笠間市上郷

2018年05月21日

180520田植え会作業風景1
5月20日、酒米オーナー会の田植え会に参加した。
笠間市上郷(かみごう)にある無農薬米作りの会と、そのお米
で酒造りする地元の酒造者が主催の会員制イベントである。

実は私、田んぼに足を入れるのは初めて(と思う)。
幼児時代に山村へ疎開した頃は、田んぼで遊んだから入ってた
だろう。しかし今回は稲作のためのイベントで作業だ。

早く会場に着き、上郷集落付近の散歩でいい空気を吸った。
180520田植え会難題山の麓2
南西北三方を山に囲まれ、西に笠間市最高峰・難題山(上写真)の麓の盆地。
南には、天狗伝説の愛宕山がそびえる。180520田植え会愛宕山
北西には、古戦場でもあった館岸山。
山の向こう側はちょうどクラインガルテンの方向になる。
180520田植え会・館岸山の麓

イベントの主催は「酒米オーナー会」。
米農家、酒造所、市農業公社が関わる。NPOも応援する。
参加募集に応募した人は40人くらい。家族連れ子供が多数。
180520田植え会主催者

はじめに主催者から趣旨や注意事項が説明される。

酒造所の磯社長から子どもたちに解説があった。
「酒作りの行事だが、子どもたちには考えてもらう。大人たち
が元気に飲むお酒を作ることだけでなく、農薬を使ってつくれ
ば楽できるのになぜ、無農薬でお米をつくる農家がいるのか」
なるほど。
180520田植え会上郷の田んぼ
いよいよ田んぼに行く。右の田んぼは食べるお米のもの。すで
に田植えが済んでいる。
左の田んぼが酒米の田んぼ。今日の参加者で植え終える。
180520田植え会物差しの説明
主催者の生駒祐一郎さんが田植えの手順を説明する。
まず、植える位置を決める田んぼに線を引く「物差し」紹介。
子どもたちに、引っ張って泥の上に16本の線を引かせる。180520田植え会物差し引く子供たちと実演生駒さん
線を引いている間に、苗を植える手順が説明される。

180520田植え会苗植えるお米の種類は「日本晴れ」

畔に並んだ参加者に苗の塊が
渡される。
左手に持って植えてゆく。
しっかりした苗に感心する。

180520田植え会作業風景2日立市から来た石川創一
さんが上手に植える。

植える苗の線の間は30
センチ。株間20センチ。
その間の泥に足を入れ、
自分の周辺に植えていく。

私は場所移動するのに
足を抜くのに苦労する。
子どもはピョンピョン
跳ねて移動して凄い。

苗は一株に2〜3本植えろ
との指示。
間引きしないので複数植える。さらに稲は本数が増えると
言う。多すぎると稲の育ちが悪くなるとか。

ホンの2〜3センチ泥の中に植えるのでしっかりしないが
稲は自分でしっかりするので植え方は構わないらしい。

稲の不思議を感じるばかりだ。
完成した田植え後の田んぼ(下写真)。
少し曲がってもいるが良いお酒ができる米が育つだろう
180520田植え会完成した田んぼ

180520田植え会泥んこを愉しむ終わっても子供たちは、
泥んこで大はしゃぎ。

水タンク車に全員が行列し
て足を洗う間、子どもたち
体験「田植え機乗車」が
行われる。180520田植え会田植え機見学

洗い終わり岩間体験学習館(旧小学校分校跡)のグラウンドに
集合し全員でお昼を頂く。
180520田植え会昼ご飯0・ご飯は美味しい古代米と
白米にふりかけ。
・トン汁の肉は3日前に捕
獲のイノシシ肉。実に旨い。
・唐揚げはNPO稲田縁日の
皆さんからの奉仕。
そして
180520田植え会お昼餐私は美味しいお酒を呑む。

昨年の米でつくった日本酒
酒米オーナー会ブランド
「人人(ひとひと)」。

日本晴れを30%しか磨
いていない「純米酒」。
独特の風味で旨い。
180520田植え会磯さんと語る
初めての田植え体験では、
酒と旨いものと環境保護の話を、磯さんや友人と話しながら。
至福の時間を過ごすことができた。

酒米オーナー会の地域活動、すばらしい。

sukoya2008 at 06:07コメント(0) 
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