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海堂さんの医療に対する熱い想いを読んでいるよう。
これはミステリじゃないですね。海堂さんの持論を彦根が代弁し、現在の医学にもの申す小説。官僚や医療業界の利害関係やひたすら「保守」が目立つこの本で、1番共感出来た人物は、医療事故被害者の会で出席した小倉さん。当たり前ですよね。1番国民の声に近い発言をしてるんだもん。実際にはどれだけ国民の目線になって討論会というのは行われているんだろう。
医学に関する専門用語(と括ってしまっていいのかな?)が多いから、何度も何度も咀嚼して読んだが飲み込めず、最後の解説でやっと飲み込めたって感じかなぁ。しかし不思議と面白くないわけではない。むしろ同じ日本に居るのに、私の知らないところで何が起こっているの?と、無知な私もさすがに腰を浮かす内容でした。それにしても難しい。白鳥&田口シリーズは一体どこに向かって行くのか・・・。記憶がスッポリ抜け落ちたバチスタでも読んで仕切りなおすか、「北」に行ってみるか・・・。
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たしかに、医療ミステリというよりは、海堂さんの熱い思いを小説化したもの、という読み方が正しいと思います。