旅家・写真家のブログ
旧暦12月の満月の日の前後にタイではロイクラトンというお祭りが全国的に開催されており、その中でもチェンマイは一番規模が大きいらしい。3年前もそのロイクラトンに合わせてタイに来たのだが、コムローイという熱気球のようなものが夜空のいたるところに浮かんでいる幻想的な雰囲気がすごく気に入った。

今回チェンマイに来たのはイーペンサンサーイというイベントを撮るためで、こちらはチェンマイのみのイベントとなっている。

イーペンサンサーイはロイクラトンとは別物だが、毎年ほぼ同時期に行われる。たが開催直前まで詳しい日程が公表されないため、今回は余裕をもって2週間という期間を旅に充てたところ、ちょうどロイクラトンと同じ日程で行われることになりホッとした。

コムローイを一気に何千個も空に打ち上げるもので、非常に見応えがある。

前回訪れた際にもその存在は知っていて会場近くまで来たのはいいが、場所がよくわからずその一斉打ち上げを遠くから見守ってしまった。そのときに絶対リベンジしに来ることを誓い、ようやくそのときがきたというわけだ。

参考までに2013年チェンマイのロイクラトンは11月16日(土)〜18日(月)、イーペンサンサーイは16日。

会場のメージョー大学は市内から15キロほど離れている。行き方としては

・日本からツアーで申し込む
・トゥクトゥク
・ソンテオという乗り合いタクシー
・日本人宿に泊まりみんなでソンテオをチャーター

など色々あるが、今回はバイクをレンタルして自力で行った。

山奥からチェンマイに戻ると、一週間前は全く見なかった日本人観光客が町にたくさんいて驚いた。ロイクラトンはもちろんだが、イーペンサンサーイも近年すごく人気があるらしい。

去年オーストラリアで一緒に皆既日食をみた友人も来ており、泊まっている日本人宿で前夜祭があるとのことで、お邪魔して久しぶりに乾杯した。そこで行われたビンゴ大会で1等を争いジャンケンをしたが負けて2等になった。危うく運を使い果たしてしまうところだった。

イーペンサンサーイ当日、撮影の場所取りのためコムローイ打ち上げの6時間前には現地入りしたが、それでも撮影のベストポジションはすでに取られていた。一般客なんてまだほとんどいないというのに、カメラマンてほんとアホばっかだなと思いつつなんとかポジションをキープ。

しかしそこで、重いからと日本から三脚を持ってこなかったことをちょっと後悔した。身代わりに置いておく物が他に無く、その場を離れられないのである。要するに6時間近く動けないということ。本物のアホは自分だった。

トイレに行きたくなったら困るので、汗が噴き出す暑さの中、水分摂取も極力抑えながらの忍耐勝負が始まった。

実は会場に着いてすぐ、世界一周中に出会った友人と超偶然の再会を果たしており、彼女が食べ物などを買って来てくれて非常に助かった。

日が暮れるころには人も増えて、様々なセレモニーなどが行われ、夜8時頃、ついに一斉打ち上げが行われた。

画像1


動画もこちらからぜひ。


一瞬だった。思えばその数分、いや、撮りたい瞬間は決まっていたので、その数秒のためにわざわざここに来たのである。

3年前に遠くから見送ったことを相当悔やみ、1年以上前から2013年の目標をそれとし、思い描いてきた光景。涙が出るのもしょうがない。

人々の熱気とその光景、そしてBGMとして流れていたタイ語の曲が記憶に強く刻まれた。

ただ撮影直後にふと我に返り、撮影ばかりしていてコムローイを空に飛ばしていないことに気付いてしまい、ちょっと寂しくなるとともに急に会場のみんなが羨ましくなった。

先ほど再会した友人のところへ行きそんな話をしたら、友人が一緒に来ていた日本人の方々を巻き込んでもう一回打ち上げようと提案してくれた。そして念願叶って自分も打ち上げることができ、すごく嬉しかったとともに快く賛同してくれたみなさんに本当に感謝。

とにかく無事撮影できたことに心底ホッとした。ここまで撮影に全てをかけた旅は初めてだったからだ。そしてこのイベントにはいつかまた来て、違ったアングルから撮影したいなーなんて思いながら、最高の気分でバイクを運転して帰路に着いた。

このブログで載せているのは携帯で撮った写真と動画だが、一眼レフで撮った渾身の一枚をどこかでまたお披露目したい。

この旅もそろそろ終わりだ。


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