いつも読書人 

《イツモ ドクショビト》 最近いっつも読書してる。 手にした作品の感想と、たまにすもも日記。

梨木 香歩

村田エフェンディ滞土録 / 梨木香歩5

村田エフェンディ滞土録 (角川文庫)
村田エフェンディ滞土録 (角川文庫)おすすめ平均
stars硬質のファンタジー
starsまさに青春
stars読後感がとてもいい
stars出会って良かった。
stars散った後の桜のように

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留学生村田くんの、異国トルコでの滞在記録

読みすすめて行くうちに何かの雰囲気に似ているなぁと。綿貫・・・高堂・・・。
読後に検索してみると、どぉやら同じ梨木さんの作品で過去に読了してる【家守綺譚】と軽くリンクしてて驚き。ずっと頭ん中で引っかかってたのはこれか!そっかー、村田くんは綿貫征四郎くんとお友達だったのかー。リンクを見つけるととても得した気分になれてグリコのおまけなみに嬉しい。しかも読書履歴から行くと、このタイミングで読むにはピッタリの作品でやたら気持ちイイ。そして冒頭では゛ムハンマドが通りで鸚鵡(オウム)を拾った゛にはあまりにも偉大すぎてクラクラしたわ。梨木さんのこのシリーズ好きだなぁ。さまざまな宗教に触れる機会を得た異国トルコの地で、二度と戻ることの出来ないとても貴重な青春時代を村田くんの目線で書いた物語。
いかにも外国らしい風情がかもしだす異国情緒な文中に、真四角に座って話し出しそうな、いかにもいかにも日本人な表現や、間合いを計るに天才的なオウムなどは惚れ惚れするほどの可笑しさがある。これだけのユーモアを混ぜて更に戦争による哀切なラストに涙まで。。。
「友よ!」には泣けたなぁ・・・。
【家守綺憚】のあの独特な文章と世界観が好きな人にはこちらもオススメ。

=本文より=
「私は人間である。およそ人間に関わることで私に無縁なことは一つもない」
Byディミィトリス
嗚呼、なんてすばらしい・・・

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家守綺譚 / 梨木香歩5

家守綺譚 (新潮文庫)
家守綺譚 (新潮文庫)おすすめ平均
stars優しさに包まれて
stars葡萄の味は甘美だったのだろうか
stars念願の文庫化
stars『西の魔女』が苦手だった人にも薦めたい
stars誰もがこころにもっている世界、なつかしい、いつか、どこかの記憶

主人公、綿貫征四郎の人の良さと奇々怪々もなんのその、なユーモアさに微笑んでしまう本。

『家守綺麗』 いえもりきたん と読みます。
しょっぱなから惹かれる物があってグイグイと不思議な世界に入り込んだ。主人公、綿貫征四郎が不思議を受け入れ話しかけたりするお話。例えば百日紅から想われ本を読んであげたり、河童が出たり小鬼がでたりと、兎に角実際ではあり得ないんだけど、この綿貫さんの反応は読んでいて面白い。奇々怪々な事が起こっても淡々と話を進める綿貫さんにクスクスと笑わせてもくれる。付き合い良い人だ。四季折々、雨や風の匂い。草や花の色や形。梨木さんの作品は本から自然の『気』なるものを沢山発散してくれて、心も癒され穏やかになれます。再読もしたいお気に入りの1冊。

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西の魔女が死んだ / 梨木香歩4

西の魔女が死んだ (新潮文庫)西の魔女が死んだ (新潮文庫)
著者:梨木 香歩
販売元:新潮社
発売日:2001-07
おすすめ度:4.5
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自分の子供の頃。大人になった自分。娘や孫が出来た時に自分が母として祖母としての姿勢。などなど、色々な視点で読む事が出来ました。少しスローライフに憧れを持ってる私には、裏庭の雑木林を抜け、林一面に落ちてる野いちごを拾いジャムを作ったり、鶏小屋から産みたての卵でハムエッグを作ったり、ハーブティーやお菓子を作ったりと、素材を存分に生かし楽しむ生活も素敵に書かれていて良かったです。

本文の中で『原始的、暴力的威力で心臓をギューとわしずかみされているような、エレベーターでどこまでも落ちていくような痛みを伴う孤独感』
これは私も中学生の頃に体験した事あった。必ずそれは期末テストなどの為に夜遅くまで机に向かい勉強してる時に突然やってきてた。大人になった今でもその原因は分からないけれど、この本を読んで『あ、自分だけじゃないんだ・・』と思うと同時に、現代でもこの本に出てくる【まい】と同じ年頃の子は、同じ孤独感に苦しんで、原因も分からず耐えている子もいるのかな〜と思うと、ひと言でもいいから、自分も子供の頃、そんな事があったこと。そしてその孤独感は貴方ひとりだけに起こってる事じゃないって事を教えてあげたなって思った。
この本の中には、個所は違えど人それぞれに思う所があり、それを大人になった今に改めて深く考えさせてくれるヒントを与えてくれてるような気がしました。

『アイ ノウ』

優しさのオーラで包まれた、こんなおばあちゃんになりたいなぁ。
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