美術博士 純丘曜彰教授のドイツ大学講義日誌

マインツ大学 メディア学部 映画学科 客員教授

2008年の写真

マインツのシラー広場

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駅からアリス広場を抜けて東南へ15分。ここが旧市街の玄関。数百年前は、ここから山の方へ道が延びており、フランスへ通じていた。いまは谷を埋めて、カステルと呼ばれる高級住宅が山の手にそびえている。反対の河の方へ行くと、オペラ劇場や大聖堂があり、これがマインツのメインストリートだ。たいして大きくないが、ほとんど毎週末、なにかしらのイベントがある。

ドイツの切符の自動販売機

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なにやらややこしげだが、ドイツの切符の自動販売機は、どこでもたいていこの形。左側の表で行き先の地名を見つけ、その番号を打ち込む。そして、縦に並ぶボタンの左側、大人の列で、一回券、往復券、回数券など、適当なものを選ぶ。問題は、バス停などには路線図がないこと。あらかじめネットなどで、路線番号や、目的地に近いバス停の名前などを正確に調べておかないと、どうにもならない。でも、縦横無尽に張り巡らされた路線をうまく使いこなせるようになると、乗り継ぎ、乗り継ぎで、バスだけでドイツはどこまででも行けてしまう。とても楽しい。

教会の日常風景

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昨今、ヨーロッパの教会も難しい。年配者が増えれば増えるほど、中堅も若手も寄りつかない悪循環に陥っている。まあ、どこの国でも、年寄りの機嫌取りは疲れる。まして、偏屈ばかりのドイツの年寄りときたら、そりゃ大変だ。

マインツのアリス広場

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厳めしい内務省を正面にして、昔は軍事演説集会がたびたび行われたのだが、今はその忌まわしい歴史を抹消すべく、道路を拡張し、名前しか残っていない。

マインツ駅前のラヴェンダー

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マインツは花の街だ。この季節、駅前はラヴェンダーの花に埋め尽くされる。実際、気候的にも日本の北海道あたりと同じような感じ。

リンゴ酒電車

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これがウワサのフランクフルト名物、酔っぱらい電車。乗って飲んで酔っぱらいながら、ひたすら街をぐるぐる回り続ける。アップルワイン、ったって、甘くない。薄めたリンゴ酢みたいな味。しかし、ヨーロッパでは、ブドウ酒の安物代用品として、フランスのブルターニュなど、あちこちでよく飲まれている。日本で言えば、純米酒に対する芋焼酎のようなものか。がたがた揺られて、車内をうろうろしていると酔いもよく廻る。で、電車のデザインもサイケデリックだ。飲んで乗ったら風景もこんな風に見える。

ウィスバーデン

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マインツとウィスバーデンは、ラインを挟んだ双子都市だ。交通網も一体化している。住民の交流も深い。ところが、両都市の支配者、進歩的なライン宮廷伯と、守旧的なヘッセン方伯とは、昔から仲が悪い。ただマインツは、大司教がいたので、ヘッセン方伯もやたらと手を出すことはできなかった。そのせいで、いまでも行政はライン宮廷州とヘッセン州に分かれており、いまでも、ウィスバーデンの方が高級感があり、マインツの方が自由な気風に溢れている。

マインツ05のクロッポが辞めた日

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雨のキューケンホーフ

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春の川辺

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オッペンハイムの中世祭

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お気に入りの写真会

 で、日本に帰ってきてしまったので、このブログも放棄しようか、と思っていたのだけれど、そこそこコンスタントに見に来てくれている人もいるようだし、ドイツに留学したり、旅行したりする人の役に立てば、ということで、残すことにした。
 どのみち、けっこう未整理の写真があるので、ぱらぱらと季節に合わせて、みなさんに公開しようか、と思う。場所や行き方など、質問があれば、いつでもどうぞ。

マインツ大聖堂

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しかし、じつは聖ボニファティウスが来る前から、ライン河の要衝マインツは、ローマ帝国によって軍事拠点とされていた。ここには、西の大地から小川が流れていた。そこに聖なる泉があった。これを地下に組み込んで、大聖堂が建てられた。そして、現在は埋め立てられてしまったが、大聖堂まで入り込む、大きな港があった。

聖ボニファティウス

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マインツは745年、聖ボニファティウスが開いた。全ゲルマニア布教の拠点として、フランスとドイツ、南部丘陵地帯と北部低地地帯の中心であるこの地を選んだ。だが、当時、ヨーロッパは野蛮の地だった。彼は、襲いかかる盗賊たちの剣に対し、聖書を盾として身を守った、と言う。
マインツの時刻と天気
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Profile
純丘 曜彰
すみおか てるあき 

美術博士(東京藝術大学/美学)、文学修士(東京大学/哲学)、東海大学准教授、ドイツ・ヨハンネス=グーテンベルク(マインツ)大学客員教授を経て、現在、大阪芸術大学教授。専門は哲学、メディア文化論。

東京生まれ。東京大学教養学部1組(横断インタークラス)、同文学部哲学科卒業、東京大学大学院人文科学研究科哲学専攻修了。テレビ朝日報道局報道制作部ブレーンとして『朝まで生テレビ!』を手がけ、現職に至る。

wikipedia 純丘曜彰
純丘曜彰の映像論


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