いつも読書人 

《イツモ ドクショビト》 最近いっつも読書してる。 手にした作品の感想と、たまにすもも日記。

伊坂 幸太郎

マリアビートル / 伊坂幸太郎4

「グラスホッパー」に続く物騒な奴ら第2弾!

今回の舞台は、伊坂さんがいつも利用するという東北新幹線。終始新幹線の中で物語は進むので、ある意味密室ともいえるけど電車なので完全なる密室ではない。しかしこの本の場合は徹底した密室ではなく、乗客の乗り降りにより新しい存在の出現がより面白くさせていると思った。人が隠れたり物を隠す場所に限界がある新幹線内で、絶体絶命の窮地に追いこまれた場面をどう切り抜けるのか・・・こんな場面が結構あって関心したり笑わせてくれました。性格や癖を巧く活かしてる〜って思った。回想シーンが多いので前回よりボリュームも感じたかな。
これは絶対に「グラスホッパー」を読んでから手にすることをオススメしますね。私の期待通りに再登場した人物もいるので、ファンサービスとも思えるこの粋な計らいに感謝。まあ、内容的に斬新さはないのですが、それは逆に言えばグラスホッパー時代の、あの伊坂さんが読めるという解釈で。ちなみに今回引用されてるのは機関車トーマス。トーマスときたか・・・。


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だな通信 ミステリー文庫

マリアビートル
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おすすめ平均 star
star密室格闘もの

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グラスホッパー / 伊坂幸太郎4

殺し屋たちの狂想曲

なぜ今グラスホッパーか?どうやら今月23日に伊坂さんの新刊がでるようで。内容には《グラスホッパーに続く殺し屋たちの狂想曲》と書かれてたので慌てて読んだ1冊。殺し屋たちと復讐者、それぞれの思惑を胸に交差していく物語。伊坂さんの初期の特徴が凄く出てる作品で、なんだかとっても懐かしい気がした。たぶん伊坂さんの試行錯誤とされる時期があったから余計かな。しかしこの時期の伊坂さんの殺人描写って結構グロイのよね。アヒルと鴨(動物に関して)もそうだしラッシュライフにもあった気がする。グロさとは違うけど、ファイトなシーンはマイクル・コナリーの『エコー・パーク』やドン・ウィンズロウの『犬の力』と、海外物になっちゃうけどこの2冊のように細かくて丁寧な描写だと読んでる側の頭の中ではスローモーションで鮮明に再現されやすい。ゆえに興奮もする。ハードボイルドならではファイトなシーンが粗めなのでマイナス1ってとこかなぁ。でもラストはしっかり余韻を残してくれました。こういう終わり方も懐かしいっていうか今に引き継いでるなぁ〜って思う。この余韻のまま新作に突入したい。

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観・読・聴・験 備忘録

グラスホッパー (角川文庫)
グラスホッパー (角川文庫)伊坂 幸太郎

おすすめ平均
stars再読すると
stars色んなものが欠落した作品
starsエンタテイメントとしてはそこそこ面白いけども、読み終わった後にあらためて何かを考えるきっかけにはならない感じ
starsこのパターンは
stars対峙

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マリアビートル
マリアビートル伊坂 幸太郎

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バイバイ、ブラックバード / 伊坂幸太郎5

バイバイ、ブラックバード
バイバイ、ブラックバードおすすめ平均
starsサラリと楽しめる
starsちょっとした時間に楽しめます
stars小説の中の世界感…間違いなく伊坂だ!

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不毛な付き合い方なのに、その先を期待してしまう・・

私好みな伊坂テイストで大満足。なんとなく死神の精度が頭をよぎったけど、それはキョーレツなキャラ繭美(まゆみ)の不可思議な存在がそう思わせるんだろなきっと。読み始めは「なんと不毛な人物たちだ・・」と思ったけど、ちょいちょいと暖かい部分に触れてきて、「やっぱ人間って一面だけ見て決めつけちゃダメなんだよねぇ・・」と、イイ意味で調子の狂う作品。
帯には【太宰治の未完の絶筆「グッド・バイ」から想像を膨らませて創った、まったく新しい物語】とのこと。日本文学から何かを得るというスキルを持ち合わせていない私だけど、せっかくなのでネットで調べてサラリと読んでみた。凄い。太宰治の「グッド・バイ」からマツコ・デラックスのような人物を創造しちゃう伊坂さんは凄い。
双葉社企画の「ゆうびん小説」で出来た5つの話と、最終章の書き下ろしで全6つの短編集。どぉもこの企画となった「ゆうびん小説」の面白味がいまいち分からないんだけど、まあどんな企画であれ楽しくも切なくも読めたし、この終わり方も好き。私こぉゆう終わり方に弱いんだよねぇ。そしてこの後がどうなったのかすっごい気になる。エンジンかかったかなぁ・・・

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チルドレン / 伊坂幸太郎4

チルドレン (講談社文庫)
チルドレン (講談社文庫)おすすめ平均
starsこんな人々(犬も含め)周りに居たらいいな
stars交錯する物語
stars「陣内」のキャラクターがいいね。清涼なる読後感。
stars巧い
stars伊坂テイスト。

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1人の人物を中心に、さまざまな視点から成る短編集。(長編もどき)

おもしろーい。なんでもっと早く読まなかったんだろ。伊坂さんの短編集の中では1番好きかも。一応短編集となってるけれど、実は全編繋がってるといった長編もどきな伊坂ワールド。この構成は伊坂さんを読んでれば珍しくないんですが、今回は陣内というキョーレツで憎めないキャラを中心に、さまざまな人物の視点から進められていく物語。構成で言えば終末のフールも長編もどきで同じだけど、あっちは特定の人物が居なかった気がする。それよりはチルドレンの方が1人の人物を絡めながら視点が変わるので、まあ、要するに陣内を取りまく人たちの個人評価がさまざまだから(良くも悪くも)飽きることなく、かなり愉快に読めた1冊。
そんな評価なんぞものともせず、時を前後しながらも全編に登場するプチ唯我独尊タイプな陣内。人間年を重ねれば多少は成長するだろ・・とも思うが今も昔も変わらぬ性格はおもしろい。でもやっぱ私が1番好きなのは素直で紳士な永瀬くん。最終章の「イン」なんてめちゃくちゃストライクなおはなし。永瀬くんには「ハッ」と気づかされる事が多々あったなぁ。

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はまかぜ

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オー!ファーザー / 伊坂幸太郎4

オー!ファーザー
オー!ファーザーおすすめ平均
stars物語の技法にこだわった作品
stars期待していたほどでは・・・・・
stars粗い…
stars第一期集大成!
stars高校生と親父の物語

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ゴールデンスランバーを境とした、第1期最後の作品。

もともと本書は2006年に新聞連載とされた作品で、今回単行本化されたようです。最初はどぉもテンポが遅いなぁ・・と思いながらも4人のファーザーと息子たちの会話が面白く、しかもこの前半の一見何でもないような会話や行動から、後半では怒涛の伏線回収&ドタバタ騒動はとても爽快。最近の作品はちょっと私の期待とは違った形だったので、本書やゴールデン以前の作品がきっとストライクゾーンなんだなぁと改めて実感。となると、過去の本作品より、試行錯誤中である現在筆跡中の作品はどんな形で姿を表してくるのか、更に更に今後が気になる作家さんになりました。まあ、どんな形であれ読み続けるのは間違いないので、気の早い締め方ですが次回も楽しみです。

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陽気なギャングの日常と襲撃 / 伊坂幸太郎5

陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫)
陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫)おすすめ平均
stars軽妙にして洒脱
stars文庫限定のおまけつき!
stars期待していただけにちょっとガッカリ
stars少し間延びする二章以降が残念
stars大満足の続編

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よにんよっつの短編含む、陽気なギャング第2弾!(オマケ付き)

伊坂幸太郎ってどんな本書くの?って聞かれたら、迷わず【ゴールデンスランバー】と本書【陽気なギャング】シリーズを差し出すなぁ。とても入りやすいし人物も眩しすぎるぐらい魅力的。まず前半は、ほぼ同時刻に並行して発生する四つの出来事。それぞれに発生するアクシデントに成瀬・響野・久遠・雪子のキャラがより一層掴みやすくなっていて更に愛着もわいてくる。後半は前半の無関係とも思われてたそれぞれの出来事が緻密に絡まってくる。この辺りは伊坂さんの得意技で読んでいて楽しいし、最終章にはボーナス短編付きで、もぉーたまらんっ!私的には前作よりもひとりひとりのキャラが生きてて好きだなぁ。本書のみでも楽しめるけど、前作から続けた方が2割3割5割増しで面白いこと間違いなし。コミカルな作品で初心者向け伊坂ワールドといった感じかな。

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本読みな暮らし

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