歯周病専門医サイトブログ

歯周病専門分野のブログです。 横浜市 大船駅徒歩3分、大船駅北口歯科

歯周病の原因

日本の喫煙状況

10/17(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、『日本の喫煙状況』になります。

喫煙は、不適切な食生活 と 同様に 病気を起こす最大の原因の一つと言えます。

日本肺癌学会 では、以下のように禁煙を勧めています。

「喫煙は わが国のような先進国において 疾病や死亡の原因の中で防ぐことの出来る 単一で最大のものであり、禁煙は 今日最も確実にかつ短期的に大量の重篤な疾病や死亡を劇的に減らすことのできる方法です。(日本肺癌学会HPより抜粋)

2005年の厚生労働省のデータによると
癌(がん)による年間死亡者の数は32万人となっています。
その中で肺ガン(癌)による死亡者数は、6万人最も多くなっています。
男性の肺ガン(がん)による死亡率は、人口10万人あたりに換算して73人となり、
胃がんよりも高くなっています。
女性では、大腸がん、胃がん についで 肺ガンの死亡率は3番目に多く、
人口10万人あたりに換算して26人となっています。
これだけ多い肺ガンの大きな原因として喫煙があります。
つまり、禁煙すれば、死亡率を大きく減らすことが可能となるのです。


歯周病についても喫煙は非常に大きな影響となっています。
喫煙と歯周病の関係は、歯周病の学会において 数多く報告されています。
ある報告によると、喫煙者は、非喫煙者と比較して、
歯周病の進行は 6倍以上も早い という結果もあります。

私自身の臨床経験の中でも歯周病は喫煙者では、本当に治らないと感じています。
もちろん全ての喫煙者が治らないということではありませんし、
治る程度にも個人差はあります。
しかし、歯周病は非喫煙者と比較して圧倒的に治りにくいのは確かです。

特に重度歯周病者では、絶対に禁煙していただきたいのです。

最近は、
喫煙できる場所が少なくなったり、
タバコ料金の値上がりがあったり、
禁煙運動が盛んに行われていることもあり、
喫煙者が減少傾向にあると言われていますが、実情はどうなのでしょうか?

たばこ産業の「平成21年全国たばこ喫煙者率調査」によると、
成人男性の平均喫煙率は38.9%でした。
これは、昭和40年以降のピーク時(昭和41年)の 83.7%と比較すると、
43年間で44.8ポイント減少したことになります。
年代別にみると、
急激な喫煙率の減少傾向が見られる60歳以上は27.8%で、
ピーク時(昭和41年)より50ポイント以上も減少しました。

また、平成21年の喫煙率が一番高い年代は30歳代46.9%でした。
つまり、30歳代男性の2人に1人は喫煙しているということになります。
いまだに こんなに多くの若い人(男性)がタバコを吸っているのですね。
びっくりです。

成人男性の喫煙率は、この18年間、減少し続けていますが、
諸外国と比べると、未だ高い状況にあります。

これに対し、成人女性の平均喫煙率は11.9%であり、
ピーク時(昭和41年)より漸減しているものの、ほぼ横ばいといった状況です。
平成21年の喫煙率が一番高いのは30歳代16.8%、最低は60歳以上の6.2%です。
つまり、30歳代女性の6人に1人は喫煙しているということになります。

先にも説明しましたように喫煙者は、非喫煙者と比較すると圧倒的に歯周病が治りません。
特に進行した重度歯周病では、歯周病の治療を行ったとしても多くの場合、歯周病は再発していきます。

私は、歯周病専門医 ですから、当医院に来院される患者様の多くは重度歯周病の患者様です。
当然のことながら「歯周病を治したい!」
と思って来院されます。
当たり前ですが、歯周病を治したくなくて来院されるわけではないのです。
そのため、当然ですが、喫煙者に対して禁煙を勧めます。
これがなかなかうまくいかないのです。
喫煙されている患者様の多くは、喫煙した状態のまま歯周病の治療を受けることを希望されます。
これは無理なことです。
それでも喫煙者の重度歯周病患者様は、
「歯周病の治療を行って 現在の状態より 少しでも良くなればいい!」
と考えられている方もいらっしゃいますし、
「喫煙しながらでも 歯周病治療を行えば、なんとか良くなるだろう!」
と考えられています。
これは明らかに間違いです。
私は歯周病治療を開始して約20年経ちますが、
初診時に重度歯周病であった場合には、
喫煙者ではほとんどの場合 治ることはありません。

病気は患者様ご自身のことです。
どのような病気でも 基本は生活習慣です。
食生活、睡眠、適度な運動、ストレスのない生活…等です。

歯周病もそうですが、後で後悔しないように禁煙されていただきたいものです。


次回のブログは、10月24日(月)になります。



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デンタルリンスでは歯周病は治らない?

3/7(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、『デンタルリンスでは歯周病は治らない?』になります。
よく患者様から質問を受けることとして
「リステリン 等のデンタルリンスは効果がありますか?」
ということがあります。
マウスウォッシュは効果があるのでしょうか?
本当に歯周病を予防できるのでしょうか?
本日はこのような話しです。

まず、この答えを答える前にバイオフィルムについて解説しないといけません。

バイオフィルムとは
『細菌などが集まってできたヌルヌル、ネバネバした塊』
のことです。
そう言ってもピンとこないと思いますので、私達が生活する上で存在するバイオフィルムの話しをします。
台所 や 風呂場 の清掃を少ししないでいるとそこは、ヌルヌルとしてきます。
そのヌルヌルを除去しようと思っても、塩素系の薬剤等を使用しない限り、ブラシのみではなかなか取除くことは困難であると思います。この除去しづらいヌルヌルがバイオフィルムです。
歯の表面 や 歯周ポケット 内部にも同様のバイオフィルムが形成されます。
歯周ポケットについてお分かりにならない方は以下を参考にして下さい。
   歯周ポケット

続きです。
バイオフィルムの内部には複数の細菌が生息しています。
バイオフィルムという家の中で複数の細菌が共同生活をしていると思って下さい。
問題なのはバイオフィルムは 薬剤 や 殺菌剤 などの外敵から身を守るためにバリアとして働いていることです。
かなりの高濃度の薬剤でもない限り、内部の細菌を殺すことは困難です。

では
どうしたらバイオフィルム内部の細菌を除去できるのでしょうか?
答えは簡単です。
歯ブラシ や フロス 等で機械的にこすり、除去することです。
しかし、歯ブラシだけで完全にバイオフィルムを除去することはできないと言われています。
特に歯周ポケット の内部には歯ブラシは届きませんのでバイオフィルムの内部の細菌を除去することはできません。
歯周病を治すには単に消毒だけしたり、その部分に薬を入れるだけではなく、このバイオフィルムを専門的に除去していく必要性があります。

バイオフィルムによる歯周病の進行を止めるにはどうすれば良いのか?

ここでは歯周病や虫歯の予防方法であるP(M)TCについて説明します。
P(M)TC以外のバイオフィルムの除去方法については また後日解説します。

P(M)TCとは?

P(M)TCとはProfessional(Mechanical)Tooth Cleaningの略で、
歯科医師 や 歯科衛生士 のように特別に訓練を受けた専門家が 器具 や ペースト(フッ素入り歯面清掃剤)を用いて歯面および歯周ポケット 内部に存在しているバイオフィルムを機械的に除去することを言います。
P(M)TCは大きく分けて、
治療としてのP(M)TC と
定期検査としてのP(M)TCがあります。

先に説明したように 歯ブラシだけでバイオフィルムを完全に除去することは非常に困難とされています。
そのため 歯科医院にてバイオフィルムを定期的に除去することは非常に重要なことで、
虫歯 や 歯周病の予防の第一歩になります。
そのためにはメインテナンス(定期検査) を受けられるのは非常に有効なことです。
定期的にバイオフィルムを除去(フッ素の併用も必要)することで虫歯の予防と歯周病の管理ができます。

それでは、具体的なバイオフィルムの除去の方法です。
まず、『スケーリング』です。
『スケーリング』とは歯石を除去することです。
方法は『キュレット』(下写真)で取り除く方法と
pmtc1

『超音波スケーラー』(下写真)と言う マイクロ振動 と 水圧 により歯面や歯根面に付着している歯石とともにバイオフィルムの除去を行う方法があります。
pmtc2


『キュレット』と言われる器具を用いて、歯肉内部の 歯石 および 感染物質 を取り除く治療を『ルートプレーニング(SRP) 』と言います。
ルートプレーニングに使用する『キュレット』の先は 刃のようになっており、根面に強固に付着している感染物質(歯石)を除去するのに適しています。
pmtc3


次にポリッシングです。
『歯石』や『バイオフィルム』を除去した表面は
“ ザラザラ ” しています。
“ ザラザラ ”している状態は 再度汚れが付着しやすいので 表面を 器械 や 歯ブラシ等で “ ツルツル ” に磨き、『歯石』や『バイオフィルム』が付着しにくいようにします。
また、ポリッシング時 や 虫歯予防のために フッ素人りペーストを歯面に塗り込みます。
このようなことを行うことによりバイオフィルムを取り除き、歯周病の再発を防ぎます。
pmtc4


以下はルートプレーニングの動画です。

以下は抜歯した歯についている歯石を超音波で取っている動画です。




次回のブログは、3月14日(月)になります。
次回は本日の続きになります。



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なぜ 歯周病は減らないのか?:その2

2/28(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、前回の続きで『なぜ 歯周病は減らないのか?:その2』になります。
こうした歯周病の原因の話しは非常に好評ですね。
やはり、歯周病で悩んでいる方は多いようです。

前回のブログでは『なぜ 歯周病は減らないのか?』の原因として、

1.生活習慣の改善が実行されない方が多いこと!

2.誤った情報 や 過大な情報による影響!
について解説しました。
簡単に前回のおさらいをしましょう。

歯周病はの主な原因は、歯磨きが十分にできていないことによる 汚れが 歯と歯の間の隙間(歯周ポケット )に入り込むことにより 歯肉が腫れ、最終的には歯を支えている骨が吸収する 病気です。
一言で言えば、歯周病は汚れによる感染症 です。
しかし、歯周病は歯磨きができないだけで起こるのではありません。
歯周病を別の言い方をすると 生活習慣病です。
歯周病は、高血圧 や、糖尿病高コレステロール症 といった病気と同じといってもいいでしょう。
糖尿病高血圧 等の治療を行う際には、単に内科医 等が薬を処方するだけでは治りません。
患者様ご自身が生活習慣を適切に見直すことが重要です。
もちろん、食生活運動喫煙睡眠ストレス…等です。
いくら薬を飲んでも、上記のような生活習慣が守れなければ、治りません。
歯周病は生活習慣病ですから 生活習慣の乱れは、歯周病を悪化させます。

歯周病の患者様が減らない原因の一つとして、
糖尿病 や 高血圧 疾患を伴う患者様が減らないのと同じです。
生活習慣をきちんと改善しようとする強い意思がなければ
歯周病は治りません。
特に重度歯周病になればなるほどこうした生活習慣は大きく影響されます。
時に重度歯周病の患者様で喫煙されている場合には、非常に危険です。
喫煙者は歯周病が治らない! と考えて下さい。

誤った情報過大な情報による影響 についても解説しました。
テレビ や インターネット等の影響で
「これを使用すれば歯周病は治る!」
等の誤った情報過大な情報 により影響を受ける患者様が多いことも解説しました。
治療を受ける患者様にとっては、
「簡単な方法で治る」 
ということは魅力的な話しです。
しかし、現実的にはそのような魔法の治療法はありません。
特に重度歯周病になればそれだけ 治療は大変になるのです。

歯周病を治す第一歩は、
現在のご自身の歯周病の状態をきちんと理解することです。
ご自身の歯周病が
軽度 歯周病であるのか?
中程 度歯周病であるのか?
重度 歯周病であるのか?
をまずきちんと把握することが重要です。
そして、具体的に どのような治療を行った方が良いのか?
を的確に理解することが必要です。

例えば、ガン(癌)に効果があるサプリメントがあるとします。
そのサプリメントは、身体に良い成分が含まれているとします。
「これを飲めば免疫力アップ!!」
というような製品です。
よくあるような話しですよね。
もちろん身体に悪いものでなければ、
なにかしらの利点はあるかもしれません。
私は けして そうした製品を否定するのではありません。
しかし、はたして そうした製品には本当にガン(癌)を治す効果があるのでしょうか?
問題なのは、
もしかしたら、通常のガン(癌)治療で十分治る範囲の状態かもしれません。
もしかしたら、どのような治療を行っても治らない状態かもしれません。
もしかしたら、非常に進行したガン(癌)であり、徹底した治療が必要なケースかもしれません。
もしかしたら、ガン(癌)でないかもしれません。

治らない状態のガン(癌)を放置した場合、状況はさらに悪化します。

一番最初に行うことは、なんだか分からない(効果の分からない)サプリメントを服用することではありません。
まず、現在どのような病気であるのか?
どの程度進行しているのか?
を調べることです。
検査の結果、治療方法が分かるのです。
本来 初期の段階であれば、十分完治していたと考えられる病気でも
民間療法だけに頼ったり、
放置した結果、病状が悪化することがあります。
インターネット等の普及でさまざまな情報が簡単に得られる時代になってきましたが、正しい情報誤った情報過大な情報 をきちんと理解することが重要です。

前置きが長くなりましたが、本日の話しになります。
「なぜ 歯周病は減らないのか?」
の理由として 治療の中断があります。
「治療の中断」と聞くと
思い当たる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
歯科治療の中断はよくあることです。
歯周病治療も治療が中断になることがあります。

歯周病治療が中断される原因には以下のことが考えられます。
1.自覚症状がないから
2.初期の治療により出血等の症状が改善したから
3.仕事等が忙しく、通院する時間がない
4.治療に対する痛み等があったから
5.治療の必要性はわかっていてもなかなか行動に移せない
6.一度予約をキャンセルしてしまったために通院しにくくなった
7.治療に対する理解が得られなかった

一度 歯周病治療を中断した患者さんが再度来院した場合、
ほとんどの患者さんが悪化しています。
これは一度治療を中断すると 再度治療を受けるまでにある程度の期間(時間)が経っていることがほとんどであり、
治療に対する積極性が劣るため ブラッシング自体も不足になっている場合がほとんどであり、
再度検査を行うと 必ずといっていいほど検査結果は悪化しています。
一度治療を中断したとしてもあきらめず、再度治療を行う行動力をもつことが必要です。

重度歯周病の患者様の中には、
治療を中断したために 転々と歯科医院を変えている方が多くいらっしゃいます。
歯周病治療を行っていない歯科医院も多くありますので、
そうした歯科医院は転院した方がいいですが、
きちんと歯周病治療を行っている歯科医院に通院されている場合には、
一度治療を中断したとしてもあきらめずに 再度治療を行うことをお勧めします。
治療を投げ出しているような習慣は決して良いことではありません。
歯周病は感染症 であることと
生活習慣病です。
これは本日の最初で解説したことです。
歯周病は生活習慣病ですから
治そうという強い意志がない方は、治りません。
治療の中断は、最も治そうという意思がないと言えます。
私は時々患者様に歯周病について厳しく説明することがあります。
これは、歯周病についての正しい理解をもっていただきたいということと
治そうという強い意志をもっていただきたいからです。



次回のブログは、3月7日(月)になります。



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なぜ 歯周病は減らないのか?

2/21(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、『なぜ 歯周病は減らないのか?』になります。

私自身が歯周病専門医 ということもあり、当医院を受診される患者様の多くは、重度歯周病の方です。
この重度歯周病ですが、年々低年齢化してきているように感じます。
また、本当に進行した重度歯周病の方が非常に多いと感じます。

つまり、重度歯周病の方は年々増えているのではないか?
と感じられるのです。
この原因はどこにあるのでしょうか?

いくつのの原因があるかと思いますので、
私なりに考えられることを解説します。

まず、歯周病というのは感染症 です。
歯周病細菌が口腔内で増殖することにより、感染 が広がる病気です。
感染 が進行すると 歯肉が腫れ、出血が起こり、次第に歯がグラグラ としてきます。
そして、最終的に歯が抜けてしまうのです。
これが、歯周病の主な原因になります。

ただし、歯周病の原因は歯周病細菌による感染 だけではありません。
生活習慣にも大きく影響されます。

歯周病は、高血圧 や、糖尿病高コレステロール症 といった病気と同じといってもいいでしょう。
糖尿病高血圧 等の治療を行う際には、単に内科医 等が薬を処方するだけでは治りません。
患者様ご自身が生活習慣を適切に見直すことが重要です。
もちろん、食生活運動喫煙睡眠ストレス…等です。
いくら薬を飲んでも、上記のような生活習慣が守れなければ、治りません。

歯周病もまったく同じなのです。
例えば、
『喫煙者の歯周病の進行は、吸わない人より 6倍以上も早い!』
と言われています。

口腔内も身体の一部ですから、不健康な状態は、当然 口腔内にも悪影響を及ぼすのです。

話しは戻りますが、
歯周病の方が増えている原因の一つとして、
糖尿病の方が年々増えているのと同様に
生活習慣の乱れが考えられます。
口腔内も身体の一部ですから、体調が崩れる と 口腔内にも問題が起ってくるのです。

また、糖尿病になると 歯周病が悪化する傾向があります。
現在、血糖値が高い方は、ご存知の方も多いかと思いますが、
『ケガをすると治りにくい』と思います。
歯周病にも同じことが言えます。
血糖値が高い方に歯周病の治療 を行っても 治りは非常に悪く、場合によっては、悪化することさえあります。

歯周病は単に歯磨きを行っているだけでは治らないのです。

先も説明しましたように
『喫煙者の歯周病の進行は、吸わない人より 6倍以上も早い!』
というデータがあります。
喫煙していれば、歯周病になるということではありません。
歯周病の状態の人が喫煙者である場合、
非喫煙者と比較すると 6倍以上進行しやすい
ということです。
重度歯周病の患者様で喫煙されている方に
「必ず禁煙して下さい!」
と説明しても
「どうしても止められない!」
という方がいらっしゃいます。
このような方は基本的に歯周病は治らないと思って下さい。

歯周病は生活習慣病ですから
生活習慣の改善を行う努力ができない人は治りません。

糖尿病の患者様で、いくら病院で薬を処方されても
高カロリーな食生活や
運動不足、睡眠不足、ストレス…等の問題を解決しないと
治らないのと同じです。
実際に多くの糖尿病の方は、生活習慣の改善が適切に行われずに
病状を悪化させます。

重度歯周病で来院された患者様の中にも
一時期は改善していたが、
治療終了後 数年で再発し、結果的に多くの歯を失ってしまう場合があります。
重度歯周病の場合、一度治療を行っても 再発率が高いのが事実です。
治療後の徹底した管理がなされなければ、ご自身の歯で長期的に維持することは難しいのです。

この辺の自己管理ができていない方が多いのが、
歯周病の方が減らない原因の一つであると考えられます。

次に考えられるのが、誤った情報による歯周病の悪化です。
インターネットが普及することにより、
莫大な情報が簡単に得られるようになってきました。
正しい情報もあれば
誤った情報もあります。

また、過大な情報もあります。
例えば、テレビコマーシャルでよく放映されている
「 歯周病( 歯槽膿漏 )に効果のある歯磨き剤 」
です。
コマーシャルをみると なにか効果がある感じがしますよね。
実際に歯周病で悩んでいる方であれば、
「 明日薬局で買おう!」
と思われる方も いらしゃると思います。
本当にこれは効果があるのでしょうか?
私は こうしたコマーシャルが 嘘だと言っているのではありません。
おそらく、上記のような歯磨き剤には、
炎症を抑える成分の薬品 等が含まれていると考えられます。
当然 炎症を抑える効能があるのですから
歯周病によって腫れた歯肉には、なんらかの効果があるでしょう。
しかし、こうした「 歯周病( 歯槽膿漏 )に効果のある歯磨き剤 」を使用したからといって歯周病が治ることはありません。
単に歯肉に炎症がある程度であれば、効果があるかもしれません。

効果という言葉だけで言えば、
“ 塩(しお) ” で歯磨きをしても 効果はあります。
「 塩は歯周病に効果があります! 」
といっても嘘ではありません。
効果はあります。
どの程度かということは言えませんが、
ほんの わずかであっても なんらかの効果はあります。

前回のブログでも紹介した 抜歯した歯に歯石がついている写真を再度見てみましょう。
スライド1

重度歯周病になると こうした歯石が歯肉の内部に付着していることがあります。
こうした歯石が
「 歯周病( 歯槽膿漏 )に効果のある歯磨き剤 」
を使用したからといって 取れると思いますか?
取れるはずがありません。

先程説明しました
テレビコマーシャルでよく放映されている
「 歯周病( 歯槽膿漏 )に効果のある歯磨き剤 」
を見た方が 歯周病の実態についてなにも知らなければ、
「この歯磨き剤を買おう!」
と考えられるのは当然のことです。

しかし、歯周病が どのような病気であるのかを正しく知っている方であれば、当然のことならが
「 歯周病( 歯槽膿漏 )に効果のある歯磨き剤 」
のテレビコマーシャルを見ても
「 これで治るはすがない! 」
と考えられるでしょう。

テレビコマーシャルでよく放映されている
「 歯周病( 歯槽膿漏 )に効果のある歯磨き剤 」は、
「 嘘ではないが、誤解を生みやすい過大な広告 」
と言えます。

インターネットはもっと誤解を生みやすい情報がいっぱいあります。
内科的歯周病治療
というのがあります。
歯周病に効く薬(抗生剤)を飲めば、歯周病が治る
というものです。
本当でしょうか?

これも嘘ではありません。
私自身もこうした内科的歯周病治療を行うことがあります。
この話しについての詳細は、また後日このブログで詳細に解説しますが、確かにある種類の抗生剤を服用すると 歯周病細菌が減少します。
だからといってそれで 歯周病が治ったということではありません。
また、歯周病に効く抗生剤を服用したからといって先程の写真にあった歯石が取れることもありません。
現実的には、歯周病に効く抗生剤だけで歯周病が治ることはなく、歯周病治療 と併用して効果があらわれると考えた方が良いでしょう。

ほんの少しの表現方法の違いが、情報を見た方に大きな誤解を生むことになります。
しかし、人によっては、
飲み薬で歯周病を治す!
を全面に大々的に広告した方がより、アピールができます。
「 簡単で効果がある治療法 」
に人気が集中するのは 当然のことだからです。

過大(過剰)な情報は結果的に それを見た方に大きな誤解を与えることがあるのです。
これが、『なぜ 歯周病は減らないのか?』の大きな原因の一つになります。

次回のブログは、2月28日(月)になります。
本日の続きで『なぜ 歯周病は減らないのか?:その2』になります。



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歯周病は治るのか?:その1

1/31(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

今日のテーマは、『歯周病は治るのか?:その1』になります。


『歯周病は本当に治るのか?』ということは、最も気になるところだと思います。

このHPでも 歯周病は治るのか? というテーマで解説してあるページがあります。
現在歯周病で悩んでいる患者様にとっては、
「歯周病は治るのか?」
ということは本当に気になるところであると思います。
まず 始めに その答えからお話します。
中程度までの歯周病であれば、十分改善します。
状況しだいで、重度の歯周病であっても改善する可能性もあります。
骨再生治療を行えば、骨の回復(再生)もかなり行えることができます。
しかし、あまりにも非常に進行した歯周病の場合には、治りません。
これが答えです。
具体的な話しは以下で解説しますが、
私のような歯周病専門医 であっても全ての歯周病を治療できるわけではありません。
しかし、大切なことは
どの歯が残るのか?(治療可能なのか?)
どの歯は抜歯なのか?(治療不可能なのか?)
をきちんと判断することです。
単に抜歯しないだけの治療はもっとも簡単です。
患者様が抜歯を希望しなければ、抜かなければ良いのですから…
これほど簡単なことはありません。
しかし、これでは歯周病は治らないのです。
歯周病は感染症 ですので、治療を行っても治らない歯を放置すると
必ず 他の歯に感染してしまいます。
つまり、さらに多くの歯を失ってしまうのです。
歯周病は、感染症 であることをしっかりと認識することが 歯周病治療を行うための第一歩なのです。
以下の図の左側は、正常な(健康な)状態の図です。
右側は歯周病が進行した状態です。
歯周病が進行すると骨吸収が起こるのです。
shimiru_01

実際の歯周病の方のレントゲンを見てみましょう。
スライド1

以下のレントゲンの青線は骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は骨吸収を起こした現在の状態の位置です。
赤色は骨吸収を起こした領域です。
歯周病になると骨吸収が進行することが分かるかと思います。
スライド5

次に重度歯周病の歯を抜歯した状態の写真を見てみましょう!
黒っぽく見えるのが歯石です。
こんなものが歯肉の中に付着しているのです。
大変なことです。
スライド1

このような状態は重度歯周病です。
こうなると治療することは不可能です。
こうなる前に歯周病治療 が必要なのです。
できれば、中程度歯周病までに治療すれば一番良いのですが…

それでは、
『中程度とはどのような状態であるのか?』
『非常に進行した歯周病(重度歯周病)とはどのような状態か?』
『どこまで進行したら、抜歯となるのでしょうか?』
『また、治る場合、どこまで改善するのでしょうか?』

歯周病は、歯周病細菌による感染症 です。

そして、感染が進行すると 先程のレントゲンのように 歯を支えている骨が吸収 します。
この骨吸収がどの程度進行しているかが、歯を残せる大きなポイントになります。

ただし、骨の吸収だけで、治る基準 や 抜歯の基準 を正確に決めることは非常に難しいことです。
この理由として、歯周病は、生活習慣病であり、さまざまな要因から成り立っているからです。
歯周病の原因は、
1. 歯周病細菌
2. 歯磨きが適切にできていない(1.の原因になります)
3. 噛み合わせ (歯ぎしりを含む)
4. 喫煙者
5. 食生活、運動、飲酒、睡眠、ストレス…
等です。

そのため、単に骨の吸収があるからダメ(抜歯)ということではありません。

中程度以下の歯周病で、骨吸収がさほど少なくても、
歯磨きができていない、歯ぎしりが強い、噛み合わせが悪い、喫煙している ということが重なっている患者様では、治らない可能性が高くなります。

逆に骨吸収がある程度ある 重度歯周病でも
今後 徹底して歯磨きをきちんと行うことができる
喫煙や生活習慣が適切である
等も問題がなければ、治る可能性も十分あります。

それでは、「中程度の歯周病」とは どのような状態なのでしょうか?

歯周病の進行程度をあらわす検査には、
1. 歯周病ポケット検査
2. レントゲン写真による骨吸収程度の検査
3. 噛み合わせの検査
等があります。
この詳細は、こちら をクリックして下さい。

まず、歯周ポケット検査 において、5ミリ以上の歯周ポケットであった場合には、
中程度になります。
ちなみに7ミリ以上は、重度歯周病です。

しかし、もっとも重要なのは、レントゲン写真による骨吸収程度 の検査です。
歯周ポケットが7ミリ以上あっても、レントゲンで骨吸収がない場合もあります。
骨吸収がなければ、歯周ポケットが7ミリ以上でも 中程度以下の歯周病です。
言い換えれば、骨吸収が進行していると 状態としては悪いのです。

また、同じ歯周ポケットでも検査時に出血がある場合には、問題があります。
出血があるということは、現時点で進行している歯周病であるということです。
例えば、5〜6ミリ程度の歯周ポケットでも、出血があり、レントゲンで骨の吸収が進行していれば、重度歯周病ということになります。
※ ただし、出血がなくても歯周病が進行している場合もあります。
これは、喫煙者に多く見られる症状です。

1/3程度以下の骨吸収であれば、中程度の歯周病と言えます。

少し歯周病の程度が分かってきたと思います。
次回のブログでは、重度歯周病とは どのような状態であるのか?
ということと
実際に歯周病は治るのか?
という話しをしたいと思います。

歯周病の治療を行う際には まず歯周病の検査が重要です。
検査なしでの治療は考えられません。
適切な検査を行って 始めて 歯周病の治療計画が立てられるのです。
また、歯周病について患者様ご自身が十分理解をされることも重要です。
歯周病は生活習慣病です。
そのため、単に歯科医院での治療だけでは決して治りません。
これは 糖尿病 や 高血圧 といった病気と同じです。
高血圧 や 糖尿病の方は、
「病院から処方される薬を服用していれば 治る!」
ということはありません。
ご自身での 正しい食生活 等の改善を徹底して行わないと治らないのと同じです。
そのため、患者様ご自身が歯周病について十分理解することが
治療の第一歩なのです。
私が毎日 歯周病の患者様を治療する上で
この「歯周病について理解する!」
ということが本当に重要であることを感じています。
歯周病についてご理解が得られない患者様は現実問題として
ほとんと治っていない か 再発しています。
また、歯周病治療内容をご理解していないために
治療が中断されるケースも多いのです。
重度歯周病の患者様の典型的なパターンとして
治療が続かない!
多くの歯科医院を転々とする!
等が多く見られます。
歯周病に対して十分理解し、
治療に望むことが重要です。
歯周病は一度治っても 再発率が高い疾患です。
「ご自身の歯で一生食べていきたい!」
と思っていられる方は 真剣に取り組まないと治りません。
私自身は、重度歯周病の患者様が来院された場合、
かなり厳しく 現状を説明します。
患者様の中には そうした厳しい話しに嫌気がさしてきて
来院されなくなる方もいらっしゃいます。
しかし、私自身は、
重度歯周病は 患者様ご自身の
「治す!」
という強い気持ちがなければ けして治らないと思っています。
また、実際に一度歯周病治療を行っても 再発してしまいます。
「治したい!」
という気持ちをもっていただきたいからこそ
現状(歯周病)をきちんと理解していただきたいのです。


次回のブログは、2月7日(月)になります。

次回のブログは本日の続きになります。
さらに詳細な話しを解説します。

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日本歯周病学会歯周...

     院長履歴

1993年 神奈川歯科
      大学卒業
1993年 同大学歯周
      病学講座
      入局
1999年 日本歯周病
      学会
      専門医取得
1999年 東京都にて
      杉山歯科
      医院開業
2003年 I.T.Iメンバー
      認定
2005年 国際口腔
      インプラント
      学会認定医
      取得
2006年 大船駅北口
      歯科
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