玉川上水(武蔵野市)の事務所から…

ライターの仁です。企業広報分野でIRなどの仕事をしています。 折々の、あることないことで、気にとまったことを発信します。

法事で帰省 フリー切符があるけど台風で動けない

2017年9月16日(土)


明日は田舎で法事。

九月にはいって、夏の間のんびりしていたあれやこれやが動きだし、落ち着かないことおびただしい。

泊まり込みでの法事を考えていたが、台風の影響もあって変更を余儀なくされる。

とりあえず明日は早朝の新幹線で仙台まで帰り、法事終了後は田舎で台風の様子をうかがい、法事が終わり次第すぐさま帰途につくかどうかは、その時、その場次第ということに。

フリー切符があるので、泊まれば、仙台以北、あるいは山形方面へと秋色に染まりだした東北を動けるのだが、どうなるか……。

知人から伊豆へ行こうと今週は誘われたが、法事もあるし、仕懸り状態の仕事が動くので、遊び優先とはゆきにくい。が、伊豆にはゆきたい。

仕事も遊びも秋になって動きだす。












クロサワを超えた、もう一つの「影武者」――まさに日本版シェイクスピア!

2017年9月12日(火)

「主君が目をつぶせば目をえぐられ、腕を落とせば腕を切られる。
瓜二つの影武者! 戦場で討たれたのは、本物か、偽物か!」


  ………………………………………………………………   

市川雷蔵主演「第三の影武者」を観た。


これぞ、まさしく日本版シェイクスピア!

第三の影武者3

時代劇映画ではあれども、伝わってくるのは演劇や芝居にも似通った風趣であり、しかもシェイクスピアの悲喜劇にも通じる見事な劇的構成で、一見の価値!


1963年の大映製作。モノクロ映画だ。当時は日本映画が興隆を極めた時代であり、主演の市川雷蔵は「眠狂四郎」シリーズで大スターの地位を不動のものとした。


DVD版の案内には次のように――。

「主君が目をつぶせば目をえぐられ、腕を落とせば腕を切られる。
瓜二つの影武者! 戦場で討たれたのは、本物か、偽物か!」



https://www.youtube.com/watch?v=zRG10V5F4Nsこちらで。


結構(構成)の妙、その妙をつかさどる変動する状況と変転する人間心理の綾、その巧みな交錯こそが悲喜劇の連続となって劇的高揚を加味する。


舞台設定も「飛騨」という山国を選んだことで、よく練られている。山国という地形ゆえ武田・上杉・織田の侵入をはばみ、そのことがかえって小さな城主が乱立割拠し小競り合いが続くという設定。


“意匠”凝らした表現という言い方があるけど、この映画は、後年、居並ぶ名匠、巨匠と呼ばれるようになる同時代の監督たちを相手に、モノクロ映画としての一つの新たな“意匠を凝らす”ことを目ざしたのではないのかとも受け取れるが、これは僕の勝手な推測。そして、それゆえのシェイクスピア劇ではとも思えてしまう。


400年以上前の古臭い古典劇でしかないシェイクスピアも、今となっては新機軸というか、それこそ新しい意匠を凝らした芝居が日本でも目白押し。ならば、日本映画興隆の時代といわれるこの当時、新たな意匠を試みる実力派の監督がいてもおかしくはない。それにホン(脚本)も実力派だ。


黒澤明の「影武者」と較べるのも一興だろう。
(製作年代もあって)スケール感や映像美では黒澤でも、劇芝居としてはこちらに軍配か――。


繰り返すが、時代劇映画というより、どこか演劇仕立てのような、それもシェイクスピアの悲喜劇を観ているような味わいに通じる傑作!


原作は南条範夫の「戦国残酷物語」。

脚本は、市川雷蔵主演の「眠狂四郎」を手掛け、のちに小説家として直木賞を受賞する星川清司。星川の直木賞は受賞者として最高齢の68歳(1989年下期)。

監督は「嵐を呼ぶ男」で石原裕次郎を大スターにした井上梅次で、テレビでは天地茂の江戸川乱歩シリーズが人気を博した。

第三の影武者

Amazonが変だ、おかしい!

Amazonが変だ、おかしい!


2017年9月10日(日)


一週間前の3日(日曜)にAmazonに商品を申し込んだ。

支払いは、いつも近くのコンビニで済ませている。
(早ければ、一時間後には支払いを済ませていることもしばしば)


それで今回も商品を申し込んでコンビニ支払いを希望したいので、その旨を指示通りに選択して送信した。前にも申し込んであり、二度目の商品だ。


それでAmazonからは、「注文を承りました」との案内メールがはいり、同じページの下に、下記のような「支払い方法」にコンビニ他のいずれかを選択する旨が載っている記述まで受け取った。お馴染みでしょう。


商品の小計: ¥ 2,463
配送料・手数料: ¥ 350
割引: -¥ 350

注文合計: ¥ 2,463

支払い方法
コンビニ・ATM・ネットバンキング・電子マネー払い: ¥ 2,463

※この中から選択


通常なら、この後に、コンビニ他の「どの支払い」を選択するかをうながす通知のメールが入る。
それがどうしたことか、今回、そして前回と、そのメールが入らない。



これまでなら、折り返しでほとんど待たせることなく入っていたはずなのに。


それで前回はなかなか入らないので、数時間後にはキャンセルした。


で、今回である。やはり「コンビニ選択」をうながす通知が入らない。


急ぐ商品ではないので、今回は鷹揚に構えた。
果たして、いつになったら、支払い方法を選択するメールが届くか、と。


前回キャンセルしたとき、思ったものだ。
Amazonの配達業者が変わるなどの厄介ごとがあって、Amazonでは配達システムから見直さざる得ない何らかの動きがあったのでは、と。


それで、今回、「支払い方法」うながす選択のメールがいつになってはいるのかと、待ってみた。


そしたら今日になって下記のようなメールが入った。
「お支払方法を指定いただけなかった」とあるが、それをうながす入るはずのメールが入らないのに、支払い方法を指定できるはずがないではないか。


     ▼   ▼   ▼

Amazon.co.jp をご利用いただきありがとうございます。

先日承りましたご注文(#250-4525386-000000)につきまして、有効期限内にお支払いいただけなかった、またはお支払い方法をご指定いただけなかったため、ご注文の処理を進めることができませんでした。
大変申し訳ありませんが、今回のご注文はキャンセルさせていただきましたのでご了承ください。

ご注文商品の購入をご希望の場合は、あらためてサイト上よりご注文いただくことも可能です。

Amazon.co.jpのまたのご利用をお待ちしております。

このEメールアドレスは配信専用です。このメッセージに返信しないようお願いいたします。


     ▲   ▲   ▲

Amazonが変だ、おかしい!

どうなってるAmazon。










僚友・エンサイクロペディアとの別離

僚友・エンサイクロペディアとの別離


2017年9月4日(月


なんか、30年来の友人と別れるような思いが少しだけして、しばし感慨にふけった。


先週、ブリタニカの百科事典を資源ゴミとして廃棄処分したときのことだ。


ライターという仕事柄、大いに活用させてもらったからだ。

ブリタニカ3


全28巻あり、並べると大人が両手を横に広げたほどの幅になり、全体の重量だとざっと7、80キロになる。


処分すれば、空いた書棚のスペースで積読状態にあるかなりの量の本を整理できる。それは頭ではわかる。が、ネットがなかった時代、あの仕事やこの仕事で役に立った思いがあり、それはもう戦友ともいえ、なかなか処分できなかった(ネットとも併用できた)。


例えば非鉄大手の仕事の時だ。


そこにはおのずと、その産業の基底を成す資源開発が絡む。具体的には資源開発と切っても切れない鉱山開発や鉱床の発見があり、更にそこから出てくるあらゆる鉱物資源との取り組みという具合に拡がる……。


まず普段はまったく縁のない世界ではあれども、仕事となると、いわば専門領域であってもその分野の基本や基礎知識を踏まえないとならない。


そんなとき手始めに、傍らにあるこの百科事典の写真入りで詳しく書かれた大項目(と小項目に分かれている)は大いに重宝したものだ。


それから僕は、自分の本を読むときにはペンをもって傍線を引く癖があり、それは百科事典も例外ではなかった。


だから上記のようなメーカーの仕事の場合も含めて、この百科事典の大項目にはかなりの線が引いてある。まあ、僕一人が遣うものだからそれが出来たのだが。


そんなわけで戦友ともいえたこの百科にはいろんな思いが詰まっていたのだ。


この百科を購入するときに、セールスマン氏がいった一言を覚えている。


そしてその一言は強烈なセールス時の切り返しの言葉だと後年知ることになった。何でも、相手が「使わない」という断りの言葉に対するトークだそうだ。


「遣うとしても、おそらく年に一回か二回ぐらいでしょう。でも、これが書棚にあるのと無いのとでは、知識に対する思いや姿勢が全然違ってきます。例えば子供の質問にこれですぐさま答えることができますし、親がそうやって示せば、やがて子供は一人で遣うようになりますから」


これ、親御さんには強烈なセールストークかもしれない。


僕には子供がいないが、線まで引いてかなり使い込んだから、年に一、二度どころではなかった。何にしろ、ネットのなかった時代、ものを調べる便利なものが傍らにあったことに大いに感謝している。

直木賞の授賞式を欠席した主役――でも、その関係者の思いは如何ばかりか

2017年8月26日(土)


昨日開催された芥川・直木賞の授賞式で、受賞者が「式を欠席」するという異例の事態が出来した由。欠席したのは、今回、直木賞を受賞した佐藤正午だ。


そのことを知って「ヘェー、そんなこともあるんだ」と思いつつ、主役不在の授賞式って――しかもマスコミが殺到して、日本中が注目する一大イベントだから、主催の文芸春秋や、選考委員の作家の先生たちにとっては立つ瀬がないのではと、イベントも手掛ける僕としては思った次第。


その一方で、佐藤正午は前もって、多少は欠席をほのめかしていたのかしらん。わずらわされることなく執筆のみに埋没したいという佐世保暮らしにこだわっているようで……まあ、いかにも彼らしいと言えるので、それはそれでありではないのかとも。


でも、出版社や担当編集者も含めて、そのあたりの仕事上の関係はどうなんだろうかとも、余計なことながら思う次第。作家だって編集者をはじめとした関係者がいて仕事が成り立ってるわけだから。作家にとってはまさに千載一遇ともいえる機会であり、そういうお祝いの場で関係者と共に喜びを分かち合うというのも、あっていいはずではとも。


そんなことを思うのは、個人的には、○○コンテストとセットになる受賞式(含むパーティ)などのイベントを何度か手掛けており、まだイベントを手掛け始めた若い頃、取り仕切った裏方としての立場上、受賞式とパーティに審査員が何名出席してくれるか読めずにとてもハラハラしたことがあるからだ。


著名なIT企業のソフトウェア・コンテストだった。ぼくは広告の制作プロに籍を置いていて、そのコンテストの途中からいきなり審査員選出の交渉と受賞式(パーティも含み、PRやメディア対応など)まで取り仕切るお鉢が回ってきた。(その時点で既に、関係専門誌などを通じての告知や募集は始まっていた)


一般向けだから、コンテストの審査員には有名人7、8名に参加してもらった。SF系作家の大御所をはじめとして、コンテストのソフトウェア分野では国内トップ級の専門家ともいえる学者さんなど各界の、いずれも世間に名前が知られた有名人ばかり。無論、交渉途中で断られた人物も何名かいて、どうにかそろった顔ぶれである。裏方の関係者としては、ほっとするんだよね、ここで。


審査はその企業へ審査員に出向いてもらって行い(後日、審査のコメントやメッセージ等の取材も)、それはまったく問題なく行われたが、気がかりは授賞式(とそのパーティ)への彼らの出席の有無だ。その確認が曖昧だったのだ。


芥川・直木賞なら間違いなく主役は受賞者だが、そのソフトウェア・コンテストの主催は著名企業とは言えコンテストも含め世間的にアピールするのはどちらかといえば審査員諸氏の顔ぶれであり、それがある種の売りにもなる。いわば、彼らの顔がPRというかアピールの主役となる。


「必ず出席してください」と言えば、相手のその日や、その時間の都合を拘束することになる。何しろ忙しい人たちである。そこまで日程を押さえるとなると、つまりそのための拘束料が発生する。審査員としての料金の他に上乗せすることになる。


こちらは宣伝媒体の制作料も含めたグロスでそのコンテスト全体の企画・運営で企業から料金を受けとっているから、できるなら審査料金を抑えたい。


それでなくても、コンテストの募集・宣伝媒体には彼らの顔写真も宣伝役として掲載される。そういうことを含めての審査員だから、それなりの審査料を支払う。


でも、なるべくその支払いを抑制したい。そこで、受賞式への出席の依頼はあいまいなこととなる。もちろん、出席してくださいとの依頼はするものの、当日、東京にいればとか、その時間に約束がなければなどというあいまいな約束をする審査員も中にて、「必ず出席」とはいえないいい加減なものとなってしまう(要は経験不足で、こうした交渉の不慣れゆえだ)。


そんなことで授賞式数日前まで、審査員の先生方に出席確認の電話を入れながらハラハラし通しだったことがある。何名かは欠席したが、それでもどうにか滞りなく受賞式を終えることができた。そういえば、書いていて今思い出したが、欠席した審査員の代わりにコメント等を僕が代読した。その経験でこういう場合はどうすれいいのかの教訓になり、その後はそういういい加減な取り決めはしなくなったが――。


佐藤正午の授賞式欠席を知って、そんなことを思い出したのだった。一部に体調すぐれず云々とあったが、果たしてそれで済むかどうか――済むかもね、そういう世界だから。作品第一、作品創造が第一だから、それを作家側から言われれば、それで済むかも。それに、繰り返すけど、九州・佐世保から出ることなく、執筆のみにこだわっている身だから……。それと版元が岩波って言うのもある程度関係あるかもね。


まあ昨日の今日なので、佐藤正午の欠席に対して、まだ関係者や審査員作家のコメントはないが、なんらかの発言は出てこよう。







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