いつも読書人 

《イツモ ドクショビト》 最近いっつも読書してる。 手にした作品の感想と、たまにすもも日記。

三浦 綾子

母 / 三浦綾子5

母 (角川文庫)
母 (角川文庫)おすすめ平均
stars母の愛情に勝るものはないように思います。
stars今年ブームになった『蟹工船』を読む前に
starsマリア
stars本当の愛とは何かを描いた三浦文学の最高傑作
stars高校受験の面接時に紹介しました。
官僚と警察権力、資本家の社会的不正と戦い拷問を受けた【蟹工船】の著者、小林多喜二の母の無償の愛。

【蟹工船】著者の小林多喜二の母の視点で綴られた本書。親子愛、きょうだい愛、恋愛と、全ての愛が詰まったお話。三浦綾子さんの愛の形は本当に毎回涙が出る。私が現代の恋愛小説を毛嫌いしてしまう理由のひとつは、きっと三浦綾子さんの書く『忍ぶこそが愛』に勝る物がないと思ってるからかも・・(古い?笑)でも本当にキレイな『愛』なんだよなぁ。私自身クリスチャンではないからキリストの事は流して読む傾向があるけれど(汗)でもこの人の書く『愛』は本当に素晴らしい。小林多喜二は特高警察の拷問という痛ましい犠牲者となり、資本家の社会的不正と戦った生き様も、読んでると怒りを覚えるほどに書かれてて、凄く勉強にもなりました。


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氷点 (上・下巻)3

氷点 (上) (角川文庫 (5025))氷点 (上) (角川文庫 (5025))
著者:三浦 綾子
販売元:角川書店
発売日:1982-01
おすすめ度:4.5
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まるで昼ドラのようなドロドロした展開でした。最初の数ページであまりにも人間の醜くさに胸がムカムカしてきて放棄しようかと思ったほど。
不条理な事を考え嫉妬深く卑怯で自分勝手な夫、辻口啓造。腹の立つほどしたたかで自分本位でしか考えない妻、夏枝。
夏枝が青年医師村井の思慕の言葉に耳を傾けている間に、三歳になったばかりの娘ルリ子は殺害される。亡くしてしまった我が子を忘れる事が出来ず、夫の啓造は『汝の敵を愛せよ』という教えの挑戦で、殺人犯の娘を養女にむかえる。その養女(陽子)は事情を何も知らず、辻口夫妻と兄によって育てられて行くんだけど、本来ならば同情されるべきであり、責められることのない陽子に対しての酷く勝手で卑怯な辻口夫妻の行いは、あまりにも残酷すぎると思った。

【続 氷点】もあるんだけど、続きが気になるから読みたい気持ちがある反面、この卑怯な夫婦が大した変化もなくこのままで物語が進むようだったら又放棄したくなってしまう自分の気持ちはもうどうにも治まるまい、とも思うので【続】を読むのが正直恐い。

三浦綾子さんは、こんな憎悪むき出しな本も書くのですねー。【細川ガラシャ】【塩狩峠】とはまったく違った作品で、新鮮ではありました。

塩狩峠5

塩狩峠 (新潮文庫)塩狩峠 (新潮文庫)
著者:三浦 綾子
販売元:新潮社
発売日:1973-05
おすすめ度:4.5
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明治末期、北海道旭川の塩狩峠で、自らの命を犠牲にして大勢の乗客の命を救ったお話し…なんですけど、決してこれはネタバレ文章ではありません。
実際、文庫の裏にはこのように説明書きもされてて(むしろもっと詳しく書かれてます)それが山場なんだな、と思うのですが…
流石は私の大好きな三浦先生。前半の半分以上は主人公の青年(信夫)の生い立ちや、三浦さんお得意の(私はそう思ってます)ほんとうの愛、について物語が進められていきます。その長い前振りがあってこそこの感動。といったとこでしょうか。
だ、だるい…と、途中思っても、最後まで読んでほしい。
今回もキリスト教徒の事が出てきますが、詳しく分からない人でも、引っ掛かる事なく読めると思います。

三浦さんの本は、実はまだ2冊目なのですが、前回読んだ【細川ガラシャ】では大粒の涙がボロボロとこぼれ大泣きしてしまい、今回の塩狩峠でもまた涙が止まらず、それからはもう大ファンとなってしまいました。どんなけ自分、涙に飢えてるんでしょうね。
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