彗星のオヒレ

関西を中心に活動する劇団、
彗星マジックの公式ブログです。
劇団員の外部出演情報からふと思った事までちまちま書いています。

彗星マジックHP http://suiseimagic.uijin.com/

【随時更新】彗星マジック 24景 「アルバート、はなして」

彗星マジック 24景
大阪市助成・初代2ndクロージングシリーズ参加公演
「アルバート、はなして」

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彼は「3」という数を、とても愛しく思った。
3次元に住んでいて。空と海と地上に恵まれ、過去、現在、未来の中で。
生まれ、生きて、死んでいく。始まり、続き、終わりを迎える。
この地球もそういえば太陽系の第3惑星で、彼は「3」という数を、とても愛しく思った。
彼は「数」という数量を表すために用いられる概念から派生した数式で、人を、世界を、宇宙を、神を。現そうと、考える。
それは愚かか、否か、幸福か。
数を重ねて、彼は、生きた。
「3」から成される世界の中で、求め見つけて失って、幾度もそれらを繰り返し、数を重ねて、彼は、生きた。

現実と空想を思考し続けた生涯を、虚実綯い交ぜにして送る、世界で最も有名な理論物理学者の物語。


【出演】(あいうえお順)
浅雛拓
池山ユラリ(彗星マジック)
石畑達哉(匿名劇壇)
立花裕介
中川浩六(三等フランソワーズ)
中嶋久美子
鳩川七海(YTJプロ/幻灯劇場)
水木たね (りゃんめんにゅーろん)
山岡美穂
米山真理(彗星マジック)
竜崎だいち(羊とドラコ)


【日時】
8月28日(金)
19:30
(受付開始18:45 開場19:00)

8月29日(土)
14:00
(受付開始13:15 開場13:30)
19:30
(受付開始18:45 開場19:00)

8月30日(日)
11:00
(受付開始12:15 開場12:30)
15:00
(受付開始14:15 開場14:30)

※ご予約のお客さまから優先的にご入場いただきます。 
※開演後のご入場はお断りする場合がございます。
※未就学児童のご入場はお断りする場合がございます。

ご来場予定のお客様は、必ず劇場の感染防止ガイドラインをご確認下さい。
▶︎https://itheatre.jp/guide-aud.pdf


【料金・ご予約】
劇場チケット(当日精算のみ)
事前予約 3,000円
当日購入 3,300円
学生  1,500円(前売・当日ともに)
※受付にて学生証をご提示いただきます。
CoRich!

携帯からの予約はこちらをクリック!



8月27日(木)24時まで受付。
感染防止策として客席数を限定しております。
予約状況によっては当日券は販売できない可能性がございます。

配信チケット
事前決済のみ 3,000円
PassMarket
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01p9fu111nau6.html
8月30日(日)13時まで受付。
劇場で観る感覚で。客席から舞台全体を見渡せる定点映像で配信!
・決済確認後、8/28の18時頃に観劇用URLを送信、全5回の本番を全てご覧いただけます。
・8/27以降に購入した場合、決済確認後に観劇用URLを送信させていただきますので、購入直後の公演はご覧いただけない場合がございます。
・万が一見逃しても、公演後一週間まではご覧いただけます。
・配信トラブルがあった場合、アーカイブからご覧いただけます。


【お問い合わせ・メールでご予約 】
劇団メール suiseimagic@gmail.com または
問合せフォームにお問い合わせ内容をご記入の上、送信してください。
メールで劇場チケットのご予約をされる場合は、8/25までにヾ望日時 △名前 E渡暖峭 に膺瑤鬚知らせ下さいませ。こちらからの返信を以て予約完了とさせていただきます。
配信チケットにつきましてはメールではご予約いただくことはできません。予めご承知置き下さいませ。


【劇場】
インディペンデントシアター2nd
〒556-0005 大阪府大阪市浪速区日本橋4丁目7-22
TEL:06-6635-1777


【STAFF】
作・演出・宣伝美術:勝山修平(彗星マジック)
プロデューサー&照明:相内唯史(at will)
音響:浅葉修(Chicks)
衣装:西出奈々(彗星マジック)
ウィッグ製作:KOMAKI(kasane)
当日運営:渡辺大(Limited_Spice)
企画・制作:彗星マジック

「バベルの扉」の四方山話

勝山です。
「アルバート、はなして」の稽古がガンガン進む中、ちょいちょい俺のSNSタイムラインやLINEを賑わせてくれる、メガネニカナウ5にて作演出を務めさせてもらった作品「バベルの扉」。
たいへんありがたいことです。
そしてこのたびめでたくメガネニカナウ5のBlu-ray&DVDが発売となり、これ以上バベルという混乱にもルールは存在してるんだぜって事を言っておかないと適当に考えてたんだな勝山はと思われかねないので説明させてください。

「バベルの扉」は初っ端から所謂「エンタメ作品」としてつくろうと思いました。
だってキャストが一芸持ってるひとばっかりなんだもの。
「カツヤマヨ エンタメヲ メガネデ ツクリナサイ」という上杉逸平Pのお告げ以外の何物でもない。

最初は楽屋で各々の殺陣に対するこだわりの違いから喧々諤々することだけ決めて、いつの間にかタイトルとあらすじの提出期限が迫ってきて、むかし外部に書き下ろす予定だった「バベルの塔」をモチーフにした話をいつか書こうと思っていた事を思い出した事から「バベルの扉」というタイトルを思いつき、そこから現状で考えついた物語をあらすじとし、「バベル」という混乱の意味は執筆を開始する数ヶ月後の自分に任せることにしました。

そして数ヶ月後、ツケを払う日がきました。
混乱にはルールがある。例えば無茶苦茶な話だからといって意図や設定が無いのは余りにも無責任すぎる。
これは普段の執筆から考えている事で、今回、勝山の考えなければならない事柄は
‥仂貎擁を混乱に陥れる
観客を混乱に陥れる
その混乱を理解されなかったとしても大丈夫な作品にする
という事でした。
は最終的に稽古場で高めていくものだから良しとして、,鉢△砲弔い董
転生ものにしようと思い至ったは良いものの、問題は世の中転生ものブームということです。
まぁブームだから転生ものにしようと思い至ったのですが、世の中は転生慣れしているのです。
様々な転生が世の中に溢れているのです。登場人物だってバカじゃ無い。いやバカだけど、転生に対しては抗体がある筈なのです。いや無いか。まぁいいや。
どちらにせよ登場人物演じる役者たちには新鮮に混乱に陥ってもらわなければなりません。演技は経験がものを言うのです。
そんなわけで新しい転生のルールを考えてみようと思いました。
それでは下の図をご覧ください。

バベルの転生図

ハイでは説明させてもらいますね。
螺旋模様がバベルの人生(そして転生)、直線が時代です。バベルは旅芸人時代から古代中国、江戸時代、現代にバベルとして時空を超える旅をします(ほんとうはもっと色んな時代に転生していると思うのですが、わかりやすく劇中にでてきた時代のみ記しています)。
そして兄として転生。そして次は親友として転生。そうやってバベルの転生経路である螺旋模様は中心に向かって無限に続き、直線にぶつかる度その時代の誰かとして転生し続けます。
直線は螺旋模様と違いどこにもベクトルとして向いておらず、固定されています。
死後に時間は関係がなくなりますので(これについてのお話は「アルバート、はなして」で触れています。観てね!)、固定された直線の時代には様々な人物として転生したバベルが存在するわけです。
そして無限に続く螺旋模様で、どの時代もバベルの転生した人物ばかりが存在する時代となりました。
これが混乱の正体です。わかりました?
よけいわかりにくくしてたらごめんなさい。
でもって、新しい転生のルールですとか言いながら、既出であったらごめんなさい。
なで子を除く登場人物たちが何故、現代という場所で特定の時代の特定の人物の記憶を色濃く残していたのかについては、たぶん中二病と過去生が重なっちゃった結果でしょう。そういうやつらですよあいつらは。だからあのような場所であのような会話をするんでしょうから。
因みに役者たちにした説明は、上述以上にひどい説明だったと記憶しています。
マジ混乱させました。ごめんなさい!!いい経験になったろ!?

図には書いていない登場人物である・作者・世紀末・なで子について。
作者と世紀末は螺旋模様の限りなく中心に存在している人物なのでしょう。
なで子は書いてしまうと野暮が過ぎるので、ここまでとしときます。

あと、いくつか裏話を。
台本丸めチャンバラですが、最初は時代に沿った刀を持ってきてもらう予定でした。鞘当てがしたかったからです。
けれどどうしても刀を持ってる事が不自然な人物が居たりしてどうしようと思っていたら、エンタメ作品と言いながらエンタメに対して斜に構えた印象のセリフをメタ的にその界隈の役者に演じてもらっている事から、台本丸めチャンバラならこの芝居の滑稽さを助長してくれるのではないかと稽古途中で思いつき、狭い舞台で刀を気にせず動き回れる結果となり、普段刀を振り回している役者たちのお陰で、とても真剣な殺陣をつくることができて良い事づくめでした。

扉を閉めるシーンは、メガネニカナウはロングランでお祭りということもあり、悪ノリで日替わりにしました。稽古場で「各々のジャンルの動きで扉を閉めてください」という無茶なオーダーに対し、きっと(扉を閉める行為にジャンルって言われても…)などと思いながら、渋々応えてくれました。色々ホントにありがとうございまいた。
YTLが格好つけて扉を閉めた回はYTLが厳作に頭をはたかれたり、瞳が扉を閉めた回は瞳となで子がキャッキャウフフしたり、元々「日替わり」というやつがあまり好きではなかったのですが(日替わりするくらいなら一つに絞ってクオリティ高めろよって思ってた)、毎回登場人物たちの明らかに違う顔が見れて思いの外楽しく、このごろは日替わりっていいよなと思いながら花に水をやる毎日です。花に水をやる毎日は嘘ですが。

配信チケットに関しまして。

彗星マジック主宰の勝山です。
「アルバート、はなして」のチラシが公開となり、タイトルにある通り、配信チケットの取扱も新たに開始いたしました。
さてその配信チケットにつきまして、少しの時間を頂戴することになりますが、何卒ご一読くださいませ。

「アルバート、はなして」の制作がはじまった頃、まさか配信チケットをつくる事態になるとは思いも寄りませんでした。
演劇の醍醐味はやはり生で、目の前で観ていただくことがベストだという思いは1mmも変わらずあるのですが、然し乍ら慎重にならなければならない事態は継続中、足を運ぶ事は躊躇ってしまうでも観たいものはやっぱり観たい!こっちだって観ていただけるものならベストでなくともやっぱり観ていただきたい!となればどのようにして観るかはお客様に選択していただこう!という訳で配信チケットです。

既に劇場チケットを購入されたお客様に関しまして。
劇場チケットから配信チケットへの変更をご希望される場合は、お手数をおかけして申し訳ありませんが、

1・劇場チケットをキャンセルする旨のメールを彗星マジックまで送信いただき
2・PassMarketから配信チケットをご購入くださいませ。


配信チケットは事前決済のみとなり、お支払い方法等はPassMarketのページで確認ください。


配信映像につきまして。
賛否両論あると思いますが、カメラを複数台用意しカメラ位置を変えながらといった配信ではなく、定点映像のみでの配信を行います。
こちらが観せたいものだけを画面に収め映像を切り替えながら観せるのではなく、生で観劇する際と同じく、観たいところをお客様に観ていただきたい思いから、定点映像配信という選択を採らせていただきました。
かといって生で観るような役者の瞬き、指が小さくふるえる瞬間、幽かな息遣い、それを伝えられる位の高解像度で配信することは出来ませんが、寝転びながら、おかしを頬張りながら、劇場ではできないであろうスタイルで、劇場に座って観ているようなアングルでお楽しみいただけると幸いです。
そして配信チケットは全5回の本番すべてをご覧いただけます。また、見逃してしまったり配信トラブルがあった場合でも、公演後一週間まではアーカイブからご覧いただけます!

配信チケットは購入されたお客様のみのご利用をお願いいたします。
決済確認後、8/28の18時頃に全5回の本番観劇用URLを送信させていただく予定なのですが、本番観劇用URLが外部に漏れている事を確認した場合、配信自体を停止する場合がございます。
良心に頼らざるを得ませんが、劇場チケットと同じく、チケット一枚につき観劇できるお客様はお一人で。
また、8/27以降に購入した場合、決済確認後に観劇用URLを送信させていただきますので、購入直後の公演はご覧いただけない場合がございます。色々とご不便をおかけすることになりますが、ご理解いただけると幸いです。

いつもは本番中、劇場の最後部からお客様の後ろ姿を通して舞台を眺めていたのですが、これからは、どこか知らぬ存ぜぬ場所で観ているお客様の後ろ姿の向こうに存在する舞台も想像しつつ、眺めたいと思います。こいつァすごい時代になってきやがった。


彗星マジック 主宰 勝山修平

Book Cover Challenge

Book Cover Challenge。
Stay Home 中に自分が好きな本を1日1冊紹介するchallenge。
Facebookでやってたやつ。

々イな本を1日1冊、7日間投稿する
∨椶砲弔い討寮睫世呂擦塞住羃菫だけアップする
E堙1人のFB友達を招待する
というルールがあったんやけど、何一つ守れなかったBook Cover Challenge。
でもせっかく書いたのだから、ちょいちょい芝居とも関係あるし、
ブログにも載せてしまおうという。


DAY1
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「クロノス・ジョウンターの伝説」
1994年〜 梶尾真治

短編集。
完全は新刊や続刊は出ず、「吹原和彦の軌跡」「布川輝良の軌跡」という最初に出版された短篇にプラス1篇を新たに収録して出版という愛を試してくるスタイルで、まずは2回連続出版されました。
つまりは1篇の短篇を読むためだけに2回新刊を買うわけですね。買いましたよ。この時点で「吹原和彦の軌跡」「布川輝良の軌跡」収録の本がおうちに3冊あるわけです。

お次は新装版、単行本で再出版。収録内容は同じ。
これ買っちゃうと「吹原和彦の軌跡」「布川輝良の軌跡」収録の本がおうちに5冊になるわけです。愛を試してくるね。
買いましたよ。

んで次は1篇削除して3篇新たに収録という、「やった!新しい話が3つも読める!じゃねぇよ!だったら新刊として出して欲しかった!あと何で1篇削除するの!?」なんて、愛を戸惑わせるスタイルで出版。買いましたよ。
これで「吹原和彦の軌跡」「布川輝良の軌跡」収録の本がおうちに6冊んなりました。

そしてついに、徳間文庫版でついに全篇収録したものが出版。削除された1篇が復活収録!やった!じゃねぇよ!全部知ってる話じゃん!でも全篇加筆修正されてるの?じゃあ買わなきゃダメじゃん!」って事で、買いましたよ。
これで「吹原和彦の軌跡」「布川輝良の軌跡」収録の本がおうちに7冊んなりました。

この現象は俺だけじゃない筈だ。

あらすじに「【傑作】タイムトラベルロマンス」とありますが、【傑作】と感じるかどうかは、一目惚れを信じれるかどうか、理屈にならない事ってあるよね大丈夫脳内補完しとくから、もしくは細かいことは気にしない!価値観は人それぞれ!みたいな脳みそがある人かなぁ、と思います。
俺は好き。大好き。愛してる。
理由は同じ設定で単独のストーリーを複数作るのってとてつもなく大変だなぁと感じるから、が一番強いかもしれませんが。
「あ、俺ってこういう事が引っかかるんだ」とか
「説明しないから素敵なことってあるんだ」とか
そんな読書体験もいただきました。
文芸といえば国語の教科書、小説といえばオーフェン、そんな頃に出会った、大人なんだろうなぁと意識する人が書いてくれた、子供でも読めるSF。

因みに、手元にはもう徳間文庫版、全篇収録されたものしか残っていません。キャラメルボックスさんの芝居で興味を持った人に貸したりしてたら誰に貸したかわからなくなったりしました。でもって返して欲しいとも思いません。
愛は試されたり戸惑わされたりしてくるものではなく、ただ愛を認識できなかった俺が勝手に試されてる戸惑わされてると感じていたに違いない、羞恥心すら覚える青春時代そのものの感情だから返って来ても顔を覆ってしまうからです。

あ。ルールの
∨椶砲弔い討寮睫世呂擦塞住羃菫だけアップする
ガチ破りしてた。
まあせっかく書いたからいいか。ごめんなさい。
以上。




DAY2
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「アリスの不思議なお店」
1997年〜 Fr´ed´eric Cl´ement(原著), 鈴村 和成(翻訳)

絵本ということになるのでしょう。
アートよりの絵本。
娘の誕生日プレゼント候補として様々な童話の不可思議なものをひたすら紹介していくお父さんの一人称カタログ。

これねぇ。本屋で働いていた頃にね、「買切り」というかたちで入荷してもうたんですね。
いや無理やり取次から配本されて来たのかも知れないけれど、覚えてねぇ。とにかくウチの店に来ちゃった。
で、返本できない。

ちなみに本屋に置いてある新品の本は、9割、下手すりゃ10割本屋さんのものではなかったりします。本屋さんは取次や出版社から本を幾らか(つまりは原価を)払って預って販売しているのです。
なので本の価格には本屋さんが本を売る手間賃も含まれているというわけですね。まぁ預かっている、場所を提供しているそんな理屈でもいいわけです多分。
なので、売れなくなった本は、「取次」という様々な出版社から本を集めてる会社に送り返すことになります。この行為を「返本」と言います。返本したら、販売価格から手間賃を引いたお金(つまりは原価)が返ってきます。
そして売上がやばい本屋さんは、少しでもお金をつくるために、お店に置いてある本を大量に返本したります。
そんな時、返本できない本があります。それが「買切り」した本、つまりお店が既に購入し販売している本です。

とまぁそんな訳で、お金に戻せないわ棚を開けなければいけないわストックはするなとの社命が出てて困って困って、読んでみることにしました。
面白かったら俺が買うという訳で。
そしたらとても面白かったので買いました。
デザインがいいのは勿論、紙質がいい。
「うわー俺今紙をめっちゃ触ってるわー」って思える。
そんな珍しい紙でもないと思うのですが、余白の部分がとても「紙」を主張してくるものだから思わず触感まで意識しちゃう。

翻訳のされ方も好き。
なんか三点リーダ(…)の使い方が絶妙で、ちょっとこのお父さん娘の愛し方がおかしくない?と思う。

お店に3冊あったので、誰かの誕生日プレゼント用にもう1冊購入して渡したのですが、「アートよりの絵本を渡す」という行為は理解力、センス、それらがすこしすれ違うだけ危険を伴う場合があるので、気をつけて。

俺の知り合いで絵本を渡し、直列つなぎな伝わり方で喜んでくれると思うのは鈴木太海くんと菅野まりえさんしか思いつきません。
そんな俺もかつて絵本をもらった時、すこし困りました。





DAY3
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「365日空の旅 かけがえのない地球」
2006年, ヤン・アルテュス=ベルトラン (撮影),
クリスチャン・バルム (ほか著),清水 玲奈 (訳)

写真集。
ヴィレッジヴァンガードにて購入。
ヴィレヴァンに置いてる本ってだけで欲しくなった20代前半。懐かしい時代です。
でも受けた感動は本物で、兎に角綺麗だった。
オイルが満ち満ちた水面をとても綺麗に撮っていた。
綺麗だと思えた。のがとても辛いなと思って、この辛さを忘れてはならない、買わなければと思った。20代前半の感性はかなり痛くて愛おしいですね。

レンガみたいな本で、硬くて重い。それがまた物欲をそそり、所有欲を満たしてくれるってもんです。

昔、ちびまる子ちゃんのアニメで(原作のマンガ読んだことない)埃だかフケだかを顕微鏡で覗いてとても綺麗だって回があって、その時余り意識せず植え込まれた【視点の違い】というものを改めて意識し、様々な視点から物事は見たほうがいい、隣人だって、世界だって、という思いが核心として思わせてくれた写真集。20代前半にかよ。遅いな。
どっかのタイミングで意識は発芽はしていたのだろうけど。
まぁ花が咲かないと植物に目がいかないなんてことはよくあることです。

そういや「空の名前」とか詩的なタイトルの写真集は苦手だったなぁ、と出版日を調べてみたら、こちらは1999年。
高校3年生か?就職して1年目か?その位の時期か。夢なんて見てる場合じゃなかった時期だわ。
「365日空の旅 かけがえのない地球」は2006年、芝居はじめて5年位?そりゃあ感性が尖る時期だわ。尖ろうと必死の時期だわ。尖ってるって言われたい時期だわ。
出会う時期ってほんとう大事。




DAY4
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「上海丐人族」
1994年, 草 琢仁(著)

漫画。
漫画なんてやつは影響しか受けていないので、どれを紹介するのか迷って迷って、「上海丐人族」については、知ってて好きな人居たら嬉しいなと思って。
架空の1930年代上海を舞台に、満州軍とドンパチする話。
光と影で構成されるキャッチーでディープで空想する余地がまぁ沢山ある絵がたまらなかった。
光と影ならマイク・ミニョーラさんや熊倉裕一さん、黒田硫黄さんも素敵やけれども最初に出会ったのは草琢仁さんでした。

主人公は人と獣のあいの子、現代でいうとケモナー。
「テイルコンチェルト」や「BNA」にアンテナが立ってしまうのは「上海丐人族」が面白かったからだきっと。俺は。
あんまり「上海丐人族」にケモノ要素は無かった気がするけど。

当時、ニュータイプ100%コミックスから発行される漫画はぜんぶ新しくて、もう異国。日本語通じる異国。
住人が全員かっこいい異国。
単行本の比率も格好良かった。A5サイズ単行本より横幅が大きくって特別感あってさ。本棚のバランス崩してくれんの。
だから本棚の1列はニュータイプ100%コミックスで揃えたくなんの。できなかったけど。
「上海丐人族」「聖獣伝承ダークエンジェル」「精霊使い」「ライオット」「ファイブスター物語」「北神伝綺」etc.
影響たくさん受けて、そんでもってほとんど未完。
何だよ!




DAY5
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「サルでもわかる相対性理論」
1995年, 壷内宙太(著)

一般書。
2013年、CommonsFesta2013参加公演として浄土宗應典院(旧・シアトリカル應典院)にて上演した「アルバート、はなして」。
2012年か2011年か、ツレの引っ越しを手伝っていた時、飾ってあったアインシュタインの舌を出したポスターが劇団員のコーキさんに似てて、キャッチーじゃんいつか舞台にしようと思ったのがはじまり。
2012年、CommonsFesta2013に参加することとなり、改めてCommonsFestaのコンセプトや應典院という場のこと、世界で一番有名な物理学者を扱うという難しさ、まぁとにかく色んな壁にぶつかって、とにかく勉強だ!図書館だ!簡単な本から入るぞ!というわけで「サルでもわかる相対性理論」というタイトルを見つけ「サルでもわかるなら!」と手にとって読んでみたらわかんなかった。
サル以下だったわ俺。
いやサルを下に見てたわ俺。
いやむしろサルを下に見てんじゃねぇかこの本?
ちがうちがうサルを上に見てるからこのタイトルか?
あれ俺もうぜんぶわかんなくなってない?
理解するってどういうこと?

まぁとにかく相対性理論における理解はサルよりも下という事実を持って帰って、あさりよしとおさんの「まんがサイエンス」読んでたら何となく理解の糸口が見えて、「サルでもわかる相対性理論」再チャレンジ、ようやく先に進めた、という話。

ところでその、あさりよしとおさんの「まんがサイエンス」読んでて理解の糸口見えた回、どの巻やったっけ?と読み返しても載ってへんねんな。いや確かにあった筈。その話だと気付かず次の回を読んでた?俺どの回読んで理解の糸口見えた?先日も既刊を全巻読んだけど、どの回を読んで糸口見えたかわからんかった。思い出せなかった。何で?
まぁ「サルでもわかる相対性理論」は今でも図書館にあるので、再開したら読みに行こうと思います。




DAY6
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「幽玄漫玉日記」

1998年, 桜玉吉(著)

漫画。
「漫玉日記」シリーズは1995年から、前身となる「しあわせのかたち」は1986年から。
かたちを変えながら今も続いてる玉吉さんによるエッセイ形式の漫画で、シリーズ全部大好きやけど「幽玄」がいちばん好き。
なんて玉吉さんの人生ははうまく行かなくてスリリングでナンセンスなんだ。
作者の人生をエンターテイメントとして読ませてくれるエッセイの中でも、玉吉さん、東村アキコさん、ゆうきまさみさん、山本さほさんは大好物。
そういや小説じゃあんまり読まない。何でだ。

高校に入学してはじめて仲良くなったのが上山ちゅう奴で、漫画の貸し借りをするようになって、そこは漫画好きがこじれた勝山青年、メジャータイトルを避け「知らんかった!面白かった!」をもらおうと上山が知らないものをガンガン貸そうとした矢先、上山が「勝っちゃん俺これ好きやねん」と貸してくれたのが、漫玉日記シリーズ第1作めの「防衛漫玉日記」でした。全2巻。
えー、なんか少し乱雑な絵ーとか思いながら読んだら面白ぇ面白ぇ。
「知らんかった!面白かった!」は俺が言う言葉でした。

玉吉さんの漫画をもっと読みたいと思い本屋へ行って、今まさに新作やってんじゃん(それが「幽玄」でした)ってコミックビームを読むようになって(当時は表紙が好きじゃなかったから敬遠してた)、今でもずっと読んでる。
単行本になってからまとめて読むのもいいけど、連載を追いかけるっていいですよね。なんかライブ感あって。

そうそう、SFCのRPG「サンサーラ・ナーガ2」の絵が大好きで、キャラクターデザインが玉吉さんと知った時はめちゃくちゃ驚いた。
可愛いのにどっか寂しそうな絵。

漫画好きがこじれてた勝山青年、クラスに漫画をたくさん持っていくも、結局いちばんクラスの皆の心を掴んだのは「バガボンド」でした。メジャータイトルはメジャーになる力があるからメジャータイトルなんだなぁとしみじみ思った次第。
あと確か、上山からは小原愼司さんの「菫画報」も貸してもらって、やっぱり「知らんかった!面白かった!」を言い放つことになった。

上山。おれ大人んなって小原愼司さんと一緒に飲んだぞ。

そんでその節は岩橋さん誉田万さん、ありがとうございました。




DAY7
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「空が青いから白をえらんだのです」
2010年, 寮 美千子(著)

詩集。
彗星マジック「詩と再生」をつくるきっかけをくれた本。

どうにも詩というものに感情を見つけにくく、また共感できない脳みそなくせに、書くセリフはけっこう詩的なものになってしまうのは何故だろうと思っていたら何てことはなく文字面だけを追っていたからで、だから詩が描かれた背景を、感情を知っていれば、そこではじめておれは詩というものに興味を覚えるのかということを教えていただきました。
最初はタイトルに惹かれて読みたくなって、本屋探してもぜんぜん置いてへんねんAmazonで買うのは最終手段にしたいねんだって当時働いてた本屋さんのときにAmazonコノヤローって思ってたこともあってさってってなってたら友達が見つけてくれた。ありがとう!
そんで有り難く拝読したら上記のことに気がついて、言葉を知たび色づいていく感情と故に産まれる新しい対立とかそんな話を書きたくて、色々こねくりまわした結果「詩と再生」という芝居になりました。

そんなこんなで産まれた芝居「詩と再生」の映像編集を近頃ずっとやっていて、やっと終わって、だから何度も見直して、だからこそなのか「空が青いから白をえらんだのです」に書かれた詩の烈しさを改めて思い知ることができました。
想像はなかなか現実の強度を越えられないから、創造しないと。肝に免じて何かしらつくっていきます。
おしまい。

FBに上げた、クイズ大会というかイベントというか映像について(勝山)

勝山です。彗星マジックでイベントします。クイズ大会です。
クイズ大会


詳しくはコチラもしくは記事の下の方で。

何でクイズ大会って、クイズを出したいからです。
やらしい問題出して、ムカつくけど間違えたのは自分だし正解はちゃんとあるしで納得せざるを得ない、そんな苦々しい想いを回答者陣にしてもらおうという魂胆です。

今回、回答者として出演してもらう有元はるかさんにそんな話をしていたら、「勝山くんは神の目線好きやもんな」と言われました。
なるほどうまい言い方するなと思うと同時に、苦々しい思いをするとわかっている事に付き合ってくれる人はほんとうに人間だよなぁ、そんで神さまだよなぁ、と思いました。

PLACEBOでこのようなイベントをこのタイミングでさせてもらえることは有り難く。
本当は芝居をやりたいのですがこのご時世では稽古もままならず、また、2本ほど映像で短篇の一人芝居をつくってみて、この映像というジャンルはこだわったところで世の中に溢れるきちんと映像の為につくられた作品に太刀打ちなんてできないな、と感じたからです。真面目に真剣に取り組むなら舞台やめんとアカンやんと。
そして舞台をやめるつもりなんて毛頭ないので、映像では真面目な作品作りなどはせず専門の方たちが作るものを楽しませていただき、自身が映像に関する際は、作品だけで勝負できるようなものではなく、既に勝山や彗星マジック、舞台を知っている方向けのイベントや享楽といったものとしてお付き合いできたらと思いました。
つまりファンアイテムとしての映像なら戦える。世の中にたくさんいらっしゃる映像クリエイターに唯一勝てるところは、被写体のことを映像クリエイターたちよりも見知っている故のものが撮れたり、ディスカッションできるところではないか?と。

とか言いながら、知らない人も楽しんでもらえるようにも頑張るつもりです。クイズ大会については。
回答者のお三方もやる木満々だと信じたい。
今頃、彗星の過去台本や本番映像、勝山の趣味趣向を調べているに違いない。
やるからには勝つつもりで全力を尽くすお三方に感涙を禁じ得ません。

あ。
クイズ大会はどうでもいいけど札幌で上演された「テレグラキ」は観たいからチケット買う。大歓迎です。

彗星マジックはどうでもいいけどPLACEBOの売上に貢献したいからチケット買う。大歓迎です。

ただ、「クイズ大会はどうでもいいけど札幌で上演されたテレグラキは観たいからチケット買いました」は言うてもらっていいですが、「彗星マジックはどうでもいいけどPLACEBOの売上に貢献したいからチケット買いました」は言わないでくださいね。どうでもいいとか言われると傷つくでしょう?人間は強いかも知れないけれど、脆いものとして立ち会ってみると、そこには思いやりや優しが溢れますので、脆いものとして対応をお願いします。

一番嬉しいのはもちろん、
彗星マジックがやるクイズ大会たのしみ!
PLACEBOの売上に貢献できるなんて最高!
「テレグラキ」の映像観れんの!?夢みたい!
よーし誰が優勝するか当てて粗品もらっちゃうぞー!
何なら私が全問正解目指しちゃうぞー!
8月の本公演楽しみにしてるぞー!

です。

あぁ楽しみクイズ大会。視聴チケットぜっさん販売中です。



「彗星マジックぐんぐん!クイズ大会」

彗星マジックがおおくりする彗星マジックによる不条理と偏見に満ちたクイズだけじゃないかも知れないクイズ大会を、Live&CafeBar Placeboから生配信!

クイズは「台本」「演技」「公演」「勝山」の4ジャンルから出題。
最も多いポイントを勝ち取った回答者が優勝となり、正解でなくとも面白い回答であれば、ポイントホルダーからポイントゲットのチャンスあり!

イベント視聴特典として、2019年に北海道短編エンゲキ祭にて上演された作品「テレグラキ」の定点撮影動画を期間限定でご覧いただけるURLをプレゼント!
さらに優勝者を予想していただき、的中した方の中から抽選で粗品もプレゼント致します。
お楽しみに!


回答者
米山真理(彗星マジック)
池山ユラリ(彗星マジック)
有元はるか(カヨコの大発明、彗星マジック【2019年5月17日〜19日】)

出題者

勝山修平(彗星マジック)

ポイントホルダー

西出奈々(彗星マジック)
宮本雄飛(PLACEBOのマスター)

2020年5月18日(月)20時〜
※2時間程度を予定しておりますが、延長の可能性あり
視聴チケット 1,000円
購入は下記アドレスから
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/019v1r10z9kxt.html
※2020年5月14日(木)19時から予約開始
※配信チケットは5月18日(月)19時30分まで受付、19時45分ごろに視聴URLを送信予定
※URLが届かない場合は、Twitterにて彗星マジックのアカウント、もしくはPLACEBOのアカウントまで、DMもしくはツイートの返信にてお知らせください


チケット購入後、宜しければ下記のメールアドレスまで、イベント開始前に回答者の中から優勝者を予想して氏名をお送り下さい。
的中した方の中から抽選で1名様に粗品をプレゼント致します。
メールには、パスマーケットでの申し込みと同じ名前を記載していただきますよう宜しくお願い致します。
livecafebarplacebo@gmail.com

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関西を拠点に活動する劇団、彗星マジックです。
公演情報、劇団員の外部活動の情報や、あれもこれも掲載していきます。

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