しょほしょぼ

他人のミスは蜜の味。自分のミスは一生の恥。

 気になったことをネットなどで調べて書いたり、勝手な考え・主張を書いたりしています。
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 転載の場合は元が「しょほしょぼ」であることを書いて下さると、当方のアクセスが増えるかもしれないので、有り難い。

何故、「元徴用工」などに関する大法院判決を支持する人たちがいるのだろう3 消滅時効に関する大法院の論理2

 前回に韓国の裁判所は「除斥期間」の概念を認めなかったことまで書いたのですが、今日は「除斥期間の例外」から入ります。これは結論の具体的妥当性を求めるために、日本の裁判所も色々工夫して例外を認めることを理解して戴くためです。

Ⅳ.除斥期間(じょせききかん)の否定
ⅲ)日本の最高裁も例外は認める
 韓国の裁判所は「除斥期間」そのものを否定しましたが、日本の最高裁判所は「除斥期間」の存在を前提にその例外を認めています。

(不法行為による損害賠償請求権の期間の制限)
724条 不法行為による損害賠償の請求権は、被害者又はその法定代理人が損害及び加害者を知った時から3年間行使しないときは、時効によって消滅する。不法行為の時から20年を経過したときも、同様とする。

 この「20年」の方が「除斥期間」で、既に20年経過してしまっているけど損害賠償を認めるべき場合、つまり、例外を認めることが事案の結論として「具体的妥当性」を有する場合があります。
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何故、「元徴用工」などに関する大法院判決を支持する人たちがいるのだろう2 消滅時効に関する大法院の論理1

 前回に予告したように「時効」の話を書こうと思うのですが、現在発売中の「正論 1月号」に10月30日の大法院判決について西岡力氏による「奇怪な『日本統治不法論』」という論考があり(62~69頁)、時効に関する「5 上告理由第4点に関して」と慰藉料に関する「6 上告理由第5点に関して」についてこう書いています。

以下引用(太字は済印によるもの。以下同じ)

・・・に関する部分は訳文で省略し、ここでも反論しない。法律専門家による反論を期待したい

引用終了

 本来なら、平成24年(2012年)5月24日の大法院判決が出た時点で、日本政府(当時は野田佳彦内閣)がきちんと反論すべきであったし、メディアも法律専門家の分析を載せるべきだったのだろうと思います。対応せずに放置したため今回の大法院判決に至ってしまい、それが出てからも目にする限りでは新聞・テレビでは法律専門家による分析は見当たりません。
 そこで専門家とはとても言えない半分素人の拙ブログが、西岡氏も省略した時効に関する「5 上告理由第4点に関して」について書いてみようと思います。
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何故、「元徴用工」などに関する大法院判決を支持する人たちがいるのだろう1 今まで書いて来たこと

 70年以上前というと親や祖父母、若い方にとっては曾祖父母の時代なので、

そんな昔の出来事を原因とする請求が認めるためには証拠その他法的に色々難しいものがあるのだろうな

と感じるのが普通なのではないでしょうか。そこを疑問に感じずに、

判決が出たのだから日本政府としては誠実に対応を・・・

なんていう人たちが結構いるようです。
 前回は朝日新聞の市川速水編集委員による「合意を“もう一回”」との主張を取り上げたのですが、今日(3日)の朝日新聞4面(14版)に今度は佐藤武嗣編集委員の「背を向ける日韓 遠のく和解」がありました。佐藤氏は最後の方でこう書いています。

以下引用(太字は済印によるもの。以下同じ)

・・・北方領土のみならず、隣国・韓国との「歴史和解」も総決算に値する
 ・・・首相が米議会で口にした過去への「痛切な反省」を韓国側に陰に陽に伝えつつ、問題だと思う部分は二国間、国際社会で理をもって堂々と反論する。そうした大局的観点から関係改善に尽くしてほしい。

引用終了
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「日韓合意を“もう一回”」と主張する朝日新聞

 今度は三菱重工を被告とする訴えが認められました。「韓国最高裁が三菱重工に賠償命令 元徴用工と挺身隊員訴訟 10月に続く日本企業の敗訴確定」から。

以下引用(太字は済印によるもの。以下同じ)

【ソウル=桜井紀雄】韓国最高裁は29日、戦時中に三菱重工業に動員され、労働を強制されたと主張する韓国人元徴用工や遺族、元朝鮮女子勤労挺身(ていしん)隊員の女性らが同社に損害賠償を求めた2件の訴訟の上告審で、いずれも賠償を命じた2審判決を支持し、三菱重工の上告を棄却、同社の敗訴が確定した。

引用終了

 予想された判決というか、制度上こうなるはずのものでした。
 前半はこの話ですので、表題に興味のある方は「そこで、表題の朝日新聞の主張です。」に跳んで下さい

 日本の最高裁判所は長官を含めて15人の裁判官がいて、この15人全員で構成し判断するのが大法廷ですが、通常は小法廷(第一小法廷~第三小法廷)で判断されます。大法廷で判断するのは憲法違反や判例変更など限られたものです。
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偏った歴史観を持たない方にお薦めの「日本国紀」

 「見栄と痩せ我慢」を身上とする拙ブログです。見栄っ張りのため、ベストセラーを買うことは滅多にありません。「こいつは流行りに乗っかる奴なんだな」と周りの人に思われるのではないかと思ってしまい、買うところを見られること自体が恥ずかしいと考えているからです。誰も見ていないし、そんなこと考えてもいないのでしょうが、こっちは思ってしまうのだから仕様がありません。

 百田尚樹著「日本国紀」が発売前からネット上で評判になっていたのは知っていました。先週土曜(24日)の産経新聞17面(12版)「週間ベストセラー」に17日付の八重洲ブックセンター本店調べのデータ(総合)が載っていて、北尾吉孝氏の著作に次ぐ2位になっていたため、単なるネット上の現象ではないと考えて買ってきました。発売から大分経っていますので「2刷」です。その気になって大型書店を何軒か探せば初版の署名入りなんていうのも見付かったかもしれませんが、それをしないのが見栄っ張りです。

 読み終わった感想は、読んで良かったというものであるとともに、表題にあるように凝り固まった歴史観、偏った歴史観を持たない方には薦められる本だと思います。その理由を例によってダラダラと書いてみようと思います。
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植村隆氏敗訴に仰天した人たちは「大本営発表」を信じていた?

 元朝日新聞記者の植村隆氏が櫻井よしこ氏に対して起こした名誉毀損を原因とする損害賠償請求について札幌地裁は植村氏の請求を棄却しました。11月9日付「元朝日・植村隆氏の請求棄却 札幌地裁『相当の理由ある』」から。

以下引用(太字は済印によるもの。以下同じ)

 元朝日新聞記者で慰安婦報道に関わった植村隆氏が、記事を「捏造」と書かれ名誉を傷つけられたとして、ジャーナリストの櫻井よしこ氏と原稿を掲載した出版社3社に損害賠償や謝罪広告掲載を求めた訴訟の判決が9日、札幌地裁であった。岡山忠広裁判長は「櫻井氏が、植村氏が事実と異なる記事を執筆したと信じたのには相当な理由がある」として請求を棄却した。植村氏は控訴の方針。・・・

引用終了

 櫻井氏が不利だというような記事の見出しをネットで見た記憶があったのですが(これについては後述)、有本香氏のこんなツイートがありました。
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香山リカさんの講演会中止で「成功体験」をまた増やしてしまったのでは?

 ドルチェ&ガッバーナがやっているインスタグラムのアカウントがハッキングにあったようでCNNの「ドルガバの動画に『人種差別』の批判、中国のショーが中止に」から。

以下引用(太字は済印によるもの。以下同じ)

(CNN) イタリアのファッションブランド、ドルチェ&ガッバーナ(D&G)のアカウントで公開された宣伝動画に対し、中国で「人種差別的」との批判が広がっている。D&Gは中国のソーシャルメディア「微博(ウェイボー)」で、21日に上海で予定されていたファッションショーの延期を発表した。延期の発表に先立ち、多数の有名人の招待客がショーへの参加を見送ると表明していた。
一方で、D&Gはインスタグラムへの投稿で、アカウントがハッキング被害にあったと主張。法律事務所が調査を行っているなどと説明している。・・・

引用終了

 拙ブログが「アカウントが乗っ取られた」という主張を実際に目にしたのは香山リカさんの例が最初だと思います。そのため今回の場合も本当に乗っ取られたのか疑問に感じてしまいます。それが前例の威力なのでしょう。
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ゴーン氏は誤魔化した50億円をどうやって取得したのだろう?

 日産自動車会長のカルロス・ゴーン氏が有価証券報告書の虚偽記載(金融商品取引法違反)で逮捕されました。朝日新聞デジタルの「ゴーン容疑者ら2人逮捕 報酬を50億円過少申告の疑い」から。

以下引用(太字は済印によるもの。以下同じ)

 日産自動車(本社・横浜市)の代表取締役会長カルロス・ゴーン容疑者(64)が、自らの報酬を約50億円少なく有価証券報告書に記載した疑いがあるとして、東京地検特捜部は19日金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の疑いで、ゴーン会長と同社代表取締役グレッグ・ケリー容疑者(62)を逮捕し、発表した。特捜部は認否を明らかにしていない。特捜部は同日夕、日産の本社など関係先を捜索した。押収した資料などの解析を進める。
 特捜部の発表によると、ゴーン会長とケリー代表取締役の2人は共謀のうえ、2010~14年度の5年度分の有価証券報告書に、実際はゴーン会長の報酬が計約99億9800万円だったにもかかわらず、計約49億8700万円と過少に記載した疑いがある。・・・

引用終了

 経理の素人である拙ブログに生じた疑問は、

1年当たり10億とはいえ、どう誤魔化して受け取ったのだろう

というものでした。
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素人による迷惑メール対策 1万7千超の威力を見よ!

 また迷惑メールが急増しているようで、拙ブログへは1日100通を超えています。これは拙ブログに対してだけではないらしく、1~2週間前には1年半ほど前に書いた


がアクセスのベスト5に入っていました。それだけ迷惑メールに困っている人が多いということなのでしょう。
 折角、検索して来て下さったのに結論も対策も書いておらず、自分の疑問などを垂れ流しただけですので、呆れるというか却って腹を立てた方も少なくないのではないかと恐縮しています。
 パソコンの素人で細かいことが全く分からないため、根本的な解決にはならないのですが、パソコンの知識が拙ブログとあまり変わらない方のために、素人による取り敢えずの対応を書いてみようと思います。
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韓国国民の日本観 最高裁判事からBTSまで

 何十年前か分からないような昔話ですが、金田一春彦先生がNHKかNHK教育で国語(日本語)の授業をするような30分番組がありました。その中でドイツにいた日本人から聞いたという、大要こんな話をしていました。

「ドイツ人がある漢字を見て、『これが読めるのか?』と聞いたそうです。『龍』の字だったらしいのですが、その日本人は『りゅう』と言ったところ、ドイツ人は続けて『読めはしても、書けはしないだろう』と言ったので、その場で『龍』を書いて見せたら吃驚していた」

 フジテレビの火曜夜7時からやっている「今夜はナゾトレ」の中に「 外国人初めて書いていいカンジ」という問題があり、それを見ていて金田一先生のことを思い出しました。どういうクイズなのかウィキペディアの説明を拝借します。
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