昨年、日本を発った友人一家と連絡が取れない。そろそろ一年になる。カリフォルニアにいるとは思うのだが、よくわからない。まあ、私に連絡が無くても、それはそれなのだが、他の友人のところも連絡が取れないとのこと。いろいろ心配している。

 このネット時代、調べる気になれば、というより、テレビ局のころから、その手の仕事が仕事なのだが、調べていいものなのかどうか。というのも、友人の仕事が仕事なので、いろいろその仕事の都合があって、いましばらく連絡を取れない、取れない状況にあるのかもしれない。しかし、家族まで、というのは、ちょっとよくわからない。

 米国の場合、Truthfinder とか、MyLifeとか、Homemetryとか、いろいろな人間の検索手段があって、これでさまざまな公文書、交通違反や訴訟などの記録まで、ごっそり漁り出すことができてしまう。しかし、これが、ひどい。年齢と州が同じだと、同じ人物扱い。だから、同姓同名がごっそりいっしょこたになってしまう。そもそも、米国では親子がシニア、ジュニアと、まったく同じ名前を使うことは珍しくもない。おまけに、ファミリーネームが同じ、というだけで、みんな親族。逆に、ミドルネームが入っていたり、無かったり、フルで書かれていたり、で、同じ人がまったくの別人物に。こういう国で、社会保険番号が重視されるのはよくわかる。

 もうすこし細かく文章解析で同定していく方法もあるのだが、もともとセキュリティが堅い組織で、本人も自覚を持っていると、痕跡は多くないし、痕跡をたどれないように、わざと混乱させているだろうと思われることもある。これまた、やれば読み解ける、というより、わざと読み解けるようになっているのだろうが、そもそも、こちらからの連絡が届いているはずなのに、向こうから連絡が無い、というのが、なんらかのメッセージで、一番の問題は、そのメッセージの意味が読み解けない、ということ。同業というわけでもないので、先方の昨今の仕事の様子が、どうにも想像がつかない。

 さて、どうしたものか。いちおうは、住所も、電話も、割り出せてしまったのだが、確実に組織を通じて転送されて届いているはずのオフィシャルルートのメールにも返事が無いのに、電話したり、手紙を出したりしていいものなのかどうか。データ相互でのウラは取れても、そのデータどおりに、そこに住んでいる実証が無い。米国で、あのあたりだと、自分で持っていても、人に貸している可能性も高い。

 いや、こうなると、連絡を取るのが目的では無い。なにごとも無いのなら、それはそれでいい。ただ、なにかあったのなら、こっちで連絡や様子伺いなど、友人として手助けできることもあるのではないか、遠慮無く言ってくれればいいのに、と、やきもきしている。まあ、連絡が無いのだから、その必要も無い、ということなのか。それにしても、急に一年、様子がわからなくなる、というのは、友人として心配だ。