「傾向で振り返る2015年前半」とか大風呂敷を広げて上半期まとめ企画を始めたものの、1回目で更新が止まる事態に(2、3回は続くと思っていたので自分でも驚いている)。今後続きを書くのも無理っぽいので、コメントはほとんどなしで愛聴盤をまとめて載せていくことにしました。枚数は特に決めず。ただし、一応傾向別というか、文脈別というか、そんな感じで並べています。順番は順位ではありません。




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Ao Som Dos Planetas / Alberto Continentino
Blam! Blam! / Jonas Sá
Estratosférica / Gal Costa 
Lila / Lila *FREE DL可

ブラジルもの。この4枚はどれもカシンやドメニコなどがかかわっている。アルベルト・コンチネンチーノとジョナス・サーはA&M~ソフト・ロックとソウルの違いはあれど、どちらも渋谷系っぽさがあって興味深かった。そのアルベルト・コンチネンチーノも参加するリラは今年一番繰り返し聴いたアルバムのひとつ。

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AVA PATRYA YNDIA YRACEMA / Ava Rocha *FREE DL 
Zabelê / Zabelê
Trincando – Um Tributo aos Novos Baianos / V.A. *FREE DL
Minha Dolores / Nina Becker 

アヴァ・ローチャ新作にもドメニコやジョナス・サーが参加。ノーヴォス・バイアーノスのトリビュートは2枚組だけれど、こっちだけでもいいと思う。ザべレはノーヴォス・バイアーノスのペペウ・ゴメスとベイビー・ド・ブラジルの娘。ニナ・ベケールはドロレス・ドゥラン曲集。

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Carol Naine / Carol Naine *FREE DL 
A Praia / Cícero *FREE DL 
TRANSEATLÂNTICO / Galego *FREE DL
ÍMPAR / QINHO *FREE DL 

シセロまでがリオ・デ・ジャネイロ。そのほか、リオの人ではAndréia Diasによるヒタ・リーのカヴァー・アルバム"Prisioneira do Amor"、Luiza Sales"Aventureira"Aline Lessa"Aline Lessa" などが良かった。ガレゴとキーニョはサンパウロ。キーニョは前作"O Tempo Soa"のアーバンな音の方が好きなのだけれど、この新作のサイケ感はUSインディ・バンドに通じるところがあったりしてそれはそれで面白い。

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Natália Matos / Natália Matos *FREE DL可
NÁ E ZÉ / Ná Ozetti e Zé Miguel Wisnik  *FREE DL
Cidade dos Pescadores / Gabriel Nascimbeni *FREE DL
Quilombo Oriental / Gustavito e a Bicicleta *FREE DL

左3枚はサンパウロで、どれも都会的洗練、室内楽的優雅さ、オルタナティヴな志向が交差する独特のサウンド。ミナスのマルチ奏者、グスタヴォ・アマラルによる右端は傑作。Irene BertachiniANAのメンバーらによるコーラスが彩りを加えるアコースティック・アンサンブルはポジティヴなムードに満ち溢れている。




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#1EpicEp / D.R.A.M. 
QUITAPENAS / QUITAPENAS 
Big Sun / Chassol 
Africa Express Presents: Terry Riley's In C Mali 

D.R.A.M.の「Cha Cha」は今年最も好きな曲のひとつ。クィタペナスはヴィンテージなアフロ/カリブ音楽を奏でるカリフォリニアのバンド。マルティニークのピアニスト=シャソールを聴いていると、マリ版「In C」が聴きたくなる。

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The King of Highlife / E.T. Mensah 
Pat Thomas & Kwashibu Area Band / Pat Thomas & Kwashibu Area Band 
Grow Yes Yes ! / Professor Wouassa 
Free To Go / ©© les freres Smith

ハイライフの王様の4枚組はアフリカ音楽ファンだけでなく、トロピカルなサウンドが好きな方もぜひ聴いてほしい。スイスのアフロビート・バンド、Professor Wouassaにはシェウン・クティとエボ・テイラーが参加。

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Obaa Sima / Ata Kak
 
Juguya / Baba Commandant & The Mandingo Band
FROM KINSHASA / MBONGWANA STAR
Wanlov & The Afro-Gypsy Band / Wanlov & The Afro-Gypsy Band *FREE DL  

アタ・カクはブギー・ブームの文脈で聴いても面白い。右端はルーマニアとガーナのハーフで、“アフロ・ジプシー”をテーマに音楽をやっているミュージシャンによるベスト盤的な一枚。

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Merhaba / Electric Jalaba 
Snack e.p. (neji-167) / Satanicpornocultshop 
Volume 2 / Da Multi Snake
Nozinja Lodge / Nozinja 

エレクトリック・ジャラバはUKANDANZとかDengue FeverとかExtra Goldenのような、現地の歌手+欧米バンドのモロッコ/グナワ版。そのほか、アフリカ・テーマのジュークとシャンガーン・エレクトロ2枚。アフリカのヒップホップやダンス・ミュージック(ダンスホール中心)はAFRICAGROOVEのサウンドクラウドをチェックするとホットなところがある程度押さえられるのでおススメ。



AFRICAGROOVEが今年アップしたものから30曲ほど好きな曲をピックアップしてみた。だいたいフリーでダウンロードできる。


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Euclid / Kaitlyn Aurelia Smith 
Dragontime / Dragontime
COMME ÇA | Antinote / DOMENIQUE DUMONT
Ibeyi /  Ibeyi 

トロピカルな電子音楽、寓話的なシンセ・ポップ、エキゾチックなサイケ。タイプは違うが、どれも異世界の雰囲気に浸らせてくれる。イベイーは期待していたよりも地味だったものの、アフロ/カリブ・ルーツをミニマルで静謐としたアンサンブルに織り込むセンスはクール。

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SOME OTHER ONES / Mac DeMarco *FREE DL
SUMMER EP / Klassik *FREE DL 
O∆ / LONDON O'CONNOR *FREE DL
"The Y Tape" / Jules Born & Tanner Ross *FREE DL  

マック・デマルコのフリー・アルバムは「バーベキューのためのサウンドトラック」。右3枚はインディ・ロックとヒップホップとR&Bの間をふらふら漂っているオルタナティヴな作風の人たち。カニエにフィーチャーされたAllan Kingdomや彼がメンバーのthestand4rd、Heems新作(これはつまらなかった)をプロデュースしていたGordon Voidwellや17歳でデビューしたRaury、それにDevonté HynesやTheophilus Londonあたりも含めて見渡すと、何らかの共通点も見えてくる気がする。 

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Twenty First Century Problems / Lauren Desberg *nyp

今年の年間ベストはフォニー・ピープルでいいと思う。これと"Surf"はモッキーやローレン・デスバーグと並べて聴ける。

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Coming Forth by Day / Cassandra Wilson

アナ・クラウディアはブラジル音楽色の強いポルトガルの女性シンガー。Radicalfashionは日本人のHirohito Iharaによるエレガントなピアノ作品。アラ・ニは蓄音機から流れてきたような古い声が唯一無二。カサンドラ・ウィルソンのビリー・ホリデイ・トリビュートは長いキャリアでも一、二を争う傑作だと思う。




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Multi-Love / Unknown Mortal Orchestra 
Dreams To Be Awake / Savanna *FREE DL  
Aureate Gloom / of Montreal 
BATTLECAT EP / Hairy Hands

アンノウン・モータル・オーケストラはキャリア最高傑作だと思う。サヴァンナはポルトガルのバンド。

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バレンシアのSandra Rapulpによるソロ・プロジェクト、SALFUMÁNはクラウト・ロックとナイト・ジュウェルを足したような人。ナイト・オーディターの「Desert Wiles」にはスライ、カーティス、スティーヴィ、ミーターズが潜んでいる。J・フェルナンデスは先に"No Luck + Olympic Village EPs"をオススメしたい。

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トロ・イ・モアは昨年の年末にリリースされたVinyl Williams "Trance Zen Dental Spa"にもベースで参加していた。これもサイケなアルバム。

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Besides / Pomplamoose 
Mars Is A Very Bad Place For Love / The Breathing Effect 

ジェネヴィーヴ・アルタディはエレガントなバラードが絶品。パンプルムースは「Uptown Funk」のカヴァーやハービー・ハンコック×スティーヴィ・ワンダーの人力マッシュアップなどを収録。いつもどおりのキュートなポップスが並んでいる。
 



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Corn / Arthur Russell
Symphony 5 / Peter Gordon 
OK It's Not OK / Corey Dargel    
Hawaiian Breeze / Lewis aka Randy Duke 

アーサー・ラッセルの”新作”、アーサーの元同僚、アーサーに声が似てるNYのコンポーザー、アーサー的な再発見をされた謎の男

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カープ輪舞曲2015 / MVJIMOB *nyp
Ratchet / Shamir 
     
#IMF / CAKES DA KILLA *FREE DL

町あかりは同じフレーズを繰り返す歌詞が面白い。「もぐらたたきのような人」はエチオピア歌謡みたいだし。

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Friend / Rozi Plain
Loyalty / The Weather Station 
Skullsplitter / Eric Chenaux 
Vestiges & Claws / Jose Gonzalez 

UKのロジ・プレインはサンドロ・ペリがプロデュースしたような、ユニークなSSWアルバム。ペリ周辺/トロントのインディものでは、ウェザー・ステイションとエリック・シェノーが出たが、特に前者はキャリア最高傑作だと思う。

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Carrie & Lowell / Sufjan Stevens  
Complete Strangers / Vetiver 
The Silver Lake Chorus / The Silver Lake Chorus
Dance Away With Me / Mrs H and The Sing-Along Band 

スフィアン・スティーヴンスはやはりこういうのがいい。この調子で次はイリノイみたいなのをお願いしたい。

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On Your Own Love Again / Jessica Pratt
Tomorrow Will Be Beautiful / Flo Morrissey 

カレン・ダルトンのトリビュートは遺されていた未発表の歌詞に参加者が曲をつけたもの。いまいちな曲もあるが、ジュリア・ホルターなど聴きものも。以前ハマっていたフロー・モリッシーのデビューも嬉しかった。

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ISAIAH / ISAIAH  
Sometimes I Sit And Think, And Sometimes I Just Sit / Courtney Barnett
Sound & Color / Alabama Shakes

Wiggle Room / drug cabin 

イスラエルのフォーク・デュオ、ISAIAHはジョージ・ハリスン好き必聴。コートニー・バーネットはルー・リード好き必聴。