8月頃から雨水を溜めて、植木の水遣りに利用していましたが、雨の多い季節にはとても水遣りだけでは使いきれず、何とかトイレに利用できないかと考えていました。

当初はポンプを使わない方法を考えていましたが、室内に水を溜めた場合、大雨のときの溢れた水の処理で良い方法が思いつきませんでした。

あれこれ思案中に秋の長雨の季節は終わってしまいました。
そこで今度はかねてからもったいないと思っていた風呂の残り湯の利用も視野に入れて考えることにしたのです。
風呂は1階にあるのでトイレに利用するにはポンプは使わない訳には行きません。
いったんポンプを使うと決めたら話は以外に簡単でした。
10年ほど前に購入して使っていなかった、風呂水吸水ポンプを利用することにしたのです。何年も使っていなかったので壊れていないか心配でしたが、何とか動いてくれました。
浴室-2浴室-3









風呂の残り湯を利用する場合は、まず出窓におかれたプランタ−にバケツでお湯を入れます。庭に放置してあった少々汚れたものですが、凛なら何匹も入れるほど大きめのものです。排水用の穴を広げて水が漏れないように塩ビ管をとめて、ホ−スを窓の外に突き出します。

外部タンク全景外部タンク詳細









突き出したホ−スを通って残り湯は外に置かれた収納ケ−スに送られます。
細い方のホ−スの先にはポンプが付いていて、トイレに残り湯を送ります。
外部タンク内部
左の写真が収納ケ−スの内部です。
雨水を利用する場合は、左上写真で収納ケ−スの奥に見えている縦樋に、ノコギリで切り込みをいれ、レインキャチを差込みホ−スに繋いで収納ケ−スに差し込めば雨水を溜める事ができます。



レインキャッチレインキャッチ差し込む









左はレインキャッチ 。
右はレインキャッチを縦樋に差込み、ホ−スを繋いだところ。

外部全景
いったん収納ケ−スに溜められた風呂の残り湯と雨水は、窓と電気メ−タ−の間に見えるグレ−の塩ビ管を通り、軒下の予備スリ−ブをからトイレに送られます。










トイレ天井内部タンクからロ−タンクへ接続












天井からでている青いホ−スを通って、水はロ−タンク上の衣装ケ−スに送られます。
衣装ケ−スに溜められた水は、重力でロ−タンクに入ります。
ロ−タンクの水量の調節は、水道と繋いだ場合と同じですが、水圧が低いので、水がロ−タンクに溜まるのにはかなり時間が掛かります。
ロ−タンクに水が溜まれば、通常と同じにトイレを使うことが出来るのです。

不便なことや見苦しいところは沢山有ります。
衣装ケ−スに水がなくなると、自分でポンプのスイッチを入れて水を溜めなければならない事。
お風呂の残り湯をバケツでプランタ−に入れる手間。
ロ−タンクに水が溜まるのに時間が掛かり、連続使用が出来ない事。
風呂場のプランタ−の見た目が悪い事。
トイレの中にホ−スが見えるのがみっともない事。など欠点を探すのは簡単ですが、不便だからこそ、普段当たり前のように使っている水道のありがたさを再認識でき、以前にも増して、水を大切に使うようになりました。
お金を掛けて、ちゃんと業者さんに依頼すれば、もっと便利で見栄えのするものができるのでしょうが、今回は実験と言う事で、できるだけお金は掛けませんでした。

今回は風呂の残り湯の利用だけで、実際にはトイレに雨水は利用していません。
掛かった金額は4,962円ですが、既存のものを利用したポンプやプランタ−なども購入したとしても、8,500円程度で出来ると思います。

下の写真は既に行っている雨水を溜める簡単な仕掛けです。
火鉢-1火鉢-2









縦樋に穴をあけ、斜めに切った塩ビ管を差込み、火鉢に雨水を溜めています。

雨水タンクに差し込む雨水タンク全景












縦樋にノコギリで切り込みをいれ、レインキャッチを差し込んでホ−スに繋ぎ、ポリバケツに雨水を溜めています。

このようにして、今年の8月頃から雨水を溜めて、植木の水遣りや打ち水に利用しています。       

以上で 「もったいない」 を合言葉に、環境を考える一級建築士 凛太郎のレポ−トを終わります。