昨今、海の外に行くヒマもないが、外の話題だから、こっちに書いておくかな。なぜか日本ではいまだにレリゴーをムリヤリやっている。ところが、米国やドイツ、ヨーロッパのラジオでは、この曲がこの夏からものすごいヒット、それも長期ホームランになっている。フランスと日本、ブラジルだけが、異端異教扱いで拒絶しているみたいだ。

 20歳の女の子 Meghan Trainorが自分で作って、自分で歌っている。レリゴーの中身にそぐわない、ニキビを気にするだけのノーナシバカタレ女がカラオケ上手なのとはケタが違う。先行して『ヘヤスプレー』みたいなミュージカルもあったけれど、こっちは作り物じゃない。古くさいフェミニズムでもない。新しい、地に足がついたフェミニズム。



 さすがに、これ、聞き取れない。とはいえ、見ればわかるけどね。'Bout that bassと言ってる。歌詞は、こんな感じ。plain Englishすぎて、かえってわかりにくい。
  
  わかってるでしょ
   Because you know
  わたしはようするにいわゆるデブよ
   I'm all about that bass
  いわゆるデブよ、ガリじゃない
   'Bout that bass, no treble
  そう、ママも言ってた、サイズなんて気にするな、ってね
   Yeah, my mama she told me don't worry about your size
  男の子はちょっと大きなムッチリを抱えて眠るのが好き、って
   She says boys like a little more booty to hold at night
  私はバービーみたいな棒人形になんかなりたくないのよ
   You know I won't be no stick figure silicone Barbie doll
  でも、そっちが好みなら、向こうで追っかけでもやってたら
   So if that's what you're into then go ahead and move along
  私はムッチリを復権させる
   I'm bringing booty back
  骨皮ビッチたちにそう言ってやるわ
   Go ahead and tell them skinny bitches that
  いえ、ちょっとからかっただけ、
   あなた、自分で太ってると思ってるみたいだから
   No I'm just playing I know you think you're fat
  でも、言っておくけど、
   But I'm here to tell ya
  てっぺんからつまさきまであなたはどこもパーフェクトよ
   Every inch of you is perfect from the bottom to the top

 いや、人形の方も、こんなのがクラウドファンディングで作られようとしている。前にバービーを現実の体型にしたものがあったが、あれはむしろ現実の女性の体型に対する悪意を感じた。一方、ラミリーは、ピッツバーグ大出のマーケティング・デザイナーのラム氏がゼロから本気で作っただけに、とても魅力的だ。なにより、知的で、自信に溢れている。これと比較すると、バービーが体型だけでなく、表情からして、精神的にも病んでいることがわかる。

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 いまだにユニクロなんかが、スキニー押しの裾足らずでやっているが、アパレルのくせに、世界のファッションの潮流から遅れるなんて、そんな触角とセンスの無いデザイナーたちは首にした方がいい。まあ、べつにあんな田舎者の会社がどうなろうと知ったこっちゃないけどね。それに、日本じゃいまだに、いかにも作り物のアイドルが商売品として売られている。あいつら、やってて恥ずかしくないのかね。ありゃ、売春と同じだよ。これまた、その末路がどうなろうと知ったこっちゃないけど。あいつら、一回り前のバブルフェミニズムの裏返しなんだろうが、それまたバブルフェミニズムと同様に、まるごと時代から見捨てられる。なんにしても、作り物はヤワで、時間とともにムリが出てくるよ。

 海の外だと、デブだろうとなんだろうと、自分の生活を楽しんでる。ファッションも、思い思いに。作り物の服が魅力的なんじゃなくて、人が魅力的だ。人が魅力的じゃないと、なにをやってもうまくいかないと思うけどね。