2006年12月14日
「実際の自然」や「現実の災害」から学ぼうという姿勢が伝わる
「実際の自然」や「現実の災害」から学ぼうという木股さんの変わらぬ姿勢、役に立ちたいという思い、強く伝わってきます。
私にインパクトがあったのは、それまでの共同研究が基礎にあること(50p)、コミュニティのリーダーの能力によって復興速度が違うこと(131p)、生活再建にもっとも役に立ったのが海外のNGOと答えた人がもっとも多いこと(155p)、足で歩く調査の重要性を述べている箇所(198p)などでした。
「おわりに」に安藤さんから提案があったことが書いてありますが、どうして、防災研究所ではこのような提案が無かったのか、いぶかしく思いました。
最後に、不満を書かせて下さい。全体に(とくに第1章と第2章)、余りも文章が押さえ気味に書かれているので、関係した方々の思いが伝わり切れていないと感じました。科学者として、冷静に書くことは重要ですが、その中にも、熱い思いを折り込まなければ、一般書としては物足りないものがあるような気がします。
京都大学防災研究所 川崎一朗
川崎さんは「スロー地震とは何か」で彼の研究に対する熱意を熱く語ってみえます。
私にインパクトがあったのは、それまでの共同研究が基礎にあること(50p)、コミュニティのリーダーの能力によって復興速度が違うこと(131p)、生活再建にもっとも役に立ったのが海外のNGOと答えた人がもっとも多いこと(155p)、足で歩く調査の重要性を述べている箇所(198p)などでした。
「おわりに」に安藤さんから提案があったことが書いてありますが、どうして、防災研究所ではこのような提案が無かったのか、いぶかしく思いました。
最後に、不満を書かせて下さい。全体に(とくに第1章と第2章)、余りも文章が押さえ気味に書かれているので、関係した方々の思いが伝わり切れていないと感じました。科学者として、冷静に書くことは重要ですが、その中にも、熱い思いを折り込まなければ、一般書としては物足りないものがあるような気がします。
京都大学防災研究所 川崎一朗
川崎さんは「スロー地震とは何か」で彼の研究に対する熱意を熱く語ってみえます。