いつも読書人 

《イツモ ドクショビト》 最近いっつも読書してる。 手にした作品の感想と、たまにすもも日記。

半藤 一利

幕末史 / 半藤一利4

幕末史
幕末史新潮社 2008-12
売り上げランキング : 1500

おすすめ平均 star
star目から鱗の「幕末史」
star歴史の見方、捉え方。
starまるでその場にいたような・・・
勝さんかっこいーっ!

黒船来航から西南戦争まで、25年の幕末史がこの1冊に詰まってるとなれば駆け足でなければ終わらないってもんで。小説のように主人公を決めて云々といったスローペースではないので、ガガーッと幕末期の全体を追うにはもってこいの本でしょうか。が、駆け足過ぎて淡々と進むとこもあったりで睡魔が襲うこと度々・・・。ですが中盤の鳥羽伏見の戦いで、薩長同盟によって錦の御旗が翻り『朝廷に弓は引けぬーっ!』ってことで将軍慶喜が江戸へスタコラサッサと逃げ、勝海舟と西郷隆盛の会談で勝海舟がとてもかっこよく面白くも書かれていて最後まで一気読みとなりました。著者半藤さんの勝海舟への肩入れもあるんでしょうかね。本書を読んで思い出したのですが、鳥羽伏見辺りの時代背景の小説を1冊をあげると、浅田次郎さんの【壬生義士伝】 史実とは異なるかもしれませんが、南部盛岡藩を脱藩したひとりの侍が主人公で、南部訛りで泣かせるドラマが出来上がってました。本書読後は司馬さんの本と合わせて読むのもまた面白いかな、とも思いました。まあ、兎にも角にも前回読んだ昭和史も幕末史もガガーッと日本の流れを知るにはとても勉強になりました。

錦の御旗
官軍のしるしである旗
無題







































戊辰戦争中の薩摩藩の藩士
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昭和史 1926〜1945 / 半藤一利5

昭和史 1926-1945 (平凡社ライブラリー)
昭和史 1926-1945 (平凡社ライブラリー)平凡社 2009-06-11
売り上げランキング : 619

おすすめ平均 star
star通俗・昭和史。顕教にすぎぬ。密教=ソ連の掌で踊らされていた。
star尽きるひとこと
star「昭和史」を体系的な知識に

昭和史初心者には満足な1冊。

夏が来たっー!てことで『ノモンハンの夏』を読もうとしたらまったくチンプンカンプンで・・。これじゃイカンってことで本書を手にしてみました。検索してみると本書について賛否両論な意見が出てるけれど、初心者の私には日露戦争〜太平洋戦争までの流れが理解出来たことにとても満足できた1冊でした。語りかけてくるような書き方はとても親切に思えましたし、難しいところには『要するにですね・・』といった感じで解説してくれてます。まあ確かに私のような初心者が本書全てを鵜呑みにするのは危険なのかなぁ、と、左右されやすい私は揺れてはいます。が、本書で学んだいくつかある戦時の細かい所や、その他のしがらみ等は、ひとつの事件、ひとりの人物を徹底して書き上げた作品もあるし、興味ある事柄や人物を選んで読書の枠を広げて行くといった、目次的役割を果たしてくれた1冊になりました。だからなのか、私の昭和史は蛍光ペンで事件や人物名にラインが沢山ひいてあります。なぜこの熱心な自分が学生時代に出て来なかったのか・・・
ちなみに本書と過去の読了本でリンクされたのは、旧満州国に残された中国残留孤児のノンフィクション、城戸久枝『あの戦争から遠く離れて』と、第二次世界大戦の人間魚雷、横山秀夫『出口のない海』

張作霖 爆殺事件
180px-Zhang_zuolin







ヤルタ会談での英・米・ソの3首脳
チャーチル、ルーズベルト、スターリン。
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日本を空襲するB−29(広島・長崎原爆投下戦闘機)
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