだけでなく、
歯周病の感染は、他の歯へも転移してしまいます。

その結果、さらに多くの歯を失うことになります。

歯周病の治療で大切なことは、治療可能な歯 と 治療不可能な歯 をきちんと判断することです。
もし、適切な判断がでずに、患者様の『抜きたくない!』という希望のみで治療方針を決定すると
さらに多くの歯失う結果になってしまいます。

どの歯が治療が可能で、
どの歯が治療が不可能なのか
を適切に診断することが重要なのです。

その上で、歯周病の治療が開始されます。
残る可能性がある歯は徹底して歯周病の治療を行うことにより、
歯周病を改善させることが可能ですし、
歯周病細菌が他の歯へも感染することを防ぐこともできるのです。

このような適切な判断ができるからこそ、 歯周病専門医と言えるのです。

『ただ単に 抜かない!』というだけでは、本当の治療には、ならないのです。

例えば、ガン(癌)という病気が発見された時に、
薬(抗ガン剤)で治療するのか?
放射線療法で治療するのか?
外科的に切除するのか?
という判断がでてきます。

外科的に切除する必要性があると診断された場合、
患者様に外科的切除の必要性をご説明します。

早期に外科的に切除しないと 他の臓器に転移してしまうからです。
進行を停止させないと結果的に、手遅れになってしまいます。

歯周病も細菌感染ですから、口腔内から歯周病細菌を排除し、感染を防ぐことが重要です。

話は、先程の患者様の話しに戻りますが、
完全に保存することができない歯が何本かありましたが、
患者様は、
『絶対に1本も抜歯したくない!』
と強い希望をお持ちでした。

現時点で、ダメな歯はダメとして、きちんと治療すれば、ある程度の数の歯は残すことが可能です。
歯が何本か残れば、残った歯を土台として、固定式のブリッジにすることも可能な症例です。
固定式のブリッジになれば、食事に困ることもありません。
この時点が大きなポイントになるのです。

しかし、このまま単に抜歯をしない ということのみであれば、
あと数年でほとんどの歯を失う結果になります。
いわゆる総入れ歯になってしまいます。

また、歯周病が進行して、抜歯となれば、歯を支えている骨が吸収しますので、
その後の治療(義歯)が難しくなってしまうのです。
顎の骨が吸収すると義歯自体も合わなくなってしまいます。

数年後には、ほとんどの歯を失うだけでなく、その後の食事も困難になってしまいます。
義歯(入れ歯)が合わないのですから…

この時になって始めて
『あの時治療をしていれば良かった…』と思うのです。

義歯(入れ歯)をしていて、義歯が合わず、困っている患者様のほとんどが
『もっと歯がダメになる前に治療をしていれば、良かった』
と後悔しているのです。

歯を失って始めて気がつくのです。

歯周病であっても十分治せる段階はあるのです。
重要なのは、このポイントを間違えないことです。

Aさん も
歯周病専門医 だから どのようなダメな歯であっても きっと治すことができる!」と期待して来院されたはずです。
しかし、私の「抜歯が必要な歯があります!」
という説明を受けた結果、次回の予約を取らずに
未来院となってしまいました。

先にも説明しましたように 全ての歯を100%残すことはできません。
重度歯周病の場合、抜歯になることもあるのです。
この時にどれだけ 歯周病について理解されるかが大きなポイントなのです。
ご自身の病気の内容をきちんと理解することができないために
「きっと抜歯しないで治療を行ってくれる歯科医院がきっとあるはず…」
と考え、歯科医院を転々とします。
絶対に治らない歯周病もあるのです。
時間をかけて、歯科医院を転々とした結果、
さらに歯周病は他の歯へも転移し、
さらに多くの歯を悪化させてしまうことになります。

Aさん も本当に残念な結果であると思います。
Aさん はおそらく後 数年すると多くの歯を失う結果になってしまいます。
今治療すれば、最小限の範囲での抜歯で済むはずなのです。
本当に残念なことです。

重度歯周病患者様に共通することとして、
ご自身の考えが最優先であり、
「ご自身の考え以外は、絶対に悪いこと!」
と考えられている人が多いのです。

本日の話しはちょっと厳しい話しになってしまいましたが、
重度歯周病の患者様の来院が途絶えるたびに
「あのままにしておけば、もっと悪化してしまうのに…」
「今 きちんと治療すれば、十分治るのに…」
「ダメな歯を抜歯することにより 他の歯への感染を防げるのに…」
と思うのです。

今回の話しは、当然のことながら
治ってほしいと思うからこその 警告なのです。

「専門家の意見をきちんと受け入れて 理解すること」
これも重要なことなのです。

私は歯科医師ですが、
内科 や 外科の先生の中にも
「もっと早く治療していれば、十分治ったのに…」
と考えられる患者様を多く見られると思います。

どのような病気もそうですが、
早期発見、早期治療が重要です。




次回のブログは、10月17日(月)になります。



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なぜ 歯周病は減らないのか?

2/21(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、『なぜ 歯周病は減らないのか?』になります。

私自身が歯周病専門医 ということもあり、当医院を受診される患者様の多くは、重度歯周病の方です。
この重度歯周病ですが、年々低年齢化してきているように感じます。
また、本当に進行した重度歯周病の方が非常に多いと感じます。

つまり、重度歯周病の方は年々増えているのではないか?
と感じられるのです。
この原因はどこにあるのでしょうか?

いくつのの原因があるかと思いますので、
私なりに考えられることを解説します。

まず、歯周病というのは感染症 です。
歯周病細菌が口腔内で増殖することにより、感染 が広がる病気です。
感染 が進行すると 歯肉が腫れ、出血が起こり、次第に歯がグラグラ としてきます。
そして、最終的に歯が抜けてしまうのです。
これが、歯周病の主な原因になります。

ただし、歯周病の原因は歯周病細菌による感染 だけではありません。
生活習慣にも大きく影響されます。

歯周病は、高血圧 や、糖尿病高コレステロール症 といった病気と同じといってもいいでしょう。
糖尿病高血圧 等の治療を行う際には、単に内科医 等が薬を処方するだけでは治りません。
患者様ご自身が生活習慣を適切に見直すことが重要です。
もちろん、食生活運動喫煙睡眠ストレス…等です。
いくら薬を飲んでも、上記のような生活習慣が守れなければ、治りません。

歯周病もまったく同じなのです。
例えば、
『喫煙者の歯周病の進行は、吸わない人より 6倍以上も早い!』
と言われています。

口腔内も身体の一部ですから、不健康な状態は、当然 口腔内にも悪影響を及ぼすのです。

話しは戻りますが、
歯周病の方が増えている原因の一つとして、
糖尿病の方が年々増えているのと同様に
生活習慣の乱れが考えられます。
口腔内も身体の一部ですから、体調が崩れる と 口腔内にも問題が起ってくるのです。

また、糖尿病になると 歯周病が悪化する傾向があります。
現在、血糖値が高い方は、ご存知の方も多いかと思いますが、
『ケガをすると治りにくい』と思います。
歯周病にも同じことが言えます。
血糖値が高い方に歯周病の治療 を行っても 治りは非常に悪く、場合によっては、悪化することさえあります。

歯周病は単に歯磨きを行っているだけでは治らないのです。

先も説明しましたように
『喫煙者の歯周病の進行は、吸わない人より 6倍以上も早い!』
というデータがあります。
喫煙していれば、歯周病になるということではありません。
歯周病の状態の人が喫煙者である場合、
非喫煙者と比較すると 6倍以上進行しやすい
ということです。
重度歯周病の患者様で喫煙されている方に
「必ず禁煙して下さい!」
と説明しても
「どうしても止められない!」
という方がいらっしゃいます。
このような方は基本的に歯周病は治らないと思って下さい。

歯周病は生活習慣病ですから
生活習慣の改善を行う努力ができない人は治りません。

糖尿病の患者様で、いくら病院で薬を処方されても
高カロリーな食生活や
運動不足、睡眠不足、ストレス…等の問題を解決しないと
治らないのと同じです。
実際に多くの糖尿病の方は、生活習慣の改善が適切に行われずに
病状を悪化させます。

重度歯周病で来院された患者様の中にも
一時期は改善していたが、
治療終了後 数年で再発し、結果的に多くの歯を失ってしまう場合があります。
重度歯周病の場合、一度治療を行っても 再発率が高いのが事実です。
治療後の徹底した管理がなされなければ、ご自身の歯で長期的に維持することは難しいのです。

この辺の自己管理ができていない方が多いのが、
歯周病の方が減らない原因の一つであると考えられます。

次に考えられるのが、誤った情報による歯周病の悪化です。
インターネットが普及することにより、
莫大な情報が簡単に得られるようになってきました。
正しい情報もあれば
誤った情報もあります。

また、過大な情報もあります。
例えば、テレビコマーシャルでよく放映されている
「 歯周病( 歯槽膿漏 )に効果のある歯磨き剤 」
です。
コマーシャルをみると なにか効果がある感じがしますよね。
実際に歯周病で悩んでいる方であれば、
「 明日薬局で買おう!」
と思われる方も いらしゃると思います。
本当にこれは効果があるのでしょうか?
私は こうしたコマーシャルが 嘘だと言っているのではありません。
おそらく、上記のような歯磨き剤には、
炎症を抑える成分の薬品 等が含まれていると考えられます。
当然 炎症を抑える効能があるのですから
歯周病によって腫れた歯肉には、なんらかの効果があるでしょう。
しかし、こうした「 歯周病( 歯槽膿漏 )に効果のある歯磨き剤 」を使用したからといって歯周病が治ることはありません。
単に歯肉に炎症がある程度であれば、効果があるかもしれません。

効果という言葉だけで言えば、
“ 塩(しお) ” で歯磨きをしても 効果はあります。
「 塩は歯周病に効果があります! 」
といっても嘘ではありません。
効果はあります。
どの程度かということは言えませんが、
ほんの わずかであっても なんらかの効果はあります。

前回のブログでも紹介した 抜歯した歯に歯石がついている写真を再度見てみましょう。
スライド1

重度歯周病になると こうした歯石が歯肉の内部に付着していることがあります。
こうした歯石が
「 歯周病( 歯槽膿漏 )に効果のある歯磨き剤 」
を使用したからといって 取れると思いますか?
取れるはずがありません。

先程説明しました
テレビコマーシャルでよく放映されている
「 歯周病( 歯槽膿漏 )に効果のある歯磨き剤 」
を見た方が 歯周病の実態についてなにも知らなければ、
「この歯磨き剤を買おう!」
と考えられるのは当然のことです。

しかし、歯周病が どのような病気であるのかを正しく知っている方であれば、当然のことならが
「 歯周病( 歯槽膿漏 )に効果のある歯磨き剤 」
のテレビコマーシャルを見ても
「 これで治るはすがない! 」
と考えられるでしょう。

テレビコマーシャルでよく放映されている
「 歯周病( 歯槽膿漏 )に効果のある歯磨き剤 」は、
「 嘘ではないが、誤解を生みやすい過大な広告 」
と言えます。

インターネットはもっと誤解を生みやすい情報がいっぱいあります。
内科的歯周病治療
というのがあります。
歯周病に効く薬(抗生剤)を飲めば、歯周病が治る
というものです。
本当でしょうか?

これも嘘ではありません。
私自身もこうした内科的歯周病治療を行うことがあります。
この話しについての詳細は、また後日このブログで詳細に解説しますが、確かにある種類の抗生剤を服用すると 歯周病細菌が減少します。
だからといってそれで 歯周病が治ったということではありません。
また、歯周病に効く抗生剤を服用したからといって先程の写真にあった歯石が取れることもありません。
現実的には、歯周病に効く抗生剤だけで歯周病が治ることはなく、歯周病治療 と併用して効果があらわれると考えた方が良いでしょう。

ほんの少しの表現方法の違いが、情報を見た方に大きな誤解を生むことになります。
しかし、人によっては、
飲み薬で歯周病を治す!
を全面に大々的に広告した方がより、アピールができます。
「 簡単で効果がある治療法 」
に人気が集中するのは 当然のことだからです。

過大(過剰)な情報は結果的に それを見た方に大きな誤解を与えることがあるのです。
これが、『なぜ 歯周病は減らないのか?』の大きな原因の一つになります。

次回のブログは、2月28日(月)になります。
本日の続きで『なぜ 歯周病は減らないのか?:その2』になります。



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歯周病は治るのか?:その3

2/14(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、『歯周病は治るのか?:その3』になります。

今までの2回で
歯周病の原因

中程度の歯周病
重度の歯周病
について解説しました。

重度の歯周病になると状況によっては抜歯が必要なことを説明しました。

以下の写真は、このブログで良く紹介するものですが、
重度歯周病のため、抜歯した後に写真を撮ったものです。
スライド1

こんな汚れが歯肉の中についているのです。
考えられますか?

多くの歯周病では、この汚れを取りきれれば、
歯周病の進行を停止させることができます。
この回の始め(1回目)でも解説しました歯周ポケット も改善します。
例えば、歯周ポケット 8ミリ、9ミリあったとしても 歯周病治療 により歯周ポケット が3ミリ以下に治る(改善する)こともあります。
しかし、元に戻らないものもあります。
それは 骨 です。
ご存知かと思いますが、歯周病になると歯を支えている骨が吸収 します。
この吸収した骨は、100%元の状態に改善することはありません。
そのため、骨吸収が進行した重度歯周病の場合、 歯周病治療 により歯周病の進行が停止したとしても 噛む力にどれだけ耐えきれるかが問題になります。
この話しは本日のメインになりますので、また後で解説します。

それでは、歯周病治療を行うとどこまで改善するのでしょうか?

どこまで治るかを説明する前に 以下のことは患者様ご自身で徹底して管理することが重要です。
以下の自己管理ができなければ、歯周病治療以前の問題です。

1. 徹底した歯磨きを行う
   これは基本中の基本です。
   現在 歯周病で悩んでいられるの中には、
   「私は歯磨きは十分できている」
   と思われているかもしれないでしょう。
   私が歯周病の治療する方のほとんどは このように考えていらっしゃいます。
   ほとんどの場合、ご本人が考えられている以上に磨けていません。
   磨けていないからこそ歯周病になった可能性が高いのです。
   もちろん 歯周病の原因中には、歯磨き(汚れ)以外の原因もあります。
   しかし、できること(歯磨きを徹底した行う)は行うべきです。 
   毎食後、10分以上は、時間をかけ、
   歯科衛生士による適正な指示にしたがい 行って下さい。

2 生活習慣をきちんと見直す
   何度も書きますように歯周病は、生活習慣病です。
   喫煙者は歯周病が治らない! と思って下さい。
   禁煙は歯周病治療の第一条件と言えます。
   また、口腔内も身体の一部ですから 健康な身体こそ 健康な口腔内になります。
   食生活、睡眠、適度な運動、ストレスの少ない生活をできるかぎり心がけて下さい。

それでは、歯周病治療によりどこまで治るのかを解説します。
まず、歯周ポケット ですが、これは、治療によりほとんど治ります。
先にも解説しましたように もともと歯周ポケットが7〜8ミリあっても、
徹底して歯周病治療を行うことにより2〜3ミリ程度に改善します。
これは、歯周病治療により歯周ポケット内部に存在した
汚れ(歯周病細菌)を除去したことにより改善するのです。
しかし、治らないものもあります。
これは、吸収してしまった骨です。
吸収した骨は、基本的には元の状態には戻りません。
患者様から 以下のご質問を受けることがあります。
『骨再生治療のGTR法 や エムドゲイン法 を行うと骨が再生するのでは?』
GTR法 エムドゲイン法 は魔法の治療ではありません。
どのような状態の歯でも再生治療を行えば骨が再生するのではありません。
再生するための適応基準に当てはまれば 骨が再生することは可能です。
しかし、それでも100%元に戻るわけではありません。

基本的には、歯周病治療により吸収した骨の量は、増えません。

しかし、歯周病治療の目的は、歯周病の進行を止めることにあります。
歯周ポケット内部の細菌を取り除き、歯周病の進行を食い止めることにより、
悪化を阻止することが最も大切なことです。

次にグラグラした歯です。
歯周病の治療を行うとこの“ グラグラ ”は治るのでしょうか?

答えとしては、基本的には 歯のグラグラは治りません。

基本的には というのは、歯がグラグラする原因は、骨の吸収だけではなく、噛み合わせ 等 が原因になっている場合もあるからです。
こうした場合には、噛み合わせを治すことにより、グラグラがなくなることもあります。
また、吸収した骨も感染物質 を取り除く ルートプレーニング 『歯周外科処置(フラップ オペレーション)』 を行うことにより、回復(再生)することもあります。

問題なのは、グラグラした歯をそのままにしておくことです。
骨吸収により グラグラした歯 をそのままにしておくと、歯には負担がかかってしまいます。
このようなグラグラしている状態を『咬合性外傷』と言います。
簡単にお話すると『打撲』です。
歯周ポケットが改善しても『咬合性外傷』改善しなければ歯はダメになってしまいます。

そこで、グラグラしている歯 と そうでない歯 を 連結することが有効です。
ただし、グラグラしている歯同士を固定しても効果はありません。

問題となるのは、全体的にグラグラしていた場合です。
この場合には、全体的に固定することが有効です。
前歯のみ、奥歯のみだけで固定すると 固定した部分ごと グラグラ と動いてしまいます。
固定の具体的な方法としては、前歯部 と 奥歯 を連結することです。
こうした治療法を専門用語で“クロスアーチスプリント法”といいます。

歯周病の治療というのは、単に汚れを取れば治るのではありません。
このブログでも何度も話しがでている
「歯周病に効く薬」です。
よくコマーシャル や 雑誌の広告 等で
「歯周病に効く薬」という宣伝があります。
あのような薬を使用したからといって
以下の写真のような歯肉の中の汚れが取れることはあり得ません。
スライド1

ましてや 噛み合わせがなったり、骨吸収が回復することはありません。
早期に発見、早期に治療すれば、歯周病は十分治ります。
そのため、科学的根拠のない薬を使用したり、
自己判断を行うと結果的に歯周病は進行してしまいます。

歯周病専門医 でも全ての歯周病を治すことは不可能です。

歯周病を治したい人は、
まず適切な検査を行うことです。
治療はそこからになります。

次回のブログは、2月21日(月)になります。



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今年も真実の情報を提供します!パーフェクトペリオ

1/10(月曜日)です。
今年 最初の 歯周病ブログ です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、以前から何度も解説していますが、
「パーフェクトぺリオ」になります。

今年最初のテーマなので、まだこの内容を知らない方にも
「正しい 情報とはなにか?」
ということをご理解していただきたいと思い、
再度アップします。

ちなみに日本歯周病学会 でも この パーフェクトぺリオは大問題として、以下のような警告をしています。
「現状での 「パーフェクトぺリオ」の歯周治療への応用については、研究途上の段階で科学 的根拠が十分であるとはいえず、日本歯周病学会としては安全性や有効性について 学術的な場で充分な討議が行われた後に、臨床に応用されるべきであると考える。」
この詳細については、以下を参考にして下さい。
     「パーフェクトペリオ」について日本歯周病学会の見解


それでは、以前にも紹介した内容ですが、 パーフェクトぺリオについて解説します。

最近、テレビ や インターネットで大々的に でている パーフェクトぺリオ です。
このブログを見られている方は、歯周病治療に興味があると思いますので、知っている方もいらしゃるかと思います。

もちろん『パーフェクトぺリオ ってなに?』という方もいらっしゃると思いますので、
ますは、パーフェクトぺリオ とはなにかという話をしたいと思います。

パーフェクトぺリオについて 製造元の 会社のHPを読みますと パーフェクトぺリオとは、
『次亜塩素酸電解水(次亜塩素酸 と 炭酸水素ナトリウム が含まれた電解水)のことであり、これを洗口薬 や 歯科治療 等に応用することによって口腔内に存在する 虫歯細菌 や 歯周病細菌 を 破裂させ、溶菌させる』というものだそうです。


ここからは、私の個人的な見解も含め、この『パーフェクトぺリオ』について解説します。

確かに 次亜塩素酸は、殺菌作用が強い薬液として医療分野でも使用されている薬品です。

歯科分野においても 以前から 現在に至るまで使用されている薬品です。
主な使用分野として、『根管治療』があります。
『根管治療』とは、歯の神経を取除いた時や、神経のない歯の中で膿みが溜まってしまっているような時に 消毒 等の目的で行う治療です。

『根管治療』における 具体的な『次亜塩素酸』の使用方法としては、
神経の管の中に『次亜塩素酸』を入れ、消毒を行うというものです。

ただし、単に『次亜塩素酸』を入れれば、根管内部の細菌が全て死滅するのではなく、
その効果は、『次亜塩素酸の濃度』や『作用時間』に大きく左右されます。

近年では、根管治療の際には、『次亜塩素酸』以外にも 『超音波』を使用した方法 等 さまざまな方法も臨床応用されており、根管治療には、必ず使用されるというものではなくなってきています。

ただし、私が歯科大学の学生の頃(17年前)の講義では、『次亜塩素酸による根管内消毒』は、一般的なことでした。

適切な濃度で 適切な作用時間、使用方法が守られれば、『次亜塩素酸』は、殺菌作用があるのは、事実です。

しかし、『次亜塩素酸』は、歯肉、皮膚といった軟組織には 強い腐食作用を示すので、歯肉の消毒には、使用はできません。

つまり、『次亜塩素酸』単体では、根管内部という 硬い歯の内部でしか使用はできず、粘膜での使用は、不可能です。

『次亜塩素酸』は、アルカリ性であり、そのままでは強い殺菌作用はあるが、そのままでは、使用は難しいのです。
また、使用方法により、低い状態のPHのままでは、塩素ガスが発生し、危険もあります。

そこで生成方法を変え、中性から弱アルカリ性にしたものが、この『パーフェクトぺリオ』です。

製造会社からすれば、今まで『次亜塩素酸』の欠点であった 口腔粘膜の使用ができないことが、この生成方法により、安全性が高くなり、口腔内細菌に対しても効果があるという ことのようです。

このブログの文頭でも書きましたように
『…… 虫歯細菌 や 歯周病細菌 を 破裂させ、溶菌させる』
と会社のHPに書いてあります。

この文面で注目したいのが、『……破裂させ、溶菌させる』という言葉です。
『殺菌』とは書いてありません。

難しい話は、ブログですので、省略しますが、
この 『パーフェクトぺリオ』を使用すると 

 歯周病は治る!  とか
 歯周病にならない!、
 虫歯にならない! 

というような 過大な期待をお持ちになっている患者様がいるのも事実です。
どうしても テレビ等で放映されると 全てが語られることはなく、どうしても過大な放映になりやすいのもです。

私自身(歯周病専門医として)の個人的な意見としては、『パーフェクトぺリオ』を使用したからといって、全ての歯周病が治ったり、歯周病にならないということは考えられないことです。

また、『パーフェクトぺリオ』の問題点として、まだまだ 歯周病治療に対する正確な研究データがないことです。

医療の世界では、 『エビデンス』という言葉が非常に重要視されます。
『エビデンス』とは、 『科学的根拠』という意味です。

『科学的根拠』がないものは、
信頼性が低い というレッテルをはられます。

『エビデンス』を得るためには、基礎研究がしっかりされていたり、臨床研究がしっかりされていたり することが重要です。

私の知っているかぎり『パーフェクトぺリオ』には、そのような 『エビデンス』を見たことはありません。

 ・どの程度効果があるのか?
 
 ・効果があるとすれば、どのような症例に対し、どのような効果があるのか?

 ・本当に安全であるのか?

等 まだまだはっきりとしていないのです。

例えば、口腔内の細菌を減少させる洗口薬液には、さまざまなものがあります。

薬局で市販されているような『マウスウオッシュ』等もそうですが、
もちろんメーカーにもより違いますが、『マウスウオッシュ』にはそれなりの効果があります。
しかし、『マウスウオッシュ』だけの効果で
 歯周病にならなかったり、
 歯周病細菌が全て死滅したり、
 歯周病が治ったり(特に進行した歯周病)
することありません。

『パーフェクトぺリオ』を使用したからと言って
歯周病が治ったり、歯周病にならなかったり するとは考えない方が良いでしょう。

もちろんこのブログは、『パーフェクトぺリオ』の全てを否定するものではありません。
しかし、 歯周病専門医としての知識や 次亜塩素酸の薬効等を考えても 過大な評価につながっています。

今までにも 同様な 『これを使用すれば、歯周病は治る!』
というような製品が多くでてきたことがあります。

その多くは、使用される方の期待 や 過剰な宣伝から 
実際の効能以上の 効果が先攻してしまい、結果的に 使用される患者様の不利益になってしまうこともありました。

事実、現在 ほとんどの歯周病はきちんとした歯科治療により、改善させることは可能ですし、徹底した予防により悪化を防ぐこともできるのです。

『エビデンス』 のあるきちんとした治療方法、予防方法が重要なのです。

先日患者様から以下のようなご質問を受けました。
『先生のところでは、パーフェクトペリオを買えないのですか?』
というような内容でした。

当医院でも パーフェクトペリオを販売することは 可能です。
パーフェクトペリオを業者から購入するだけですから…
簡単なものです。

パーフェクトペーリオは、これを製造する機械を業者から購入するだけです。
後は、各歯科医院で必要分だけ製造し、院内で使用したり、販売したりするだけです。

特定の歯科医院でしか販売できないものではありません。
歯科医師であれば、だれでも販売可能です。

しかし、当医院では、販売していません。
その理由は、先程も解説しましたように、パーフェクトペーリオで全ての歯周病が治ることはないからです。

これは、歯周病専門医 であれば すぐ分かることです。

歯周病は、単に口腔内の細菌を減少(殺菌)するだけでは治らないからです。

歯周病 は、生活習慣病ですので、原因はさまざまですが、最も大きな理由には、歯周ポケット内部 に歯石や歯周病細菌が侵入することが原因です。

歯周ポケット内部 の細菌を取り除かなければ、絶対に治ることはありません。

うがい薬だけで、歯周ポケット内部 の細菌がなくなることは、絶対にあり得ないのです。

私が問題と考えているのが、実際に歯周病の方が 歯周病の治療 をせず、パーフェクトペーリオを使用することです。

高価なうがい薬を使用し続けていても 結果的に歯周病が治らないだけでなく、長期的に歯周病を放置することになりますので、歯周病はさらに悪化します。

本来、きちんと 歯周病の治療 を行えば、十分治る(治す)ことが可能です。
(ただし、歯周病の進行程度によります)

つまり、通常の歯周病治療を行っていれば、十分治すことができる症例を 治療せず、放置してしまうことになります。


パーフェクトペリオを作る器械は、けして医療器具ではありません。
『えー医療器具ではないの?』と思われるかもしれません。

また、パーフェクトペーリオ自体は、ある1人の先生が 歯周病に効果があると言っているだけで、
その効果を実証するような基礎研究、臨床研究もほとんどありませんし、まして歯周病治療に使用した場合の安全性や長期データもありません。

例えば、病気の人が ある食物や 水 を飲用したら、病気が治った! とします。
(実際には、本当に 食物や水の効果で治ったかどうかの判断はできませんが…)
その噂が広がり、結果的に
『この水を飲めば、ガンが治る!』という話にまで なってしまうことがあります。

もちろん その水の全てを否定するわけではありません。
もしかしたら その水には、大量のミネラル等が含まれており、体には良いのかもしれません。
しかし、ガンを治す効果も実証できなければ、根拠もありません。

問題なのは、それを知った方が、
『この水を飲めば、ガンが治る!』と思ってしまうことです。

本来ならば、きちんとガン治療をすれば、十分治るケースでも
治らない水を服用し続けることで、結果的にガンを悪化させてしまうことも十分考えられます。

正しいデータ、根拠を患者様に伝えることが私たち歯科医師の責任です。

単に
『話題だから患者様に売ろう!』、
『儲かるから売ろう!』
と考えている先生がいるのも事実です。

例えば、『これを服用すれば、ガン(癌)が治る』という薬が販売されたとします。
もちろん病院で処方されます。
購入方法は、通販でも買えるとします。
医師が患者様をまったく診ないで 検査もなにもしない状態で薬を販売することがあり得るでしょうか?

インターネットで パーフェクトペリオ を販売しているのも大きな問題です。
正確には分かりませんが、もし パーフェクトペーリオが歯周病になにかしら効果があったとします。
しかし、購入する側(患者様側)の歯周病の状態も分からない状態で、単にパーフェクトペリオを販売するのはどうかと思います。
もしかしたら、通常の歯周病治療で十分治る範囲の状態かもしれません。
もしかしたら、どのような治療を行っても治らない状態かもしれません。
もしかしたら、非常に進行した歯周病であり、徹底した歯周病の治療が必要なケースかもしれません。
もしかしたら、歯周病でないかもしれません。

治らない状態の歯周病を放置した場合、状況はさらに悪化します。

商品が売れるからといって、誰にでも販売するその姿勢が医療人として問題があるのです。
まして、どれだけの効果があるのかまったく分からない状態や 副作用の問題もまったく分かっていないのですから…

先程も説明しましたが、
事実、少し前まで、『パーフェクトペーリオを使用すると 歯周病細菌を死滅させることができる!』と広告していましたが、問題と思ったのでしょうか 現在では、『溶菌』という曖昧な表現に変わっています。

インターネットは、情報を得る点では、非常に有効な手段です。
しかし、全ての情報が完璧ではありません。
発信者側の情報のみを全て信じてしまうと 結果的に不利益になることもあります。

特に医療は、正しい情報のもとエビデンス(科学的根拠)のある治療法を行うことが重要なのです。 

パーフェクトペーリオが良いか 悪いか を私が判断することができませんが、
確実に言えることは、パーフェクトペーリオだけでは歯周病は治らないということです。

正確には 分かりませんが、予防効果はあるかもしれません。
正確に分からないというのは、きちんとしたデータがないからです。

ただし、パーフェクトペーリオだけで 歯周病が治らないというのは、確実に言えることです。

問題になっているのは、正確な情報が患者様に伝えられていないことです。

テレビ や インターネット 等では、誤解を招く報道 や 情報が多く出回っています。

パーフェクトペーリオ =(イコール) 歯周病が治る
というような情報です。

これが、問題なのです。

歯周病の原因 は、多くあります。

歯周病は、生活習慣病ですので、
食生活、運動、飲酒、喫煙、睡眠、ストレス…等 さまざまな要因があります。

糖尿病 等の全身的な病気も歯周病を悪化させる原因になっています。

その中でも最も歯周病の原因となるのが、口腔内の汚れ と 噛み合わせ です。

今回のブログでは、口腔内の汚れのみに注目してお話をします。

歯ブラシが十分にできていないと 汚れが歯面 等に付着します。
食べかす 等が付着した 汚れの中には、細菌がいます。
歯周病細菌もそうです。
これが、歯周病の大きな原因となります。

この汚れが、歯周ポケット 内部に侵入していきます。

歯周病ポケット内部に侵入した汚れは、非常に固く、歯の根の表面にこびりついています。

歯石(歯肉縁下歯石)です。

この歯肉内部に付着した歯石(歯肉縁下歯石)は、専門的な治療でしか取り除くことはできません。
歯肉内部に侵入した歯石を取り除く基本的な治療を『ルートプレーニング』と言います。
詳細は、以下をクリックして下さい。
   •ルートプレーニング

歯肉の内部に侵入(付着)した汚れが歯周病の原因ですから、歯肉縁下に付着した汚れが取れなければ 治りません。

それでは、パーフェクトペリオを使用したからといって歯肉縁下の歯石が取れるのかと言います。
絶対に取れません。

パーフェクトペリオに歯周病を予防するような効果があるかもしれません。
これは、安全性も含め、正確には分かっていないことです。

しかし、確実にパーフェクトペリオで歯肉縁下の汚れは取れないのです。

こうしたことは、歯科医師自身がきちんとした情報を患者様に伝える責任があります。

『単に流行っているから 売ってしまおう!』というような考えを持っている歯科医師は信じられません。
エビデンス(科学的根拠)に基づいた 正確な情報を伝えていかないと
結果的に被害を受けるのは患者様です。

現在、パーフェクトペリオを使用している方は、まず歯周病の検査を行い、適切な歯科医師の判断の上でご使用されることが重要です。

適切な歯周病治療を行えば、多くの歯周病の進行を停止させることは可能なのです。

こうした歯周病の治療は、エビデンス(科学的根拠)があるからです。


次回のブログは、1月17日(月)になります。



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日本歯周病学会歯周...

     院長履歴

1993年 神奈川歯科
      大学卒業
1993年 同大学歯周
      病学講座
      入局
1999年 日本歯周病
      学会
      専門医取得
1999年 東京都にて
      杉山歯科
      医院開業
2003年 I.T.Iメンバー
      認定
2005年 国際口腔
      インプラント
      学会認定医
      取得
2006年 大船駅北口
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