いつも読書人 

《イツモ ドクショビト》 最近いっつも読書してる。 手にした作品の感想と、たまにすもも日記。

浅田 次郎

珍妃の井戸 / 浅田次郎3

珍妃の井戸 (講談社文庫)
珍妃の井戸 (講談社文庫)おすすめ平均
stars最愛の王妃が暗殺されるということはつまり……皇帝ご自身がいつ殺されても不思議ではないということです
starsうーん
stars紫禁城の珍妃の井戸に行ってきます。
stars歴史・国際・ミステリー、そして、中国、4つの要素あり
starsよくできているけど、前作に比べるとやや拍子抜け。

義和団事件の最中、光緒帝が寵愛した妃、珍妃に何があったのか。

これは前回読んだ【蒼穹の昴】の外伝的な感じかな?【中原の虹】を読む前に読破しとくべき・・と他で情報を得たので手にしてみました。義和団事件の最中に起きた珍妃の事件を追及すべく日英独露の高官が、今風で言えば足を使っての聞き込み調査。といった感じかな。
恨み辛み、妬み嫉む心というのは、嫌な感情だなぁ・・と思いながらも日常の中で垣間見える自分の心の中だったりもするわけで。そんな感情はまったく無いとAさんが言ったなら『うっそだぁ〜』と否定もしたくなる。なぜなら自分がそうだから(笑)まあ、そんな人間臭い浅田氏の手法に翻弄されてると、光緒帝にガツンと言われて、自分の器量の乏しさに気づかされる・・。
まあ、そんな私自身のしょぼい話はいいんですが。
ところでこれ、ミステリーになってると思います。わたし、ラストに驚きましたもん。肩入れ部分も感じましたが、真摯な気持ちは胸をうち夢中で読みました。疑問な点がいくつかありますが、例えばその【人】ではなく、日英独露がやった事・・要するに【国】と考えればストンと納得いく内容でした。しかし悲しい・・。そして真相は・・・。
よし。やっと【中原の虹】にいける。。。

光緒帝が寵愛した珍妃
tinpi-maru

 

 

 




光緒帝が幽閉された中南海の地図
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ハッピー・リタイアメント / 浅田次郎2

ハッピー・リタイアメント
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幻冬舎 2009-11
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starお見事

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ずっとねたみっぱなしだったわ。

前回読んだ浅田氏の作品は【蒼穹の昴】。それがヒジョーに面白かったので、今回の内容が天下りだろうと腹下りだろうと浅田氏の新刊を発見した時の即買いは当然の行動とも思えなくもない・・
しかも立ち読み出来る範囲の出だしには、浅田節が炸裂してて面白かったのもあったし。が、まあ、内容は要するに天下り小説で、天下って行く先はこんな所なのかぁ・・と思うと兎に角羨ましく終始ねたみっぱなし。あれこれと画策しながら物語は進むんだけど、浅田版【世紀の幸福論】と言うには、庶民の私には笑っちゃうぐらい次元が違いすぎたかなと(笑)やっぱ私は浅田氏の歴史、時代小説が好きかなぁ〜。

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蒼穹の昴 / 浅田次郎5

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star雲にいちゃんはちゃんと約束を守ってくれたんだから。
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蒼穹の昴〈下〉
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star上下巻でテーマが違う
star涙に暮れた激動の下巻
star大清帝国、崩壊

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浅田氏が描く西太后・李鴻章、そして伊藤博文。力のある小説でした。

これは面白いっ!以前に【壬生義士伝】で嗚咽するほど泣かされまして、それから浅田氏の他の歴史物も読んでみたいと思ってました。ずっと気になってた本書はbook offで上・下巻とも100円にて購入。寝不足になるほど夢中にさせてくれる本が格安でまだまだ沢山あり、手元に置けると思うと本当に嬉しくなります。史実に架空の人物も織り交ぜた物語で、もしかしたら好き嫌いとハッキリさせてしまう作品かもしれないけれど、歴史の流れを知るには浅田流のユーモアもあって分かりやすい。そして何よりも凄いと感じたのは、浅田氏の手に掛かった実在の人物達はこうも魅力的に生きるものなのか!と言うところでしょうか。西太后は根拠のない悪評が多いようですね。私もそう認識していたひとりでしたが、この本によって今までの印象とはガラッと変わりました。李鴻章と伊藤博文は台詞全てに゛出来る男゛を感じさせてくれて読んでいて気持ちが良い。そしてカッコいい。関連作品として【珍妃の井戸】と【中原の虹】も是非読んでみたい。
読後に色々調べてみると・・2010年に日中合作ドラマ(NHK 衛星ハイビジョン)【蒼穹の昴】をやるみたいです。西太后役は田中裕子さん。ぉぉお。これはイイ!読後の興奮もあってか、早く観たくてたまりません。嗚呼・・歴史好きにはたまらんっっ

蒼穹の昴公式サイト


敵対する者に対しては徹底的に排除する一方、敵対しない者に対しては寛大でむしろ気前が良いという西太后
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西太后役の田中裕子さん
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壬生義士伝 / 浅田次郎5

壬生義士伝 上 文春文庫 あ 39-2
壬生義士伝 上   文春文庫 あ 39-2文藝春秋 2002-09
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おすすめ平均 star
star確かに面白いのですが
star生き抜く苦しみ
star長編では、浅田さんの本で一番好き!

壬生義士伝 下 文春文庫 あ 39-3
壬生義士伝 下   文春文庫 あ 39-3おすすめ平均
stars生き抜く苦しみ
stars泣けて仕方ない作品
starsよい本と思いますが。。。。
stars武士道、家族愛、国家主義批判
starsただただ人として

どんだけ泣かせるんですか

読了後にパソコンで新撰組の吉村貫一朗を検索したけど『どこまでが史実か、物語か分からない・・』なんて最早どぉでもいいのです。素直に感動を有難う!といった感じです。まず貧乏で泣き、竹馬の友で泣き、親子愛兄妹愛で泣き、戦で嗚咽しながら号泣し、『貫一朗のような生き方があってもいいじゃないか』と思いながら下巻でひと息ついてはまた泣けてきて、ホントどんだけ泣かせるんですか。な本。
中学生の頃に坂本龍馬と新撰組にハマって読んでたけど、今ではすっかり内容も忘れてしまい、今更新撰組ものを読んでもなぁ・・と思ってたのですが、いやはやすっかり本書に魅了されてしまった。出てくるみんなが人間臭くて泣けてきます。貫一朗一代では終わらず、鳶が鷹を、いやいや鷹が鷲を産んだ、かっこよすぎて南部なまりで泣かせてくれる本書。惚れました。

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憑神 / 浅田次郎3

憑神 (新潮文庫)憑神 (新潮文庫)
著者:浅田 次郎
販売元:新潮社
発売日:2007-04
おすすめ度:4.0
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今の時代は貧乏神だっ!

時は幕末、ところは江戸。浅田次郎氏は【徳川将軍の影武者を貧乏にあえぐ徒士がつとめる】に着目を置き出来上がった作品とのこと。主人公の彦四郎は下級武士で、御徒士といえば貧乏と相場がきまってたそうで。そんな彦四郎に3つの憑神に祟られるお話。ですが・・・終始コミカルでファンタジーな作品かと思ってたけど全然違った。最初はユーモア満載でかなり笑えたけど、読み進めていくうちに彦四郎の武士の一分がとても胸を打つ。笑いだけで終わらせない本書は上手く出来てるな〜。
『やはり政を司る者は、庶民の痛みを知る草莽の中より出なければならぬ』と申す彦四郎に激しく同感。浅田氏に1票!不景気でここ2、3ヶ月収入減な私は、今の時代を憑神にたとえて読んではため息をついてました。絶対貧乏神だって・・・

鉄道員 ぽっぽや4

鉄道員(ぽっぽや)鉄道員(ぽっぽや)
著者:浅田 次郎
販売元:集英社
発売日:1997-04
おすすめ度:4.5
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そうです。高倉健さん主演映画【鉄道員 ぽっぽや】です。勿論私の事ですから映画は観てません。原作と大して変わらないのならDVD借りて観るけどぉ・・・なぐらい、原作は良かったです。いきなりグッと涙腺にくる浅田次郎さんの書き方には参ります。8作品入った短編集で、ぽっぽやもこんなに短い作品とは思いませんでした。《あなたに起こる やさしい奇跡》をモチーフに書かれた全8作品。特に私のお気に入りは【鉄道員 ぽっぽや】【ラブ・レター】【うらぼんえ】番外で【悪魔】といったところでしょうか。
臭いな〜と思いながらも心が暖まってしまった【ろくでなしのサンタ】も◎。
浅田次郎さんの作品、もっと他のも読んでみたい!

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