歯周病専門医サイトブログ

歯周病専門分野のブログです。 横浜市 大船駅徒歩3分、大船駅北口歯科

歯周病の原因

歯周病になる人 と ならない人!

11/16(月曜日)です。

このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

今日は、ブログをアップするのが遅れてしまいました。
すみません。
午前中は、出かけるところがありまして…

今日のテーマは、『歯周病になる人 と ならない人!』になります。

この歯周病のブログを見られているということは、現在 歯周病である方、歯周病で悩んでいる方、他歯科医院で歯周病と言われた方、歯周病で抜歯と診断された方… 歯周病に問題を抱えた方であると思います。

同業者(歯科関係)の方も多く見ていると時々言われますが…

実際に歯周病の方の中には、
『毎日歯ブラシをしているのに…なぜ歯周病になってしまうのか?』
『定期的に歯科医院に通院しているのに 歯周病になってしまった!、抜歯になってしまった!』
『家族や友人の中には、歯磨きをあまりしていない人もいるのに歯周病でないのはなぜ?』

疑問をお持ちの方も多いかと思います。

歯周病の基本的なこととして、『なぜ歯周病になるのか?』ということが考えられるかと思います。

歯周病の原因は、さまざまです。

まず 歯周病の最大の原因は、歯周病細菌の感染です。
歯周病細菌がなければ、基本的には歯周病にはなりません。
しかし、口腔内に細菌がいないことは非常に難しいことです。

本来、人が生まれた時の口腔内には 歯周病細菌は存在しません。
どこからか感染をし、口腔内に定着するのです。
感染源の多くは、家族間です。
人との接触や食事を介して 歯周病細菌が感染するのです。
そのため、歯周病の方との接触は、歯周病細菌の感染リスクが高くなります。

ただし、歯周病細菌が感染したからといって、歯周病が進行するわけではありません。
歯周病細菌が増殖しないような口腔内環境であれば良いのです。

それが、歯磨きを徹底して行うということなのです。
歯周病細菌は、食後の汚れをもとにして増殖をします。
汚れが、歯の周囲に付着し、次第に歯周ポケット の内部に侵入していきます。
これが、歯周病の始まりです。
歯周ポケットについては、以下を参考にして下さい。
        •歯周ポケット

歯周病細菌には、大きく分けて2種類が存在します。
ちょっと難しい話にはなりますが、これが分かると歯周病のことがだいぶ理解していただけると思います。

1つは、好気性細菌です。
この細菌は、空気(酸素)が存在する場所で生存することが可能な細菌です。

もう一つは、嫌気性細菌です。
これは、空気(酸素)が届かない場所で生息する細菌です。
これが、歯周病を起こす原因菌なのです。
この嫌気性細菌を増殖させないことが歯周病にならないための大きなポイントなのです。

先程の歯周ポケットに話を戻します。
歯周病になると 歯周ポケット は、どんどんと深くなっていきます。
深い歯周ポケット内部には、酸素がとどきません。
そのため、深い歯周ポケット内部には、嫌気性細菌が生息しているのです。

歯周病細菌の全てが悪いのではありません。
嫌気性細菌と言われる歯周病細菌を増殖させなければ、歯周病を抑えることができるのです。

確しかに、歯周病になりやすい人 と 歯周病になりにくい人 はいます。
歯周病細菌の感染の程度の期間によって その人の口腔内の細菌の種類は変わってきます。

元々歯周病細菌の感染が少ない人は、歯磨きが不十分であっても
問題を引き起こすことが少ないのです。

しかし、歯周病細菌の感染が高頻度で起こっている人でも、その細菌が増殖しないような口腔内の環境が整っていれば、歯周病の発症を最小限に抑えることも十分可能なのです。
その一つの方法が『徹底した歯磨き』なのです。

具体的には、先程解説した 深い歯周ポケットをなくすことです。
一度深い歯周ポケットができてしまい、歯周ポケットの内部に細菌が侵入してしまった場合には、
その後、いくら歯磨きを行っても ご自身では、歯周ポケット内部の感染を取り除くことはできません。
まず、歯周ポケット内部に存在する歯周病細菌(嫌気性細菌)を取り除くことが必要になります。
その後、新たに感染しないように 歯磨きを徹底することが重要なのです。

次回のブログは、本日の続きの話をしたいと思います。
歯ブラシ以外の歯周病細菌の予防方法 や 歯周病の他の原因等について解説します。
数回に分けて『歯周病になる人 と ならない人!』の話を行います。

これを読めば、歯周病を防止するための 方法が分かるようになります。


次回のブログは、11月23日(月:祝日)になります。

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重度歯周病の患者様の来院5

8/24(月曜日)です。
このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。
今日のテーマは、『重度歯周病の患者様』です。

昨日初診で来院された患者様は、重度歯周病でした。
骨の吸収も全体的に80%以上進行していました。
ほとんどの歯は、グラグラで、指で触っただけでも取れてしまいそうな状態です。

また、初診時にすでに、5歯、歯が抜けていました。

患者様は、グラグラしている歯をなんとか残したいというご希望がありました。
しかし、あまりにも骨吸収が進行しすぎているため、多くの歯は、抜歯になってしまう状態です。

ただし、すぐに歯周病治療を開始すれば、何本かの歯は歯周病の進行を停止させることが
可能な状態です。

そのため、患者様には、『完全にダメな歯は抜歯をして、残る可能性がある歯を徹底して治療しましょう!』とお話させていただきました。

しかし、患者様は、『絶対に1本も抜歯したくない!、抜歯するくらいなら このままにしたい!』
また、『ダメもとで歯周病の治療を行ってほしい!』との希望もございました。

私は、 歯周病専門医ですから、毎日のように重度歯周病の患者様が来院されます。

そして、進行した歯周病であっても治療を行うことにより、改善させることも可能です。

しかし、全ての歯周病が治療できるわけではありません。
あまりにも進行しすぎてしまった状態では、治療は不可能です。
この場合には、抜歯になります。

もし、治療を行っても治せない状態の歯を 無理に治療しても治らないだけでなく、
歯周病の感染は、他の歯へも転移してしまいます。

その結果、さらに多くの歯を失うことになります。

歯周病の治療で大切なことは、治療可能な歯 と 治療不可能な歯 をきちんと判断することです。
もし、適切な判断がでずに、患者様の『抜きたくない!』という希望のみで治療方針を決定すると
さらに多くの歯失う結果になってしまいます。

どの歯が治療が可能で、どの歯が治療が不可能なのかを適切に診断することが重要なのです。

その上で、歯周病の治療が開始されます。
残る可能性がある歯は徹底して歯周病の治療を行うことにより、歯周病を改善させることが可能ですし、
歯周病細菌が他の歯へも感染することを防ぐこともできるのです。

このような適切な判断ができるからこそ、 歯周病専門医と言えるのです。

『ただ単に 抜かない!』というだけでは、本当の治療には、ならないのです。

例えば、ガン(癌)という病気が発見された時に、
薬(抗ガン剤)で治療するのか?
放射線療法で治療するのか?
外科的に切除するのか?
という判断がでてきます。

外科的に切除する必要性があると診断された場合、
患者様に外科的切除の必要性をご説明します。

早期に外科的に切除しないと 他の臓器に転移してしまうからです。
進行を停止させないと結果的に、手遅れになってしまいます。

歯周病も細菌感染ですから、口腔内から歯周病細菌を排除し、感染を防ぐことが重要です。

話は、今回の症例に戻りますが、
完全に保存することができない歯が何本かありましたが、
患者様は、『絶対に1本も抜歯したくない!』と強い希望をお持ちでした。

現時点で、ダメな歯はダメとして、きちんと治療すれば、ある程度の数の歯は残すことが可能です。
歯が何本か残れば、残った歯を土台として、固定式のブリッジにすることも可能な症例です。
固定式のブリッジになれば、食事に困ることもありません。
この時点が大きなポイントになるのです。

しかし、このまま単に抜歯をしない ということのみであれば、
あと数年でほとんどの歯を失う結果になります。
いわゆる総入れ歯になってしまいます。

また、歯周病が進行して、抜歯となれば、歯を支えている骨が吸収しますので、
その後の治療(義歯)が難しくなってしまうのです。
顎の骨が吸収すると義歯自体も合わなくなってしまいます。

数年後には、ほとんどの歯を失うだけでなく、その後の食事も困難になってしまいます。
義歯(入れ歯)が合わないのですから…

この時になって始めて
『あの時治療をしていれば良かった…』と思うのです。

義歯(入れ歯)をしていて、義歯が合わず、困っている患者様のほとんどが
『もっと歯がダメになる前に治療をしていれば、良かった』
と後悔しているのです。

歯を失って始めて気がつくのです。

歯周病であっても十分治せる段階はあるのです。
重要なのは、このポイントを間違えないことです。


次回の歯周病ブログは8/31(月)です。

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歯周病の全身的な原因

8/17(月曜日)です。
このブログは、歯周病に関するブログです。
毎週 月曜日 にアップしています。

今日(8/17)まで夏期休診になります。
明日から診療です。



今日のテーマは、『歯周病の全身的な原因』です。

歯周病の原因として最も大きいのが、歯ブラシが十分にできずに口腔内に汚れが付着し、
口腔内の歯周病細菌が増殖することにより起るものです。

また、噛み合わせも大きな原因になっています。

それでは、徹底して歯ブラシをして、噛み合わせも改善できれは、歯周病にはならないのでしょうか?

答えは違います。

噛み合わせに問題がなくて、徹底してブラッシングを行っていても
歯周病になってしまう方もいらしゃるのが現状です。

歯周病は、単に口腔内の問題だけではないからです。
口腔内の歯肉は、全身の一つです。
そのため、歯周病は、全身的な健康状態に大きく左右されます。

例えば、インフルエンザが流行しているとします。
同じ職場 や 同じ学校にいても
うつらない人もいれば、インフルエンザにかかってしまう人もいます。
また、インフルエンザにかかっても
軽度ですぐに治る人もいれば、
非常に悪化する人もいらっしゃいます。
特に 子供 や 老人、 御病気のある方では、重篤になる可能性が高くなります。

歯周病は、歯周病細菌による感染症です。
同じ歯周病細菌が感染しても
歯周病が重篤化する人もいれば、さほど問題が起りにくい人もいらっしゃいます。
先程と同じように御病気がある方は、歯周病が悪化しやすいのです。

得に糖尿病の方は、注意が必要です。
重度の歯周病の場合、歯周病になりやすいだけでなく、
歯周病になっても非常に治りにくいのです。

私の 歯周病専門医としての経験の中でも 重度の糖尿病の方では、いくら治療を行っても治療の反応が悪く、治りづらいことを実感しています。

また、喫煙者もそうです。
喫煙者は、本当に歯周病が治りにくいです。

歯周病は、口腔内のことだけではなく、全身的な影響を非常に受けやすいのです。

現在御病気がなくても 歯周病は、食生活、運動、睡眠、ストレス…といったことに影響を受けるのです。



次回の歯周病ブログは8/24(月)です。

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歯周病細菌

8/10(月曜日)です。
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今日のテーマは、『歯周病細菌』です。

歯周病細菌は、生まれたばかりの子供の口腔内には存在しないものです。
後から感染します。
どこから感染するのかと言いますと、
家族間が一番確率が高いのです。
そのため、家族の方が歯周病であった場合には、高頻度でうつる確率が高くなります。

それでは、感染しない方法はないのでしょうか?
一緒に生活しているかぎり、100%感染しない方法はありません。
それよりも、感染した細菌が口腔内で繁殖しない方法をとることが有効です。

歯周病細菌といっても細菌の種類は多数存在します。
さほど問題を起こさない歯周病細菌もいれば、
非常に問題となる細菌も存在します。

特に問題を引き起こす歯周病細菌を『嫌気性細菌』と言います。
どんな歯周病細菌かと言いますと、酸素が届かないような場所で繁殖する細菌です。
酸素が届かない?
どのような場所なのでしょうか?

酸素が届かない場所は、『深い歯周ポケット』です。

ここで『歯周ポケット』について解説します。

歯と歯肉の間には、元々わずかな隙間(すきま)が存在します。
この隙間のことを『歯周ポケット』と言います。
健康な方では、この『歯周ポケット』の深さは約1〜2ミリ程度です。
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クリックすると拡大されます。




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クリックすると拡大されます。




歯ブラシが十分にできないと歯の周囲に汚れが付着します。
歯の周囲に付着した汚れは、歯と歯の境目(歯周ポケット)から内部に侵入してきます。

この歯の周囲に付着した汚れの中には、歯周病細菌が存在しています。
つまり、汚れが歯の周囲に付着するということは、歯周病細菌が歯の周囲に付着していることと同じことなのです。

歯周ポケット内部に汚れが入り込むということは、歯周病細菌も歯周ポケット内部に侵入するというこです。
歯と歯肉の隙間は狭いものです。
その狭い歯周ポケットの深い部分には、酸素があまり届かない部分になります。
そうした酸素が届かない部分にまで汚れが入り込むと
そこで、歯周病細菌が繁殖するのです。
先に解説した『嫌気性細菌』です。

歯周病にならないためには、この『嫌気性歯周病細菌』を繁殖させないことが重要です。
その一歩が適切なブラッシングなのです。

適切な歯ブラシの方法こそ、歯周病にならないための最も重要なことなのです。

歯周ポケットの深い中に歯周病細菌が存在するということは、
台所の排水溝の中に汚れが詰まっているのと 同じようなことです。

歯肉の中に溜った汚れは、以下の写真のようになります。
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歯についている黒い塊が食べかすと細菌の塊です。
大変な状況です。
これが、歯肉の中にあるのですから…


次回の歯周病ブログは8/17(月)です。

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livedoor プロフィール

日本歯周病学会歯周...

     院長履歴

1993年 神奈川歯科
      大学卒業
1993年 同大学歯周
      病学講座
      入局
1999年 日本歯周病
      学会
      専門医取得
1999年 東京都にて
      杉山歯科
      医院開業
2003年 I.T.Iメンバー
      認定
2005年 国際口腔
      インプラント
      学会認定医
      取得
2006年 大船駅北口
      歯科
      インプラント
      センター開業

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