2007年10月
2007年10月29日
2007年10月28日
生命力
チャットモンチーのニューアルバム「生命力」を買いました。
相変わらず独特な歌詞に一筋縄ではいかない楽曲、それにドラムとベースの変態フレーズを重ねて放つグルーブはヤバいです。
本当に三人とも音の作り方がうまい!リズム隊なんかは良い意味で若さがないというか、めっちゃ渋い音です。ドラムうめえなぁ。
そこに前作よりエッジの効いたギターがガッチリ噛み合ってます。
ただ、前作よりちょっとキレイにまとまりすぎてる感じがします。演奏そのものと、レコーディングのやり方がうまくなった結果だと思いますが。
でもそこは好みの問題で、クリア&タイトが好きな人にはガツッ!ときたと思います。個人的には前作「耳鳴り」のようなリアルさと生々しさみたいなのをもっともっと爆発させて欲しかったです。まだまだ荒削りの方が面白い。
とごちゃごちゃ言いつつ、末恐ろしいセンスで嫉妬するぐらいクソかっこいいアルバムでした。
相変わらず独特な歌詞に一筋縄ではいかない楽曲、それにドラムとベースの変態フレーズを重ねて放つグルーブはヤバいです。
本当に三人とも音の作り方がうまい!リズム隊なんかは良い意味で若さがないというか、めっちゃ渋い音です。ドラムうめえなぁ。
そこに前作よりエッジの効いたギターがガッチリ噛み合ってます。
ただ、前作よりちょっとキレイにまとまりすぎてる感じがします。演奏そのものと、レコーディングのやり方がうまくなった結果だと思いますが。
でもそこは好みの問題で、クリア&タイトが好きな人にはガツッ!ときたと思います。個人的には前作「耳鳴り」のようなリアルさと生々しさみたいなのをもっともっと爆発させて欲しかったです。まだまだ荒削りの方が面白い。
とごちゃごちゃ言いつつ、末恐ろしいセンスで嫉妬するぐらいクソかっこいいアルバムでした。
2007年10月24日
メシ天下一武道会
バカ舌の俺が実際に食った中でこれはうまかった!ってメシを紹介する、ヘドが出るほどヌルい企画です。
★チャーハン:浜北 樓蘭(ローラン)の「エビチャーハン」
俺はラーメン屋いってもチャーハンしか食わないほどのシーメー好きだけど、ここのエビチャーは鬼ヤバいです。今までパラパラこそがうまいチャーハンだと思ってぬくぬく育ってきたけど、ローランのエビチャー食って覆されました。ここのチャーハンはなんていうか、パラパラではなくフワフワしていてやさしい味です。
店舗は高級店っぽい感じだけどそこまで高くないです。このエビチャーで900円か950円ぐらいだったと思った。
★ラーメン:三河開化亭 豊橋店の「白あっさりラーメン」
白のほかに、赤、黒、があり、それぞれこってりとあっさりが選べます。俺は白あっさりしか食ったことないけど、これがベストのパンチ!だから他のは食いません。チャーハン派の俺を見事にラーメンマンに持っていってくれたウォーズマン的お店がここです。
★焼肉:浜松西伊場 芝楽(シバラク)
ここはよく近くにある焼肉屋の「えん」と比較されることが多いです。どっちも同じぐらいうまいけど、えんは席に仕切りがなくて落ち着いて食えないです。
芝楽の肉はどの部位もブイブイ言わしています。ちょっと高いけど、安い焼肉屋二回我慢してここ一回行った方が良い!と思わすとこが肉いです。
★ハンバーグ:二川 珈洋館(コウヨウカン)
お店が穴場的な場所にあるのでそこそこ地元の人でもあまり知られてないかもしれません。長澤まさみおすすめの「さわやか」のげんこつハンバーグと柔らかさも味も似てるけどこっちの方が好きです。オムライスもイケますよ。
喫茶店みたいな外観だけど、店内はちょっとこじゃれていて落ち着いた雰囲気の洋食屋になってます。
★うなぎ:三ケ日 炭火うなぎ 加茂
浜名湖と言えばうなぎですよね。たぶんみなさん浜名湖にうなぎがうようよ泳いでいるイメージを持ってると思うんですけど、ほとんどが養殖なんですよ。
皮がパリパリで身はホクホクで最高です。県外のお客さんが遊びにきたらここに連れて行きます。
<ヌルい。
★チャーハン:浜北 樓蘭(ローラン)の「エビチャーハン」
俺はラーメン屋いってもチャーハンしか食わないほどのシーメー好きだけど、ここのエビチャーは鬼ヤバいです。今までパラパラこそがうまいチャーハンだと思ってぬくぬく育ってきたけど、ローランのエビチャー食って覆されました。ここのチャーハンはなんていうか、パラパラではなくフワフワしていてやさしい味です。
店舗は高級店っぽい感じだけどそこまで高くないです。このエビチャーで900円か950円ぐらいだったと思った。
★ラーメン:三河開化亭 豊橋店の「白あっさりラーメン」
白のほかに、赤、黒、があり、それぞれこってりとあっさりが選べます。俺は白あっさりしか食ったことないけど、これがベストのパンチ!だから他のは食いません。チャーハン派の俺を見事にラーメンマンに持っていってくれたウォーズマン的お店がここです。
★焼肉:浜松西伊場 芝楽(シバラク)
ここはよく近くにある焼肉屋の「えん」と比較されることが多いです。どっちも同じぐらいうまいけど、えんは席に仕切りがなくて落ち着いて食えないです。
芝楽の肉はどの部位もブイブイ言わしています。ちょっと高いけど、安い焼肉屋二回我慢してここ一回行った方が良い!と思わすとこが肉いです。
★ハンバーグ:二川 珈洋館(コウヨウカン)
お店が穴場的な場所にあるのでそこそこ地元の人でもあまり知られてないかもしれません。長澤まさみおすすめの「さわやか」のげんこつハンバーグと柔らかさも味も似てるけどこっちの方が好きです。オムライスもイケますよ。
喫茶店みたいな外観だけど、店内はちょっとこじゃれていて落ち着いた雰囲気の洋食屋になってます。
★うなぎ:三ケ日 炭火うなぎ 加茂
浜名湖と言えばうなぎですよね。たぶんみなさん浜名湖にうなぎがうようよ泳いでいるイメージを持ってると思うんですけど、ほとんどが養殖なんですよ。
皮がパリパリで身はホクホクで最高です。県外のお客さんが遊びにきたらここに連れて行きます。
<ヌルい。
2007年10月23日
2007年10月20日
地味に名盤
知名度はあまりないかもしれないけど、俺が好きなCDを紹介したりしなかったりします。
【never good enough】
★ My last excuse...(1999年4月21日)
★ Invitation(2000年12月12日)
★ Silly Story/虹の橋(2003年7月9日)
三枚とも「never good enough(ネバーグッドイナフ)」というバンドのマキシシングルです。今は残念ながら解散してしまっているようですが、当時は「Limited Records」というレーベルで「175R」「シャカラビッツ」と並び看板バンドでした。
なぜアルバムじゃないかというと、アルバムはちょっとハズレ曲も多いので、アルバムよりこのマキシ三枚の全曲の方が好きです。重複している曲もありますが。マキシ三枚ともそれぞれ全然楽曲が違うんですが、すべてかっこいいんですよ。
1stマキシの「My last excuse...」はドラムがツインペダルでかっとばすコテコテのメロコアで爽快です。
2ndからメロコアではなくなり、ミドルで少しエモーショナルになりました。
中でもポップなロックになった3rdが良い意味で力が抜けていて一番好きです。3曲目の「(I sing)only for you」なんかは、少しテンポ落ちてエモくなるサビにポップなピアノが入っていてヤバいです。最近この曲の影響でピアノロックを探してます。ロックにピアノすげーかっこいい。
というわけで、このマキシ三枚は中古屋とかで見つけたら即買いですよ!
【never good enough】
★ My last excuse...(1999年4月21日)
★ Invitation(2000年12月12日)
★ Silly Story/虹の橋(2003年7月9日)
三枚とも「never good enough(ネバーグッドイナフ)」というバンドのマキシシングルです。今は残念ながら解散してしまっているようですが、当時は「Limited Records」というレーベルで「175R」「シャカラビッツ」と並び看板バンドでした。
なぜアルバムじゃないかというと、アルバムはちょっとハズレ曲も多いので、アルバムよりこのマキシ三枚の全曲の方が好きです。重複している曲もありますが。マキシ三枚ともそれぞれ全然楽曲が違うんですが、すべてかっこいいんですよ。
1stマキシの「My last excuse...」はドラムがツインペダルでかっとばすコテコテのメロコアで爽快です。
2ndからメロコアではなくなり、ミドルで少しエモーショナルになりました。
中でもポップなロックになった3rdが良い意味で力が抜けていて一番好きです。3曲目の「(I sing)only for you」なんかは、少しテンポ落ちてエモくなるサビにポップなピアノが入っていてヤバいです。最近この曲の影響でピアノロックを探してます。ロックにピアノすげーかっこいい。
というわけで、このマキシ三枚は中古屋とかで見つけたら即買いですよ!
2007年10月19日
2007年10月16日
月
先日、会社の生産会議で、私が課の代表として報告を行なうことになった。社長以下30人の偉いおっさんの前で報告発表するもので、簡単に言えば公開処刑である。
私は人前が苦手だ。それはもう半端じゃないぐらいに。前に友達夫婦に趣味のカードマジックを見てもらった時でも、酒も入ってるのに最後までずっと手が震えていた。たくさんの人の前で演じるわけでもなく、夫婦二人に見せていただけだったのに。
そんな私に果たしてできるのか?15ページからなる資料をもらったのは本番のわずか五日前だった。「五日前にこれもらってオメーできるのかバカヤロー!」と課長に言ってやった、心の中で。
まず書いてある内容を咀嚼し、理解するまでに二日かかった。友達との呑みを一日挟み(そんな場合か 笑)、報告の練習は二日間。ただ読むだけなら楽だが、ほとんどのページがグラフ、図、数字、写真なので、それらを自分なりの言葉で説明しなくてはならない。
練習してみてもうまくいくわけもなく、カミカミで次の言葉も出てこない。内容は理解できていても、いざ言葉にして説明することがこんなに難しいとは。マジックのレクチャーノート書ける人ってすごいなぁ、とこんなとこで気付く。
資料もらってまだ内容も理解できてない二日目には課長の前でリハーサルをさせられた。うまく発表できるはずもなく「最低」と酷評される。
「じゃあオメーがやってみろコノヤロー!」とついにキレる、もちろん心の中で。
本番前の二日間はそれこそ脳に台詞を刷り込むように反復練習した。脳みそのシワが台詞で埋まっていく感覚がした。一応形にはなってきたけどそれでもカミカミ、流れも途切れてしまう。
本番前日、ひたすら台詞の反復練習。いつの間にか日付けが変わっていた。もう今日が本番である。
「こういうの苦手だっつーのバカヤロー。」
窓から見える月に吠えた。
「頑張れよコノヤロー。」
うさぎ達が言ってくれた。
いよいよ報告発表。会議室までの階段、私にしてみれば十三階段である。会議室に入ると処刑人たちが一斉に睨みを利かす。罪状は「生産会議における報告発表」である。
「やってやるよコノヤロー。」
完全に開き直ってはいたが、心臓はHi‐STANDARDの曲より速いリズムを刻んでいた。ついに私の報告発表の時が来た。こういうのはまず一ページ目が肝心だ。一ページ乗り切れば後はノリでなんとかなるものだ。そして私は溜め込んだ息を思いきり放つかのようにしゃべり出した。
その瞬間、私の中に何かが降りてきた気がした。あれだけ速かった鼓動も治まり、まったく緊張していない自分がいた。発表中なのになぜだかすごく客観視して自分を見ていた。それは、発表している自分をもう一人の自分が横で見ているような、何とも不思議な気分であった。
手に持っていた資料に一切目をやらず、OHPに映し出された図、グラフ、写真、数字だけでアドリブで説明していく。練習でも一回も言ってないような言葉達が私の口から溢れだす。本当に何かが降りてきたとしか思えなかった。こんな自分を見るのは自分でも初めてだった。
発表が終わった時、社長以下処刑人達から拍手が起こった。後から聞いた話では、こういう発表で拍手が起こるのは珍しいことらしい。
判決は「無罪」。素晴らしかったという判決文も添えられた。「見たかバカヤロー!」課長に言ってやった、心の中で。
家に帰ってから、缶ビールで質素な祝杯をあげた。その時の缶ビールの味は、ロマネコンティやドンペリなんて目じゃないぐらいうまかった。飲んだことないけど。
ビールを飲みながらふと窓の外の月を見る。うさぎ達が「よくやったね、おめでとう」と祝福してくれる。そしてこう続けた。
「練習の時は見てられなかったけど、本番は最初の一ページだけ助けてあげたら後は完璧だったね。」
私はようやく気が付いた。「あぁ、私に舞い降りて力を貸してくれたのは君たちだったのか。」
月のうさぎ達は嬉しそうに笑った。
私の口角も月の引力に引っ張られた。
私は人前が苦手だ。それはもう半端じゃないぐらいに。前に友達夫婦に趣味のカードマジックを見てもらった時でも、酒も入ってるのに最後までずっと手が震えていた。たくさんの人の前で演じるわけでもなく、夫婦二人に見せていただけだったのに。
そんな私に果たしてできるのか?15ページからなる資料をもらったのは本番のわずか五日前だった。「五日前にこれもらってオメーできるのかバカヤロー!」と課長に言ってやった、心の中で。
まず書いてある内容を咀嚼し、理解するまでに二日かかった。友達との呑みを一日挟み(そんな場合か 笑)、報告の練習は二日間。ただ読むだけなら楽だが、ほとんどのページがグラフ、図、数字、写真なので、それらを自分なりの言葉で説明しなくてはならない。
練習してみてもうまくいくわけもなく、カミカミで次の言葉も出てこない。内容は理解できていても、いざ言葉にして説明することがこんなに難しいとは。マジックのレクチャーノート書ける人ってすごいなぁ、とこんなとこで気付く。
資料もらってまだ内容も理解できてない二日目には課長の前でリハーサルをさせられた。うまく発表できるはずもなく「最低」と酷評される。
「じゃあオメーがやってみろコノヤロー!」とついにキレる、もちろん心の中で。
本番前の二日間はそれこそ脳に台詞を刷り込むように反復練習した。脳みそのシワが台詞で埋まっていく感覚がした。一応形にはなってきたけどそれでもカミカミ、流れも途切れてしまう。
本番前日、ひたすら台詞の反復練習。いつの間にか日付けが変わっていた。もう今日が本番である。
「こういうの苦手だっつーのバカヤロー。」
窓から見える月に吠えた。
「頑張れよコノヤロー。」
うさぎ達が言ってくれた。
いよいよ報告発表。会議室までの階段、私にしてみれば十三階段である。会議室に入ると処刑人たちが一斉に睨みを利かす。罪状は「生産会議における報告発表」である。
「やってやるよコノヤロー。」
完全に開き直ってはいたが、心臓はHi‐STANDARDの曲より速いリズムを刻んでいた。ついに私の報告発表の時が来た。こういうのはまず一ページ目が肝心だ。一ページ乗り切れば後はノリでなんとかなるものだ。そして私は溜め込んだ息を思いきり放つかのようにしゃべり出した。
その瞬間、私の中に何かが降りてきた気がした。あれだけ速かった鼓動も治まり、まったく緊張していない自分がいた。発表中なのになぜだかすごく客観視して自分を見ていた。それは、発表している自分をもう一人の自分が横で見ているような、何とも不思議な気分であった。
手に持っていた資料に一切目をやらず、OHPに映し出された図、グラフ、写真、数字だけでアドリブで説明していく。練習でも一回も言ってないような言葉達が私の口から溢れだす。本当に何かが降りてきたとしか思えなかった。こんな自分を見るのは自分でも初めてだった。
発表が終わった時、社長以下処刑人達から拍手が起こった。後から聞いた話では、こういう発表で拍手が起こるのは珍しいことらしい。
判決は「無罪」。素晴らしかったという判決文も添えられた。「見たかバカヤロー!」課長に言ってやった、心の中で。
家に帰ってから、缶ビールで質素な祝杯をあげた。その時の缶ビールの味は、ロマネコンティやドンペリなんて目じゃないぐらいうまかった。飲んだことないけど。
ビールを飲みながらふと窓の外の月を見る。うさぎ達が「よくやったね、おめでとう」と祝福してくれる。そしてこう続けた。
「練習の時は見てられなかったけど、本番は最初の一ページだけ助けてあげたら後は完璧だったね。」
私はようやく気が付いた。「あぁ、私に舞い降りて力を貸してくれたのは君たちだったのか。」
月のうさぎ達は嬉しそうに笑った。
私の口角も月の引力に引っ張られた。