またまたお久しぶりです。

この前の更新から引き続きを「非健康で非文化的な最低の生活」送っていますが、木曜からこの土日は何故か奇跡的に忙しさから解放されました。

お陰で『機動戦士ガンダムNT』も観賞すること出来ましたし。
うん、「サイコフレームはイミフだけど人類補完計画に使えるかもよ(☆゚∀゚)」ってことですね。


さて、今年の大河ドラマ『西郷どん』が完結しました。
その感想を。
○良かったところ
・鈴木亮平さんの西郷隆盛と、瑛太さんの大久保利通。
・渡辺謙さんの島津斉彬と青木崇高さんの島津久光。
・その他、ほとんどの俳優が史実の人物とベストマッチしており、迫真の演技をしているところ。
・あまり知られてない江戸時代の西郷さんが描かれていること。
・村田新八、大山綱良、海江田武次、桐野利秋、桂久武等々、世間的にはマイナーな人物が描かれたこと。
・明治編。
・語りが西田敏行さん(【飛ぶが如く】での西郷さんの演者)で、途中から菊次郎役で登場。
・終焉の地城山のセットの再現度。

○悪かったところ
・基本的に西郷さんの半径10m以外のところは描かれない。
・西郷さんが主に活躍する明治編が短い。
・熊本城の戦の描写が無い。
・妾が無駄に出しゃばってくる。
・ファミリーパートが長い。
・鶴瓶さんの岩倉具視が鶴瓶さんにしかみえない。
・薩長以外の扱いが雑。
・歴史的重要事項がちょいちょい吹っ飛ばされる。
・番組終了後の「紀行」と鈴木亮平さんのブログで重要な内容を補完。


と言った感じです。
なんでしょうね、演者の方々は良かったし、その当てはめ方も申し分なかった。
ただ、西郷さんの周辺以外はあまり描かれていないため、イマイチ各登場人物がキャラ立ちできなかった感が否めません。
一昨年の『真田丸』は良くも悪くも皆キャラが濃かったですが、せめて去年の『おんな城主 直虎』くらいに登場人物にキャラを持たせてほしかった。

つまるところ、「もったいない大河」でした。
時代、登場人物、演者、演技等は良かっただけに、脚本、描き方がイマイチのため、「もう少し描いてほしいところ」まで描かれてなかった印象。
いやまぁ、面白いところは面白かったんですがね。

あと、西郷さんの最期の描かれ方。
ドラマでは、銃弾に倒れ、息絶え絶えに「ここらでよかろうかぃ・・・」と言って幕を閉じましたが、
史実では、別府晋介に「晋どん、ここらでよか・・・」と言って切腹の後、介錯されて果てました。
ここは史実通りではないけど、描き方としてはありなのかなと。
一昨年の『真田丸』の信繁さんの最期も、徳川方に討たれて果てるという史実ベースではなく、様々な思いを馳せながら自害するという描き方でしたし。
とりあえず、キラキラした雲の中に進んでいくとかいう終わり方でなくて良かった。


と、なんやかんや書いてますが、やはりこうやって大河ドラマで描いてくれると、今まで知らなかった事柄や人物について知ることができるのは良いですよね。
あと、いつ行けるか分からんけど、鹿児島の南洲墓地に西郷さん達のお墓参りに行きたい。
(東京にある大久保さんや従道さん、川路さん等の墓は参拝済み)


さてさて、平成30年の大河ドラマ『西郷どん』が終了し、来年平成31年は『いだてん』
この前の64東京五輪を主題としたドラマですね。

・・・やべぇ、全く以て興味がない('A`|||)
せめて池田首相を中心に描いてくれればよかったんだけど。