2016年08月14日

歯の豆知識① 知覚過敏

大阪府堺市中区土師町にある歯医者 スゴウ歯科クリニックの須郷です
今回からは すこし役立つ歯の豆知識を書いていきます。

知覚過敏

虫歯ではないのに、冷たいものを口にした時や、歯ブラシの毛先が触った時、場合によっては風があたっただけで、痛みを感じることがあります。それは「知覚過敏」です。


虫歯じゃないのに歯がしみる?

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さまざまな理由により、エナメル質がすり減ったり、歯の根っこがむき出しになると、象牙質を通して刺激が神経に伝わり「キーン」という痛みを感じます。

知覚過敏の原因と対処法

原因①:歯周病で歯ぐきが下がってしまった


歯周病になると、歯ぐきが少しづつさがっていきます。すると刺激に敏感な歯の根っこが露出し、知覚過敏になります。
まずはしっかり歯周病をなおし、知覚過敏用の歯磨き剤などを使用して、歯の表面を強くする(再石灰化)必要があります。

原因②:かみ合わせ不良。歯ぎしり。食いしばり


かみ合わせが悪かったり、普段から歯ぎしり、食いしばりなどの癖があると、エナメル質が削れたり、あるいは楔状欠損を引き起こし、知覚過敏の症状があらわれます。

根本治療のためには、かみ合わせ修正や歯ぎしり、食いしばりへの対処が必要です。

原因3:歯磨きで歯が削れている

歯磨きの力が強すぎたり、研磨力の高い歯磨き剤を使用すると、歯の表面が削れて知覚過敏になることがあります。この場合は、
正しい歯磨きの指導を受け、さらに歯の表面を強くする(再石灰化を促す)歯磨き剤などを積極的に使用します。


sugoshika at 13:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2016年08月07日

歯並び 歯ぎしりと歯周病

堺市中区土師町にあるスゴウ歯科クリニックの院長の須郷です

歯並びが悪いと歯周病になりやすい?

歯周病の原因は「歯垢プラーク」に潜む歯周病菌です。
どんな人にも歯垢はありますが、毎日の歯磨きでどれだけしっかりプラークを落とせるかがとても重要になります。

歯並びが悪い方は磨き残しの可能性が高いため、歯垢が残って歯周病になりやすいといえます。

歯ぎしりと歯周病の関係
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歯周病は進行してくると、歯を支える骨が溶け始め、歯が少しずつ揺れてきます。普段から歯ぎしりをしている方は、歯周病で多少でも歯が揺れだすと、一気に大きな揺れになり進行を早める可能性があります。

スゴウ歯科クリニックでは、歯磨きに自信のない方にも適切なブラッシング指導を行い、磨きにくい場所をしっかり把握していただき、対策していきます。

また歯ぎしりへの指導、対策もおこなっていきます。


sugoshika at 14:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2016年08月04日

歯周病⑦ 喫煙と歯周病

堺市中区土師町にあるスゴウ歯科クリニックの歯医者 須郷です

喫煙と歯周病は大きく関係しています

肺がん性物質やさまざまな有害物質を含んでいる煙草の煙。さまざまな健康への悪影響が知られていますが、歯周病も例外ではありません。

喫煙者は歯周病にかかりやすい

歯周病は細菌感染によって歯周組織が破壊される病気。喫煙による一酸化炭素やニコチンの摂取により、血管収縮、免疫力低下などを引き起こし、歯周病菌の活動が活発化します。ある統計によれば、喫煙者の歯周病リスクは非喫煙者の2~6倍にも高くなるといわれといます。
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喫煙者は治りが悪い

歯周病治療は口腔内の歯周病菌を減らし、人間本来の持つ自然治癒力を利用して歯周組織の状態を改善させていきます。つまり、どんなに歯科で治療しても、患者さん自身の持つ治癒力が低ければ、状態がなかなか良くならないと言えます。

非喫煙者に比べ、喫煙者が歯周病になるリスクは吸う本数に比例して高くなる!


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