2015年06月

2015年06月30日

オセロンロンと半幅帯。

009ボクねー、人間の赤ちゃんみたいだって、おかーしゃんに云われてるの。
甘えるのは大得意!!
結構お利口さんねって褒めて貰ってるよ!!

早いモノで、オセロがやって来て、もう7カ月が経ちます。
寒い12月の初めにやって来て、ジャンプしたり盗み食いしたり、とイロイロとやらかしてくれていますが(進行形な所に注目!!)、とりあえず、皮膚病以外は元気に明るく成長中。
相当丸まっていた背中も、随分とまっすぐに伸びてきたし、そこらあたりはほっとしております。
多分、運動不足とか、栄養障害とか、日照不足とか、そんな理由だったのかな。
体が一回り大きくなって、シャンとしてきましたもん。
体重もジワッと増えています。

オセロと同じ毛色だったピーちゃんは、女の子だったけど、いつもキリリとりりしくて、決して甘える事などなく、常に立派なわが家のリーダードッグでした。
ホントに抱っこなんてさせてくれたのは、老衰で亡くなる一カ月くらい前から。
ピーちゃんのサムライのようなカッコよさが忘れられなくて、同じ毛色だったオセロを保護団体さんから引き取らせて貰ったけれど、一緒なのは毛色だけで、オセロは最初から「抱っこー!!」と甘えまくり、私と母をびっくりさせました。
サムライどころか、どっかのホストクラブの甘ーいお顔のにーちゃんみたい。
いつも「ニマニマ」と笑顔を絶やしません。
ちょっと面白い子だったと感じてます。
これからの彼との日々も楽しみですよん。

さて、今日は門司でのお稽古でしたが、なんとワタクシ自宅で着替えている際にどーしても半幅帯が結べなくなり・・・・。
相当焦りましたー。
三回チャレンジしても駄目で、帯も替えてみたけれどそれでも駄目。
ついには、この雨の中紗の名古屋を締める羽目に・・・。
いつもは結べているのに、本当にどーしたんでしょうねぇ・・・。
緩すぎるか、締めすぎて帯が廻らなくなってたのです。

でも、結果的には慌てて締めた博多帯でしたので、門司に着く早々「あんたは、どーして人に締めるのは上手なのに、自分はそんなに下手かねぇ??」とダメ出しが入り、結び直しておりましたの。
門司の先生は、着付けに関しては細かく御指導下さいます。
なのに、出来てないワタクシって・・・、やっぱり相当な駄目子なんだわ・・・。

実質、初めて名古屋で踊った越後君は、思い切り苦しいかと思いきや、そんなことを感じる余裕もなく、あまりいつもと変わりなく動けていたように思います。

お稽古では、また新しい発見??もあり、何となく納得出来て良かったです。
そのあたりの事はまた後日。


<星子> at 23:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0)  | 和風

2015年06月29日

ブログについての一考察。

013これ、狂言の舞台で使われるお扇子なのですって。
写真ではわからないけど、踊り用よりもちょっと大きめです。
よく考えると、お能や狂言ってプロフェッショナルな方達は皆さん男性だから、このくらいの大きさでちょうどいいのでしょうね。
改めて、公式には女性の居ない(少ない?)世界だったと気が付きました。
でも、とっても綺麗なお扇子!!

今日は久しぶりに朝からお日さまが照っていました。
これで、少しはトマトが赤くなるかなぁ??

この頃、ブログに関して思う所があって物思いに耽り気味。
こうやって綴っている「やっとんとん」に関しては、何の問題もなくだれよりもワタクシ自身が一番楽しんで書かせて貰っているのだけれど・・・。
もしかして、読んで下さっている皆様も楽しんで下さっているのでしょうか?
こんな駄文続きの何てことない、取りとめのない内容なのに・・・。

最初は私も、とにかく地元で日本舞踊のブログがあまりにも少なくて、何とか情報発信しようと始めた事でした。
自分も他の方の情報が欲しかったのね。
今は、ブログをなさっている地元の踊りの方々も増えたみたいで、時々ワタクシも覗きに行かせて貰っています。
だから、自分の思い云々の事は別として、情報に関してはやはりそれが欲しい方が読まれていると思うので、きちんとお伝えしなくては、と思っています。
特に、舞踊会の事を告知させて頂くことも多いしね。

そして、書いている内容も極力「今の自分」の思いに近い事を綴っていきたいと思っています。
今、やる気がないなら、ズバリそんな後ろ向きの内容になってしまうだろうし、今、落ち込んでいたら暗ーくなりそう。
あまり、今の自分とかけ離れた内容にはしたくないと思うのです。
一応、ワタクシ文学畑にも長く居りましたので、文章だけを書く(心にもない事だって書けちゃうかも??)事は何となく出来るのだけど、この「やっとんとん」ではそうではなくて、なるべく等身大の「今のワタクシ」を綴っていけたらいいな、と改めて思う今日この頃。

別に、「ああ、もうブログそろそろやめようかな?」とかそんなことは全く考えてないけれど。。
随分と、長くせっせと書いていますので、たまぁにこんな風に色々と考えたりしていますよん。

<星子> at 20:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 和風 

2015年06月28日

背中のペンギンさん。

001着物の着付けはヨレヨレですが、見ないでくださいね。
モデルは我が母君です。
この帯、かーわゆいでしょう??
ペンギンさんですよん、ペンギンさん!!
ふざけているようで、結構普段の着物にもすんなりと溶け込んでしまう柄でして・・・。
何より、この涼しさを感じる色合いに惚れております。
私は殆どまだ締めていなので、早く締めたいものだわ。

さて、所用で博多まで行って来ました。
田舎者のワタクシが行くと何だかまぁ疲れます事!!
日曜日だし、人も多くてJRも少し立ってたほどでした。
まだ、暑いどころか肌寒かったりするので、着物日和、とばかりに、このシーズンの最後の単衣になるかなぁと思いつつ、着て行きましたよん。
水色ぼかしのシマシマ紬さんでしたが、今日は何人もの方から「見ているだけで涼しげですねー。」とお声を掛けて頂きました。
少し前まで、「これは私には地味過ぎよ。」と思っていたおべべなので、これがしっくりくるようになって嬉しいというか、トシを感じて悲しいというか・・・複雑な中年心です。

帯は、毎年花柳の講習会で締めている博多の八寸。
実は、浴衣の藍がすこーし移ってしまって、じんわりと色が付いてしまったけれど、もう講習会用だと決めているので、そんなに気にならなくなりました。
(間違っても、ペンギンさんの帯なんて締めて行かないわー。)
たまに、普段にも締めたりしています。

後少しで、水無月も御終い。
無事に誕生月が過ぎていってくれて嬉しいな。
神戸の華やかな舞台を拝見出来たり、社中の方と着物のままで夜景もそっちのけで??雰囲気たっぷりのバーラウンジで、ブドウジュース片手にスパゲティをガツガツと頂いたり・・・。
そして、とても美しい半夏生のお庭を拝見したり・・・。
結構盛りだくさんの日々でした。

また来月もどんな月になるか、ワクワクしています。
さぁ来い、文月!!です。



<星子> at 22:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 和風 

2015年06月27日

井戸の底の映すもの。

この処、こんな御天気だからか、何だかぼーっとなっていてドジをよく踏んでいます。
気合を入れねば、とは思うんだけど、何となくだらしい・・・。
良くないですね。

昨日は元気印と信じていたぼたんまでいきなり初カイカイ、発症??
慌てて、全ての予定を変更してとにかく病院へ。
オセロとは少し種類の違う皮膚病みたいだったけど、ま、親戚みたいなもんよね。
同じように注射をされて、ただ今投薬中。
すっかり痒みはひいたみたいでホッ!!

結局、一番変わりないのは多分一番年長のおやぶんって事になりそうです。
ただまぁ、彼はあんまり暑いとお目目に菌が繁殖しちゃって、目薬を差さないといけなくなるのですが・・・。
今のところは、まだそんなに酷くはなさそう。

そうそう、昨日初めていらした井戸の職人さんが「井戸の中を見てみましょう。」と井戸の蓋を取って、底を見せてくれました。
勿論、日頃お世話になっているワタクシとしては覗かせて貰いましたとも。
そんなに深い井戸ではなくて、でも6メートルくらいはあるらしく・・・。
「落ちんで下さいよ!!。」と云われながらも、覗いてみると下の方に水面が見えて、しっかりと私の姿が写っていました。
凄くクリアで、ちょっと吃驚・・・。
鏡のようにくっきりとしていました。

瞬間、「筒井筒、井筒にかけしまろが丈、生ひにけらしな、妹見ざるまに」の有名な歌を思い出しました。
あれも、きっとこういう井戸だったんだろうな。
ただ、覗いているのが可愛い男の子と女の子だったわけで、こーんなおばちゃんではなかっただけで・・・。
井戸の底が映すものは、いつの時代も同じなのかも・・・なーんて、哲学的になってしまった。

ちなみに、この歌の返歌も大好きです。
「くらべこし、振り分け髪も肩過ぎぬ 君ならずして たれかあぐべき」
なんともロマンチィックな事!!
おおよそ、ワタクシには御縁のない世界のようなのだけど・・・。
だから、余計に好きなのかもねー。憧れってヤツかなぁ。

昼間のお三味線のお稽古は、雨が降っていた事もあり、相当悩みましたが、単衣の紬にしました。
よほど、濡れてもいいようにポリにしようかとも考えたけど、お稽古中が物凄く暑くなってしまうので、ポリだと地獄よねー、と。
それとも、綿100%の浴衣でも良いかも?とも思ったのですが、それを着るにはかなり肌寒かったのです。
まぁ、行きに少し濡れたくらいで、帰りは雨は上がっていたので全然大丈夫でしたー!!
夜は踊りなので、一旦洋服に着替えてから、また浴衣にチェンジです。
やっぱり浴衣の着付けが一番苦手かもしれません・・・。
全然、ピシっと着付けて無い気がする・・・ダメ子のワタクシ。

<星子> at 19:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 和風 | 

2015年06月26日

あんたの涙は・・・。

004これ、能装束の一部です。
たまたま、最近お能のお衣装なんかを拝見する機会があり、余りの美しさにパチリ。
でも、綺麗なのと裏腹に相当重たそうでしたよん。
藤の花の香りが漂って来そうなくらい、素敵でしたー。

やっと本格的な雨が降った北九州です。
でも、朝早くに井戸の修理の為に職人さんが来たりして、ドッタカバッタカしていた星子邸。
幸い、早々に修理して頂き、原因も解明出来たのでホッ!!
祖母が大事に使っていた井戸なので、何とかワタクシの代までせっせと使わせて頂きたいな。
お水神さま、どうぞ宜しく!!
思い切って、近く井戸浚いもする事にしました。
腕の良い職人さんに出会ったが吉日です!!

腕の良いお師匠さまに教わっている割には、ちっとも進歩しないワタクシの踊りですが、先日のお稽古でも、「おらが女房」のくだりで、家事をしていて火をおこしてフーフーして、その煙が目に沁みて、出てきた涙を拭く、というあのシーンで、覚えたまんまをせっせと踊っていた私。
そこに先生の強烈な一言が。
「あんたねー、あんたの涙は瞼の上から流れてくるんかね?。」
「へ?」
「だってそうでしょう?あんたの手は瞼の上を拭ってるよ。」
えー、これってお目目付近を拭うだけじゃだめなのー??と内心叫んでおりました。
そんなに細かく、位置まで決まってんのー??
「おかしかろうもん、目の上から涙が出たりしたら!!」
瞼の上から涙が・・・・という図を想像する内に、ワタクシ大爆笑!!

そんなの妖怪だわー。(って、そんな妖怪さんがいるのかなぁ?)

何となく、前途多難な予感しかしないワタクシの越後獅子。
正直、秋までに間に合うのか不安になっていまして、「先生、私別に秋でなくても来年の春でも。」と申し出たものの、「春までなんてずっとこれをやってたら、飽き飽きしてしまうよ。」と一蹴されてしまった・・・。

進むしかない、やるしかない、ワタクシの越後獅子・・・なのかなぁ。



<星子> at 20:19|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 和風