2008年08月10日

文字の国・中国>オリンピック開会式演出に感心

五輪の開会式はいつもテレビで見てしまう。
北京のは仕事が忙しく見ないつもりが今度も見てしまった。
私の感想は二つ。

★紙、墨、筆のページェントは素晴らしかった。
 紙の上に筆で文字を書いてゆく動きのバレエは息をのんで
 見入ってしまった。
 その後も随処に巻物が出てくるし、竹の短冊から紙の発明
 を文化の象徴に描いた筋書きは中国の独自性を感じた。

★映像表現の進展は世界の趨勢だが、金にあかして大きくて
 先端的な表現をしたのは大国意識。「できることが判った
 よ」と言う感じでしかない。石原知事の「学ぶものはない」
 に同感。

映像は所詮虚像だから、迫ったものは「文字文化」につきる。
入場行進を字画の順で行った、などは日本人は理解できるが
欧米の人はかなりの違和感があったのではないか。

文字文化については二つ思い出す経験がある。

東南アジア諸国の人と十数年前に交流をしたときに中国人韓
国人が居なかったので漢字を知っているのは私だけだった。
「表意文字」を絵を描いて説明したらイランの若者が驚嘆し
全体で話題になった。
さらに日本人は表意文字と表音文字(かな)を両方使うと言
ったら混乱していた。

数年前に良く食事をしていた中華食堂に上海から来ていた料
理人が小学校5年生の長男を東京に呼び寄せて区立の小学校
に入れていた。
学校帰りのその子に店で声掛けて話したが、筆を沢山持って
いて、杜甫や李白の誌を沢山暗記していて書くのは普通の上
海の小学校の授業という。

むろん上海の子だから英語も堪能で私とは英語で話す。日本
の何に興味があるかと聞くとコンピュータとロボットという。
すでに通学している区立小学校で水泳と英語の能力でスーパ
ーヒーローになっているのだが、伝統的日本はこの子の視野
に無いらしかった。

好きな国は一番がアメリカで二番が日本とのこと。あの少年
も今頃は日本の工業大学を卒業してアメリカへでも行ってい
るのかも。
でも文字の国の伝統は持つ続けているだろう。

sukoya2008 at 18:35コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ!
すこや工作所つれづれ 

トラックバックURL

コメントする

名前
URL
 
  絵文字
 
 
Archives
Profile