トマトの雨よけハウストマト

トマトは雨に弱く、たいてい雨よけハウスの中で栽培します。スイス村でも毎年、トマトをビニールで囲って雨よけハウスを組立てていました。そうすると、確かに病気にかかりにくく、長い期間収穫できます。しかし、毎年、組立てないといけないし、台風の時、取り外さないといけないのが面倒です。
そこで、台風が来ても、大雪が降っても、大丈夫なトマト専用のハウスを作ることにしました。柱や横木はすべて廃材を利用し、縦18m、横2mのハウスを完成させました。
ここにフルーツトマト、イタリアトマト、ミニトマトなど、約40本植えました。
今年は、8月に太陽が出た日がわずか4,5日しかなく。ほとんど雨が降り続くという異常気象でした。こんな長雨の時には、まずトマトは病気になって枯れます。しかし、雨よけハウスのおかげで、病気にかからず、今では2mの高さになるまで成長しました。そして毎日、食卓にはトマトが出ています。サトイモ、カボチャ、メロン、スイカなどイノシシと長雨で不作でしたが、トマトで少し挽回できました。

ブドウがたくさんできました!キウイ

何年も前からたくさんの果物の苗木を植えてきました。木から果物の実をもぎとり、洗わないで皮ごと食べたいというのが、私の強い願望でした。
ところが、最近の果物は、甘くておいしいものに品種改良されてきた反面、病害虫に弱く、農薬をかけないとまずまともに育ちません。
農薬は使わない方針でやってきたため、スイス村の果物は少し大きくなりかけると、ほとんど、枯れてしまいます。なかでも木の根元あたりに虫が入って芯を食べてしまうのが原因で枯れるケースが大半です。しかし、失敗続きながら、なんとか、私たちの口に入ることができるようになったのが、キュウイとブドウと栗と梅です。
キュウイは、広い棚一面に弦が伸び、今年もたわわに実をつけました。昨年はあまり摘果しなブドウかったため、小粒でした。今年は、少し丁寧に摘果したため、やや大粒になりました。キュウイは普通、皮をむいで食べますが、私の場合は皮ごと、そのままおいしく食べています。
今年、初めて、たくさんのブドウがなりました。毎年、芯を食べる虫に枯らされてきたので、数年前、温室を建ててその中で栽培することにしたのです。それでも初年度に植えた木はまたしても芯食い虫にやられましたが、その後の木は無事に育ち、温室いっぱいに弦が伸び、びっしり房をつけてくれました。摘果しづらく、そのまま放っておいたところ、小粒の房ばかりになりました。比較的栽培し易いキャンベルという普通の大きさの品種ですが、小粒の品種のデラウエアに似ています・しかし、小粒であっても、幸せな気分で甘酸っぱいブドウを皮ごとほおばっています。