急遽、年末に実家を離れ再び一人暮らしを始めました。いろいろ理由はあるのですが、一番の原因は家の中が寒すぎたということです。長年、北海道で暮らしていると、冬はストーブを焚いて暖まるのが常識。ところがこちらでは、ある程度は「コタツだけで我慢」が普通。建物自体が古いこともあって、どうにもこうにも我慢できなくなって飛び出してしまいました。まあ、32年ぶりに父と暮らして、少々ギクシャクしたことも原因の1つですけど・・・。(笑)

さて、その引越し先は偶然にも、1964年に廃止になった尾道鉄道の沿線。折角なので、数少ない痕跡を訪ねてみました。


スーパー「万惣」近くの橋台



スーパー「万惣」近くの橋台 その2


まずは、スーパー「万惣」近くの橋台です。
小さな川を挟んでの左側は明らかに橋台ですなぁ。もっとも言われなければ、わからないでしょうが。右側は完全に民家の土台となっていますね。何しろ廃止から50年が経過しようとしていますから、このように他のものに吸収されたり撤去されていて、痕跡はそう多く残っていないのが実情です。



ゴミステーションの土台となっている橋台



ゴミステーションの土台となっている橋台 その2


次は、新しい我が家のすぐ近くにある橋台跡。
こちらは、ゴミステーションの土台として利用されていますから、まだまだこの状態が続きそうです。ただ、「万惣」近くの橋台同様、言われなければわからない代物。立て看板のひとつでも建てて大事にしたいところ。



三成駅跡



三成駅跡 その2


最後も、新しい我が家のすぐ近くにある三成駅跡。
こちらは、駐車場となっています。かつての駅舎は、写真2枚目の中央の建物と同じくらいの高さがあったそうです。近くに電車区(現在は中国バス尾道営業所)や火力発電所(度々出力不足になったらしい)もあったそうで、尾道鉄道にとっては重要な地域でした。

50年前には想像も付かないことですが、今では新幹線の駅も出来て旧沿線は住宅地としてもなかなかの発展ぶり。もし、営業を続けられていたら、ソコソコの盛況で、国道184号線の混雑ぶりも軽減できていたかも・・・。


御参考
尾道鉄道廃線跡(『備後のバスの「今」がわかる』内)
廃線探索 広島 尾道鉄道(『歩鉄の達人』内)
昭和37年の旅 尾道鉄道(『地方鉄道 1960年代の回想』内)