2018年01月14日

180106養老孟司まともな人バカの壁」の養老孟司、氏の脂の乗り切った頃の著作を読んでいる。
「まともな人」は2001年から2003年に中央公論に毎月書いた時評集。

読み終わったので図書館に返却。返す前に読み返した。
興味深かった時評エッセイ3つのポイントを記しておく。



【カブトムシの角】
昔はよく「大学へ行くと馬鹿になる」と年寄りに言われた。大学では学問という知識を教えるが、社会に役立つ智慧は教えない。学問は役立たなくてもよい。しかし沢山の人が学問しなくてよい。

最近は知識を得ると利口になると考える人が増えたが、違う。大学へ行くと馬鹿になる。
180114カブトムシの角jpg

生物行動学では「ハンディキャップの原理」がある。マイナスのコストがかかった信号は生物の中で信用されるという原理である。
カブトムシの角は大きいのは、メスの好みがあるからだ。こんな無駄なものを持っても生きている。すごい体力だろうとメスにアピールする。

知識の極である「東大出」も同じ。銀行の駅前の建築物も同じマイナスのコスト。このアピールが無くなれば信用がなくなるから、東大の受験困難や、銀行員の給料は下げたがらない。
無駄であるとわかって居て、意味があるのである。

【目的のない組織と個性のありか】
44才の小学校校長。これが最も若いということは、校長が順送りで任命されるからだ。順送りというのは組織が目的を持っていない証拠。
この反対に、本気で目的を達せいしようとする組織は機能的な人事をする。日露戦争を控えた海軍は、連合艦隊長官に「もはや引退の人」東郷平八郎を据える。理由は「あいつは運がいい」からだったという。
海軍はその通りに目的を達成した。
180112連合艦隊
(この「目的のある組織」、サッカーWCハリル監督の「デュエル」に通じるのでは)

44才の校長が迎えられたのは「小学生に基本の反複練習をさせること」だった。これを養老は虫の捕り方の専門家として支持する。
「森へ行く」「原っぱに行く」「山に登る」を反復繰り返すことなくして虫の取り方は身につかない。
「身に着くこと」を我国の伝統では「型が決まる」と呼ぶ。しつけも「躾」と書く。つまり、身体が覚えること以外にモノをおぼえる方法はないのだ。

最近は「個性を伸ばす」ということを勘違いしている。生物(人間も)は個性は身体にあり、一つとして同じものはない。頭の中の知識は、如何に他と同じことをしようかという動きをする。個性が生まれることはない。

型が身について居ると動きの中で個性が発揮される。
「型にはめる」は旧いことではなく泊まっていない。その動きの中から個性や進化が出てくるのである。

【部族としての日本人】
自衛隊上官から質問された。
指揮した部下兵士が死んだ場合、宗教のない自分はいかなる根拠で許されるべきか。
養老の母は開業医で「100人の患者を殺してまともな医者になる」と言っていた。
国の総理大臣が靖国参拝する。「慰霊祭」という儀式でわが国では死者をホトケとして祀る。わが国の部族性である。

死者を人としてみなさない。
共同体を脱したい人の場合は「切腹」という儀式を持って認める。

1971年会談でキッシンジャーが周恩来と交わした「日本人観」がある。
180112キッシンジャー
キ「中国人は普遍性があるが、日本人には部族的な視野しかない」
周「日本人は偏狭で奇妙。島国の国民だ」
12億人なら普遍、1億2000万人は部族とは解せない。
中国人は「死せる孔明,仲達を走らす」といい、死者がそのまま仲間として祖先崇拝する。

こういう中国から、昔、決別したのが部族・日本人であったのだろう。



sukoya2008 at 21:26コメント(0) 
すこや工作所つれづれ 

2018年01月13日

180113バランス遊び
東京都は細長い地形である。その中心はどこだろうと図る。

地形図を切りぬいた厚紙の端っこ2ケ所に、針を指す。
そこに重りの付いた糸を垂らす。

厚紙も糸も重さ重心が真下に来るようにブラ下がる。
重力を利用して、中心を測っているのだ。

2ケ所で行ってその重力線をペンで書いてみると
交点がこの図形の重力中心になるのだ。

東京都の中心は国分寺市の北側の縁にあるようだ。

竹とんぼ講師のおじさん、おばさんは、
こんな「バランス遊び」をして過ごす。

こんな遊びにも、丁寧な指使いの器用さが要る。
指と目と頭とを、回転させながら過ごす。

後は、今後の「工作勉強会」のテーマを議論し合ったり・・・。

sukoya2008 at 22:16コメント(0) 
町で竹とんぼ交流 

2018年01月06日

正月5日、笠間から戻ってから年末やり残しの家の廊下とトイレの大清掃。

漏水の心配とトイレの排水タンクへの給水が不具合で水道工事屋を呼んだので、
あまりにトイレ周りが汚れていて行為人に虫涌けないと、掃除に及んだ。
30数年経ているので、給水の弁部品が腐食か破損で交換し工事終了。

これに付き合った後、図書館で今月読む本を数冊入手した。

2018年も月に10冊は本を読もう。
そしてしっかり感想を書くことにする。

この1月に読む本は下記だ。

180106養老孟司まともな人養老孟司著 
「まともな人」
講談社文庫 2005年刊











180106遺言。養老養老孟司著 
「遺言。」
文芸春秋社 2017年刊












180106できそこないの男たち福岡伸一著 
「できそこないの男たち」
光文社新書 2008年刊












180106メコンを下る北村昌之著 
「メコンを下る」
(株)めこん社 
2017年刊










180106終わった人内館内館牧子著 
「終わった人」
講談社BOOKクラブ
2017年刊










180106心の華2みんなで自費出版
プロジェクト編著
「心の華2」
坪田知己 2017年刊











このうち「メコンを下る」を読み始めたら、イケナイ!!

こういう突き進む冒険ノンフィクションが私にはイケナイ。
675ページの大著に、すっかり引き込まれた。
今夜も徹夜になってしまうぞ。

sukoya2008 at 19:23コメント(0) 
すこや工作所つれづれ 

2018年01月03日

180101お節三国料理
今年の元旦は、わんこの亡くなったセミ喪中だが、家族は
美味しいものは頂こうと「和洋中華のお節重ね」
を囲んだ。

その後、毎年除夜の鐘とともにお参りする牟礼神明社
並んで参拝。おみくじを引き、甘酒を頂いた。

ここでの楽しみは、お囃子「むれはやし」を聴けること。
四人囃子、おかめひょっとも踊りを小一時間楽しめた。
180101牟礼囃子
三鷹市の地域活動で「むれはやし」は大事なようだ。
高齢者から小中学生に継承されて盛んである。

https://youtu.be/xCNFTVFCGTM
(クリックでビデオ4分半)
この笛と太鼓のリズムには、何故か心揺さぶられる。

しばらく前に、中央アジアのウズベキスタンのサマル
カンドで伝統音楽を聴いた。あまりにお神楽のリズム
に似ているので驚いたことがある。

そういえば、タシュケントでホームステイした家で
赤ちゃんのお尻の蒙古斑を見せられたし、炬燵がある
生活に遠い昔からの親近感を覚えもした。

どういうつながりで、蒙古斑が極東の我が国へ伝わっ
たのか、太鼓のリズムがいっしょなのは何故か、
どなたか調べてほしい。

さて、今年も笠間で二地域居住を続ける。
これから笠間稲荷のお正月に、楽しみに出かける。
続きはまたブログ記事で。

sukoya2008 at 07:26コメント(0) 
すこや工作所つれづれ 

2017年12月31日

171230井の頭弁天と野ガモ
30日の昼前に買い物がてら、池を回って吉祥寺まで散歩。

まさか観光客向けのボートも営業してないし、
通勤者も学生も居ない。
先日のブラタモリで紹介された、集落の北のくぼ地
だったという弁天様の前をノガモのつがいが泳ぐ。

171230葉を落としている栃の巨木群
栃の巨樹が10数本並ぶ林。今は葉を落としている。
今年は実が小さかったのは「裏生り「の年だからかも。
171230池を見張る鵜
七井橋のすぐ脇で。
平然と鵜が魚を見張る。

珍しい光景。

公園は住宅街の真ん中
なのに、自然がある。

都の役所が力を入れ、
多数のボランティアが
協力する

「かいぼり」が、

191230氷の張った神田川源流5年ごとに行われ、
100年前の生物連鎖回復
させる活動があるからか。

神田川の源流(池の出口)
へ行ってみた。

水面が凍っている。

池がかいぼり中で
水流がないから
だろうか。




ひと気のない、都立井の頭公園もゆったりした
自然があって、三鷹っていい。

しかし初詣では、この池の周りは大変な人出になる。
2017年が静に終わっていく。

sukoya2008 at 01:41コメント(2) 
すこや工作所つれづれ 

2017年12月13日

171120畑利用率

11月に最低を記録した時の畑の配置図。

なんと情けない。4種の野菜しか無い。
畑の12%しか利用してなかった。

171028の畑10月28日の畑写真。
雑草がぼうぼうで、
恥ずかしい状況。






これを反省して、3月からの利用率を知らべてみた。

3月には春夏野菜を撒き始めたのだが、
170329畑利用率
12種を育て始め、利用率は47%。

4月も同じように、新しい野菜を植えた。
170431の畑
4月末の畑の状態。様になっている。

なんと5月には、
170528畑利用率

170531の畑
34種が成育する94%利用の繁盛畑になった。

これが7月には逆転する。
どんどん収穫して、
170702畑利用率
26種59%の畑になった。

9月になると畑の野菜メンバーがさらに激減する。
170918畑医療率
13種しか居なくて利用率は35%になる。
私たちが7,8,9月に原稿書きや来客対応が多く、畑をサボったからだ。

そして前述の11月の4種12%の惨状になる.。

11月下旬からは、耕耘作業もして巻きなおすべく、畑作業をした。
パンジーを植え、小松菜、ホウレンソウの種を撒き、
イチゴ、ジャガイモ、赤玉ねぎの植え付けをした。
171211畑利用率
171209初の耕運機利用171211玉ねぎ34株、ジャガイモ12株の畝完成
昨日までに、11種で29%利用の畑に少し改善した。


以上の推移であるが、10ケ月間を平均すると、
作物種類で17種類。畑の面積利用率で54%である。

年間平均で、もう少し向上しないといけない。
1,2,3月は霜のシーズンだが、この期間も頑張ろう。

来年は、計画をよくして平均で年間65%以上を狙う。
菜園生活のスタイル向上を目指す。

sukoya2008 at 08:22コメント(0) 
2017菜園生活 

2017年11月22日

171121からだの見方初版本表紙筑摩書房1985年刊
「からだの見方」 養老孟司著
250ページ。を読み終えた。

解剖学者が書く”身体とは”
という趣旨の本で、まだ著者が
東大医学部の在籍時に書いた
初期の本。

最近の養老流の口語体でない、
きちんと書いているので読み
やすい感じ。

先に養老孟司の「逆さメガネ」を読んだ。
『脳化社会に偏した考えからバランスを取り戻す』考えに共鳴した。

しっかり書かれた本を読まねばと、3冊を入手した。
「バカの壁」をはじめとする著者の思想は、この
「からだの見方」「ヒトの見方」で現役学者時期に発想され
「唯脳論」に集大成される。

このころ養老氏は、大学教官を退任し著作家になってゆく。
その後の大量の書作や講演の骨子は、この頃(1980年代)
にまとめられたらしい。

最初の「からだの見方」は、3部構成で、
1部は、解剖学とは何か、の視点から「男女のカタチ」「耳」
「臭覚」「視覚」「知能」「頭部の進化」「眼」と興味深い
”からだ論”が語られる。まとめに人体を建築構造物と対比させ
相似していると論じている。

2部は”脳とこころ”の関係を整理。脳の解剖的な構成と、見え
ない言語、意識や理解などの機能の関係を語る。

3部は、人と体の発生から、死や死体に関することまでを語り
進化論の所説を整理してくれる。
その中で、随所に「医学とは何か」。自然科学なのか、対象が
人間である自然科学の在り方などの論点を交えて、非常に面白い。

引き続き、2冊を読もう。

171121ヒトの見方初版本表紙筑摩書房1988年刊
「ヒトの見方」 養老孟司著
315ページ。

人の誕生、言語、意識に関する
進化論の詳細らしい。
171121唯脳論表紙







筑摩書房1989年刊
「唯脳論」 養老孟司著
270ページ。



sukoya2008 at 00:25コメント(0) 

2017年11月21日

171120稲垣著「雑草のゆかいな」表紙稲垣栄洋さんの本
身近な雑草のゆかいな生き方
を読んだ。

個性的な進化をしている100種の
雑草の物語に感動。

そして庭や畑にでると、
あるある。
こんなに雑草の種類があるのか
と、また、感動して記録して
みようとなった。

写真を撮り、本のイラストと照合するが、どうも自信ない。

雑草の名前なんか、覚えようとする暇人は普通はいないよな。

「何のために?」
理由なんかない。雑草の生き方が面白い。

この草は分かっている。
171120雑草・ヨモギヨモギ






171120雑草・シロツメクサシロツメクサ
またの名「クローバー」





171120雑草・イヌタデイヌタデ






171120雑草・オオバコオオバコ






171120雑草・エノコログサエノコログサ
またの名「ねこじゃらし」









以下の写真が、よく解らない。
171120雑草・ヒメシバ??ヒメシバ??






171120雑草・カラスノエンドウ??カラスノエンドウ??






171120雑草・オオイヌノフグリ??オオイヌノフグリ??

sukoya2008 at 03:28コメント(0) 
2017菜園生活 

2017年11月19日

171119今日の収穫・ダイコン、ネギよく太ったダイコンを収穫。
種を蒔いて育てたモノ。

お昼にけんちん風うどんに
入れて食べた。


171119今日の収穫・サトイモサトイモ。
昨年に比べて一株当たりの
収量が半分以下。

生育が悪かった原因は肥料
不足か?
でも、これだけ取れ喜ぶ。


171119今日の収穫・ジャガイモじゃがいも。
期待した収穫の1/4。

どうしたのだろう。
早くに葉が枯れてしまった。
よくわからない。

これで、畑の野菜は、ほぼ空っぽ。
畑面積の5%しか利用していない。
171119ほうれん草の芽出し芽が出た
秋蒔きホウレンソウ







171119小松菜の芽出し同じく
芽がでた小松菜

これだけである。





夕方になり、イチゴの苗をを3株と、ポットに蒔いて育てた
タマネギ25株を植え付けた。
171120昨夕植付野イチゴ3株
171120昨夕植付けたタマネギ25株

これが出来て、少しだけ畑の利用面積が増えた。

少し遅いが、この月末にいろいろ巻き返したい。


sukoya2008 at 17:21コメント(0) 
2017菜園生活 

2017年11月17日

171116三立SOHOセンター撤去中
ちょうど杏林大学・井の頭キャンパスの門前。
2002年かな。三鷹にいくつもの「産業プラザANEX」
的な施設ができた一つ。

町工場を経営された方が廃業し、住宅とマンションに
兼用ビルを建てた。
SOHO勃興期なのでSOHOビルにして、まちづくり三鷹(株)が「三立SOHOセンター」という創業支援施
設に利用した。多くの人がここで起業した。

第1号入居者となり2000年3月に所属するNPOで入居
した。1年半ほどで産業プラザに移転するまで活用。
その後「三鷹いきいきプラス」事業の事務所が入る。

家主さんは「ここ三鷹から起業家が立ち上がる」の
願いから「三立」と命名したとのこと。
当時の安田市長と発足パーティで議論した懐かしい
思い出がある。

もう18年になろうとする。
感傷はなく変わるのは当然のこと。
何に変わるのかに関心がある。

住む町のこだわりあるモノがどんどん消えて新しくな
る。それは新しいものができる「街の活力」である。

変らない、得たものや情報は、頭の中やブログ記事に
残し、その時の発想、感動は記憶したい。

sukoya2008 at 10:40コメント(0) 
すこや工作所つれづれ | シニアの地域プレーヤー指南!
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